【USCPA資格】

USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)の試験の違い

困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)と、どっちの資格を取ったらいいのかわからなくて、困ったな。
どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)の資格を持っているよ。

USCPAと日本の公認会計士の試験を比較して、USCPAと日本の公認会計士のどっちを受けるか考えてみようか。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

1.試験日

まずは、試験日についてです。

USCPAの試験は、一年を通していつでも受けられますし、不合格でも、受験結果が発表されしだい再受験が可能です。

一方、日本の公認会計士の試験は、短答式試験が5月下旬と12月上旬の年2回、論文式試験が8月下旬の年1回であり、自分の都合で決められるわけではありません。

不合格の場合、翌年に再受験することになります。

  1. USCPA:試験日の選択の自由度が高い。
  2. 日本の公認会計士:試験日の選択の余地なし。

 

2.試験科目

つぎに、試験科目について見ていきましょう。

USCPAの試験は、4科目です。

USCPA試験の科目

  1. 財務会計(FAR:Financial Accounting & Reporting)
  2. 監査および証明業務(AUD: Auditing & Attestation)
  3. 諸法規(REG: Regulation)
  4. ビジネス環境及び諸概念(BEC: Business Environment & Concepts)

一方、日本の公認会計士の試験は、短答式試験4科目、論文式試験6科目です。

日本の公認会計士試験の科目

  1. 短答式試験:財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目
  2. 論文式試験の必修科目:財務会計論、管理会計論、監査論、企業法、租税法の5科目
  3. 論文式試験の選択科目:経営学、経済学、民法、統計学のうち1科目選択
  1. USCPA:4科目
  2. 日本の公認会計士:短答式試験4科目、論文式試験6科目

 

3.試験の形式

さらに、試験の形式を見ていきます。

USCPAの試験は、4科目中1科目(BEC)のみ記述式問題がありますが、他の3科目は4択問題と穴埋めの総合問題だけです。

また、仕訳や計算の問題が少なく、暗記すれば解ける問題が多いです。

全て英語での出題・解答です

一方、日本の公認会計士の試験は、短答式試験は選択問題ですが、論文式試験は5科目で記述式問題です。

また、複雑な仕訳や計算の問題も多いです。

  1. USCPA:記述式が少なく、暗記中心
  2. 日本の公認会計士:記述式が多く、計算問題中心

 

4.試験勉強のスタイル

試験勉強のスタイルについても見ていきましょう。

USCPAの試験は、一科目ずつ受験することが可能で、科目合格制度があるので、一科目ずつ勉強して、合格を積み上げていくことができます。

一方、日本の公認会計士の試験は、短答式試験を全科目合格したら論文式試験に進むという形式で、全科目一度に勉強しなければなりません。

ただし、短答式試験合格者は、短答式試験が2年間免除になるという制度はあります。

  1. USCPA:コツコツ1科目ずつ勉強できる。
  2. 日本の公認会計士:全科目一度に勉強する必要がある。

 

5.合格までの勉強時間

合格までにどのくらいの勉強時間がかかるのでしょうか。

USCPAの試験は、USCPAの予備校の宣伝では1,000時間、実際は1,500時間くらいかかっている人が多いようです。

日本の公認会計士の試験は、少ない人で3,000時間、平均すると4,000時間から5,000時間くらいかかっているようです。

合格までの勉強時間については、日本の公認会計士は、USCPAの2倍から3倍くらいはかかる。

 

6.合格となる基準

合格となる基準はどうなっているのでしょうか。

USCPAの試験は、99点満点中75点以上で合格になります。

合格者数に制限がないため、75点取れば合格となる「絶対評価」です。

一方、日本の公認会計士の試験は、「トップから何%が合格」という決め方をしています。

合格者数に制限がある「相対評価」です。

USCPA試験は「絶対評価」、日本の公認会計士試験は「相対評価」というのは、大きな違いではないでしょうか。

  1. USCPA:絶対評価
  2. 日本の公認会計士:相対評価

 

7.合格率

合格率はどのくらいなのでしょうか。

USCPAの試験は、各科目の合格率は、50%以上あります。

ただし、日本人だけだと、30%くらいだと言われており、全科目の合格率だと、10%くらいになると言われています。

一方、日本の公認会計士の試験は、10%くらいになるように調整されています。

とはいえ、最近は短答式試験の合格率は20%を超えていますし、論文式試験の合格率は40%近いです。

合格率については、USCPAの方が高いと言われているが、実際は日本の公認会計士とあまり変わらないのではないか?

 

8.合格者の平均年齢

合格者の平均年齢はどのくらいなのでしょうか。

USCPAの試験は、働きながら勉強する人が多いため、合格者の平均年齢は30代半ばです。

一方、日本の公認会計士の試験は、一定期間に大量の勉強をしなくてはならないため、大学生のうちに勉強して合格してしまう人が多く、合格者の平均年齢は20代半ばです。

  1. USCPA:30代半ばで合格
  2. 日本の公認会計士:20代半ばで合格

 

9.まとめ

USCPAと日本の公認会計士の試験の違いを見てきました。

まとめると以下のようになります。

試験の比較 USCPA 日本の公認会計士
試験日 自由に決められる 既に決められている
試験科目 4科目 短答式試験が4科目、論文式試験が6科目
試験の形式 記述式が少なく、どちらかというと暗記系 記述式が多く、計算問題が多い
試験勉強のスタイル 1科目ずつ勉強 全科目一度に勉強
合格までの勉強時間 1,000時間以上 3,000時間以上
合格となる基準 絶対評価 相対評価
合格率 30%(実際は10%くらいではないか?) 10%(実際はもっと高い?)
合格者の平均年齢 30代半ば 20代半ば

日本の公認会計士より、USCPAの方が、試験の受けやすさ、試験科目の少なさ、試験勉強のしやすさなどから、合格しやすい試験であると言えます。

ただ、USCPAの試験は、当たり前ですが英語ですので、個人の英語力により、勉強時間や合格率に大きな差が出ます。

 

以上、「USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)の試験制度の違い」でした。

困った君
困った君
USCPAと日本の公認会計士の試験の違いが分かったよ。

USCPAの方が合格しやすい試験であると言えるんだね。

どこ
どこ
そうだね。とはいえ、試験自体が簡単だというわけではないから、その点は注意してね。

ABOUT ME
どこ
ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。