USCPA試験って難しいのかな。自分が挑戦しても大丈夫かな。
資格サイトの他の資格との比較での難易度ではなく、実際にUSCPA試験を受験した人が感じた難易度が知りたいな。
USCPAに挑戦するか決める際、USCPA試験がどのくらい難しいのか気になるよね。
USCPA試験については、簡単という人がいたり、難しいという人がいたり、結局よくわからないかもしれないね。
実際にUSCPA試験を受験したどこが、USCPA試験の本当の難易度ついてお話していくね。
注意:2024年1月にUSCPA試験制度が大きく変わります
2024年1月にUSCPA試験が大きく変更になることを知っていますか?
新USCPA試験に合わせた教材を使わないと合格が難しくなるでしょう。
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USCPA試験の本当の難易度【合格しやすいが簡単というわけではない】

USCPA試験の難易度については、実はよく質問されるんです!
なので、USCPA試験の難易度のツイートをよくしています。
USCPAは簡単と言えば難しいと言われる。
難しいと言えば簡単と言われる。
どっちなの?と思う人が多い。
「内容は難しくないが、量があるので合格まで勉強するのは難しい」が実感に近い。私は週20時間ペースで1年間勉強し合格。
コツコツ勉強すれば合格。
忙しいとサボれば不合格。
実にシンプル😊— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) April 10, 2023
USCPA試験の勉強をしたどこの感じ方としては、「USCPA試験は合格しやすいが簡単というわけではない」です。
合格しやすいというのは、USCPA試験というのは、ほぼ毎日受験するチャンスがあって受験しやすい試験制度で、さらに絶対評価なので基本的な知識とスキルがあれば全員合格となるからです。
ちなみに、日本の公認会計士試験は、受験する日が限られますし、相対評価なので自分がよくできたとしても、他の人の方が良くできれば不合格になってしまいます。
合格しやすいとはいえ、USCPA試験は、難問奇問は出題されませんが、しっかりと勉強をしないと合格点に達しない試験になっており、恐れる必要はないですが簡単というわけではありません。
USCPA試験の本当の難易度について、以下のように6つの視点からご説明していくことにします。
USCPA試験の本当の難易度
- USCPA試験の難易度ー合格率から
- USCPA試験の難易度ー科目別の大変さから
- USCPA試験の難易度ー必要な英語力と会計知識から
- USCPA試験の難易度ー日本の公認会計士試験との比較から
- USCPA試験の難易度ー簿記1級との比較から
- USCPA試験の難易度ー資格偏差値ランキングから
USCPA合格者としての実感も込めてお話していきますので、USCPA試験の本当の難易度がわかっていただけると思っています。
1.USCPA試験の難易度ー合格率から

USCPA試験の合格率ですが、AICPAが発表した2021年度の科目ごとのUSCPA試験の合格率(Pass Rate)は、以下のようになります。
2021年度の合格率
科目 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 累計 |
AUD | 49% | 50% | 47% | 45% | 48% |
BEC | 62% | 63% | 62% | 60% | 62% |
FAR | 47% | 43% | 48% | 40% | 45% |
REG | 59% | 59% | 63% | 58% | 60% |
合格率については、以下の記事が詳しいです。
USCPA(米国公認会計士)試験の合格率から何が分かる?合格率に惑わされないのが吉
(1)USCPA試験は2人に1人が合格
USCPA試験の合格率は、科目によっては60%を超えていますし、少なくとも40%以上です。
つまり、大体2人に1人は合格しているような状況です。
75点以上のスコアを取れば全員合格なので、日本の公認会計士試験のように、合格者の制限はありません。
よって、しっかり勉強さえすれば、全員が合格になります。
落とす試験ではないので、実際に試験を受けてみた感想としても、難しいと感じたことはありませんでした。
(2)日本人のUSCPA試験の合格率は低いのでは?
AICPAが発表しているUCPA試験の合格率は、受験生全体(米国の受験生なども含む)のデータですので、日本人の合格率は低いのではという疑問があるでしょう。
2019年度のデータ(NASBAによる)と少し古いのですが、日本会場だけだと、4科目平均の合格率は43%とのことです。
日本会場だけのUSCPA試験の合格率は、受験生全体よりは低いのですが、そこまで大きな差がないことがわかります。
英語で受験するというハンデがあるのに、よく健闘していると思います。
どこがUSCPA受験生だったとき、アビタスで勉強していた仲間に関していえば、合否を聞くと、2人に1人は合格していました。
ですので、データの通りだという実感があります。
(3)合格率は高いからUSCPA試験は簡単?
