【USCPA試験】基礎情報

USCPA(米国公認会計士)試験の合格に必要な英語力と会計知識

困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験を受けようか考えているよ。

英語ができないし、簿記検定なども受けたことがないんだけど、自分の今の英語力と会計知識で合格できるのか自信が無くて、困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)試験に約1年で合格したよ。

USCPA試験に取り組む前に、自分の英語力と会計の知識でUSCPA試験に合格できそうか、自己判断したんだよ。

その時の経験と、USCPA予備校の公表を基に、USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識について話していくね。

1.結論:BATIC(国際会計検定)を受けてみる

USCPA試験合格に必要な英語力と会計知識は、どのくらいなのでしょうか。

結論から書いてしまいます。

BATIC(国際会計検定)を受けてみれば分かります。

BATIC(国際会計検定)で、80%(中級レベル)から90%(上級レベル)のスコアが取得できれば、自分の英語力と会計の知識で、USCPA試験に合格できる可能性があると、自己判断ができます。

 

「USCPA(米国公認会計士)試験合格に必要な英語力と会計知識」については、既に色々な人がブログなどで書いていて、おなかいっぱいでしょう。

でも、自分がUSCPA受験生の時に、そのようなブログを読んでも、結局どのくらいの英語力と会計知識が必要なのかピンときませんでした。

 

ですので、USCPA試験に合格できそうか判断するため、BATIC(国際会計検定)の学習をしましたが、それは正解だったと思います。

USCPA試験の勉強前の、英文会計の基礎固めができましたし、90%くらいのハイスコアが取れたので、自信を持ってUSCPAの勉強に取りかかることができました。

 

BATIC(国際会計検定)は、市販のテキストと問題集を使って、独学で勉強できます。

USCPAのように、長時間の勉強も、高額な予備校の受講料も必要ありませんので、ご安心ください。

 

(1)TOEICや日商簿記検定では分からない

USCPA試験に必要な英語力や会計知識については、TOEICや日商簿記検定と比較されることが多いです。

ですが、英検とTOEICで出題される英語の分野が違うように、USCPA試験とTOEICも違います。

英検はどちらかというとアカデミックな英語、TOEICは主にオフィスで必要となるビジネス英語、USCPA試験は会計関連の専門英語です。

出題される英語の分野が違うのに、しかもTOEICはReadingとListeningの試験、USCPA試験はほとんどがReadingで一部Writingの試験なのに、比較してもあまり意味が無いと思います。

同様に、USCPA試験と日商簿記検定で、必要な会計知識は違います。

 

(2)BATICで「会計×英語」のセンスがあるか分かる

USCPA試験は会計の試験を英語で受けるわけですので、必要なのは「会計×英語」です。

BATIC(国際会計検定)は「会計×英語」の試験ですので、TOEICや日商簿記検定より、よっぽどUSCPA試験に近いです。

 

少なくとも、「会計×英語」のセンスがあるか、「会計×英語」の勉強をして苦痛ではないかが分かります。

USCPA試験は長丁場となるので、「会計×英語」の勉強が苦痛だと、勉強が継続できず、USCPA試験の合格は難しくなります。

 

会計/英語 英語ができない 英語ができる
会計知識がない ①USCPA合格の可能性が高い ②USCPA合格可能性あり
会計知識がある ②USCPA合格可能性あり ③USCPA合格の可能性が高い

 

上の表はかなり単純化していますが、BATIC(国際会計検定)といった「会計×英語」の試験でハイスコア(80%以上)が取得できれば、「会計知識がない×英語ができない」には当てはまらず、「①USCPA不合格の可能性が高い」にはならないだろうと、自分で判断できるわけです。

 

「BATIC(国際会計検定)を受けてみましょう」というだけでは、「USCPA(米国公認会計士)試験合格に必要な英語力と会計知識」の説明としては不十分でしょうから、もう少し補足します。

 

 

2.USCPA試験合格に必要な英語力

USCPA試験合格に必要な英語力について、USCPA予備校が公表している英語力を参考に、もう少し詳しく見ていきます。

 

(1)アビタス

まずは、アビタスが公表している「必要な英語力」を見ていきます。

アビタスの公式サイトに、「英語力はどれくらい必要ですか?」というピンポイントの質問と回答が載っています。

洋書を使用すればTOEIC800点以上、当校のオリジナルテキストを使用すればTOEIC400~500点レベルから合格可能です。

どこも元アビタス受講生でしたので、アビタスのテキストでUSCPAの勉強をしましたが、アビタスのテキストは、基本的に日本語ですので、英語力があまり高くなくても理解できます。

 

問題文も比較的ベーシックな英文法で書かれていますので、会計用語をマスターすれば十分に読解可能です。

こちらの回答にも同意で、英語で会計用語をマスターできれば、試験問題も読めます。

どんなレベルの大学であれ、大学入試を突破できたくらいの英語力があれば、USCPAの問題を解くのに差し支えないと思います。

 

