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【2024年最新】ISCはどんな科目?試験対策をUSCPAが徹底解説!

USCPA試験のISCはどんな科目?2024年新試験の対策と傾向を解説
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困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験の選択科目はISCにしたよ。

ISCはどんな科目で、どのように勉強すればいいのかわからなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

新USCPA試験では選択科目を1つ選ぶことになったけど、実はISCを選ぶ人は現時点でかなり少数派。

ISCの教材は用意しないUSCPA予備校があったりするし。

ISCは新出事項が一番多い科目だから、少なくとも2024年は選ぶ人が少ないだろうね。

とはいえ、必要なスキルレベルが一番低い科目だし、自分のキャリアに親和性があるからISCを選ぶ人もいるよね。

ISCを選びたい!という人に向け、ISCという科目の特徴や受験対策を解説するね。

新USCPA試験のISCのBlueprintについては、こちらを参考にしてください。

Blueprint ISC
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新USCPA試験のAUDのBlueprintについては、こちらを参考にしてください。

【2021年7月改正後】USCPA試験 AUD Blueprintsの内容
【AUD】新USCPA試験のAUDのBlueprint(ブループリント)を徹底解説!【AUDのBlueprint】USCPA試験合格のため、AICPAのBlueprintsを一読するのをおすすめしています。BlueprintsのAUD部分に何が書かれているか、特に高いスキルが必要なのは何か解説!...

 

新USCPA試験のAUDの試験対策については、こちらを参考にしてください。

【AUD】USCPA試験のAUDはどんな科目?2024年新試験の対策と傾向を解説
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新USCPA試験の選択科目の選び方については、こちらを参考にしてください。

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新USCPA試験制度については、こちらを参考にしてください。

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USCPAの勉強を始めていない場合「USCPAの始めかた」も参考にしてください。

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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

新USCPA試験に対応しています!

1.新USCPA試験のISCはどんな科目?

 

この記事を読んでくださっているのは、USCPA試験の選択科目でISC(Information Systems and Controls:情報システムと統制)を選んだ方でしょう。

もし、まだ選択科目が選べていない場合USCPA試験の選択科目の選び方を参考にしてくださいね。

 

2024年からの新USCPA試験で選択科目ができて

  • こんなキャリアの人にこの科目を選んでほしい!
  • この科目ではこんなことを学んでほしい!

など、旧USCPA試験より求められることが明確になっています。

 

よって、ISCを選んだからには、ISCという試験科目についてよく理解してから試験対策を始めた方がいいでしょう。

ISCはどんな科目?

  1. ISCは情報システムと統制に重点を置いている
  2. ISCはAUDが前提でBECの内容も出る
  3. ISCはMC問題が60%、TBS問題が40%
  4. ISCで求められるスキルレベルは低い
  5. ISCは新出事項が多いので対策しにくい

 

(1)ISCは情報システムと統制に重点を置いている

ISCという試験科目がどんな科目かというと、情報システムと統制に重点が置かれた科目です。

 

ISCはこのようなことに関して、受験生の知識を評価するように設計されています。

  • IT
  • データガバナンス
  • ビジネスプロセスに関連する保証・アドバイザリーサービス
  • 内部統制テスト
  • 情報システムセキュリティ

 

AICPAのBlueprintsによれば、このような内容がISCという試験科目に含まれます。

  • ERP systems and data governance(ERPシステムとデータガバナンス)
  • Security, threads, attacks, and mitigation(セキュリティ、スレッド、攻撃、緩和策)
  • Confidentiality and privacy(機密性とプライバシー)
  • SOC examination(SOC検査)

 

(2)ISCはAUDが前提でBECの内容も出る

ISCは、AUDの延長にある科目、つまりAUDを前提とした科目です。

 

新USCPA試験では、3つの必須科目(FAR・AUD・REG)でUSCPA受験生の基礎的な知識を試します。

そして、3つの選択科目(BAR・ISC・TCP)で高度な知識を試します。

 

新USCPA試験での必須科目と選択科目の関係

必須科目 選択科目
会計 FAR AUD
監査 AUD ISC
税務 REG TCP

 

 

AUDでは基礎的な監査業務に関する知識が試されます。

ISCでは一歩進んで、データのライフサイクルにおけるデータの収集、保存、消費を含むデータ管理に関する知識が問われます。

 

ISCは、旧USCPA試験のBECで出題されていた内容が含まれます。

旧USCPA試験の科目と新USCPA試験の科目の対応

BECの内容は、税務科目(REGとTCP)以外に配分されます。

 

会計周りはFARかBARに配分され、ガバナンスやITはAUDやISCに配分されると考えるといいですね。

 

(3)ISCはMC問題が60%、TBS問題が40%

ISCの得点割合は、MC問題が得点の60%、TBS問題が残りの40%を占めます。

 

USCPA試験の科目は全部で6科目ありますが、ISC以外の科目はMC問題が得点の50%、TBS問題が残りの50%なんです。

ISCのみMC問題の得点割合が高いことに大注目!!!

