FARの勉強法がよくわからないし、なかなか勉強が進まなくて、受験できるレベルにたどり着けなくて困ったな。
FARは一番最初に勉強する場合が多いので、簿記の学習経験などがあったとしても、苦戦する受験生があとを絶たないようだね。
一番ボリュームがある科目だから、勉強のコツがわかっていないと、受験できる状態になるまでに時間がかかってしまうよ。
FARが最初の科目の場合、どのように勉強を進めたら良いのか、勉強法のポイントを見ていこうね。
USCPA試験 FAR勉強法 最初の科目でつまずかないためのポイント

USCPA試験のFARの勉強法について、ポイントをご説明していきます。
FARは、多くのUSCPA受験生にとって最初の科目ですので、最初の科目からつまずかないでいただくためです。
実は今まで、FARについて勉強法のようなものを書こうとは思いませんでした。
というのは、日本のUSCPA受験生の場合、FARについては、勉強時間を確保し継続さえできれば、合格できると思っていたからです。
ですが、勉強量は十分すぎるのに、合格できないUSCPA受験生からのご相談が増えてきました。
たとえば、この方もハイスペック(高い英語力、ビジネス知識あり、MBA)で、勉強時間も1,000時間超(FARのみで)なのに63点で不合格になってしまいました。

FARだけで1,000時間超の勉強をしたのに不合格だったということは、残念ながら努力の方向が間違っていたと思わざるを得ません。
ちなみに5連敗の後、どこが方向転換のアドバイスを少ししただけで、FAR、AUD、BECと3連勝でした。
FARで遠回りになっている方・険しい道に足を踏み入れかけている方のお役に立てるのではないかと思い、FARの勉強法のポイントについて書くことにしました。
FARがうまくいけば、そのあとの3科目もうまくいくと思いますので、頑張っていきましょう。
USCPAの勉強全般については、こちらの記事を参考にしてください。
アビタスでのUSCPA試験の勉強法と勉強のコツ【短期合格を目指す!】

1.FARの勉強を始める前にやること

FARの勉強を始める前にやることがあります。
特にFARが最初の科目の場合は、FARの勉強を始める前に、まずは以下のことをしていただきたいです。
FARの勉強を始める前にやること
- USCPA試験について知る
- USCPA試験の勉強法・勉強スタイルを決める
- 勉強が習慣化するまではつらいと覚悟する
- USCPA試験の勉強は資格取得のためと割り切る
(1)USCPA試験について知る
USCPA試験というのは、どのような試験なのでしょうか。
それを知らずに勉強を始めてしまうと、効果的な勉強ができない可能性が高まります。


(2)USCPA試験の勉強法・勉強スタイルを決める
FARが1科目目の場合、FARに限らず、USCPA試験自体の勉強法の方向性を決めましょう。
さらに、勉強スタイル(朝学習?夜学習?家で学習?カフェで学習?)も決めましょう。


(3)勉強が習慣化するまではつらいと覚悟する
USCPA試験の勉強を始めた最初が一番つらいです。
習慣化してしまえばつらさはなくなりますので、最初はつらくても勉強を続けて乗り切りましょう。

(4)USCPA試験の勉強は資格取得のためと割り切る
USCPA試験でなかなか合格できない人は、勉強時間が足りない人を除き、比較的まじめな人が多い気がします。
USCPAという資格を取得するために勉強しているのに、どんどん知りたいことが出てきてしまい、試験に出ないところまで深く調べてしまい、時間を浪費します。
USCPA試験は、細かいところにハマりだすとなかなか合格できません。
知識欲を満たすのは、合格してからにした方がいいです。
どこのUSCPA試験の見解は、以下のようになります。
どこのUSCPA試験の見解
- USCPA試験は、運転免許試験のようなもの。
- 運転免許試験では、安全運転するための知識とスキルが求められる。
- 運転免許試験では、基本的な車の運転の仕方や交通ルールを理解しているかが試される。特別な運転テクニックや車のエンジンの仕組みなどは試されない。
- 運転免許試験は、カーレーサーになるための試験でも、車の修理工になるための試験でもないので、車に関することならなんでもマスターしようとするのはやりすぎ。
- USCPA試験も、公認会計士としてプロフェッショナルの仕事をするための知識とスキルが求められる。
- USCPA試験の問題を作成しているAICPAは、USCPA試験は新人のCPAが知っておかなければならない知識と持っていなくてはいけないスキルを試すものと言っている。
- 熟練のCPAのための試験ではないので、会計のことならなんでもマスターしようとすると、too muchで時間がかかりすぎ、合格から遠のいてしまう。
USCPA試験に合格してから、USCPA試験で学んだことを深堀りしたり、さらに知識を広げればいいでしょう。
合格までは、USCPA試験に出ることに集中して勉強することをおすすめします。
既に知っている | まだ知らない | |
試験に出る | 第2優先で勉強 | 第1優先で勉強 |
試験に出ない | 勉強しない | 勉強しない |
勉強しなくていいことをどんどん増やしましょう。
「USCPA試験に出ないことは勉強しない」と割り切ることが大切だと思います。
2.FARの勉強で気を付けること

