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【USCPA試験】勉強準備

USCPA試験の受験科目の順番の決めかた 自分に合った受ける順番をみつけましょう

USCPA試験の受験科目の順番の決めかた 自分に合った受ける順番をみつけましょう
困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験を受けることにしたよ。

USCPAの受験科目はFAR・BEC・AUD・REGの4つあるけど、どの順番で受けたらいいのか分からなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

USCPA試験に早期合格するには、4科目をどの順番で、いつ受けるのか戦略を練ることが大事になるよ。

各USCPA予備校にもお問い合わせをして、おすすめしている順番と理由を聞いたよ。

受験の順番を決めるためのヒントをお話していくから、自分に合った順番を決めようね。

1.順番を決めることの重要性

USCPA試験の試験科目は、以下の4科目あります。

USCPA試験の試験科目

  1. FAR (Financial Accounting & Reporting):財務会計
  2. BEC (Business Environment & Concepts):企業経営環境・経営概念
  3. REG (Regulation):諸法規
  4. AUD (Auditing & Attestation):監査及び証明業務

 

USCPA試験の4科目は、どの順番で受けてもかまいません。

受験生が自分で決められます。

4科目あるので、受験する科目の順番は24通り(4×3×2×1)あります。

 

自由に順番を決めていいと言われても、どのように決めたらいいのか、わからなくないですか?

予備校のおすすめの順番にそのまま従ったり、他の受験生が受ける順番をそのまま真似てしまおうと思っていませんか?

 

受験する科目の順番は非常に大事です。

きちんと考えなくてはいけない理由を最初に確認しておきましょう。

 

受験する科目の順番を決めることの重要性

  1. 学習の効率性に影響する
  2. モチベーション維持に影響する
  3. 各科目の特徴を知ることになる
  4. 学習スケジュールをたてるのに必須である

 

(1)学習の効率性に影響する

受験する科目の順番を決めるのは、USCPA試験に短期で合格するための大事な戦略の1つです。

受験する科目の順番次第で、効率的にUSCPA試験の学習が進められるかが変わってきます。

たとえば、他の科目の基礎となる科目(FARのことです)は、最初に受ける必要があるでしょう。

 

(2)モチベーション維持に影響する

各科目は、同じボリューム、同じ難易度、同じ準備のしやすさではありません。

ですので、受験できるレベルに到達するまでの期間・合格率が各科目で異なります。

 

自分のタイプはどれでしょうか?

A:最初に難しいものは片づけてしまい、あとは楽になりたい

B:最初は簡単なものにとりかかり、自信をつけてから、難しいものに立ち向かいたい

C:難しいもの、簡単なもの、難しいもの、簡単なものとメリハリをつけたい

 

USCPA試験の学習は、1年くらいはかかる長丁場ですので、自分のタイプに合わせて受験科目の順番を決めて、モチベーションが続くようにしなくてはなりません。

 

(3)各科目の特徴を知ることになる

どの順番で受験するか決めるためには、各科目の特徴を知る必要があります。

反対に言うと「受験する科目の順番を決める」という目的を果たすことは、「USCPA試験の各科目について理解を深める」という機会にもなります。

USCPA試験の学習を始める前に、各科目について理解していることは、大きなアドバンテージになるでしょう。

 

USCPA試験の各科目の特徴については、以下の記事を参照してください。

USCPA試験 各科目(FAR・BEC・AUD・REG)の特徴と対策
USCPA試験 各科目(FAR・BEC・AUD・REG)の特徴と対策USCPA(米国公認会計士)試験は、FAR、BEC、AUD、REGの4科目ありますが、科目ごとに特徴があります。各科目の特徴と、どのように勉強するといいのかご説明します。...

 

(4)学習スケジュールをたてるのに必須である

受験する科目を決めることは、学習スケジュールをたてる際の初めのステップとなります。

学習スケジュールを立てる際は、最終的なゴール(全科目合格)はいつなのかを決め、途中のゴール(科目合格)はいつなのかも決めていきます。

そのために、どの順番で受けるのか決めておく必要があります

 

学習スケジュールについては、以下の記事を参照してください。

USCPA(米国公認会計士)試験の学習スケジュールのたてかた
USCPA(米国公認会計士)試験の学習スケジュールのたてかたUSCPA(米国公認会計士)試験において、学習スケジュールは非常に大事です。仕事と同じで、最初にスケジュールをたてて、予定の全体像を得る必要があります。学習スケジュールをたて、これから突き進んでいく「USCPA試験合格」までの道が見えるようにして、かならずゴールにたどり着きましょう。...