 

テストレット(問題群)は5つあります。

テストレット1と2は、それぞれ41問のMC問題(四択問題)で、合計82問。

テストレット3、4、5は、1問、3問、2問のTBS問題(事例形式問題)で、合計6問。

 

ISC新試験テストレット問題数

ISCのMC問題は82問とかなり多く、得点の割合は60%です。

知っていれば解ける問題が多いので、しっかり理解して覚えておき、確実にMC問題で得点していく必要があります。

 

(4)ISCで求められるスキルレベルは低い

ISCで合格するために必要なスキルレベル(Skill Level)は低いです。

 

スキルレベル割合 ISC

ISCは、Remembering and Understanding(記憶と理解)、Application(応用)、Analysis(分析)という3つのスキルレベルがあります。

Remembering and Understanding(記憶と理解)が55%から65%もあり、覚えておけば解ける問題がかなり多いことに大注目!!!

 

のちほど改めて解説しますが、ISCには3つの出題分野があります。

ISCの出題分野

  1. 出題分野1:情報システムとデータ管理(35–45%)
  2. 出題分野2:セキュリティ、機密性、プライバシー(35–45%)
  3. 出題分野3:システムとSOC業務の考慮事項(15–25%)

 

Remembering and Understanding(記憶と理解)

記憶と理解は、全体の55%から65%です。

覚えておけば解ける問題はかなり多いですね。

3つの出題分野が該当しますが、基準、規範、フレームワーク、手順の理解に重点が置かれます。

 

Application(応用)

応用は、全体の20%から30%です。

3つの出題分野が該当します。

情報システム、データ管理、SOC業務に重点を置きます。

 

通常は、計算問題は応用に入ります。

ですが、ISCに関しては、計算問題はないと考えていいと思います。

あってもかなり少ないでしょう。

 

Analysis(分析)

分析は、全体の10%から20%です。

かなり少ないですね。

出題分野1と2に集中し、情報統制の適切性や設計の欠点、機能のばらつきを認識することを問います。

 

USCPA試験で必要なスキルレベルについては、こちらを参考にしてください。

USCPA試験 Blueprintsのスキルレベルとは?
USCPAのBlueprintsのスキルレベル(Skill Level)とは?効果的な学習で必須!USCPA試験の学習を効果的に進めるため、Blueprints(ブループリント)に書かれているスキルレベル(Skill Level)は知っておくこと!スキルレベル(Skill Level)は4つあり、ブルームの「教育目標分類法」が基になっている。...

 

(5)ISCは新出事項が多いので対策しにくい

旧USCPA試験から新USCPA試験への過渡期の受験生向けの話になりますが、ISCは新出事項が多いです。

よって、ISCの対策は新USCPA試験に切り替わってしばらくは、対策がしにくい科目と言えます。

 

選択科目の中では、TCPも新出事項が多いですが、ISCは新出事項はかなり多いです。

よって、新出事項が少ないBARがおすすめされているわけです。

 

4月時点では、2024年1Qの受験可能期間が終わっており、アンケートを取ったところ、選択科目を受験した方の3%しかISCを受験した人はいませんでした。

 

 

2.新USCPA試験でのISCの受験対策を解説

ISCの試験対策と傾向を解説

 

新USCPA試験でのISCの試験対策を解説します。

ISCの試験対策

  1. AUDとISCを同時並行で学習・受験しないこと
  2. ISCのMC問題がサクッと解けるようにしておくこと
  3. ISCの出題内容をよく理解すること
  4. ISCの問題を追加でやってみること

 

(1)AUDとISCを同時並行で学習・受験しないこと

AUDの次にISCを学習・受験する方が多くなると思います。

順番としては、AUD→ISCというのが効率的でしょう。

なぜなら、どちらも監査に関する知識を問うからです。

 

とはいえ、AUDとISCを同時に学習・受験することはおすすめできません。

なぜなら、どのくらいのレベルで合格できるのかわからないため、学習が多すぎたり、反対に足りなかったりする可能性があるからです。

それに、AUDとISCに関しては、そこまで内容が重複していないので同時に学習をする必要はないと思います。

 

まずはAUDを受験し、合格レベルを把握(たとえAUDに不合格であっても)。

それからISCの学習をするのがいいと思います。

 

(2)ISCのMC問題はサクッと解けるようにすること

ISCは4時間のコンピューター・ベースの試験です。

この限られた時間の中で、すべての問題を解き終えるためには、タイムマネジメントが重要。

 