さらに、FARの勉強で気を付けることを挙げていきます。
FARの勉強で気を付けること
- 週20時間くらいの勉強時間は確保すること
- 完璧を求めないこと
- 適度なタイミングで反復すること
- 基礎をしっかり押さえること
- 洋書問題集などに手を出さないこと
- 単位試験に時間をかけないこと
(1)週20時間くらいの勉強時間は確保すること
週20時間くらいの勉強時間は確保するようにしましょう。
勉強時間が少ないと、FARはボリュームがあり範囲が広いので、全体をカバーするのに時間がかかり、どんどん忘れてしまいます。
覚えては忘れを繰り返し、なかなか受験できる状態になりません。
毎日コンスタントにコツコツ勉強するのが、シンプルかつオーソドックスですが、一番効率的かつ効果的です。
忙しくても、通勤時間やスキマ時間を利用し、毎日必ず勉強するようにしましょう。
(2)完璧を求めないこと
完璧を求めるのはやめましょう。
特に、英文会計入門と同じくらいの完成度をFARに求めてしまうと、なかなか進まなくなります。
FARはボリュームがあり範囲が広いです。
とはいえ、全部のトピックが完璧に理解できていないと合格できないわけではありません。
わからない問題、苦手な問題があっても、気にせずどんどん進めていきましょう。
(3)適度なタイミングで復習すること
適度なタイミングで復習するようにしましょう。
FARはボリュームがあるため、全く復習をせずにどんどん進んでしまうと、どんどん忘れてしまいます。
復習なしに最後まで学んでから最初の頃に学んだことを振り返ると、ほとんど覚えていないという事態が発生します。
忘却曲線を考慮して、以下のようなタイミングで4回は反復することをおすすめします。
復習のタイミング
- 30分後(休憩後など)
- 1日後(次の日の勉強開始時など)
- 1週間後
- 4週間後(1か月後)
復習するのがクセになれば良いわけで、ご自分のやりやすいようにやっていただければ良いと思います。
復習のやり方の例
- 休憩に入る際に、休憩前までやっていたことをサラッと振り返る。
- 前の日に勉強したことを復習してから、その日の勉強を始める。
- 日曜日の勉強を終える前に、その週に勉強した内容を確認する。
- 4週間単位くらいで、それまでに勉強した項目をテキストの目次で確認する(全然思い出せなかったら、テキストの本文を読む)。
- 毎日1度は通勤時間などに、暗記したいことのまとめ、ケアレスミスのまとめなどを眺める。
- FARについては、テキストの目次で何を勉強したのか、これから何を勉強するのか項目を確認するクセをつけるといいと思います(立ち位置の把握)。
- FARに限らず、MC問題を解いていて、どの項目のどのページに書いてあることだと分かるようになれば、かなり合格レベルに近づいていると思います(理解度の把握)。
- 問題を解いていてわからなかったら、必ずテキストに戻るようにし、問題の解説に書いてあるけれど、テキストに書いていないものがあれば、テキストに書き込むと良いと思います(テキストへの情報の集約)。
(4)基礎をしっかり押さえること
基礎はしっかり押さえましょう。
USCPA試験は75点以上で合格で、基礎さえできていれば、難しいところはざっくりでも合格できてしまいます。
難しいところに時間をかけすぎると、他に手が回らず基礎がおろそかになってしまったり、他を忘れてしまったりします。
(5)洋書問題集などに手を出さないこと
なかなかできるようにならないからと、USCPA予備校の教材に不信を抱き、洋書問題集などに手を出すと、FARの場合は確実に遠回りになります。
USCPA予備校の問題集をしっかり解けるようにするのが早道です。
洋書問題集などはやらなくてよいです(FARに限っては、そう言い切れます)。
洋書問題集については、こちらを参考にしてください。