 

4科目をどの順番で受けるのか決めることは、USCPA受験において、人任せにしてはいけない大事なステップ

 

2.USCPA予備校のおすすめの順番

各USCPA予備校は、4科目をどの順番で受けるのをおすすめしているのか見てみましょう。

 

USCPA予備校がおすすめしている受験する順番

  1. アビタス:「FAR → BEC → AUD → REG
  2. TAC:「FAR → BEC → REG → AUD」
  3. プロアクティブ:「FAR → AUD → BEC → REG
  4. 大原、Becker:「FAR → AUD → REG → BEC」

各USCPA予備校に、お問い合わせをさせていただき、このような順番になっている理由も教えていただきました。

 

どの順番で受けるかについては、24通り(4×3×2×1)あると既にお話ししました。

ですが、明らかにやめた方が良い順番があるので、結局は各USCPA予備校がおすすめしている、この4通り(1×2×2×1)になると思っていいのではないでしょうか。

 

受験する順番をまとめると、以下のようになります。

1番目 2番目 3番目 4番目
確定事項 1番はFAR 2番はREGはダメ
論点事項 BECとAUDのどちら? 最後はREG
選択肢 FAR BEC・AUD AUD・REG・BEC REG・AUD・BEC
パターン1 FAR BEC AUD REG
パターン2 FAR BEC REG AUD
パターン3 FAR AUD BEC REG
パターン4 FAR AUD REG BEC

 

順番についての確定事項と論点は、以下となります。

受験する順番の確定事項・論点

  1. 確定1:FARが1番
  2. 確定2:REGが2番目はダメ
  3. 論点1:BECとAUDのどちらが先か?
  4. 論点2:最後はREGにするか?

各USCPA予備校が説明していることをベースに、1つ1つ詳細を見ていきます。

 

(1)確定1:FARは1番目

FARが1番なのは、どのUSCPA予備校も同じです。

FARから受けるというのは、USCPA試験の定石です。

FARが1番目である理由は、以下の2点です。

 

①FARは基礎科目

FARの財務会計の知識が無いと、他の科目の学習も困難となるため、一番最初に手を付ける必要があるでしょう。

FARで学習した知識は、特にBECやAUDの勉強で必要となってきます。

特にAUDでは、仕訳問題など、FARの知識が無いと解けない問題もあります。

 

②FARはボリュームが大きい

FARは、4科目の中で一番ボリュームが大きいです。

 

そこまで難易度は高くないので難易度を加味したとしても、4科目の中で一番勉強時間が必要になるのは否定できないでしょう。

FAR BEC AUD REG
ボリューム(全体を100%とする) 35% 15% 20% 30%
難易度(1:易-4:難)
難易度を加味した後の勉強時間 35% 15% 25% 25%
推定勉強期間(1年で合格の場合) 4ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 3ヶ月

 

受験手続きを済ませ、FARに合格すれば、USCPA試験の半分はおえたような気持ちにさえなります。

FARに合格してからが、第二の始まりといっても過言ではないでしょう。

 

USCPA試験の科目合格の有効期間は18か月です。

最初の科目に合格すると、18か月以内に全科目合格しなければならないカウントダウンが始まります。

よって、FARという1番重い科目に合格してからカウントダウンが始まると、時間的猶予があり楽でしょう。

FARが1番な理由

  1. FARは基礎となる科目☜最初に学習すべき
  2. FARはボリュームが大きい科目☜最初に倒すべき(1年半の期限も考慮)

 

(2)確定2:REGは2番目はダメ

FARの次にREGは選ばないのも、どのUSCPA予備校でも共通しています。

REGが2番目ではない理由は、以下の2点です。

 

