海外就職

USCPA資格の相互承認協定(MRA)とは?米国以外の国でも公認会計士になる!

サイト内にプロモーションを含む場合があります
困った君
困った君
将来、海外で働きたいから、USCPAを取ろうか迷っているよ。

でも、USCPAを持っていると、どの国で働けるのか分からなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA資格を取ったあと、タイのバンコクで、米国企業のシニアアカウンタントとして働いていたよ。

USCPA資格は、国際的な専門資格なので、基本的にはどの国でも評価されるよ。

でも、「相互承認協定(MRA)」を結んでいる国だと、その国の公認会計士として働けるから、USCPA資格がより活かせるよね。

今回は、USCPA資格の「相互承認協定(MRA)」について、ご紹介していくね。

海外で働きたい場合は、USCPA(米国公認会計士)の取得を検討してみてください。

 

USCPAの学校はアビタスがおすすめです。

アビタスへの資料請求や説明会申込み(無料)↓

アビタス公式サイト

 

アビタス紹介割引(入学金11,000円割引)↓

アビタスへの紹介ご依頼フォーム

Abitus紹介ご依頼フォーム

1.USCPA資格の相互承認協定(MRA)とは

まずは、USCPA資格の相互承認協定MRA:Mutual Recognition Agreements)についてご説明します。

USCPA資格の相互承認協定

  1. USCPA資格を持っていると、相互承認協定を結んでいる国々では、その国の会計士資格を再取得しなくても、その国の会計士と同じ業務ができる。
  2. 相互承認協定を結んでいる国々の会計士は、米国でUSCPAと同じ業務ができる。

 

AICPA(米国公認会計士協会)によると、相互承認協定を結ぶ目的は、会計専門家の国家間での流動性を高め、米国および相互承認協定を結んでいる国々において、会計専門家の育成に貢献するためだそうです。

ちなみに、CPA試験の受験も、米国以外の国々でできるようになってきましたが、それもグローバル化の一環と考えられます。

 

 

2.USCPA資格の相互承認協定を結んでいる国

つぎに、USCPA資格の相互承認協定を結んでいる国について見ていきます。

2023年月時点では、AICPA(米国公認会計士協会)/NASBA(全米州政府会計委員会)と、以下の会計専門家団体との間で、相互承認協定が結ばれています(NASBAのサイトの相互承認協定の記載を参照しました)。

 

米国と相互承認協定がある国の会計専門家団体

  1. South African Institute of Chartered Accountants
  2. CPA Australia
  3. Chartered Accountants Australia and New Zealand (CAANZ)
  4. CPA Canada (CPAC)
  5. Chartered Accountants Ireland (CAI)
  6. Institute of Certified Public Accountants in Ireland(CPA Ireland)
  7. Instituto Mexicano de Contadores Publicos (IMCP)
  8. Institute of Chartered Accountants of Scotland (ICAS)

注釈:

 

つまり、以下の8か国の会計士協会と相互承認協定が結ばれており、以下の7か国では、USCPA資格が特に活かせるということになります。

米国と相互承認協定がある国

  1. カナダ
  2. メキシコ
  3. 南アフリカ
  4. オーストラリア
  5. ニュージーランド
  6. アイルランド
  7. スコットランド

現時点では、米国と地理的に近いカナダとメキシコ、英国と関連の強い南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、スコットランドと相互承認協定を結んでいるといったところでしょうか。

 

日本人のUSCPAとしては、今後、日本をはじめとして、韓国や中国などのアジアの国々とも相互承認協定が結ばれてほしいです。

日本は、日本語という言語の問題と、日本の公認会計士試験の難易度の高さによる「参入障壁」により、グローバルなCPA競争に巻き込まれていない気がしますが、相互承認協定が、この壁を崩すきっかけになるのではないかと思います。

ちなみに、以前タイでUSCPAとして働いていましたが、タイもタイ語という言語の問題があり、タイの公認会計士試験は、日本の公認会計士試験以上に難易度が高いため、日本よりさらに高い「参入障壁」があるように感じました。

 

CPA試験の受験地についても、アジアでは日本だけでしたが、最近、ネパール(2020年12月)とインド(2021年1月より)が追加されました(NASBAのサイトのTesting Center Eligibility Tableより)。

英語圏かつ英国と関連が強いといった点を考慮すると、インドの方が日本より先に相互承認協定が結ばれるかもしれませんね。

 

 

3.相互承認協定国で会計士資格を取得するには?