(6)単位試験に時間をかけないこと
単位試験を大ごとに考えて時間をかけ、なかなか受験に踏み出せない人がいるようです。
そして、受験資格が満たせず、1科目も受験しないまま撤退することになってしまう人もいます。
ハッキリと言ってしまいますが「単位試験と本試験は別」です。
単位試験に時間をかける必要はないので、講義を聴いて、MC問題(アビタス生の場合はA問題だけ)を1度解いたら、さっさと単位試験は受けてしまいましょう。
単位試験の受験予約は早めに入れてしまい、受験日を目指してベストを尽くして勉強するだけでいいと思います。
間違っても、高得点が取れなさそうだからとリスケなどしないでください。
高得点を取る意味はないですし、今のところアビタスのFARの単位試験では、不合格になったという人は聞いたことがないです。
3.FARの出題の特徴を知る

FARという科目の出題の特徴を知っておくことも大切です。
FARの出題の特徴
- 出題分野と配点割合
- 必要なスキルレベルと配点割合
- 出題形式
(1)出題分野と配点割合
どの分野から、どのくらい出題されるのか、全体像を知っておくことが非常に大事です。

FARの出題分野と配点割合(和訳)
- 概念的枠組み、基準設定と財務報告:25–35% ☜非営利組織会計も含む
- 財務諸表の勘定科目の選択:30–40%
- 取引の選択:20–30%
- 州政府および地方自治体:5–15%
「財務諸表の勘定科目の選択」からの出題が一番多いことが分かると思います。
FARの出題分野を大きく分けると、企業会計(8割)と政府会計・非営利組織会計(2割)の2つです。
本番のMC問題では、企業会計と政府会計・非営利組織会計の問題が別々ではなく一緒に出てきますので、違いを理解しておくのが大切です。
政府会計:州政府や地方自治体の公会計
非営利組織会計:学校・医療・福祉団体などの会計
(2)必要なスキルレベルと配点割合
どのレベルのスキルが、どのくらい求められるのか、把握しておきましょう

FARの必要なスキルレベルと配点割合(和訳)
- 評価:出題無し
- 分析:25–35%
- 応用:50–60%
- 記憶と理解:10–20%
「評価」が一番高いスキルで、「記憶と理解」が一番低いスキルです。
FARは「評価」という高いスキルが必要な出題はなく、「応用」という比較的低いスキルが必要な出題が多いことが分かると思います。
計算させたり、仕訳を考えさせたりする問題が多いと解釈するといいでしょう。
出題分野と必要なスキルレベルについては、こちらの記事が詳しいです。

(3)出題形式
どのような出題形式なのか、把握しておきましょう。
FARの出題形式
- テストレット1:Multiple Choice Questions(択一問題)33問
- テストレット2:Multiple Choice Questions(択一問題)33問
- テストレット3:Task-based Simulation(事例形式問題)2問
- テストレット4:Task-based Simulation(事例形式問題)3問
- テストレット5:Task-based Simulation(事例形式問題)3問
テストレット(問題群)は5つあるのですが、テストレット1と2が択一問題、テストレット3、4、5が事例形式問題です。
FARの択一問題は、他の科目に比べて計算問題が多く含まれるせいか、問題数は少し少なめです。
4.アビタスのFARの内容(アビタス生向け)

アビタスのFARの内容をアビタス受講生向けにまとめます。
アビタスのFARの内容(アビタス受講生向け)
- FARと簿記検定の関係
- FARの優先度・費用対効果
(1)FARと簿記検定の関係
アビタスのFARは、1から5まであることはご存知かと思いますが、簿記検定との関係を示すと以下のようになります。
FARと簿記検定との関係
- 英文会計入門:初級会計(簿記3級レベル)
- FAR1・2・3:中級会計(簿記2級レベル)
- FAR4:上級会計(簿記2級と簿記1級の一部のレベル)
- FAR5:政府・非営利組織会計(簿記の範囲外)
FARの範囲は、簿記検定3級から1級の一部までですが、FARの問題の難易度は、簿記検定2級くらいだと思ってよいでしょう。
簿記検定1級まで勉強したことがあるとしても、FAR5は初めて勉強することになります。
(2)FARの優先度・費用対効果
アビタスのFARの1から5について、優先度・費用対効果は以下のようになります。
FARの優先度と費用対効果
- FAR1:MC問題・TBS問題ともに優先度・費用対効果は高い
- FAR2:MC問題・TBS問題ともに優先度・費用対効果は高い
- FAR3:TBS問題の優先度・費用対効果は低い
- FAR4:TBS問題の優先度・費用対効果は低い
- FAR5:MC問題の優先度・費用対効果は高い
優先度・費用対効果 | MC問題 | TBS問題 |
FAR1 | 高い | 高い |
FAR2 | 高い | 高い |
FAR3 | 低い | 低い |
FAR4 | 低い | 低い |
FAR5 | 高い | かなり低い |
FAR1とFAR2はしっかり理解して、FAR3とFAR4は難しいところはざっくりとで良いでしょう。
FAR5はMC問題での出題が多く(TBS問題での出題はあまりないです)、FAR5からの出題は、MC問題全体の2問から3問に1問くらいとなります。
FAR5は計算問題などはほとんどなく、簡単な問題が多いので、得点源となるようにMC問題対策をしっかりやりましょう。
アビタスでの勉強法については、こちらも参考にしてください。

