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【USCPA資格】

USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)のどっちがいいのか?

USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)のどっちがいいのか?
困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)か、JCPA(日本の公認会計士)、どっちの資格を取るか悩んでいるよ。

自分は、どっちが合っているのか分からなくて、困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)の資格を持っているよ。

やはり、USCPAの資格を取ると決心する前に、日本の公認会計士の資格とどちらを取るべきなのか考えたよ。

USCPAと日本の公認会計士の違いを理解して、USCPAの資格を持つことに決めたので、その経験を基に話していくね。

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

1.試験の違いから考える

まずは、USCPAと日本の公認会計士の試験の違いから、USCPAの資格を取るか、日本の公認会計士の資格を取るか考えていきましょう。

 

(1)USCPAと日本の公認会計士の試験の違い

初めに、USCPAと日本の公認会計士の試験の違いについて、まとめたものをご覧ください。

USCPA 試験 日本の公認会計士 試験
試験日 自由に決められる 既に決められている
試験科目 4科目 短答式試験が4科目、論文式試験が6科目
試験の形式 記述式が少なく、どちらかというと暗記系 記述式が多く、計算問題が多い
試験勉強のスタイル 1科目ずつ勉強 全科目一度に勉強
合格までの勉強時間 1,000時間以上 3,000時間以上
合格となる基準 絶対評価 相対評価
合格率 30%(実際は10%くらいではないか?) 10%(実際はもっと高い?)
合格者の平均年齢 30代半ば 20代半ば

 

USCPA試験の方が、日本の公認会計士試験より、試験の受けやすさ、試験科目の少なさ、試験勉強のしやすさなどから、合格しやすい試験であると言えるでしょう。

ただ、USCPA試験は、英語で受験しますので、個人の英語力により、勉強時間や合格率に大きな差が出る点にご留意ください。

 

(2)USCPA試験は合格しやすいから、USCPAの方がいい?

USCPAの試験の方が、日本の公認会計士の試験より、合格しやすいと言えるでしょう。

なので、USCPA試験を受けようと考える方もいるのではないでしょうか。

そのような判断はどうなのでしょうか。

 

①USCPA試験は合格しやすいけど、簡単なわけではない

USCPAの試験のしくみから、合格しやすいということは言えます。

ですが、決してUSCPAの試験自体が簡単だというわけではありません。

USCPAの試験が簡単だという誤解が広まったのは、USCPA予備校の受講生を集めるための宣伝文句が影響していると思うのですが、実際は簡単に合格できる試験ではありません。

 

②USCPA試験は合格するまで、何度も受験している

USCPAの試験は、日本の公認会計士の試験よりも、受験するチャンスが多いです。

ですので、実際は、合格するまで何度も同じ科目を受験している人が多く、ストレート合格している人は少ないと言われています。

どこの周りの受験生も、試験科目は4科目ですが、1度くらいは不合格になって、5回以上受験している人が大半です。

 

ですので、USCPA試験は簡単だと思って、日本の公認会計士資格ではなく、USCPAの資格を取ろうと考えるのはやめた方がいいです。

  1. USCPAの試験の方が、日本の公認会計士試験よりも合格しやすいですが、簡単だというわけではありません。
  2. USCPAの試験も日本の公認会計士の試験も、どちらも難関試験だと認識しましょう。

 

(3)社会人なら、USCPAの方がいい?

USCPA予備校が、USCPAは働きながらでも合格できると宣伝しています。

あなたが社会人だったら、日本の公認会計士試験ではなく、USCPA試験を受けようと考えるのではないでしょうか。

 

①USCPA試験は社会人向け

USCPA試験の方が、一科目ずつ勉強して科目合格を積み上げていけるので、働きながら受験することが可能です。

試験勉強のために、キャリアを断絶させて、勉強に集中する必要はありません。

よって、ある程度のキャリアを積んだ社会人が、資格を取ってさらにキャリアを切り開いていきたいと考える際に、USCPAは取るべき資格の第一候補となるでしょう。

 

②日本の公認会計士試験は学生向け

日本の公認会計士試験は、大学在学中から予備校に通って大量の勉強時間を投入し、在学中、もしくは、大学卒業後しばらくしてから合格する人が多いです。

働きながらだと勉強するのは難しいでしょう。

よって、まだ働いたことのない学生が、これからキャリアをスタートさせるのに、日本の公認会計士資格は大きな武器になるでしょう。

 

USCPAと日本の公認会計士のどちらがいいかについては、自分の年齢、現時点で勉強にかけられる時間、キャリアの状態などを考慮する必要があるでしょう。

  1. USCPA:社会人向け。さらにキャリアを切り開くために取得。
  2. 日本の公認会計士:学生向け。これからキャリアを始める際に取得。

 

2.キャリアプランの違いから考える

つぎに、USCPAと日本の公認会計士のキャリアプランの違いから、USCPAの資格を取るか、日本の公認会計士の資格を取るか考えていきましょう。

USCPAと日本の公認会計士の比較でよく聞く「日本の監査法人で働きたいから、日本の公認会計士を取る」「海外で働きたいから、USCPAを取る」という考えについて、どこの見解を書いていきます。

 

(1)日本の監査法人で働きたいから、日本の公認会計士?

