でも、仕事が忙しくて勉強時間がなかなか取れないから、どうしたらいいのか分からなくて困ったな。
アビタスというUSCPAの予備校を利用して、約1年でUSCPAに合格したよ。
仕事が忙しい中、1年でUSCPAに合格した経験から、社会人が最短でUSCPAに合格するための勉強法について話していくよ。
社会人がUSCPA試験に1年で最短合格するための勉強のスキル
USCPA試験は、簡単に合格できるわけではありませんが、1年間の勉強で合格することは十分に可能です。
ただし、自分に合った正しい方法で勉強をする必要があります。
正しく勉強をしないと、受験できる状態にまで達しなかったり、何年間も合格できないことになります。
USCPA受験者の多くが忙しい社会人ですので、社会人が最短でUSCPAに合格するための「勉強のスキル」に焦点を当てることにします。
独学ではなく、USCPAの予備校を利用して勉強することを前提としています。USCPAの予備校については、以下の記事を参考にしてください☟



1.勉強の進め方のスキル
USCPAは、勉強の進め方のスキルが大切です。
勉強の方向さえ間違えなければ、必ず合格する試験だからです。
勉強の進め方
- ゴールを決める
- ゴールまでにすべきことを決める(To Do Listを作成する)
- すべきことをスケジュールに落とし込む
- 実践し、進捗をチェックする
まずはゴール(合格)を確定してしまいましょう。
そのあと、ゴールから逆算して、ゴールまでにすべきことをリスト化し、スケジュールに落とし込み、1つ1つタスクとしてこなしていくと良いでしょう。
1つ1つ、詳しく見ていきます。
(1)ゴールを決める
ゴールを決めることが最も大切です。
この記事を読んでいるあなたのゴールは、もちろん、「USCPA試験合格」でしょう。
ですが、これは最終的かつ長期的なゴールであり、もっと細かい短期的なゴールも設定する必要があります。
「1年でUSCPA試験合格」を最終ゴールとした場合、最終ゴールから逆算して、短期的なゴールを決めていきます。
最終ゴールから逆算して、短期的なゴールを決める
- 4科目(FAR、BEC、REG、AUD)、各々3ヶ月の勉強で合格する
- FARは3ヶ月後に本試験を受ける
- FARは2ヶ月半後に模試を受ける(65点以上が目標)
- FARは2ヶ月後にMCを解き終える(正答率95%以上が目標)
- FARは1ヶ月半後に講義を受講し終える
逆算するためには、最低限、以下のことを把握する必要があります。
最終ゴールから逆算するために把握すること
- USCPAの試験の傾向
- USCPAの受験に必要な科目とスコア
- USCPAの各科目のボリュームと難易度
- 自分の現時点での会計や英語の知識レベル
おそらく、USCPAの試験の概要については、USCPAの予備校に通っていれば、ガイダンスがあると思うので、ある程度は把握できると思います。
できれば、AICPAの「Blueprints」を読んで、出題分野と配点率を知っておくことをおすすめします。
Blueprintsについては、以下の記事を参照してください☟

また、テキストの目次を見れば、どのくらいのボリューム(量)なのかが把握でき、問題集やAICPAのサンプルテストなどを見れば、どのくらいのレベル(質)なのかも把握できるでしょう。
サンプルテストについては、以下の記事を参照してください☟

