米国公認会計士(USCPA)って、どんな資格なのか知りたいな。
米国公認会計士(USCPA)は世界で通用するビジネス資格で、「会計知識」だけではなく「英語力」や「IT知識」があると判断されて、グローバル人材として評価してもらえる資格だから人気があるんだよ。
米国公認会計士(USCPA)について知っておきたい情報を10個にまとめたので紹介していくね。
注意:2024年1月にUSCPA試験制度が大きく変わります!
2024年にUSCPA試験が新しくなるのを知っていますか?
新USCPA試験になってしばらくは、試験対策がしにくくなります。
ですので、米国公認会計士(USCPA)にチャレンジするか迷っている人は、迷っているなら早く勉強を始めることをおすすめします。
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米国公認会計士(USCPA)とは?ポイントを10個にまとめてご紹介!

米国公認会計士(USCPA:U.S. Certified Public Accountant)は、米国各州が認定する公認会計士資格です。
米国(U.S.)の公認会計士(CPA)ということで、日本では日本の公認会計士と区別するために「USCPA」と呼ばれています。
米国公認会計士(USCPA)は米国の資格ですが、世界中で認知度が高いです。
日本においても転職やキャリアアップがしたい、国際的な仕事に就きたいといった目的で、多くの方がUSCPA試験にチャレンジしています。
どこは、アビタスというUSCPA予備校を利用して、約1年間の勉強でUSCPA試験に合格し、ワシントン州のUSCPAライセンスを取得しました。
USCPA試験に合格してすぐ、BIG4大手監査法人の会計監査職に転職し、その後海外勤務を経て、現在はグローバル企業の決算業務および海外子会社を担当しています。
このように、監査法人や海外で会計専門家として働けたり、国際業務に携われたりするのはUSCPA資格のおかげです。
USCPA資格を取得して、自分の望むキャリアを築く方が増えることを望んでいます。
それでは、USCPAの立場から、USCPAに興味を持った方に向けて、最初に知っておいていただきたいことを10個に厳選してご紹介していくことにします。
USCPAの完全ガイドも参考にしてください(完全無料)。

1.USCPA試験の試験制度

まず、USCPA試験の試験制度についてご説明します。
(1)コンピュータ形式の試験で、受験しやすい
USCPA試験は、コンピュータ形式の試験(CBT:Computer Based Testing)です。
わざわざアメリカに行って受験する必要はなく、日本(東京と大阪)にあるテストセンターで受験できます。
試験日は自分の都合で決められ、土日を含め毎日受けられるフレキシブルな試験です。
ですので、週末しか休みが取れない社会人でもUSCPA試験は受験しやすいです。
(2)試験科目は4科目、好きな順に受験できる
USCPA試験の試験科目は、以下の4科目です。
USCPA試験の試験科目
- FAR (Financial Accounting & Reporting):財務会計
- BEC (Business Environment & Concepts):企業経営環境・経営概念
- REG (Regulation):諸法規
- AUD (Auditing & Attestation)監査及び証明業務
財務会計、監査、税務、法律、IT、原価計算、経済学、ファイナンスなどの知識が幅広く問われます。
基礎的なことが問われ、奇問・難問は出題されません。
4科目の受験の順番も自分で決めることができます。
(3)75点以上で合格で、科目合格制度がある
USCPA試験の合格点は、各科目99満点中75点以上です。
「科目合格制度」が採用されていますので、1科目ずつ受験して合格を積み上げていけます。
科目合格の有効期限は18か月ですので、18か月以内に全科目合格すれば、「USCPA合格」となります。
USCPA試験の試験制度については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
2.USCPA試験合格までに必要な勉強時間