USCPA試験の合格率を見ると簡単に合格できそうに見えますので、USCPA試験は簡単なのだと誤解してしまうかもしれません。
ですが、合格率が高いのは、試験が簡単だからではなく、受験生のレベルが高いためだと考えられます。
特に、米国では会計大学院卒や、既に監査法人などで働いている方が受けていたりします。
なので、多少試験対策をするくらいで合格してしまう方までいます(ちなみに、米国の合格者の1科目あたりの平均勉強時間は、46時間だそうです!!!)。
受験生のレベルが高いため合格率が高くなると考えられるので、合格率が高くてもUSCPA試験は簡単ということにはなりませんので、甘く見るのはやめた方がいいです。
(4)結局、USCPA試験は何回の受験で合格してる?
USCPA試験の合格率を聞いても、難易度としてはあまりピンと来なくないですか?
結局、何回受験すれば合格できるのかの方が知りたくないですか?
どこは運が良いことに、各科目1回ずつの受験、つまり4回の受験で全科目合格しました。
ですが、アビタスで勉強していた仲間に関していえば、以下のようなパターンが多かったです。
アビタスの勉強仲間でよくあったパターン
- 最初はUSCPA試験を甘く見たり、勉強法がイマイチ。
- 1科目目のFARは不合格。
- 心を入れ替えたり、勉強法を変え、2回目の受験でFAR合格。
- 2科目目のAUDはギリギリ不合格。
- 理解を深める勉強をして、2回目の受験でAUD合格。
- その後、BECとREGは1回目の受験で合格。
2回不合格で、全6回受験のパターンが多かったです。
どこが受験生だった頃より、試験制度の変更により気軽に何度も受験できるようになりましたので、もしかしたら、もっと受験回数は増えているかもしれません(以前は、1年を4つのWindowに分け、1Windowごとに1回しか受験ができませんでした)。
ただ、日本で受験する場合、1回の受験料は7万くらい(ドルでの支払いですので、円安になるともっと高くなります)なので、あまり気軽に受験すると費用がかさみます。
きちんと対策をしてから受ければ、恐らく今も、平均で6回受験くらいに落ち着くのではないかと思います。
- USCPA試験の合格率は高いが、簡単な試験というわけではない。
- USCPA試験の受験生はハイレベルな人が多いから、合格率は高くなる。
- USCPA試験を甘く見ると不合格になる。
- 75点以上で全員が合格できる絶対評価の試験なので、合格率を気にするよりは、確実に75点以上取れるよう学習を進めることが大切。
- 日本人の受験生が米国の受験生に比べて合格率がかなり低いとは感じていない。
- どこのUSCPA受験仲間を見た限りでは、2人に1人は合格、大体6回くらいの受験で全科目合格している人が多かった。
2.USCPA試験の難易度ー科目別の大変さから

USCPA試験の科目別の大変さは、NASBAが「USCPA試験の科目の中で、どの科目が一番大変と思うか」とUSCPA受験生に質問をした結果を参照します。
どの科目が一番大変と思うか?
科目 | 2020年8月 |
AUD | 13% |
BEC | 27% |
FAR | 43% |
REG | 27% |
データは、NASBAの「Which CPA Exam is the Hardest?」を参照しました。
(1)USCPA試験はFARがダントツで大変?
NASBAの調査では、FARが一番大変だと思っている受験生が多いようです。
ただ、回答を見ると、内容の難しさ(Difficulty)よりは、ボリュームの大きさが理由なようです。
どこの感覚としても、FARは一番最初に受験する受験生が多いので(どこもFARが1科目目でした)、まだUSCPA試験の勉強法が確立できていなかったりして、必要以上にFARの勉強に時間をかけることになるので、大変と感じる受験生が多いと思っています。
そして、いつまでもFARの勉強が終わらず、1科目も受験せず、USCPA試験自体から撤退してしまう人が発生します。
以前アビタスのスタッフに聞いたのですが、1科目目の受験に到達するのは、受講生の半分だそうです(少し前の話なので、最近は変わっていたらすみません)。
大事なので、ここにしっかりと書いておきます。
FARの勉強はとっとと終わらせて、受験しましょう。
いつまでも時間をかけてのんびり勉強していると、いつまでも受験できず、たとえばプライベートや仕事の関係で勉強を中断することになったりして、USCPA試験から撤退することになります。
日本人の受験生の場合は、簿記2級くらいの勉強をしてからUSCPA試験に取り組む方も多いため、FARの計算問題などを苦手とする方はそれほど多くない印象です。
ボリュームがあっても、既に知っていることも多く、アビタスのテキストでいうとFAR1から5のうち、FAR1と2はさらさらっと終えられる人が多いのではないでしょうか。
ですので、日本人の受験生だけに質問をしたら、恐らくここまでFARが一番大変と回答する人は多くないと思います。
FARの勉強については、こちらの記事を参考にしてください。
USCPA試験 FAR勉強法 最初の科目でつまずかないためのポイント
(2)AUDは大変ではない?