5.FARの対策のポイント3つ

FARの対策のポイント3つをご紹介します。
FARの対策のポイント
- MC問題は記録・分析を大切に
- TBS問題は取り組みやすい問題から
- 本番の試験の機能に慣れておく
(1)MC問題は記録・分析を大切に
MC問題を解く時は、必ず解いた結果を記録しておきましょう。
結果の記録
- 〇:正解かつ迷いなし
- △:正解だが迷った
- ×:不正解
なぜ間違ったのか、どこで迷ったのか、分析する必要もあります。
間違ったり、迷ったりした原因の分析
- そもそも知識が無かった
- 知識はあるが応用できなかった
- ケアレスミスだった
知識がなかったために迷ったり間違えた場合は、テキストを読むなどして知識を補強しましょう。
知識があっても解けなかった場合は、問題演習を繰り返せばできるようになってきますので、最初は気にしなくても良いかと思います。
さらに、ケアレスミスだった場合は、「反省リスト」を作ると良いかと思います。
「反省リスト」を作ることで日頃から注意するようになりますし、本番前に見直すことで本番でのケアレスミスが防げます。
復習の優先順位としては、次のようになると思います。
復習の優先順位
- 正解することもあれば、不正解になることもある :絶対しっかり復習
- 繰り返し不正解になる(難しいわけではない):しっかり復習
- 繰り返し正解になる:自分に説明し、理解しているか確かめる
- 繰り返し不正解になる(自分には難しい):時間が無いなら捨てる
「正解することもあれば、不正解になることもある」「迷ったけど正解だったり、迷って結局不正解だった」問題を最初につぶすのが効率的かと思います。
特に、迷う問題を最後までつぶせないと、本番でも確実にまた迷って、失点につながります。
1回目に解く時は、自分には難しすぎて解けなかった場合は、とりあえず復習は軽くで良いと思います。
難しいわけではないのに不正解になる場合は、何が理解できていないのか細分化して復習していく必要があります。
正解した問題でも、正解が明らかで疑問の余地がない場合を除き、どうしてその選択肢を選んだのか、自分に理由を説明してみるといいでしょう。
正解だったとしても、理解が足りないならば、うまく説明できないはずです。
公会計について
- 公会計は、MC問題での出題が大半です。
- 出題割合は2割ですが、MC問題だけでの出題とすると、MC問題全体の4割となり、2問から3問に1問は公会計ということになります。
- 公会計を捨ててしまうと、本番のMC問題でたくさん出題され、焦ることになります(不合格の可能性が高まります)。
- 公会計は直前になってから暗記をすれば良いと思いますが、事前にある程度の理解(企業会計と政府会計の違いなど)はしておく必要があります。
- 本番のMCでは、政府会計の問題が出たらテストレット内でスキップし、最後にまとめて解くという手もあります(テストレット内で企業会計と政府会計の問題を別々に解く)。
(2)TBS問題は取り組みやすい問題から
TBS問題は後回しにしてしまう人が多い気がします。
ひたすらMC問題を回し、本番直前になってからTBS問題を始めるのはやめた方がよいでしょう。
TBS問題でも解きやすいものと、大変なものがあるので、取り組みやすい問題は早い段階からやってみた方がよいです。
最初に取りかかる問題
- 基本的な問題
- 今ある知識で解ける問題
- 計算が必要なく、解くのに時間がかからない問題
- ボリュームがなく、解くのに時間がかからない問題
MC問題とほぼ変わらない問題もありますので、思い切ってチャレンジして解けることが分かると、変な不安が無くなり自信がつきます。
頭から順番に、1つずつ解いていく必要はないので、苦手分野だったり、計算が大変そうだったり、ボリュームがあったら、後回しにしてしまいましょう。
基本的な問題はしっかりできるようにし、難しい問題は答えを見ながら解き方だけ確認しても良いと思います。
高得点を狙うのでは無ければ、全部の問題を完璧にできるようにする必要はないでしょう。
(3)本番の試験の機能に慣れておく
演習では紙の問題集で解いている人もいるかもしれませんが、本番はコンピュータ上で解いていきます。
ですので、本番の試験の機能に慣れておくとよいでしょう。
試験本番で使える機能
MC問題(選択問題)
- Calculator(電卓)
- Excel(エクセル)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
TBS問題(事例形式問題)
- Calculator(電卓)
- Excel(エクセル)
- Authoritative Literature(権威ある文献)
- Exhibits(提示資料)
- Highlight(ハイライト)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
例えば、MC問題でもTBS問題でも、Excelは使えます。
TBS問題ではもちろんのこと、MC問題でもExcelを活用してみると良いでしょう。
暗算できるくらいの計算だったら、電卓を使ってもよいのですが、そうでなければ、Excelの方が計算が楽ですし、計算の跡が見えるので見直しや検算が楽です。
特に、TBS問題でExcelに数値をコピペできるのは、時間の大幅な節約になります。
たとえば、固定資産の減価償却費、社債やリースなどは、電卓で計算すると骨が折れると思いますので、Excelで計算することを強くおすすめします。
Authoritative Literatureは、リサーチ問題だけで使えると思っている方がいるようですが、TBS問題全般で使えます。
また、資料のハイライト機能は、数値や登場人物の名前にハイライトすると事実関係が追いやすくなるのでおすすめです。
本番の試験で使える機能については、こちらを参考にしてください。