USCPA試験合格までに必要な勉強時間は、どのくらいでしょうか。
(1)1,000時間の勉強が必要?
USCPA予備校の公表では、1,000時間の勉強時間で1年で合格と言われています。
どこも、大体1,000時間の勉強時間で1年で合格しているので、これは間違ってはいないと思います。
週20時間の勉強を1年間(50週)続けることにより、全科目(4科目)合格できました。
(2)「会計知識」×「英語力」による
ただし、実際は、USCPA試験の勉強開始時の「会計知識」×「英語力」のレベルにより、必要となる勉強時間は大きく変わってきます。
USCPA試験合格までに必要な勉強時間
- 日本の公認会計士試験合格×TOEIC600点以上=800時間くらい?
- 日商簿記検定2級か3級合格×TOEIC600点以上=1,000時間くらい?
- 会計の資格なし×TOEIC600点未満=1,500時間くらい?
「会計知識」がなく、かつ、「英語力」が高くない場合は、必要な勉強時間は少し多めに見積もっておいた方がいいです。
たとえばどこは、大体1,000時間の勉強時間で合格しましたが、USCPA試験の勉強を始めた当初は日商簿記検定3級合格済み、TOEICのスコアは850点でした。
よって、会計知識も英語力もそこそこはあったわけです。
保守的に1,500時間くらいUSCPA試験合格までに必要としておけば、実際と見積りのギャップが大きくならないと思います。
(3)戦略的に勉強できるかによる
高得点ではなく、75点から80点くらいで効率よく合格することを目標とすると、勉強時間はかなり減らせます。
さらに、効率的に勉強するために、各科目ごとの勉強法を戦略的に考えているかで、勉強時間が大幅に変わってきます。
USCPA試験の勉強時間と、どのように勉強時間を減らすかについては、以下の記事を参考にしてください。
3.USCPA試験の難易度

USCPA試験の難易度は、どのくらいなのでしょうか。
(1)USCPA試験の合格率
USCPA試験の合格率は、FAR44%、BEC60%、AUD48%、REG60%となっています(2023年3月時点で最新のAICPA公表データより)。
合格率は高いのですが、これはUSCPA試験が簡単だという意味ではなく、受験者のレベルが高いということを示しているだけでしょう。
米国では会計を専攻してきた人がUSCPA試験を受験する場合が多いですし、日本でも英語力のあるキャリア志向の強いビジネスマンが多くUSCPA試験に挑戦しているように思われます。
実際はそんなに簡単な試験ではないので、簡単だと軽く見ない方がいいでしょう。
(2)他の会計資格との比較
USCPA試験は、日本の公認会計士試験と比較すると、「受験しやすく、勉強しやすく、合格しやすい」という特徴があります。
また、USCPA試験は、相対評価である日本の公認会計士試験と違って、絶対評価の試験です。
よくできれば全員合格になりますし、基礎的な問題が出題されますので、十分に準備さえすれば努力に見合う結果が得られます。
よって、USCPA試験自体が簡単とは言えませんが、合格する難易度は日本の公認会計士試験より低いと考えてもいいでしょう。
日商簿記検定1級と比較しても、USCPA試験の方が難易度は低いと言えます。
というのは、USCPA試験は会計知識としては日商簿記検定1級レベルのことも一部問われますが、大半が日商簿記検定2級レベルだからです。
また、出題形式も、USCPA試験の方が日商簿記1級よりシンプルだからです。
ちなみに、資格難易度ランキングでは、以下のような評価となっています。
資格難易度ランキングでの評価
- USCPA試験:偏差値61
- 日本の公認会計士試験:偏差値77
- 日商簿記検定1級:偏差値67
USCPA試験の偏差値が低く評価され過ぎている気はしますが、USCPA試験の問題自体は難しくないので、偏差値61という評価に落ち着くのでしょう。
USCPA試験の難易度については、以下の記事を参考にしてください。
4.USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識

USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識は、どのくらいなのでしょうか。
(1)「英語」×「会計」のセンスが必要
USCPA予備校などは、USCPA試験合格に必要な英語力はTOEIC、会計知識は日商簿記検定で目安を示しています。
ですが、TOEICも日商簿記検定も、USCPA試験とは全然違う試験ですので、正直なところ目安にならないと思います。
USCPA試験は英語で受ける会計の試験ですので、「英語」×「会計」のセンスがあるかが大切でしょう。
(2)BATICで「英語」×「会計」のセンスがあるか分かる
「英語」×「会計」のセンスが必要とはいえ、どうやったらセンスがあるのかがわかるのでしょうか。
どこは、BATIC(国際会計検定)の学習をしてみることをおすすめしています。
BATIC(国際会計検定)は英文会計の検定試験ですので、BATICの勉強がスムーズにできれば「英語」×「会計」のセンスがあり、少なくとも「英語」×「会計」の勉強をしても苦痛ではないことがわかります。
「英語」×「会計」のセンスがあり、「英語」×「会計」の勉強が苦痛ではなければ、「USCPA試験に合格できる可能性が十分にある」と言えるでしょう。
USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識については、以下の記事を参考にしてください。
USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識【アドバイスあり】
英語に苦手意識があってもUSCPA試験が受けられるかについては、以下の記事を参考にしてください。
5.USCPA試験の受験資格

USCPA試験の受験資格があるのは、どんな人なのでしょうか。
(1)米国の大学卒でなくても受験できる
USCPAは米国の資格ではありますが、米国の大学を卒業していないと受験できないというわけではありません。
日本の大学の学位でも受験資格として認められます。
(2)四年制大学卒で単位があれば受験できる
日本の四年生大学を卒業し、必要な単位さえ持っていれば受験資格があります。
USCPA試験の受験資格
- 「学位要件」:四年制大学を卒業して一定の学位があること
- 「単位要件」:会計単位・ビジネス単位を一定以上取得していること
USCPA試験の受験資格は、「学位要件」と「単位要件」です。
日本の四年生大学を卒業していれば、「学士号」を取得しているので、「学位要件」を満たしていることになります。
ただし、短期大学卒の「準学士号」でも「学位要件」を満たせる州や、大学在学中に出願できる州もあります。
そして、「単位要件」は、「会計単位」の数・「ビジネス単位」の数を満たしているかどうかです(「総取得単位」の数を満たしているかも必要となる州もあります)。
会計学部、経済学部、経営学部といった、会計やビジネス系の学部出身者なら、既に必要とする「会計単位」や「ビジネス単位」をたくさん持っている可能性が高いでしょう。
(3)大卒でなくても州によっては受験できる
ただし、たとえ大学を卒業していなくて「学位要件」が満たせていない場合(高卒、短大卒、専門学校卒、大学中退、大学在学中の場合)でも、受験できる州もあります。
大学を卒業していなくても最初からあきらめず、USCPA予備校に相談してみましょう。
(4)単位が足りなくてもUSCPA予備校で取得できる
また「単位要件」ですが、必要な「会計単位」と「ビジネス単位」を持っていなくても、USCPA予備校で単位が取得できます。
日本の大学で取得した単位だけで「単位要件」が満たせている受験生はあまりいませんので、通常はUSCPA予備校で追加で単位を取得していくことになります。
アビタスだと単位取得がスムーズですので、早くUSCPA試験の受験資格が満たせます。
早い段階で自分は何単位「会計単位」と「ビジネス単位」があるのか把握することが大切です。
アビタスの無料単位診断を利用するのがおすすめです。
USCPA試験の受験資格や、楽に受験資格を満たす方法については、以下の記事を参考にしてください☟
6.USCPA試験の受験スケジュール

