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【2021年新制度】BATIC(国際会計検定)ー試験の概要や勉強のしかた

困った君
困った君
BATIC(国際会計検定)って、どんな検定なのかな。難しいのかな?

受けてみたいけど、どうやって勉強したらいいのか分からなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)の勉強を始める前に、BATIC(国際会計検定)の勉強をして、英文会計の基礎を固めたよ。

BATIC(国際会計検定)は、2021年に全面的にリニューアルされたから、旧制度と比較しつつ、BATIC(国際会計検定)について、詳しく見ていこうね。

BATIC(国際会計検定)は、2021年にリニューアルされ、新制度は旧制度と大きく変わっていますので、注意が必要です。

 

1.BATIC(国際会計検定)の概要

BATIC(国際会計検定)の概要について見ていきましょう。

(1)受験資格

BATIC(国際会計検定)を受験するのに、学歴、年齢、性別、国籍などに制限はありません。

よく、USCPA(米国公認会計士)と比較されるのですが、USCPA(米国公認会計士)試験を受けるためには、学位要件(4年生大学を卒業)や、単位要件(「会計単位」や「ビジネス単位」を一定以上取得)があります。

BATIC(国際会計検定)は、USCPAとは違い、そのような要件はありませんので、受験のハードルは低いでしょう。

誰でも受験可能

 

(2)受験日時

BATIC(国際会計検定)の受験日時は、自由に選択できます。

ただし、年2シーズン制で、各シーズン1回限りの受験となります。

2021年度の受験日時は、以下の通りです。

申込期間 試験期間
2021年

上半期

第41回 6月28日(月)~7月30日(金) 7月14日(水)~8月6日(金)
2021年

下半期

第42回 11月1日(月)~12月6日(月) 11月15日(月)~12月13日(月)

 

10:30、11:00、13:30、14:00、15:30、16:00

 

  1. インターネットでの申し込みです。
  2. 受験希望日の7日前までの申し込みが必要です。
  3. 先着順のため、早めに申し込むといいでしょう。

 

旧制度では、試験実施日が7月下旬と12月中旬の年2回、決められた日でした。

新制度でも、最大年2回の受験ですが、自由に受験日が決められるので、受験しやすくなります。

年2回まで、好きなタイミングで受験可能

 

(3)受験場所

BATIC(国際会計検定)は、IBT(インターネット経由での試験)ですので、インターネット環境があれば、パソコンでどこででも受験ができます。

インターネット経由での受験に際して必要な物は、以下の通りです。

受験に必要な物

  1. インターネットに接続されたパソコン
  2. パソコンの内部カメラまたはウェブカメラ
  3. パソコンの内部または外部のマイク
  4. パソコンの内部または外部のスピーカー

旧制度では、全国の商工会議所が指定する会場での受験でした。

新制度では、自宅などで受験でき、わざわざ会場に出向く必要がありません。

好きな場所で受験可能

 

(4)受験料

受験料は、5,500円(税込)です。

 

(5)試験方法

BATIC(国際会計検定)は、400点満点のスコア制で、試験時間は70分です。

出題は、全て英語です。

旧制度では、Subject1(英文簿記)とSubject2(国際会計理論)のSubjectによる区分がありましたが、新制度ではなくなっています。

旧制度では、1000満点のスコア制で、試験時間は、Subject1(英文簿記)が1時間30分、Subject2(国際会計理論)が2時間30分でした。

400点満点のスコア制、70分、英語で出題

 

(6)スコアと称号

BATIC(国際会計検定)では、スコアに応じて称号が付与されます。

初級レベル Entry 50%
中級レベル Middle 80%
上級レベル Advanced 90%

旧制度では、スコアに応じて以下のような称号が付与されていました。

コントローラーレベル Controller 880点以上
アカウンティングマネージャーレベル Accounting Manager 700点以上
アカウンタントレベル Accountant 320点以上
ブックキーパーレベル Bookkeeper 200点以上
称号なし(得点のみ認定) 称号なし 200点未満

また、旧制度では、アカウンティングマネージャーレベル及びコントローラーレベルの認定期間は3年で、更新手続きが必要でした。

ですが、新制度では、更新制度は廃止となっています。

スコアに応じ、3つのいずれかの称号が付与

 