まず、日本の監査法人で働きたいから、日本の公認会計士を取るという考えについて見ていきます。

 

①USCPAでも日本の監査法人で監査業務ができる

「USCPAは、日本で監査業務ができない」という記述をネット上で見かけますが、それは誤解です。

USCPAでも、日本で監査業務ができます。

監査法人では、多くのUSCPAが監査業務に携わっています(どこも、USCPAとしてBIG4監査法人で監査業務をしていました)。

 

②USCPAができないのは、監査報告書への署名

USCPAができないのは、監査報告書にサインをすることです。

USCPAは、あくまでも、米国の公認会計士資格だからです。

監査報告書へのサイン以外は、USCPAだろうが、日本の公認会計士だろうが、実力次第で仕事を任され、USCPAが日本の公認会計士より制限される点はありません。

 

ちなみに、USCPAと日本の公認会計士の業務の違いは、以下の通りです。

USCPAと日本の公認会計士の業務の違い

  1. USCPAは、日本の監査業務では、監査報告書にサインができない(日本の公認会計士はサインできる)。☞USCPAは、補助者として監査業務に従事することしかできない。
  2. USCPAは、日本の税務業務はできない(日本の公認会計士は税理士登録をし、税理士会に入会すれば、日本の税務業務ができる)。
  3. USCPAは、米国税理士の登録をしなくても、税務業務ができる(日本の公認会計士は税理士登録しないと、税務業務ができない)。☞USCPAは、米国税法に基づき、法人税申告書・個人所得税申告書などの作成ができる。

 

③USCPAの方が監査法人での採用は厳しい

ただし、USCPAが監査法人に監査職で入所するのは、日本の公認会計士より狭き門であることは、覚えておいた方が良いです。

会計・経理の実務経験がない場合、年齢が30代以上の場合、何かウリがないと採用されない可能性が高いです。

あなたが現在大学生で、どうしても新卒で監査法人に入りたいというのならば、日本の公認会計士にこだわった方がいいかもしれません。

  1. 日本の監査法人で働きたいから、USCPA資格より、日本の公認会計士資格を取った方が良いとは一概には言えない。
  2. 監査法人では、USCPAでも、日本の公認会計士と同じように監査業務ができる(監査報告書へのサイン以外は)。

USCPAが監査法人で働くことについては、以下の記事を参考にしてください☟

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(2)海外で働きたいから、USCPA?

つぎに、海外で働きたいので、日本の公認会計士ではなくUSCPAを取るという考えについて見ていきます。

 

①USCPA試験の勉強だけでは不十分

USCPAという試験は、広く浅く会計や監査の考え方を問われるのに対し、日本の公認会計士の試験は、深く理論的なところまで問われます。

さらに、USCPAという試験は、仕訳や計算問題などがあまり出題されませんが、日本の公認会計士の試験は、高いレベルで簿記などの実技ができる必要があります。

特に、実務経験のないUSCPAの場合、USCPAという試験を突破したくらいでは、中途半端な会計知識と簿記技能しか身についていません。

ですので、海外で会計のプロフェッショナルとして働くには心もとないです。

 

②USCPA試験では日本の会計基準がカバーできない

海外で日本人を会計のプロフェッショナルとして採用する場合、日系企業の担当をしてもらうためといった理由が考えられます。

ですが、USCPAは、日本の会計基準の理解がないため、日系企業から質問を受けたときに、対応が難しいという状態になってしまいます。

 

海外では、日本の公認会計士で語学が多少できれば、USCPAよりもずっと評価されることも十分に考えられます。

USCPAを取ったからといっても、USCPAの資格が海外で働く際にプラスになるとは限らないことを知っておいた方が良いでしょう。

  1. 海外で働きたいから、日本の公認会計士資格より、USCPA資格を取った方が良いとは一概に言えない。
  2. USCPA試験では中途半端な会計知識しか身についておらず、日本の会計基準も理解していないため、実務経験がない場合は、USCPAという資格だけでは海外で採用してもらう根拠として弱い。

USCPAが海外で働くことについては、以下の記事も参考にしてください☟

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3.まとめ

日本の公認会計士試験より、USCPA試験の方が、試験のしくみ上、合格しやすいということは言えます。

ですが、USCPA試験の方が簡単というわけではないので、日本の公認会計士試験より簡単だから受けようと考えるのはやめた方がよいでしょう。

また、日本の監査法人で働きたいから日本の公認会計士、海外で働きたいからUSCPAという決め方は、短絡的過ぎでしょう。

USCPAと日本の公認会計士のどちらの資格を取るかについては、自分の今後のキャリアプランに基づいて、よく考えてから決めましょう。

  1. USCPA試験の方が簡単だから、USCPAを選ぶのは早計。
  2. 日本の監査法人で働くなら日本の公認会計士、海外で働くならUSCPAというのは短絡的。
  3. USCPAと日本の公認会計士のどちらが自分に必要かは、自分のキャリアプラン次第。

 

 

以上、「USCPA(米国公認会計士)とJCPA(日本の公認会計士)のどっちがいいのか?」でした。

困った君
困った君
キャリアプランをたてて、USCPAと日本の公認会計士と、どっちの資格を取ることが自分にとって良いのか考えてみるね。
どこ
どこ
資格というのは評価してもらえる場所に身を置かないと、持っていてもプラスにならないからね。

難しい資格を取れば高い評価が受けられるというものではないし、国際的な資格を取れば海外で評価されるという単純なものでもないよ。

どれだけの時間とお金を資格の勉強に投資できるのか。

具体的に資格が今後のキャリアにどう役立つのか。

そのどちらもよく考えてから、USCPAと日本の公認会計士のどちらの資格を取るか、もしくは、どちらも取るのをやめてしまうのか、考えてみてね。

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ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。
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