「USCPAに6ヶ月で合格!!!」とか書いている人がいるけど、自分もそのくらいで合格できるのかな。
予備校が公表している「USCPA合格に必要なのは1,000時間」も妥当なのか知りたいな。
日本の公認会計士試験合格者が、短期間で合格したことを強調したりしているけど、自分もそんなに短期間で合格できると思うと後から痛い目にあうよ。
また、USCPA予備校が短時間で合格できるように宣伝していても、そのまま鵜呑みにしてはいけないよ。
自分ならどのくらいで合格できそうか判断してもらえるような情報と、少しでも勉強時間を減らして合格できるコツをお伝えするね。
注意:2024年1月にUSCPA試験制度が大きく変わります!
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USCPAの勉強時間は実際はどれくらい?科目別だと?【勉強時間を減らすコツも】

USCPA試験の勉強時間は、合格までにどのくらい必要なのでしょうか?
「6ヶ月で合格」と強調している人がいますが、どんな人かというと、
- 日本の公認会計士試験合格者
- 米国の大学卒業者(しかも、会計学部卒だったり)
といった、会計知識が既にかなりあるか、高い英語力がある人ばかりです。
USCPA試験は英語で会計知識が問われます。
ですので、もともとの会計知識に加えて、どのくらい英語力があるかにより、必要な勉強時間が大きく変わってきます。
もしもあなたが、日本の公認会計士試験合格者だったり、米国の大学卒業者だったら6ヶ月といった短期間の勉強で合格できるかもしれません。
ですが、多くの方には該当しないのではないでしょうか。
「USCPAは6ヶ月で合格できる」とUSCPA試験を軽く見たり、自分の会計知識や英語力を考慮せず「USCPAに6ヶ月で合格できる方法」をただマネしたりするのはやめましょう。
マネして6ヶ月での合格を目指してしまい、中途半端な勉強をして不合格を繰り返し、余計に勉強時間を延ばす結果になることは避けましょう(マネして失敗したという受験生の方がよく相談にいらっしゃいます)。
USCPA合格までに必要な勉強時間の目安は、このようになります。
USCPA合格までに必要な勉強時間(目安)
- 日本の公認会計士試験合格×TOEIC600点以上=800時間くらい
- 日商簿記検定2級か3級合格×TOEIC600点以上=1,000時間くらい
- 会計の資格何もなし×TOEIC600点未満=1,500時間くらい
会計知識も英語力もあまりない場合、1,500時間での合格を目指すといいでしょう。
週20時間学習するとして、期間としては1年半くらいです。
USCPA試験に合格できるかは、勉強時間(勉強の量)だけではなく、勉強の質にもかかっています。
効率的な勉強ができれば、合格に達するために必要な勉強時間が減らせます。
USCPA試験合格に必要なのは?
勉強時間(勉強の量)×効率的な勉強(勉強の質)
あなたは既にお忙しいと思うので、今までの生活の中でUSCPAの勉強時間を劇的に増やそうとしても、なかなか難しいと思います。
ですので、勉強時間を増やす必要はないので、最低限必要な勉強時間を確保するようにしましょう。
そして、効率的に勉強をして、必要な勉強時間をなるべく減らすようにしましょう。
USCPA試験は4科目ありますが、科目ごとの勉強のコツをお伝えしますので、効率的にUSCPAの勉強をすることにしましょう。
あなたに必要なUSCPAの試験戦略
最低限の勉強量(一定の勉強時間) × 高い勉強の質(科目別の効率的な勉強)
1.USCPA予備校公表のUSCPAの勉強時間

USCPA予備校が公表しているUSCPAの勉強時間は、1,000時間です。
(1)予備校が公表している勉強時間は現実的?実際は?
予備校が公表している勉強時間1,000時間は、現実的なのでしょうか?