さいごに、相互承認協定を結んでいる国で、USCPAが会計士資格を取得するためには何が必要かを見ていきます。

たとえば、オーストラリアの場合は、USCPAのライセンスを保持していれば、オーストラリアの指定された大学にて、オーストラリアの会社法と税法を履修し、単位を取得することで、オーストラリアでの会計士資格が得られます。

また、香港の場合も、USCPAのライセンスを保持していること、香港の税法の試験に合格すること、会計分野での3年の実務経験があることなどが要件となっています(2022年12月に香港は相互承認協定がなくなりました)。

 

USCPA資格の相互承認協定のまとめ

相互承認協定を結んでいる国においては、その国の会社法や税法などの勉強が追加で必要にはなりますが、その国の公認会計士試験をわざわざ受験しなくても公認会計士資格が取得できます。

 

2023年9月時点で、米国と相互承認協定を結んでいる国は以下の通りです。

米国と相互承認協定がある国

  1. カナダ
  2. メキシコ
  3. 南アフリカ
  4. オーストラリア
  5. ニュージーランド
  6. アイルランド
  7. スコットランド

 

USCPA資格は、米国に限らず海外(特に、相互承認協定を結んでいる国)で、公認会計士として働くことを考えている人にとって、取る意味のある資格と言えるでしょう。

 

 

以上、「USCPA資格の相互承認協定(MRA)とは?米国以外の国でも公認会計士になる!」でした。

困った君
困った君
USCPA資格があれば、米国以外でも、公認会計士資格が取得できるんだね。
どこ
どこ
日本の公認会計士資格は、相互承認協定がないから、USCPA資格の方がグローバルに働きたい人向けと言えるね。

今後さらに相互承認協定を結ぶ国が増えていくと思うから、ますますUSCPAが活躍できる場が増えるね。

もし、USCPA試験を受けようか迷っている人がいたら、このUSCPA資格の相互承認協定もぜひ考慮に入れてね。

USCPAについては、以下の記事も参考にしてください。

USCPA(米国公認会計士)知っておきたい10のこと
米国公認会計士(USCPA)とは?ポイントを10にまとめて紹介!米国公認会計士(USCPA)に興味がある人は必見!「USCPAどこのブログ」のUSCPAどこが、米国公認会計士(USCPA)について最初に知っておきたい10のポイントをまとめて解説!...

 

USCPAが海外で働くことについては、以下の記事も参考にしてください。

USCPAが現地採用として海外で仕事を得るために知っておきたいこと
【現地採用】USCPAが海外で仕事を得るために知っておきたいこと3つ!海外で現地採用として働きたいUSCPAは必見!「現地採用はそんなに簡単にはできないよね?」「現地採用されるには英語力はどのくらい必要なの?」「失敗しない現地採用は?」といった疑問に回答。...
USCPAのための海外で働くチャンスの見つけ方 ー海外駐在
【海外駐在】USCPAのための海外で働くチャンスの見つけ方海外で働きたいUSCPAは必見!海外で働く場合は、勤務先から海外に派遣される駐在員と、自分で海外の仕事を探す現地採用の2パターンがあります。駐在員として海外に派遣されるパターンを解説!...
【体験談】USCPAの海外就職ー難しく考えなくてもいいんじゃない?
【体験談】USCPAの海外就職 難しく考えなくてもいいんじゃない?USCPAになったら海外で働きたい方は必見。海外転職・海外就職のポイントを解説!どの国(都市)で働くか決める方法、海外での仕事を探す方法、海外での就職面接をパスするコツがわかります。実際にUSCPAとしてタイのバンコクで働いた経験あり。...
海外移住・海外就職のための情報@タイ・バンコク
【保存版】タイ・バンコク 海外移住・海外就職ガイド 迷いを全部解決!タイのバンコクに移住して働いてみたい人は必見!この記事では、タイの基本情報・就職情報・生活情報を解説しています。実は、バンコクで働くのは難しくありません。この記事を読めば、タイで働くイメージをし、移住に踏み出せるようになります。...
ABOUT ME
USCPAどこ
USCPA(米国公認会計士)/「USCPAどこのブログ」でUSCPA試験とUSCPAのキャリアを発信/アビタス元受講生(アビタス紹介割引の紹介可)/ 著書『USCPAになりたいと思ったら読む本』中央経済社
USCPAのための転職情報
USCPAのための転職情報

 

転職エージェントに登録し、早めに転職活動を始めるのが転職成功のポイント。

USCPAにおすすめの転職エージェントは「MS-Japan」。

 

USCPAにおすすめの転職エージェント「MS-Japan」

 

\登録無料、相談無料

MS-Japan公式サイト



USCPAにおすすめの転職エージェントは「MS-Japan」の一択。

ぜひすぐに登録だけしてみてください。

  1. どこがBIG4大手監査法人に転職した際にお世話になった転職エージェント。
  2. 管理部門・士業特化型エージェントNo.1」で、希望職種が経理職・財務職だったり、監査法人志望だったりするなら、登録必須!
  3. USCPA」で検索でき「USCPA」向けの求人が多いので、どの転職エージェントよりも質の高い「USCPA」の求人に出会えます!

 

どこ
どこ
USCPAに合格したら転職すると決めているなら、USCPAの勉強を始めてすぐ、転職エージェントに登録してね。

すぐに転職する気がなくても、転職エージェントに登録だけはしておいた方がいいよ。

希望に合った新規求人・転職可能なおすすめ求人がメールで届くよ。

気になる求人をストックしておけば、転職したくなったときに必ず役立つからね。