本番の試験で使える機能を試したい場合は、こちらを参考にしてください。

おまけ:FARの勉強法についてのツイート
FARの勉強法についてのツイートを紹介します。
失敗したと言っているツイートを見ると、内容は大体同じなので、同じ失敗をしないようにしてくださいね。
A校に入校して1年3ヶ月、やっと1科目目のFARの受験が迫る。思えば、悠長にやり過ぎてた。単位認定に時間をかけたのもあるが、やはり1週間あたりの学習時間が圧倒的に足りなかったなと。スキマ時間でMC解いてたが、結局、忘却曲線の魔力に勝てず、何度も覚えて忘れてを繰り返す。
(以下、続く)#USCPA— テニスバカ島将(しましょう)@USCPA勉強中 (@StarGazerSHIMA) June 5, 2023
USCPAの勉強を始めてちょうど1年が経ちました。一年前の自分に言いたいことは
・復習を舐めるな
・完璧主義をやめること
・何かと並行して勉強するな
・受験日程の計画を早く組もう
・単位認定試験はさっさと終わらせよう典型的なダメな学習法をやっていました。失敗から学ぶことが多い一年でした。
— misa25卒@USCPA勉強中 (@misa1110321) June 5, 2023
USCPAはFARで挫折してしまう人が多い。挫折するのは「学習の成長曲線」を理解していないから。
成績は直線で右上に伸びていくのではない。低空飛行の期間が長くて、突然曲線で急上昇。
FARはこの低空飛行の期間が長い!なので理想と現実のギャップで挫折しやすい。
成績は一気に伸びるから大丈夫😊
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) April 2, 2023
以上、「USCPA試験 FAR勉強法【最初の科目でつまずかないための勉強のポイントとコツ】」でした。
勉強時間も、週20時間なんてやってなかったから、覚えては忘れてしまい、受験できる状態に近づけなかったんだね。
問題演習は、MC問題をとにかく回せばいいと思っていて、記録や分析なんてしてなかったのはダメだったな。
間違えた理由を分析して対策したり、苦手ならテキストに戻って内容を理解すること。
そして「よく出る問題からやる」「やりやすい問題からやる」など、柔軟性をもって優先順位をつけること。
さらに「全部の範囲を同じ濃度で勉強しない」「完璧主義になり重要性の低いところにまで時間をかけすぎない」など、メリハリをつけることがボリュームのあるFARでは大切だよ。
「効率的な勉強法が知りたい」が口癖になっている人がいるけれど、「毎日コツコツ勉強する」が結局のところ合格への一番の近道だから、それも忘れないでね。

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