どこの考えとしては、基礎的な会計知識と英語力があれば、1,000時間でUSCPA試験に合格するのは十分に可能だと思っています。
とはいえ、実際はそこまで順調にいかず、1,500時間くらいはかかる場合が多いと思います。
USCPA試験は範囲が広いので、週20時間くらいの勉強時間を確保するのはマストです。
範囲が広いので、週20時間くらいの勉強をしないと、どんどん忘れてしまい効率が悪いです。
最低限の勉強量が週20時間と考えていただくといいと思います。
週20時間の勉強を続ければ、1年間が50週なので、1年間で1,000時間の勉強時間が確保できます。
基礎的な会計知識と英語力がある場合に必要な勉強時間
週20時間×50週=1,000時間
順調に毎週必ず20時間学習できれば、1年間で合格できるレベルに到達。
ただ、これは、毎日必ず勉強ができればということであり、体調を崩したり、会社や家庭の事情で勉強できない日が発生することを考えると、1年間で1,000時間勉強して合格するというのは、なかなか難しいでしょう。
最初は効率よく勉強できなかったり、勉強に集中できない日が発生する可能性を見込むと、1,500時間くらいの勉強時間で、1年半くらいの期間で合格というのが現実的だと思います。
USCPAの予備校側も、1年で合格可能と言いつつも、1年半くらいで合格できれば上出来だと思っている感じがします。
どこは、アビタスのおかげで約1,000時間で全科目合格を果たしました。
途中、試験を延期せざるを得ない事情により、合格までに追加で時間がかかりましたが、ほぼ1,000時間、1年間での合格でした。
アビタスのUSCPA合格者パーティーで「ほぼ1年で合格した」とアビタスのスタッフに話したところ「かなり早いですね!1年半くらいはかかる人が多いです」と言われました。
特に最近はアビタスは会計初学者でも大丈夫と強調しており、会計初学者が多く受験しますので、平均で1,500時間くらいの勉強時間で1年半かけて合格している人が多くなっているのではないかと予想します。
(2)USCPAであるどこの所感
どこは、1年間、1,000時間の勉強時間で合格しており、USCPA予備校が公表している通りではあります。
ですので、USCPA予備校が公表していることが過大広告だとは思っていません。
ですが、そんなにラクに合格したわけではなく、合格するまでは遊ばないという覚悟で、平日は1日2時間、週末は1日5時間、最低週20時間の勉強を1年間休まずに続けました。
1年間は遊びにも行かず、勉強に身も心も捧げました。
体調が少しくらい悪くても、深夜までの残業が続いて眠くても、一日も休まず毎朝7時からカフェで勉強をしていました。
アビタスの入学説明会で、代表の三輪先生が『頑張った1年があってもいいでしょう。何もしなくても1年は経ってしまう』とおっしゃった言葉が心に残ったから頑張れました。
『1年だけ、1年だけ』と思って頑張りました。
1年だけと短期で区切ったからこそ、その期間は全力で頑張れたのだと思います。
アビタスの教材は短期合格向けですので、特に会計知識が多かったわけでも、英語力が高かったわけではないどこでも、約1年の勉強で全科目合格できました。
他のUSCPA予備校だったら、こんなに短期間で合格できたかはわかりません。
(3)勉強開始時のレベルを考慮すると?