(2)TAC

つぎに、TACが公表している「必要な英語力」を見ていきます。

TACの公式サイトに「英語力に不安があるのですが、大丈夫?」という質問と回答が載っています。

USCPA試験の問題は比較的シンプルな英語で書かれています。
専門用語以外には難解な語彙や文法項目は出てきません。
学習開始時点での英語力は「高校卒業程度」で十分だといえます。

こちらの回答にある通り、USCPA試験の問題は、比較的シンプルだと思います。

ただ、多くの英文を限られた時間で読まないといけません。

ですので、どちらかというと、難解な英文を読む力より、シンプルな英文を斜め読みして、大事なポイントを拾い出す力が必要だと思っています。

 

最初は、なかなか英文の斜め読みなどできないと思いますが、USCPAの勉強をしているうちに、英文慣れしていきます。

学習開始時点での英語力は「高校卒業程度」で十分と回答に書かれていますが、USCPAの勉強をしているうちに英語力が上がりますので、勉強開始時点での英語力は高くなくて大丈夫です。

 

(3)どこの意見(追記)

「USCPA予備校は英語力が低くても大丈夫と言っているが、そんなことはない」などと受験生から批判を受けがちですが、個人的にはUSCPA予備校が言っていることは外れていないと思います。

あいかわらず、不合格になった方から「英語力が低いから合格できない」「英語力の補強がしたい」とのご相談が多いため、こちらに追記します。

 

英語力については、以下のように判断するとシンプルだと思います。

  1. 文自体が理解できない:事前に英文法の復習をする(主語・動詞・目的語・補語の区別がつくくらいのレベルにはなる)
  2. 単語が知らないから理解できない:最初からUSCPAの勉強をする(USCPAの勉強を通して、専門用語を英語で覚えていく)

 

英文法の復習と言ってもガッツリやる必要はなく、たとえばこのようなテキストでサラッと復習すれば良いのではないかと思います(すぐに終わると思います)。

 

「ロイヤル英文法」などの分厚い英文法解説書や、英語で勉強した方が良いからと「English Grammar in Use」などに手を出すのはやめた方がいいです。

また、留学を考えたり、英語塾に通い始めたり、オンライン英会話を受けたり、TOEICの勉強を始めたりなども、USCPAの英語とはあまり関係ないです(USCPA試験合格後のためでしたら、止めませんが)。

 

 

3.USCPA試験合格に必要な会計知識

つぎに、USCPA試験合格に必要な会計知識を見ていきます。

 

(1)アビタス

まずは、アビタスが公表している「必要な会計知識」を見ていきます。

アビタスの公式サイトに、「日本の簿記・会計知識は必要ですか?」という質問と回答が載っています。

会計初学者の方でも学習可能です。当校では英文会計入門コースからスムーズにスタートできるようにプログラムを用意していますので安心です。

日本の簿記検定などを受けたことがなくても、英文会計入門コースで勉強すれば十分だと思うので、完全に同意です。

 

当校では、これまでも多くの方が会計知識ゼロからチャレンジされ、USCPA(米国公認会計士)に合格されています。

会計知識ゼロでアビタスで英文会計入門コースから始めて、USCPA試験に合格した知り合いが何人もいますので、これも同意です。

 

ちなみに、アビタスの受講生については、会計初学者と会計経験者は以下のようになっているそうです。

アビタス受講生の会計初学者と会計経験者

  1. 会計初学者(簿記学習未経験・大学での会計学習未経験・経理経験なし)が55%
  2. 会計経験者(簿記3級10%・簿記2級30%・簿記1級5%)が45%

つまり、半数は会計初学者です。

 

ただ、まれに、英文会計入門コースですら理解できないし、勉強が苦痛という方がいます。

英文会計入門コースは、USCPA取得プログラム全体の一部、一番最初に取り組むものです。

ですので、USCPA取得プログラムの受講料を払って、英文会計入門コースの学習を始めたのに、最初から合わないと、USCPA取得プログラムの受講料が、丸々無駄になるということになってしまいます。

よって、USCPAの学習に取り組む前に、英文会計入門コースと学習内容が重複しているBATIC(国際会計検定)の学習をしてみて、「会計×英語」の学習が自分に合うか自己判断することをおすすめしているわけです。

 

アビタスの英文会計入門については、こちらを参考にしてください☟

USCPA試験 アビタス「英文会計入門」の勉強方法と単位認定試験までの勉強時間

BATTIC(国際会計検定)については、こちらを参考にしてください☟

【2021年変更】BATIC(国際会計検定)が新しく!どうなった?どう勉強する?