①FAR→REGは混乱する可能性あり

FARの次にREGを持ってきていないのは、FARの会計処理(利益計算)とREGの税務処理(税金計算)の違いで混乱する可能性があるからです。

きちんと違いを理解していれば、FARの次に持ってきてもいいとは思いますが、わざわざ混乱する可能性のある科目を持ってくる理由はないというところでしょうか。

 

④FAR→BEC・AUDは学習効率が良い

FAR→REGと、わざわざ内容が似ていないものを続けるよりは、後述するように、FAR→BEC・AUDと、一部でも内容が似ているものを続けた方が、学習効率が良いからです。

REGが2番目はダメな理由

  1. FARは利益計算、REGは税金計算☜FAR→REGは混乱するかも?
  2. FARとBEC・AUDは内容が一部近い☜FAR→BEC・AUDは効率よく学習できる

 

(3)論点1:BECとAUDのどちらが先か

BECとAUDのどちらが先かで、選択肢が分かれてきます。

 

①FAR→BEC→AUDが良い理由

FAR→BECが良い理由は、FARとBECの試験内容の一部が密接に関わっているからです。

BEC(企業経営環境・経営概念)の試験内容

  1. コーポレートガバナンス
  2. 経済学
  3. ファイナンス
  4. IT
  5. 管理会計

20%くらいずつ出題される

BECのファイナンス管理会計は、それぞれ20%ずつ、併せて40%と半分近い出題割合です。

たとえば、FARで習う現在価値や金利計算は、BECのファイナンスで役に立ちます。

よって、FARのすぐ後にBECを学習をすると効率的ということになります。

 

BEC→AUDが良いのは、AUDは計算科目ではなく、理論科目であり、英文の読解力が必要だからです。

FARとBECの学習を経た後であれば、会計用語の英語や、英語で会計の文章を読むのに慣れてきており、高い英文読解力が必要なAUDに対応できるようになっているからです。

 

②FAR→AUD→BECが良い理由

AUD→BECが良い理由は、AUDの内部統制は、BECのコーポレートガバナンスと関わってくるからです。

先にAUDで学習しておけば、BECのコーポレートガバナンスの学習が楽になります。

 

また、唯一BECには、WC問題(記述問題)がありますが、FARやAUDの試験範囲からも出題されます。

ですので、FAR→AUD→BECにして、FARやAUDを学習しておけば、WC問題でまだ分からない論点について書かなくてはならないという可能性が減らせます。

 

とはいえ、そこまでAUDが先でなくてはならない理由はないようです。

BECのコーポレートガバナンスの学習をしておけば、AUDの学習が楽になるわけですし。

また、WC問題は、書く内容よりも、どのように書くかが大事と言われているので、たとえ、AUDの論点が出てきたとしても、自分の既存の知識で書けば良いでしょう。

BECとAUDのどちらが先かは、そこまで決定打となる理由はない

 

(4)論点2:REGが最後かどうか

REGか最後かどうかというのも選択肢が分かれてきます。

REGが最後が良い理由と、REGが最後ではない理由を見ていきましょう。

 

①REGが最後が良い理由

REGが最後が良い理由は、REGの試験内容は、他の科目の試験内容とあまり関わってこないからです。

REG(諸法規)の試験内容

  1. 税法:70%
  2. ビジネス法:15%
  3. ビジネス倫理・職業責任:15%

 

REGの試験内容は、法律です。

FAR・BEC・AUDは、試験内容に関連性があるので、この3つは続けて受けてしまい、最後にREGを受けるのが良いというわけです。

 

また、REGは、暗記することが多く、法律ですので、そこまで学習していて楽しくなく、しかも用語や文章が難解で、学習のモチベーションが下がりがちです。

よって、最後の科目にして、短期間に集中して覚えて乗り切るのがおすすめということになるわけです。

 

②REGが最後でない理由

TACは、REGではなく、AUDを一番最後にしています。

講義スケジュールも、「FAR→BEC→REG→AUD」としています。

REGが最後ではない理由を教えていただいたのですが、「AUDは、USCPA試験の総仕上げ的要素のある科目だから」だそうです。

ですが、AUDをREGの前にしてもかまわないそうで、REGが最後ではない明確な理由はないようでした。

 