NASBAの調査では、AUDが一番大変と思っている受験生が少ないようです。
これは、米国の受験生の場合、既にBIG4監査法人などで監査の実務を積んでいる人が多いので、実務経験があるため大変と思わないだけではないかと思います。
どこの感覚としては、AUDは、難しくはなかったのですが、深く理解しないといけない科目で、理解にかなり時間をかけることになりました。
繰り返し教科書を読み、問題を解く際も、なぜこの選択肢が正解なのか、不正解なのか、何を変えれば正解になるのかと深く考えなくてはいけませんでした。
どこは運よく1度の受験で合格しましたが、AUDに関しては10回以上不合格になっている受験生や、74点でギリギリ不合格になり続けている受験生を何人も知っています。
AUDに連続不合格して、他の科目の合格が無効になり、USCPA試験から撤退する人もいますので、AUDの沼は深いと思っています。
AUDの勉強については、こちらの記事を参考にしてください。
USCPA試験 AUD対策 なかなか受からない沼にはまらないための勉強のポイントとコツ
(3)BECはそこそこ大変?
NASBAの調査では、BECを一番大変と思っている受験生は、そこまで多くも少なくもないようです。
どこの感覚としては、BECは簡単で、ほとんど勉強が必要ありませんでした。
というのは、ビジネス系の学部出身だったので、経済学、経営学、商学、金融、マーケティングなど、大学と大学院で勉強していたからです。
ですので、BECを大変と思うかは、卒業した学部や、これまでに自分でビジネス系の本や新聞などを読んで勉強したことがあるかによると思います。
ただ、BECは唯一、WC(Written Communication)という記述式問題があり、スコアの15%を占めています。
英語を書かないといけないので、英語を書くのが苦手でWCのスコアが丸々取れないと、他の問題で84点のうち75点以上を取らないといけないことになり(正確に言うとちょっと違いますが)、合格のハードルが上がってしまいます。
よって、日本人の受験生の中では、BECも70点代でなかなか合格できない人が発生します。
AUDとBECは、70点から74点でギリギリ不合格になる受験生が多いので、こちらの記事も参考にしてください。
(4)REGもそこそこ大変?
NASBAの調査では、REGが一番大変と思っている受験生は、そこまで多くも少なくもないようです。
どこの感覚としては、REGは覚えることが多く、難しくはないのですが、勉強している間は少しつらかったです。
理屈より、語呂合わせや歌を作って、試験のためだけに覚えて乗り切った感のある科目です。
暗記すれば合格できるため、何度も不合格になっているという人は知らないので、恐らく、日本人の受験生の中では、勉強自体は少し大変でも、合格するのは大変ではない科目だと思います。
各科目の特徴については、こちらの記事も参考にしてください☟
USCPA試験 各科目(FAR・BEC・AUD・REG)の特徴と対策
- FARは難しいというより、ボリュームが多いので、効率よく勉強しないと終わらなくて大変になる科目。
- AUDは深い理解が必要なので、このくらいで合格できるだろうと理解をおろそかにすると、ギリギリで不合格を連発する科目。
- BECは普段からビジネスの知識を仕入れているかどうかで、大変さが変わる科目。記述式問題があるので、英語を書くのが苦手で全く対策をしないと、どんなに他が良くできても、合格に届かなくなる科目。
- REGはとにかく暗記しなければいけないことが多く、勉強中は少しつらいが、最低限の勉強時間をかければ合格は難しくない科目。
3.USCPA試験の難易度ー必要な英語力と会計知識から

USCPA試験は、米国の会計の試験で、英語で会計の問題に答える必要がありますので、英語力と会計知識の両方が必要となります。
どのくらいの英語力と会計知識が必要かに関しては、たとえば、アビタスの公式サイトに以下のように書かれています。
アビタスのサイトの英語力と会計知識の説明
TOEIC400点~500点レベルから合格可能です。
会計初学者の方でも学習可能です。
英語力はTOEIC400点から500点ですのでハイスコアでなくても、最初から会計の知識がなくても大丈夫ということですね。
(1)勉強開始時点では高い英語力も会計知識も必要ない
USCPA試験の英文は、非常にシンプルで、難しくはありません。
ですので、大学入試で英語の試験を突破できた人ならば、英語力は問題にならないと思います。