 

(2)TAC

つぎに、TACが公表している「必要な会計知識」を見ていきます。

TACの公式サイトに、「日商簿記2級をすでに取得済み。U.S. CPAを目指す上で、簿記を学習したことでのメリットは?」という質問と回答が載っています。

最初の4カ月程度で企業会計(商業簿記)と管理会計(工業簿記)を学習することになります。
日商簿記2級レベル以上の会計知識をお持ちの方であれば、これらの分野はスムーズに学習を進めていただけると思います。

ビジネス・ロー、連邦税法などの法律科目や監査論なども出題範囲に含まれていますが、
日商簿記2級以上の学習者はこれらの科目に比重を置いて勉強することで、より短期間での合格を目指せます。

 

USCPA(米国公認会計士)試験は、以下の4科目です。

USCPA(米国公認会計士)試験の4科目と簿記2級

  1. FAR(財務会計)☜簿記2級の商業簿記で基礎を理解すれば、少し有利
  2. BEC(企業経営環境・経営概念)☜簿記2級の工業簿記で15%くらいカバー
  3. REG(諸法規)☜簿記2級でカバーできず
  4. AUD(監査及び証明業務)☜簿記2級でカバーできず

日商簿記2級に合格していれば、企業会計(商業簿記)と管理会計(工業簿記)の出題分野が、FARとBECの出題分野に重複するので、この2科目は多少有利になります。

ですが、ビジネス・ロー、連邦税などの法律科目や監査論などは、日商簿記2級とは出題分野が重複しないので、REGとAUDは、一から勉強が必要だということになります。

 

日商簿記2級などの会計知識があれば、全く会計知識がない人よりは、FARやBECの勉強時間は少なくてすみますが、USCPAの科目4科目のうち2科目で少し有利なだけです。

特に、BECに関しては、出題範囲は、コーポレートガバナンス、経済、財務管理、IT、管理会計と5つの分野に広くわたっており、管理会計(工業簿記)は、全体の15%から25%しか占めていません。

 

よって、たとえ日商簿記2級に合格しているとしても、USCPA試験の合格には、そこまで大きなアドバンテージにはならないと思います。

 

ほか、会計やビジネス関連資格と、USCPA試験との試験内容の重複については、他資格合格者の方のためのぺージが詳しいので、参考までに掲載します。

注)BATICは、2021年度から新制度になりましたので、880点という括り(Subject2)は既にありません。

日本の公認会計士試験でさえ、出題が重複していない分野も多いことが分かると思います。

ですので、USCPA試験が初めての会計試験で、会計知識がないとしても、気にしなくて良いと思います。

 

 

4.まとめ:辛口なコメントです

USCPA(米国公認会計士)試験合格に必要な英語力と会計知識に関して、以下のような声を聞きますが、ナンセンスだと思います。

  1. あの人(合格者)は、TOEICの点数が高いから、USCPA試験に合格できた
  2. あの人(合格者)は、日商簿記1級までもっていたから、最初から有利だった
  3. 自分は、TOEICの点数が低いから、なかなかUSCPA試験に合格できない
  4. 自分は、簿記検定を受けたことがないから、最初から不利だった

 

最初はどうであれ、USCPA試験の勉強をしていけば、当たり前ですが英語力も会計知識もどんどん身についていきます。

もしなかなかUSCPA試験に合格できないとしたら、それは英語力のせいでも、もともとの会計知識不足のせいでもありません。

単に、USCPA試験の勉強量が足りないだけです。

なかなかUSCPA試験に合格できない場合、知識の積み上げが足りず、合格ラインに届いていないだけです。

 

英語力が低いから合格できないという方がいますが、日本語で聞いてもポイントを理解していなかったりしますので、英語力の問題ではないと思います。

英語力のせいにして、USCPA試験と全く関係のない英語の勉強を始めたり、簿記検定2級の勉強をしなかったせいなどといって、簿記検定2級の勉強を始めて、USCPA試験合格まで遠回りする方がこれ以上出ないよう、少し辛口で書かせていただきました。

 

 

以上、「USCPA(米国公認会計士)試験の合格に必要な英語力と会計知識」でした。

困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験に合格するのに、高い英語力が必要なわけでも、簿記検定などに合格していないといけないわけでもないんだね
どこ
どこ
そうだね。高い英語力や会計知識があるかよりも、「会計×英語」のセンスがあるかどうかが大事だと思うよ。

「会計×英語」の学習が嫌ではなくて、学習を続けていけそうだと感じれば、最初から高い英語力や会計知識が無くても、必要な学習時間は変わってくるとはいえ、USCPA試験に合格できると思うよ。

「会計×英語」の学習が嫌ではないかたしかめるため、BATIC(国際会計検定)の学習をしてみてね。

BATIC(国際会計検定)の学習が嫌でなければ、USCPA試験も合格まで突っ走れると思うよ

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ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。
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