USCPA試験合格までの受験スケジュールはどのようになっているのでしょうか。
受験スケジュール
- 出願州を決める
- 学歴評価を依頼する
- 受験資格を満たす
- 出願する
- 試験会場を予約する
- 受験する
- 結果を確認する
- 不合格の場合、再受験する
USCPA試験の受験前(受験できるようになるまで)、USCPA試験の受験本番、USCPA試験の受験後(合否が出る)の3段階に分けて見ていきます。
(1)USCPA試験の受験前(受験できるようになるまで)
USCPA試験を受験できる状態になるまでには、出願州を決め、学歴評価を依頼し、必要な単位を取得して受験資格を満たし、出願手続きをする必要があります。
出願手続きが終わると、NTS(受験票)が発行され、試験会場の予約ができるようになります。
USCPA試験は米国の試験です。
よって、日本の大学を卒業した日本人が受験する場合は、日本の大学で取得した学位や単位を米国の学歴評価機関に評価してもらう必要があり、やることが多くなります。
(2)USCPA試験の受験本番
日本でUSCPA試験を受験する場合は、東京(御茶ノ水ソラシティテストセンター)と大阪(中津試験会場)の2か所のプロメトリックテストセンターが試験会場となります。
試験会場の空きさえあれば、自分の都合で受験日時を決めることができます。
受験当日に必ず持っていかなくてはいけないものがありますので、忘れないようにしましょう。
(3)USCPA試験の受験後(合否が出る)
USCPA試験の結果発表(スコアリリース)は、ウェブサイトで確認できます。
75点以上のスコアが取れたことが確認できれば、その科目は合格です。
不合格だった場合は、再出願して再受験をすることになります。
最初の科目に合格して、18か月以内に他の3科目も合格すれば、全科目合格となります。
受験スケジュールについては、以下の記事を参考にしてください。
7.USCPA試験の合格までにかかる総費用

USCPA試験合格までにかかる総費用は、どのくらいになるのでしょうか。
USCPA合格までにかかる総費用
- 学習にかかる費用:32万円~92万円
- 受験資格を得るまでにかかる費用:1万円~3万円
- 受験にかかる費用:40万円(10万円増/1受験回数増)
総費用:73万円~135万円くらい
USCPA試験の総費用は、初めに知っておきましょう。
趣味でUSCPA試験を受けるのではない限り、USCPAの費用対効果を知っておく必要があるからです。
(1)合格までに100万円以上かかる?
合格までにかかる総費用は、73万円から135万円です。
合格までにかかる総費用の幅が大きいのは、どのUSCPA予備校を選ぶのか、そして、どのくらい単位が必要となるかによって、学習にかかる費用が異なるからです。
節約できるのは予備校代ですが、予備校代は安ければいいというものではありません。
日本のUSCPA4校を比較して、自分に合ったところを選びましょう。
(2)不合格が続くとさらに費用がかかる
日本の試験会場でUSCPA試験を受験する場合、1回の受験に約10万円(USドルでの支払いですのでレートにより変わります)かかります。
1回不合格になるたびに、約10万円費用が追加になることも覚えておきましょう。
よって、不合格の回数を減らすためには、自分に合った予備校で勉強することが大事です。
受講料が安いという理由だけで予備校を選ぶのはやめた方がいいですし、予備校の教材以外にも必要だと思う洋書問題集などがあれば追加した方が、最終的な総費用は安くなるかもしれません。
合格までにかかる費用については、以下の記事を参考にしてください。
8.USCPA試験の勉強法

USCPA試験の勉強法ですが、どう学習していけばよいのでしょうか。
USCPA試験は、受験資格で必要となる単位さえ持っていれば独学が可能です(とはいえ最初から単位を持っている方はかなり少ないと思います)。
ですが、USCPA予備校を通して単位を取得する必要がないとしても、効率的にUSCPA試験に合格するためにUSCPA予備校に通うことを強くおすすめします。
(1)おすすめのUSCPA予備校
日本には、USCPAの予備校は、以下の4つあります。
USCPAの予備校
- アビタス
- プロアクティブ
- TAC
- 大原簿記
会計初学者で、かつ、高い英語力がなくても、合格まで効率よく学習を進めることができるのは、アビタスです。
どこも、アビタスで勉強をしました。
アビタスのおかげで、約1年でUSCPA試験合格を果たすことができました。
もしアビタスに入学を決めているようでしたら、アビタスにご紹介しますので、アビタスへのご紹介ご依頼フォームからご連絡ください(紹介割引で入学金11,000円が無料になります)。
USCPAの予備校については、以下の記事を参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士)の予備校4校を4つのポイントで比較!
(2)具体的な勉強法
まずは、勉強スケジュールをたてて、いつまでに合格すると「ゴール」を決め、「ゴール」までにすべきことを把握し、すべきタイミングを決めていきます。
また、学習を効率的に進めるためにどうしたらよいのか、学習のメリハリのつけ方を知っておくといいでしょう。
さらに、具体的にUSCPAの学習に取り入れたい学習のコツがありますので、自分に合ったものを試してみて、自分が決めた「ゴール」に向かって学習を進めましょう。
勉強法については、以下の記事も参考にしてください。
9.USCPA資格のステイタスとライセンス