もし、普段英語に触れていなくて、英語を忘れてしまっているとしても、USCPA試験の勉強をしていくうちに思い出すと思います。
よって、TOEICの勉強などをUSCPA試験のためにわざわざ始める必要はないと思います。
また、簿記検定を受けたことがない場合も、USCPA試験で一から会計の勉強をすればいいでしょう。
ですので、簿記検定の勉強も、USCPA試験のためにわざわざ始める必要はないと思います。
(2)「会計×英語」のセンスがあるかが大事
英語はTOEIC、会計は簿記検定で目安が示されることが多いです。
ですが、USCPA試験は、英語で会計が理解できるかが問題であり、TOEICや簿記検定ができるからといって、USCPA試験も合格できるとは限りません。
TOEICは会計のトピックなどほとんど出てきませんし、簿記検定の出題内容とUSCPA試験の出題内容はあまり重複していません。
大事なのは「会計×英語」のセンスがあるのかどうかだと思っています。
「会計×英語」のセンスが無いと、英語で会計の勉強をするのが苦痛となり、USCPA試験の勉強を続けることはできないでしょう。
USCPA試験に必要な英語力と会計知識については、こちらを参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士)試験の合格に必要な英語力と会計知識
USCPA試験の英語の勉強法については、こちらも参考にしてください。
USCPA試験 英語の勉強法 英語がネックで問題が解けない場合の対策
- USCPA試験の学習開始時点では高い英語力は必要ではない。
- 会計知識は一から身につければよい。
- 会計を英語で勉強するのが苦痛ではないかが大事。
- USCPA試験に不合格になる人は、自分の英語力の低さや、初めに会計知識がなかったことを不合格の理由にするが、それは単なるいいわけで、単なる勉強時間不足なことが大半。
- USCPA試験の勉強を始めてから、TOEICの勉強や簿記検定の勉強を始めると、USCPA合格まで遠回りになるのでやめた方がいい。
4.USCPA試験の難易度ー日本の公認会計士試験との比較から

USCPA試験と日本の公認会計士試験を比較してみます。
USCPA試験 | 日本の公認会計士試験 | |
試験日 | 自由に決められる | 既に決められている |
試験科目 | 4科目 | 短答式4科目、論文式6科目 |
試験形式 | どちらかというと暗記系 | 計算問題が多い |
試験勉強のスタイル | 1科目ずつ勉強 | 全科目一度に勉強 |
合格までの勉強時間 | 1,000時間以上 | 3,000時間以上 |
合格率 | 50% | 10% |
(1)USCPA試験の方が受験しやすい
まず、試験日ですが、USCPA試験は、自分で好きな時に受験できますが、日本の公認会計士試験は、自分の都合で決められるわけではありません。
(2)USCPA試験の方が勉強しやすい
つぎに、試験科目と試験形式ですが、USCPA試験は、4科目でどちらかというと暗記系ですが、日本の公認会計士試験は、短答式4科目、論文式6科目と多いですし、計算問題も多いです。
(3)USCPA試験の方が合格しやすい
さらに、合格までに必要な勉強時間と合格率ですが、USCPA試験は1,000時間以上の勉強時間で合格率は50%、日本の公認会計士試験は3,000時間以上の勉強時間で合格率は10%です。
USCPA試験は、日本の公認会計士試験より
- 受験しやすい
- 勉強しやすい
- 合格しやすい
と3つ揃っています。
ただし、だからと言ってUSCPA試験が簡単だというわけではないので、誤解しないようにしましょう。
日本の公認会計士試験との比較については、こちらも参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)の試験制度の違い
- USCPA試験の方が、日本の公認会計士試験より、受験しやすい
- USCPA試験の方が、日本の公認会計士試験より、勉強しやすい
- USCPA試験の方が、日本の公認会計士試験より、合格しやすい
5.USCPA試験の難易度ー簿記1級との比較から

簿記1級との比較です。
正直に言ってしまうと、USCPA試験は、簿記1級と比べるものではないと思います。
USCPA試験を受けるのと、簿記1級を受けるのと、どちらがいいかというご質問をいただくのですが、かなりナンセンスで(すみません)、そもそも何のために受けるのか、今後のキャリアをもう一度考えた方がよいと思ってしまいます。