ISCの試験でのおすすめの時間配分は、以下のようになります。

ISC 新USCPA試験のおすすめの時間配分

ISCは覚えていれば解答できるMC問題が多く、TBS問題もそこまで時間がかからないことが想定されます。

なぜなら、科目の性質上、計算させたり分析させるような問題が多くは出せない(作れない)からです。

 

テストレット1と2のMC問題は、1問当たり1分半くらいで解けるようにしておくといいでしょう。

数が多いのでサクッと解けるようにしておかないと、TBS問題もそこまで時間がかからないにしても、時間が足りなくなる可能性があります。

 

ISCのおすすめの時間配分については、こちらを参考にしてください。

USCPA試験 受験当日の各科目(FAR・BEC・AUD・REG)の時間配分
【2024年新試験】USCPA受験当日の科目別の時間配分と4つのポイントUSCPA新試験の時間配分が知りたい方は必見!各試験科目ごとの受験当日の時間配分を解説しています。時間が足りなくて問題が解けないということがないよう、タイムマネジメントのポイント4つも紹介。...

 

(3)ISCの出題内容をよく理解すること

ISCの試験内容は、情報システムと統制に関する高度な概念をカバーするものです。

IT監査・アドバイザリーサービス(SOC業務を含む)、データ管理(データ収集・保存・利用など)に関する知識やスキルが試されます。

 

ISCの出題内容は、以下のようになります。

ISCの出題内容

  1. SOC 2®の計画、実施、報告における、「サービス組織のシステムの記述基準」と「セキュリティ、可用性、処理の完全性、機密保持、プライバシーに関するトラストサービス基準」の使用
  2. SOC 1®の業務における計画、特定の手続(財務報告に係る内部統制のテストを除く)と報告

 

また、ISCには3つの出題分野があります。

出題分野に沿って、さらに出題内容を見てみましょう。

 

ISCの出題分野

  1. 出題分野1:情報システムとデータ管理(35–45%)
  2. 出題分野2:セキュリティ、機密性、プライバシー(35–45%)
  3. 出題分野3:システムとSOC業務の考慮事項(15–25%)

 

出題分野1:情報システムデータ管理

出題分野1では、情報システムとデータ管理が出題されます。

  1. 情報システム
  2. データ管理

 

もともとBECで出題されていたITの論点が発展した内容を考えるといいですね。

高い知識・スキルも求められ、TBS問題での出題もあります。

 

出題分野2:セキュリティ、機密性、プライバシー

出題分野2では、セキュリティ、機密保持、プライバシーを対象としています。

SOC2®業務における統制テストに関するもので、他のIT監査やアドバイザリー業務で実施される可能性のある手順に似たものです。

 

以下のようなものが出題されます。

  1. 規制・規格・フレームワーク
  2. セキュリティ
  3. 機密保持・プライシー
  4. インシデントレスポンス

 

これも、もともとBECで出題されていたITの論点が発展した内容と考えられます。

高い知識・スキルはそれほど多く求められないため、MC問題での出題がメインとなるでしょう。

 

出題分野3:システムとSOC業務の考慮事項

出題分野3では、SOC業務に対する考慮事項が扱われています。

 

以下のようなものが出題されます。

  1. SOC業務の計画・実施に特有の留意点
  2. SOC業務に関する報告書に特有の留意点

 

もともとAUDで出題されていたSOC業務の論点が詳細に問われると思われます。

高い知識・スキルは求められないため、MC問題での出題がメインとなるでしょう。

覚えれば解ける問題が多いため、得点源になります。

 

詳しくは、USCPA試験のISCのBlueprintsを参照してくださいね。

Blueprint ISC
【ISC】新USCPA試験のISCのBlueprint(ブループリント)を徹底解説!【ISCのBlueprint】USCPA試験合格のため、AICPAのBlueprintsを一読するのをおすすめしています。BlueprintsのISC部分に何が書かれているか、特に高いスキルが必要なのは何か解説!...

 

(4)ISCの問題を追加でやってみる

ISCはMC問題がほかの科目より多く、かつ、単に覚えておけば対応できる問題がほかの科目よりは多いです。

よって、事前に少しでも多く問題にあたっておくといいでしょう。

 

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動画は評判がいいため、問題集もおそらくいいのではないかと思います(使った人の評判は悪くないです)。

 

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USCPA試験の洋書問題集については、こちらを参考にしてください。

【2022年】USCPAの洋書問題集は必要?Wiley(ワイリー)が追加教材としておすすめ!
USCPAの洋書問題集はWileyでなくGleimのTest Bankがおすすめ!USCPA(米国公認会計士)洋書問題集は、Wiley(ワイリー)のTest Bankが単科購入できなくなったため、Gleimの Mega Test Bankがおすすめ!どんな人が洋書問題集があるのか種類や、どんな人が洋書問題種が必要か解説。...