2.BATIC(国際会計検定)の出題内容

BATIC(国際会計検定)の出題内容について見ていきましょう。

Basic Concepts of Accounting and Bookkeeping 会計と簿記の基本概念
Transactions and Journal Entries 取引と仕訳
Journal and Ledger 仕訳帳と元帳
Trial Balance 試算表
Adjusting Entries 決算修正仕訳
Accounting for Inventory and Cost of Sales 棚卸資産と売上原価の会計処理
Worksheet and Closing Entries 精算表と締切仕訳
Financial Statements 財務諸表
Basic Assumptions and GAAP 基本的な前提とGAAP
Financial Statement Analysis 財務諸表分析
Internal Control 内部統制
Cash Control 現金管理
Accounting for Assets and Liabilities 資産と負債の会計処理

出題内容は、旧制度のSubject1(英文簿記)とほぼ同じです。

旧制度のSubject1(英文簿記)と違うのは、最後の「Accounting for Assets and Liabilities」が範囲に含まれている点で、これは、簿記から会計への橋渡しとなるような内容となっています。

つまり、新制度では、Subject2(国際会計理論)の出題内容(IFRSの概念や、さまざまな会計理論)が丸々カットされています。

新制度では、BATIC(国際会計検定)は、「国際財務報告基準」や「会計理論」の知識が試される試験ではなくなっていますので、「国際会計検定」ではなく、「英文簿記検定」と言った方が正確でしょう。

英文簿記のみ出題

 

3.BATIC(国際会計検定)の難易度

BATIC(国際会計検定)の難易度について見ていきましょう。

難易度は、日商簿記検定3級と同じくらいでしょう。

ただし、英語で出題されるので、英語力が必要となります。

英語力に関しては、過去の受験生のレベルを見ていると、TOEIC500点以上の英語力がある人が多く受けているようです。

 

旧制度では、BATIC(国際会計検定)の難易度は、Subject2(国際会計理論)については高いものでした。

コントローラー(Controller)レベルでは日商簿記検定1級、アカウンティングマネージャー(Accounting Manager)レベルでは日商簿記検定2級と同じくらいと言われていました。

英語力に関しては、過去の受験生のレベルから推測するのでは、TOEIC750点以上の英語力が求められていたのではないかと思います。

日商簿記検定3級、TOEIC500点くらいのレベル?

 

4.BATIC(国際会計検定)の勉強法

BATIC(国際会計検定)の勉強法ですが、公式テキストと公式問題集を購入し、独学ができます。

2021年の新制度の公式テキストと、公式問題集はこちらです(2021年2月に出版されたものが最新です)。

 

旧制度では、Subject2(国際会計理論)の内容は難しかったので、独学ではなく、予備校(TACや大原)を利用し、効率よく勉強をしても良かったと思います。

ですが、新制度では、公式テキストと公式問題集を使った独学で十分と言い切れます。

 

独学なら、公式テキストと公式問題集を併せて6千円以内です。

予備校に通うと、TACは簿記初学者用で3万円以上、簿記経験者用で2万円近く、そして大原も2万円近くかかります。

念のため、各予備校のBATIC講座のリンクです☟

TACのBATIC講座

大原のBATIC講座

独学で十分

 

5.BATIC(国際会計検定)の勉強時間

BATIC(国際会計検定)受験までの勉強時間の目安ですが、簿記の学習経験があれば(日商簿記検定3級合格者ならば)、20時間くらいだと思われます。

ですので、毎日平日1時間の勉強を1か月(5時間/週×4週間)でマスターできると考えられます。

BATIC受験までに必要な勉強時間(簿記の学習経験がある場合)

  1. テキストを読む:8時間
  2. 問題集を解く:8時間
  3. 試験前の総復習:4時間

合計で20時間

申込期間が来て、申し込みを終えてから勉強を始めても間に合います。

たとえば、2021年上半期の受験ならば、6月末に申し込み、7月末に受験をするというスケジュールでも大丈夫でしょう。

 

 

以上、「【2021年新制度】BATIC(国際会計検定)ー試験の概要や勉強のしかた」でした。

困った君
困った君
BATIC(国際会計検定)って、リニューアルで、大きく変わったんだね。

もはや、「国際会計検定」というよりは、「英文簿記検定」だね。

とはいえ、好きなタイミングで、好きな場所で受験できるようになったのはいいことだね。

公式テキストと公式問題集を買ってきて、独学することにするよ。

どこ
どこ

BATIC(国際会計検定)は、日商簿記検定3級の英語版のようなものになったわけだね。

もっと「英語×会計」を極めたかったら、BATICの知識を活かして、USCPA(米国公認会計士)の勉強を始めるといいかもしれないね。

IFRS(国際会計基準)については、IFRS Certificate(国際会計基準検定)の受験も考えてみてください。

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ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。