ただ、既に簿記1級に合格している人が、USCPA試験を受けてみようと思うけれど、合格できるか知りたいから比較したいということでしたら、簿記1級に合格したなら、英語がよほど苦手でなければ合格すると思っています。
というのは、簿記1級に合格できたくらいの勉強する習慣ができていれば、USCPA試験が少し難しく感じても、合格するまで継続して勉強できると思うからです。
どこは、USCPA試験を受験した当時は簿記3級しか合格していませんでした(その後、簿記2級に合格、1級までは学習)。
USCPA試験のFARに関しては、2級の商業簿記と難易度は同じくらいだと思いますので、1級の方が試験自体の難易度は高いと思っています。
- 試験自体の難易度という点では、USCPA試験より簿記1級の方が難しい。
- だが、試験の性質も、資格の性質も全然違うので、USCPAと簿記検定を比較するのはナンセンスだというのが正直なところ。
6.USCPA試験の難易度ー資格偏差値ランキングから

資格偏差値ランキングからも、USCPAの難易度を見てみましょう。
資格を比較し合っても、本当の難易度は分からないと個人的には思うのですが、「USCPA試験ってどのくらい難しいの?」と誰かに聞かれたときのためのネタとして、こちらに記載しておきます。
資格偏差値ランキングによると、会計や英語関連の資格の偏差値(難易度)は以下の通りです。
各資格の偏差値(難易度)
- 公認会計士:偏差値77ー超難関
- 英検1級:偏差値69ー難関
- BATIC(国際会計検定)コントローラーレベル:偏差値68ー難関
- 日商簿記検定1級:偏差値67ー難関
- 英検準1級:偏差値62ー難関
- USCPA(米国公認会計士):偏差値61ー難関
- BATIC(国際会計検定)アカウンティングマネージャーレベル:偏差値59ー普通
- 日商簿記検定2級:偏差値58ー普通
- TOEIC700点:偏差値57ー普通
- IFRS検定(国際会計基準検定):偏差値53ー普通
USCPA(米国公認会計士)が偏差値61というのは、低すぎだと思います。
1科目だけ、たとえばFARだけ合格するのだったら、偏差値61でもいいと思います(それでも低いと思いますが)。
ですが、USCPA試験は4科目あるので、試験の難易度は高くなくても、4科目全部合格するのはそこまで楽ではないと思います。
反対に、BATIC(国際会計検定)のコントローラーレベルは、偏差値68になっていますが、高く評価され過ぎだと思います(2021年に新制度となり、コントローラーレベルやアカウンティングマネージャーレベルはなくなっています)。
BATICのコントローラーレベルを取得している方が、USCPAはBATICのコントローラーレベルより簡単だと誤解しないようにしていただきたいので、ここに追記します。
また、英検準1級は偏差値62になっていますが、USCPA試験の英語の方が難しいと思うので、それも留意が必要です。
- USCPA試験は、1科目ごとの難易度は高くなくても、4科目異なる科目すべてを1年半以内に合格しなくてはいけないので、全科目合格すること自体の難易度は高いのでは?
- USCPA試験合格者としては、資格偏差値ランキングで、USCPAの難易度は、実際より低い偏差値がつけられていると感じる。少なくとも偏差値68よりは高い。
以上、「USCPA試験の本当の難易度【合格しやすいが簡単というわけではない】」についてでした。
思ったより合格するのは大変そうだな。
巷の評判だと簿記3級レベルだとか、毎日20分の勉強で合格できるとかいうから、もっと簡単だと思っていたよ。
一科目も受験することなく挫折して撤退する人も発生しているよ。
でも、日本の公認会計士とは違って、基本を理解していれば全員合格になる絶対評価の試験だから、合格はしやすいよ。
高い英語力がないといけないわけでも、最初から会計知識がないといけないわけでもないので、一から勉強を始めて、コツコツと勉強を続ければ合格できるよ。
試験のしくみとしては合格する難易度は高くないけど、試験自体が簡単というわけではないから、それだけは誤解しないでね。
注意:2024年1月にUSCPA試験制度が大きく変わります
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国際会計資格 USCPA・USCMA・EAの比較、どれを取るといいのか?

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USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)の試験の違い