USCPA試験は会計の試験ですが、英語で受けます。
ですので、どのくらいの勉強時間が必要かは、USCPA試験の勉強開始時点での受験者の会計知識(会計の実務経験)と英語力に大きく左右されます。
受験者の勉強開始時のレベルを考慮せずに「必要な勉強時間は1,000時間」と言い切るのは、少し乱暴です。
ちなみに、どこがUSCPA試験の勉強を始めたとき、会計と英語のレベルは以下の通りでした。
どこがUSCPA試験の勉強を始めたときの会計と英語のレベル
- 日商簿記検定3級合格
- BATIC(国際会計検定)のAccounting Managerレベル
- TOEIC845点(ただしReadingパートのスコアは低い)
- 経理の実務経験が2年くらい
USCPA試験の勉強開始時には既に、会計と英語の下地が最低限できていたので1,000時間で合格できたのだと思います。
会計知識がなく、英語があまり得意ではないと、どこの1.5倍くらい、つまり1,500時間くらいはかかるかもしれません。
反対に、英語力が最低限あり(TOEIC600点以上)、既に日本の公認会計士試験に合格していたり、簿記検定1級に合格したりしている場合は、800時間ほどで合格可能なのではないでしょうか。
USCPA試験合格までに必要な勉強時間
- 日本の公認会計士試験合格×TOEIC600点以上=800時間
- 日商簿記検定2級か3級合格×TOEIC600点以上=1,000時間
- 会計の資格何もなし×TOEIC600点未満=1,500時間
2.USCPA試験4科目の科目別の勉強時間

USCPA試験4科目の科目別の勉強時間も見ていきましょう。
その科目との相性や、一度で合格できない場合なども考えると、人によって変わってきてしまいます。
よって、各科目の「ボリューム」と「難易度」で考えた、あくまでも目安と考えていただければと思います。
(1)各科目の「ボリューム」と「難易度」
4科目それぞれの「ボリューム」と「難易度」を見ていきます。
「ボリューム」については、アビタスの講義時間と、問題集の問題数から判断しています。
FAR | BEC | AUD | REG | |
ボリューム(全体を100%とする) | 35% | 15% | 20% | 30% |
難易度(1:易 ー4:難) | 2 | 3 | 4 | 1 |
難易度を加味した後のボリューム | 35% | 15% | 25% | 25% |
どこの感覚では、勉強時間は、FARとBECで全体の半分、AUDとREGで残りの半分と考えるといいのではないかと思います。
(2)各科目の勉強時間目安
4科目それぞれの勉強時間の目安を見ていきます。
USCPA試験勉強開始時の「会計知識」と「英語力」のレベルに従い、勉強時間が800時間必要、1,000時間必要、1,500時間必要の3パターンに分け、各科目の勉強時間を計算してあります。
必要な勉強時間の目安 | FAR | BEC | AUD | REG |
勉強時間800時間の場合 | 280時間 | 120時間 | 200時間 | 200時間 |
勉強時間1,000時間の場合 | 350時間 | 150時間 | 250時間 | 250時間 |
勉強時間1,500時間の場合 | 525時間 | 225時間 | 375時間 | 375時間 |
これはあくまでも目安なので、まず1科目を受けてみて(おそらく、FARを最初に受ける場合が多いと思います)、その感触でほかの科目もどのくらいかかりそうか考えてみてくださいね。
3.USCPA試験4科目の科目別の勉強時間を減らすコツ

USCPA試験の各科目別の勉強時間を減らすコツについても見ていきましょう。
USCPA試験は、各科目75点以上で合格なので、70点台後半でのギリギリ合格を目指して最低限の勉強を効率よくすれば、勉強時間は大幅に減らせます。
(1)FARの勉強時間を減らすコツ
FARは、一番最初に受ける場合が多いと思います。
1科目目なので、まだUSCPA試験の勉強法が確立できておらず、念入りに勉強し、受験までに勉強時間をかけすぎてしまうパターンが多いです。
はやく講義や問題集を一周させて、単位試験を受けてしまい、受験日を決めてしまいましょう。
まだ受験できる状態に仕上げられていないと思っても、意外とすんなり合格するので、とっとと受験してしまうのが、最終的な勉強時間を減らすコツです。
FARの勉強については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
USCPA試験 FAR勉強法 最初の科目でつまずかないためのポイント
(2)BECの勉強時間を減らすコツ
BECは、WC(Written Communication)問題という記述式問題が唯一あります。
WC問題は15%を占めるので、英語のライティングが苦手で避けてしまうと、不合格になる可能性が高まります。
WC問題の対策は、不安のあまり時間をかけすぎてしまう人が多いので、WC問題について理解をした上で勉強を始めるのが、勉強時間を減らすコツです。