USCPA資格のステイタスとライセンスについてご説明します。
(1)USCPA資格のステイタス
USCPAのライセンス(営業免許)を取得すると、「USCPA」として、名刺に肩書を書いたり、対外的に名乗れます。
ただのUSCPA試験合格だけでは「USCPA合格者」として就職や転職でアピールできるだけですので、注意が必要です。
USCPAのライセンスについては、CPA Verifyに氏名を入力すると、その人のライセンス州、ライセンス番号、ライセンスのステイタスが確認できるようになっています。
(2)USCPAのライセンスの取得
アメリカでUSCPAとして働くのではない限りは、どの州のライセンスを取っても違いはありません。
ライセンス取得に必要な要件を考慮して、取得しやすい州を選ぶといいでしょう。
ライセンスが取得しやすい州として、ワシントン州とグアムが挙げられます。
(3)USCPAのライセンスの維持・更新
USCPAのライセンスは取得して終わりではなく、維持するためには継続教育(CPE:Continuous Professional Education)を受け、単位を取得・記録することが義務付けられています。
そして、ライセンスの更新手続きも必要となります。
ライセンスの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
10.USCPA試験合格後のキャリア

USCPA試験合格後のキャリアについて見ていきましょう。
「USCPAは取る意味がない」とよく言われますが、どんな形でもいいのでキャリア形成で活かせれば、USCPAは取る意味があるのではないでしょうか。
キャリア形成については、転職をする場合と転職をしない場合の2つに大きく分けて考えます。
(1)転職しない場合のUSCPA資格の活かし方
USCPA試験合格後、すぐに転職をしない人は、以下のように社内でUSCPA資格が活かせます。
社内でのUSCPA資格の活かし方
- USCPA資格が昇進の要件である。
- 名刺にUSCPAという肩書を書いて顧客からの信頼を得る。
- 海外駐在のチャンスを得る。
- USCPA試験を通してビジネスの知識を身につけ、その知識で難易度の高い業務にチャレンジする。
USCPAという資格自体が直接活かせることもありますし、USCPA試験の学習を通して身につけた知識が活かせることもあります。
USCPAの社内での活かし方については、以下の記事を参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士) 転職しない場合の現職でのUSCPAの活かし方
(2)転職する場合のUSCPAの転職先
USCPAの転職先としては、以下が挙げられます。
USCPAの転職先
- 監査法人
- 税理士法人
- コンサルティングファーム
- 一般事業会社
- 海外就職
USCPA資格は、監査法人への門戸が開かれる「パスポート」になります。
監査・会計・税務の専門家として、監査法人、税理士法人、コンサルティングファームに勤務してもいいでしょう。
また、英語力を活かして、外資系企業の経理や、グローバル企業の連結担当に就く道もあります。
さらに、海外駐在や現地採用など、海外で働くことも考えられます。
特に、USCPA資格の「相互承認制度」がある国では、公認会計士として働けるので、よりUSCPA資格を活かせるでしょう。
USCPA資格の「相互承認制度」がある国(2023年3月時点)
- 南アフリカ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- アイルランド
- メキシコ
- スコットランド
USCPAの転職先については、以下の記事を参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士)のキャリア USCPAの転職先を見てみましょう
(3)転職で想定されるUSCPAの年収
転職によりUSCPA資格が評価される職を得た場合、20代で年収が1,000万円を超えることも珍しくありません。
ただし、何の戦略もなく転職をしても、年収を上げることはできません。
USCPA資格を武器に満足のいく転職をするためには、転職する前に「転職の思考法」を身につけたり、「転職で年収を上げるための戦略」を考えたり、「失敗しない転職エージェントの選び方」を知ることが大事になってきます。
特に、転職エージェントにコンタクトを取るのは「USCPA試験に合格後」ではなく、「USCPAの勉強を始める前」および「USCPAの勉強を始めた時点」であることに注意です。
早めにどのようなキャリアを築くのか転職エージェントに相談するのが、年収を上げるポイントです。
(4)USCPAにおすすめの転職エージェント
USCPAが転職する場合、転職エージェントを使うのが大切です。
特に「会計の有資格者向けの転職エージェント」を利用するのがおすすめです。
USCPAが利用すると考えられる転職エージェント
- USCPA向けの転職エージェント(主に、USCPAの予備校が運営)
- 会計の有資格者向けの転職エージェント(USCPAに特化しない)☜おすすめ
- 一般的な転職エージェント(会計に特化しない)
「USCPA予備校の転職エージェントが一番いい」と大多数の方が思うでしょう。
ですが、そう思いこまない方が良いかと思います。
わざわざUSCPA予備校の転職エージェントを選んで求人を出すような企業は、USCPAを安く雇おうとしている場合が多いです(自分の経験から)。
「会計の有資格者向けの転職エージェント」を選ぶのが転職で成功しやすいのですが、その中でMS-Japanという転職エージェントがおすすめです。
どこも、BIG4監査法人に転職する際にMS-Japanにサポートしてもらったのですが、他の転職エージェントが「今はBIG4監査法人はUSCPAを採用してないので無理」といった状況で、採用までこぎつけてくれました。

