USCPAの海外就職体験談|タイで現地採用されるまでと面接のコツ
USCPAで海外就職は可能です。
ただし、資格があるだけで決まるわけではなく、どの国で働くか、どう仕事を探すか、面接で何を伝えるかが重要です。
どこはUSCPA(米国公認会計士)として、タイのバンコクで6年間働いていました。
この記事では、その体験をもとに、USCPAで海外就職するまでの流れと面接で大事だったことを紹介します。
USCPAとして海外で働くまでの流れは、シンプルにいうと次の3ステップです。
- どの国(都市)で働くか決める
- 働くと決めた国で仕事を探す
- 志望する仕事の面接に通る
「海外で働くのはハードルが高そう」と感じるかもしれませんが、やることを分けて考えると、そこまで特別な話ではありません。
順番に整理して動けば、十分に現実的な選択肢になります。
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また、「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
USCPAで海外就職できるのか、現地採用で何が大事なのかを先に知りたい方は、こちらを参考にしてください。
また、スキマ時間に、ISCPAどこチャンネルのUSCPAで海外で働くには?現地採用と海外駐在の違いも聴いてみてくださいね。
USCPAが海外就職するまでの体験談【結論】
どこは、USCPA(米国公認会計士)としてタイのバンコクで働いていました。
USCPAで海外就職したいと思っている方に向けて、その体験をベースにお話しします。
結論からいうと、USCPAで海外就職は可能です。
ただし、「USCPAに合格していれば自然に海外で働ける」というわけではありません。
実際には、
- 自分に合う国や都市を選ぶ
- その国で現実的な仕事の探し方をする
- 面接で「採用する理由」を相手に伝える
この3つが大事でした。
海外就職というと少し大げさに聞こえるかもしれません。
ですが、やることを分けて考えると、意外とシンプルです。
この順番で進めれば、海外就職は十分に目指せます。
- 「どの国(都市)で働くのか」を決める
- 「そこでどう仕事を探すのか」を考える
- 「面接で自分をどう伝えるのか」を準備する
1.どの国(都市)で働くか決める
USCPAとして海外就職する場合、まずはどの国・どの都市で働くかを決める必要があります。
これを最初に決めないと、仕事探しの方向性も定まりません。
参考になるのが、海外在留邦人の多い都市です。
外務省の2025年統計では、在留邦人の多い都市上位は以下の通り。
在留邦人の多い都市トップ5(2025年)
- ロサンゼルス都市圏(米国)
- バンコク(タイ)
- ニューヨーク都市圏(米国)
- シンガポール
- 上海(中国)
このような都市は、日本人が多く、日本企業や日本人向けの仕事、日本人コミュニティ、日本語で使えるサービスが見つかりやすい傾向があります。
海外就職を目指す場合、最初の候補として考えやすい都市です。
どこがバンコクを選んだのも、まさにそのためでした。
バンコクは日本人向けのサービスやコミュニティが多く、海外での生活を始めやすい環境がありました。
海外で働くというと、「せっかくなら日本人が少ない場所の方が面白そう」と思うかもしれません。
ですが、海外初心者にはあまりおすすめできません。
長く働くとなると、次のようなことが想像以上に大事です。
- 口に合う食事がある
- 日本の食材が手に入りやすい
- 日本語で話せる相手がいる
- 困ったときに情報が見つかりやすい
生活が安定すると、仕事にも集中しやすくなります。
また、自分にその国や都市が合うかどうかは、実際に行ってみないと分からない部分もあります。
気になる国や都市があるなら、一度は下見に行って、生活のイメージを持つのがおすすめです。
最初から理想だけで国を選ばないこと。
これが、海外就職ではかなり大事です。
「かっこいい国だから」ではなく、
自分が働き続けられる環境かどうかで考えた方が失敗しにくいです。
バンコクでの生活や就職のイメージをもっと具体的に知りたい方は、こちらを参考にしてください。
https://www.dokoblog.com/career-bangkok/
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPAとしてタイで働いた経験も紹介しています。
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2.働くと決めた国で仕事を探す
どの国で働くか決めたら、次は実際に仕事を探します。
海外での仕事の探し方は、大きく3つのパターンに分けられると思います。
海外での仕事の探し方
- 海外就職に強いエージェントを通して、日本にいる間に仕事を見つける
- 実際に働きたい国に行って、現地のエージェントを通して仕事を見つける
- 日本にいる間に候補を見つけておき、現地で最終面接を受けて決める
日本にいる間に仕事を見つけておけると安心ではあります。
ただ、オンライン面接だけで判断すると、現地の生活や職場の雰囲気がつかみにくい面もあります。
一方で、現地に行ってからゼロから探し始めるのも不安です。
仕事が見つからなかったらどうしよう、という気持ちになるでしょう。
ですので、どこの経験では、「日本でできることはやっておいて、最後の決断は現地で行う」という3つ目のやり方がいちばん現実的でした。
どこはタイで、実際に以下の3社に応募しました。
どこがタイで応募した会社
- 日系大手商社のバンコク支社の経理
- グローバル展開している会計事務所の会計コンサルタント職
- 米国企業のバンコク支社のシニアアカウンタント
日系大手商社ですが、日本本社から駐在で来ている経理部長を筆頭に、それ以外はタイ人スタッフという環境でした。
結果として、どこの経験や会計知識とのバランスから、オーバースペックという理由で採用にはつながりませんでした。
会計事務所からはオファーをもらえました。
色々な国の公認会計士を100名ほど抱えた大手会計事務所でした。
ただし、入社後しばらくは業務時間は減らすので、タイ語の学校に通ってほしいと言われました。
正直なところ、そこまでタイ語の勉強に時間を割きたくなかったため、辞退しました。
最終的に入社を決めたのは米国企業です。