BECのWCの勉強については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
USCPA試験 BECのWC(ライティング)まず知っておきたい概要と勉強法
(3)AUDの勉強時間を減らすコツ
AUDは、計算問題が出ないので問題集を1周させるのに時間がかかりませんし、正解率が上がるまで比較的時間がかかりません。
ですが、ギリギリで何度も不合格になってしまう人が多いです。
受験までの時間はかからないのですが、なかなか合格できず、合計の勉強時間が増えてしまいがちな科目です。
AUDは他の科目と違って、かなり深い理解が必要です。
AUDは他の科目と性質が違うと考え、最初から勉強法を変えるのが、最終的な勉強時間を減らすコツです。
AUDの勉強法については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
USCPA試験 AUD対策 なかなか受からない沼にはまらないための勉強のポイントとコツ
(4)REGの勉強時間を減らすコツ
REGは、一番最後に受ける受験生が多いと思います。
難しくはないのですが、覚えることが多く、最後に受験生を泣かせる科目です。
ただ、AUDのように深い理解は必要ないので、ただ覚えることだけに労力をかけると良いです。
どこは、アビタスの受講生仲間と一緒に語呂合わせを作ったり、覚えられない事項を並べて歌にして、強引に暗記していました。
それでも覚えられないものは、受験直前に一瞬だけ覚えて、試験会場の自分の席に座ったら、すぐに紙にメモをして(そして、そのまま忘れて)試験を始めるという方法を取りました。
USCPA試験については、各科目で特徴がありますので、それを知ってから勉強するようにするといいでしょう。
USCPA試験の各科目の特徴については、詳しくは以下の記事も参考にしてください☟
USCPA試験 各科目(FAR・BEC・AUD・REG)の特徴と対策
補足:USCPA試験の勉強時間を増やすコツ

USCPA試験の勉強時間を増やすコツも、最後に補足しておきます。
USCPA試験を受けるのは、忙しい社会人が大半ですので、勉強時間を増やすことはおすすめしていません。
それよりも、どのように少ない勉強時間で合格するか考えることをおすすめしています。
ですが、最低限の勉強時間(週20時間)は必要で、それすらも確保できない場合は、どのように捻出するかが大切となってきます。
社会人が勉強時間を捻出するためにおすすめしているのは、「やらないことリスト」を作成することです。
「やらないことリスト」を作成すると、自分にとって必要のないことはやらなくなるので、時間だけではなく、体力も残すことができます。
また、USCPA試験の勉強で、何をやらないのか「やらないことリスト」を作成しておくと、最低限の勉強時間で合格できます。
「やらないことリスト」については、以下の記事を参考にしてください。
社会人がUSCPA試験の勉強時間を作る方法 「やらないことリストの作成」
USCPA試験の勉強と仕事を両立する方法については、以下の記事も参考にしてください。
社会人が無職にならず、USCPA試験の勉強と仕事を両立する方法
以上、「USCPAの勉強時間は実際はどれくらい?科目別だと?【勉強時間を減らすコツも】」でした。
「会計知識」も「英語力」もあまりないから、1,500時間くらいの勉強時間が必要だと思うことにするよ。
それに加えて、どうすれば勉強時間が少なくても合格できるか試験戦略を練っているかによっても、勉強時間が変わってくるよ。
USCPAの予備校の教材を利用して、予備校のアドバイス通りに効率的に勉強すれば、短期間で合格できるよ。
高得点を狙う必要はないで、最低限の勉強時間で合格できるよう、科目別に勉強法を考えてみてね。
USCPA試験に短期間で合格したい場合、USCPA予備校はアビタスを選ぶのがおすすめです。
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BATICは2022年11月28日に終了しました。
ですが、公式テキストと公式問題集での英文会計の学習は依然としておすすめです。
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IFRS検定(国際会計基準検定・IFRS Certificate)
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【アビタス紹介割引あり】IFRS検定(国際会計基準検定)の難易度、活かし方
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国際会計資格 USCPA・USCMA・EAの比較、どれを取るといいのか?
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