大原やBeckerも、REGではなく、BECを一番最後にしています。

大原がBECを一番最後にしている理由は、「BECはビジネスに関するさまざまな科目の寄せ集めのような科目なので最後に学習するのが効率的であり、総学習量が他の科目に比べて少ないから」だそうです。

BeckerがBECを一番最後にしている理由は、BECは他の科目に比べてTBS問題が少なく、4科目の中で一番簡単であるからだそうです。

 

たしかに、BECは、4科目の中で合格率が一番高いです。

とはいえ、これは米国の受験生に言えることで、日本の受験生にとっては、BECはWC問題(記述問題)があり、そこまで簡単だとは言えないのではないでしょうか。

日本の受験生にとって、一番簡単なのは、BECよりREGではないかと思います。

REGが最後である理由は納得がいくが、REGが最後ではない(AUDやBECが最後である)理由はいまいち

 

結論:どの順番で受けるか決定しましょう

それでは、あなたにとってはどの順番で受けるのが良いのか決めていきましょう。

 

順番のパターンは、以下の4つです。

受験する順番

  1. FAR → BEC → AUD → REG
  2. FAR → BEC → REG → AUD
  3. FAR → AUD → BEC → REG
  4. FAR → AUD → REG → BEC

 

そして、今まで見てきたことを表にまとめると、こんな感じでしょうか。

FAR BEC AUD REG
内容の関わり〇 財務会計
  1. ファイナンス
  2. 管理会計
内容の関わり〇 コーポレートガバナンス 内部統制
内容の関わり〇 仕訳 仕訳
内容の関わり × 利益計算 税金計算
出題の傾向 計算問題 計算問題 理論問題 暗記問題
英語力  ライティング力要 読解力要 読解力要
ボリューム 重い 重い
難易度 難しい 難しい
気持ち エネルギーあり WC問題に苦手意識があるとつらい 沼にはまるとつらい モチベーション下がる

 

FARが1番で異論はないですね?

 

最後の4番目がREGなのはいかがでしょうか?

FAR、BEC、AUDの3科目は続けて受けた方が良い」と考えると、REGは4番目になるでしょうか。

「AUDをUSPCPA試験の総まとめとして受けた方が良い」と考えると、REGは3番目になるでしょうか。

 

BECとAUDのどちらを先に受けた方が良いと思いましたか?

BECとAUDのどちらから受けるか?

  1. 計算問題が得意で、英文ライティングに問題がない→BECの方が得意
  2. 理論問題が得意で、英文読解に問題がない→AUDの方が得意

もし決めかねたら、自分の試験に対するタイプで決めてもいいかと思います。

1番重かったFARの次は、得意な方の科目をやりたいですか?

苦手な方の科目を片付けてしまいたいですか?

 

どの順番で受けるか決まったでしょうか。

以上を参考にして、納得がいく順番が決まれば幸いです。

 

 

以上、「USCPA試験の受験科目の順番の決めかた 自分に合った受ける順番をみつけましょう」でした。

困った君
困った君
USCPA試験の受験科目の順番が決まったよ。

順番は大事だから、よく考えて決めたよ。

次は、学習スケジュールも決めるね。

どこ
どこ
USCPA試験というのは、新人のCPAに必要な知識スキルが身についているか、ためすものだよね。

形式的には4科目に分かれているけど、内容は完全に4つに分けられるわけではないし、ボリュームも完全に4等分になっているわけでもないよね。

だから、各科目の特徴を知り、自分の試験を受ける際のモチベーション維持の傾向を考慮し、既に身についている知識までも考慮してから、どの順番で1科目ずつ倒していくか考えないとね。

自分に合った順番を考えるうちに、USCPA試験の理解が深まったんじゃないかな。

USCPA試験は、受験のタイミングも、受験の順番も、勉強のしかたも自由だから、どんどん自分に合わせてカスタマイズしてね。

転職のためにUSCPAを取得することにした場合、早めに転職活動を始めるのが、転職成功のポイントです。

 

USCPAにおすすめの転職エージェント

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どこがBIG4大手監査法人に転職したときに、お世話になった転職エージェントです。

管理部門に特化した転職エージェントですので、監査職だけではなく、経理職への転職でも、相談するのに一番おすすめです。

ABOUT ME
USCPAどこ
ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。
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