100人ほどの社員が在籍し、そのうち10人が米国本社などからのエクスパット、残りはタイ人スタッフという環境でした。
日本の子会社とコミュニケーションが取れる日本人を募集していたため、応募した日本人約20名の中から採用してもらえました。
ここで大事なのは、最初から1社に決め打ちしないことです。
海外就職では、仕事内容だけでなく、
- 現地語がどの程度必要か
- どんな国籍のメンバーと働くか
- 自分の強みが本当に活きるポジションか
まで見て判断した方が失敗しにくいです。
また、海外就職を考えていても、いきなり現地求人に応募するのが不安な方は多いと思います。
そんなときは、会計・経理のキャリアに強い転職エージェントに一度相談してみると、自分の経験でどんな選択肢があるか整理しやすいです。
レックスアドバイザーズでは、会計・税務・経理分野を中心に、海外関連や英語を活かす求人が見られます。
まずは、海外一本に絞るのではなく、国内も含めてキャリアの選択肢を整理したい方にも相談しやすいでしょう。
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なお、海外で働く方法については、現地採用だけでなく、海外駐在という選択肢もあります。
違いが気になる方は、こちらも参考にしてください。
3.志望する仕事の面接に通る
志望する仕事が見つかったら、次は面接です。
ここで落ちてしまうと、当然ながら海外就職にはつながりません。
ただ、どこの経験では、タイでの面接は日本での面接と本質的には大きく変わりませんでした。
違いがあるとすれば、タイ語でタイ人社員と少しコミュニケーションを取ってみるように言われたことがあった、という程度です。
海外就職の面接で特に大事だと思ったのは、次の3つです。
海外での就職面接のポイント
- 自分の能力と応募ポジションへの適性を、英文履歴書(CV)で分かりやすく示すこと
- 採用されたらどんな貢献ができるかを、面接で具体的に伝えること
- 面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうこと
まず、英文履歴書はかなり大事です。
海外就職では、日本の職務経歴書の感覚ではなく、そのポジションで役に立つ経験がすぐ伝わる形にしておく必要があります。
次に、面接では「頑張ります」だけでは弱いです。
それよりも、
- どんな経験があるのか
- その経験がこのポジションでどう活きるのか
- 入社後にどんな貢献ができるのか
を、相手にわかる言葉で伝えることが大切です。
そして最後は、やはり人です。
どれだけ経歴が良くても、面接官に「この人と働きたい」と思ってもらえなければ通りません。
面接官が社内で
「この人はこんな経験があって、採用したらこう貢献してくれる」
と説明しやすい状態を作れれば、面接はかなり前に進みます。
つまり、海外就職の面接でやることは意外とシンプルです。
自分の経験を整理し、相手にとってのメリットとして伝える。
そのうえで、感じよく話す。
これが基本です。
英語力について不安に思う方もいるかもしれません。
でも、完璧な英語を話せるかどうかだけで決まるわけではありません。
もちろん、最低限のコミュニケーション力は必要です。
ただそれ以上に大事なのは、自分が何をできる人なのかを、相手にわかる形で伝えられるかです。
4.USCPAで海外就職したい人へのアドバイス
ここまで、どこの体験をもとに、USCPAで海外就職するまでの流れを紹介してきました。
最後に、これから海外就職を考える方に向けて、率直にお伝えしたいことを書きます。
まず、最初からアメリカだけに絞らなくていいです。
USCPAなのでアメリカを目指したくなる気持ちは自然です。
でも、最初の海外就職先として考えるなら、アジアを含めて選択肢を広げた方が現実的なことも多いです。
特に、バンコクやシンガポールのように日本人が多く、日系企業や外資系企業の拠点がある都市は、海外初心者でも挑戦しやすいです。
外務省の2025年統計でも、バンコクとシンガポールは在留邦人の多い主要都市に入っています。
また、いきなり海外就職しなくても、日本で経験を積んでから挑戦する道も十分ありです。
たとえば、
- 監査法人で会計・監査の基礎を固める
- 外資系企業やグローバル企業で英語と会計の経験を積む
- 経理、連結決算、FP&Aなどで実務経験を積む
こうした経験があると、海外就職の選択肢は広がりやすくなります。
焦って無理に飛び込むより、
自分の経験が武器になる状態を作ってから行く方が、結果的にうまくいくことも多いです。
まとめ:USCPAの海外就職は「国選び・仕事探し・面接準備」が重要
USCPAで海外就職するまでに、どこが実際にやったことは次の3つです。
- どの国(都市)で働くか決める
- 働くと決めた国で仕事を探す
- 志望する仕事の面接に通る
海外就職というとハードルが高く見えるかもしれません。
ですが、やることを分解すると、特別な裏技があるわけではありません。
- 自分が働きやすい国や都市を選ぶ
- 現実的な探し方で仕事を見つける
- 面接で採用する理由を伝える
この3つを丁寧に進めることが大切です。
特に海外就職が初めてなら、日本人が多く、生活しやすい都市から考えるのがおすすめです。
外務省の2025年統計でも、バンコクは在留邦人の多い主要都市の1つです。
海外で働いてみたい気持ちがあるなら、必要以上に身構えなくて大丈夫です。
順番に準備していけば、十分に目指せます。
USCPAの勉強をこれから始める方は、まずアビタスの無料説明会で全体像を確認してみてください。
\USCPAの始め方を知りたいなら/
また、海外就職を含め、今の経験でどんな会計キャリアが狙えるのか知りたい方は、レックスアドバイザーズの転職相談を使って整理してみるのもおすすめです。
\会計キャリアを相談したいなら/
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
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USCPAの海外就職について、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
海外就職の全体像
海外駐在という選択肢
バンコク勤務のリアル