 

 

Q&A:新USCPA試験のISCに関するよくある質問

よくある質問 Q&A

 

(1)BECのどの部分がISCに移ったの?

旧USCPA試験のBECのどの部分がISCに移ったのかというと、ITの部分です。

 

アビタス受講生なら、アビタス教材の相関図が分かりやすいですね。

 

もう少し詳細をということであれば、ISCに再配分されるBECの内容を参考にしてください。

ISCに再配分される旧USCPA試験のBECの内容

  1. 業務プロセスと内部統制
  2. ITに関連するリスクとそのリスクに対応する統制
  3. データ管理と関係

 

(2)ISCのリリース問題はある?

ISCのリリース問題(AICPAのReleased Questions)は、2024年のものだけあります。

ちなみに、リリース問題と言うのは過去問で、リリ問と呼ばれています。

 

新USCPA試験でのISC対策として、どのリリース問題をやる?

  1. 2024年のISCの問題
  2. 旧USCPA試験でのAUDでISCに移った内容の問題
  3. BECでISCに配分された内容の問題

 

旧USCPA試験のAUDは、一部はISCに移っています。

よって、ISCに移った内容の問題を解くことになります。

 

また、BECの内容は、ISCに配分されています。

よって、ISCに移ってきたBECの内容の問題を解くことになるわけです。

 

アビタス受講生ならば、アビタスがリリース問題の分類をしてくれています。

また、リリース問題の分類表を用意してくれていますので、その表を見ながらISCに該当する問題を解くといいですね。

 

 

多少、AUDなのかISCなのか分類が不明な問題があるかもしれません。

その場合は、AUDかもしれない問題も解いておけばいいと思います。

 

また、BECの問題については、FAR、BAR、AUD、ISCに配分されているので、どれがISCなのかわからないかもしれません。

その場合は、会計関連の問題以外はAUDかISCと考えると分類しやすいでしょう。

 

AICPAのリリース問題については、こちらを参考にしてください。

USCPA試験 リリース問題(過去問)で試験の傾向とレベルを体感する
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(3)ISCでリサーチ問題は出題される?

ISCでリサーチ問題は出題されます。

とはいえ、新試験では本番で Authoritative Literature のデータベースが使えなくなっており、単純な検索スキルは試されません。

 

新旧リサーチ問題比較

 

ISCの場合は、どんな資料が添付されるか、イマイチ明確ではありません。

BECのときも、何かを参照するような性質の科目ではないということで、リサーチ問題は出題されていませんでした(代わりにWC問題が出題されていました)。

 

ISCのリサーチ問題については、もう少し情報が出てきましたら、追記します。

 

USCPA試験のリサーチ問題については、こちらの記事を参考にしてください。

USCPA試験 リサーチ(Research)問題 これだけは知っておきたい基礎知識と対策
【完全版】USCPA試験のリサーチ(Research)問題対策USCPA(米国公認会計士)試験のリサーチ(Research)問題対策の完全版!「USCPAどこのブログ」のUSCPAどこが解説!これを読めばリサーチ問題に関する基礎知識は十分。リサーチ問題は簡単で得点源になるので、最初から捨てるのはやめること!...

 

(4)ISCはAUDより難しい?

ISCはAUDが前提となっており、AUDの延長線上にあります。

ISCはAUDより専門的と言っていいでしょう。

 

とはいえ、ISCは必要なスキルレベルが高くないため、難しく感じない人がいるかもしれません。

たとえばこんな方だと、ISCという科目の勉強がしやすいでしょう。

  • システム部門で働いている人(システム開発・情報システム管理など)
  • セキュリティ対策を業務の一環でしている人(システムへのアクセスなど)
  • ITの基礎知識がある人(ITパスポート合格者など)
  • AUDの理解がある人(リスク・内部統制など)

 

AUDよりはISCの方が、わからないことをネット検索などをしてカバーする必要があるでしょう。

ISCはAUDよりは知っているかだけを問われる問題が多いので、自分で積極的に周辺知識を身につけようとする人なら難しく感じない可能性はあります。

 

 

以上、「【2024年最新】ISCはどんな科目?試験対策をUSCPAが徹底解説!」でした。

困った君
困った君
ISCは、必要なスキルは低いけど、新出事項が多いから対策がしにくそうだね。

リスクや統制に関しては、暗記だけではだめで、なぜそうなるのか深い理解が必要なんだね。

しっかりAUDで押さえてから、ISCに取りかかることにするよ。

どこ
どこ
ISCで出題される知識は、監査がやりたい人はもちろん、事業会社で働く場合も必要な知識だよね。

USCPAとして学んでおけば、日本の公認会計士と差別化しやすいかも。

ISCは知っていれば解ける問題が多いので、なるべく多くの問題にあたって、周辺知識をネット検索などで補足しておくのが現時点での最善策かもね。

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