転職で失敗したくなければ、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
まとめ:USCPAについて知っておきたい10のこと

USCPA(米国公認会計士)について興味を持ったら、最初に知っていただきたいことを10にまとめてご紹介しました。
USCPAについて知っておきたい10のこと
- USCPA試験の試験制度
- USCPA試験合格までに必要な勉強時間
- USCPA試験の難易度
- USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識
- USCPA試験の受験資格
- USCPA試験の受験スケジュール
- USCPA試験合格までにかかる総費用
- USCPA試験の勉強法
- USCPA資格のステイタスとライセンス
- USCPA試験合格後のキャリア
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以上、「USCPA(米国公認会計士)とは?ポイントを10個にまとめてご紹介!」でした。
試験自体は受けやすいけど、決して簡単というわけではないみたいだね。
勉強時間は1,000時間くらいは必要だし、受験料も1回あたり10万円くらいはかかるから、半端な気持ちではとりかかれない試験だね。
たしかに、USCPA試験合格までには時間もお金もかかるけど、キャリアアップ、キャリアチェンジすることで、かけただけの時間とお金は回収できると思うよ。
USCPA試験は、働きながら勉強することになるだろうから、効率よく、戦略的に、勉強することが大切だよね。
ぜひ、転職などの合格後のキャリアもしっかり考えて、USCPAにチャレンジしてみてね。
USCPA(米国公認会計士)
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USCPAの受験ガイド(どこの本)
USCPAの始め方(参考ページ)
CIA(公認内部監査人)
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CIAの詳細情報(参考ページ)
CIA(公認内部監査人)とは?試験の難易度は?どうやって勉強する?
IFRS検定(国際会計基準検定・IFRS Certificate)
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IFRS検定の詳細情報(参考ページ)
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BATIC(国際会計検定)
BATICは2022年11月28日に終了しました。
ですが、公式テキストと公式問題集での英文会計の学習は依然としておすすめです。
BATICの公式テキスト・公式問題集
USCMA(米国公認管理会計士)、EA(米国税理士)
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USCMAとEAの詳細情報(参考ページ)
国際会計資格 USCPA・USCMA・EAの比較、どれを取るといいのか?
簿記検定
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CPA Learning(ラーニング)の簿記コース
USCPAと簿記検定の比較(参考ページ)
USCPA(米国公認会計士)と簿記検定、どっちが役に立つのか?
公認会計士
公認会計士講座の資料請求(無料)
USCPAと公認会計士の比較(参考ページ)