最初に全体感を知っておけば、MC(四択問題)ばかり解いて、試験の直前になってTBS(総合問題)の対策を始めて、思ったより難しいとか、問題集が解き終わらないなどといった事態に陥らないでしょう。
最終ゴールを決定し、試験の量と質を把握した上で、短期的なゴールを定めていく。
(2)ゴールまでにすべきことを決める(To Do Listを作成する)
つぎに、ゴールまでにすべきことを決めます。
「1年でUSCPA試験合格」という最終ゴールや短期的なゴールが決まったので、どのようにそのゴールにたどり着くか考える必要があるわけです。
このゴールにたどり着くための方法は、勉強を始めた時点では、よく分からないでしょう。
ですので、USCPAの予備校を利用するのが一番です。
USCPAの予備校で、勉強法についてのガイダンスや、勉強法のカウンセリングなどが受けられるので、そのようなサービスを利用すると良いでしょう。
特に、アビタス受講生は、科目ごとに勉強法のカウンセリングを受けることをおすすめします。
自分に合った勉強法を知るために、個別に相談に乗ってもらうというプロセスが非常に重要になります。
USCPAの予備校以外に、USCPA合格者の勉強法を参考にするという方法もあります。
ですが、合格者はそれぞれ、バックグラウンド(会計・税務、英語、経済学・経営学などの知識や、経理などの実務経験)が違うので、少なくとも1人の人が言っていることをそのまま参考にするのはやめた方がいいです。
もし参考にするとしたら、自分と同じようなバックグラウンドの人が書いている勉強法を複数読んで、その中から、これは自分もやりたいと感じたものを取り入れるのが良いでしょう。
USCPAの予備校や、USCPAの合格者の勉強法を参考にして、やるべきことリスト(To Do List)を作りましょう。
どこの場合は、アビタスのUSCPAのガイダンスで聞いた通りに、アビタスの教材だけを使って、アビタスに言われたことだけをやることにし、実際にそれしかやりませんでした。
アビタスのカリキュラムは、最小の努力で最短で合格できるようになっているので、それに従うと、スムーズに勉強が進められて楽でした。
自分が合格に必要だと納得したことをやること。
(3)すべきことをスケジュールに落とし込む
ゴールまでにすべきことが決まったら、すべきことをスケジュール化していきましょう。
すべきことリスト(To Do List)を週ごと、日ごと、時間ごとに落とし込んでいくと良いでしょう。
「1年でUSCPA合格」というゴールの場合、1年間は52週で4科目あるので、1科目あたりに投入するのは13週になります(これは、あくまでも例です)。
自分の仕事の繁忙期も考慮に入れて、「この週は勉強する時間が多く取れそう」「この週は仕事が忙しくて疲れるから、勉強もスローダウンしたほうが良いかも」などと、仕事の影響もあらかじめ考慮します。
そして、日々勉強できる時間に応じて、この日の朝は出勤前に「FARの第1回の講義を見よう」などと日ごとにすべきことをタスク化していきます。
どこの場合は、経理職で、四半期ごとに繁忙期がやってきて、3ヶ月のうち2ヶ月は終電で帰るほど忙しかったので、2ヶ月は残業ありきで考え、夜に勉強をすることは考えませんでした(その代わり、週末に集中して勉強しました)。
週末は10時間(5時間×2日)の勉強時間を取り、講義を受け、その講義に関連する問題を解き、月曜日から金曜日までは10時間(2時間×5日)の勉強時間を朝出勤前に確保し、週末の復習をしていました。
平日の夜は「早く帰れて勉強できたらラッキー」くらいの気持ちでいたので、残業になったから勉強の予定が変わるというようなスケジュールは組みませんでした。
平日の朝も、残業の疲れなどから十分に頭が働いていないことが多いので、週末に詰め込んだ知識の復習をして、週末に覚えたことを忘れないよう繰り返すための時間と捉えていました。

仕事やプライベートの予定なども事前に織り込んで、週単位、日単位、時間単位(午前・午後・夜など)でスケジュールに落とし込む。
(4)実践し、進捗を管理する。
スケジュールに従って学習を進め、随時進捗を管理します。
この週はFARの講義の第4回から第6回までを受講するなどと大まかに決めて、スケジュール化しますが、各回の講義のボリュームが違ったりするので、実際の進捗はスケジュールと乖離していきます。
ですので、スケジュールは毎日更新していきます。
その際に、いま自分がどのあたりを勉強しているのかも確認し、期限までにゴールに到達できるか考えます。
進捗管理し、随時スケジュールの更新、軌道修正をする。
何か問題が発生し、自分では問題解決ができなさそうなら、早めに予備校のスタッフに相談する。
2.勉強のメリハリのつけ方のスキル
USCPAの試験は、メリハリのつけ方のスキルも大切です。
USCPA試験の出題範囲は幅広いため、全ての出題範囲を同じ濃度でカバーしようとすると、何時間費やしても勉強が終わりません。
特に仕事をしながら勉強をする場合、勉強時間に限りがあるため、メリハリをつけて勉強する必要があるでしょう。
勉強のメリハリのつけ方
- 重要度ランクをつける
- インプットとアウトプットを繰り返す
- 要点メモを隙間時間に繰り返し見る
1つ1つ、詳しく見ていきます。
(1)重要度ランクを付ける
重要度のランクをつけ、重要度が高いものからやっていきます。
USCPAの試験は、75点以上で合格です。
なので、あなたが仕事が忙しくて、勉強時間がそれほど取れないなら、75点ギリギリで合格するのを狙いましょう。
重要度が低いものは、75点ギリギリで合格するためには必要ないので、思い切ってやりません。
例えば、テキストは、以下のような情報で成り立っています。
テキストの情報の成り立ち
- 基礎であり、これを理解しないと絶対合格できない情報
- 基礎から派生した、合格のために必要な情報
- 基礎から派生した、合格のために必要ではない情報
ですので、テキストを理解する際は①、②、③の順番で時間を投入していきます。
①の基礎情報を理解していれば、あとは②にどれだけ時間がかけられるかの問題になります。
時間が取れないあなたは、思い切って③は捨てましょう(どこも捨てました)。
どれが①なのか、②あるいは③なのか分からない場合は、予備校の先生に聞いてしまってもいいかもしれません。
1つ1つ聞くと迷惑なので、授業を受けたり、問題を受けた感触で、テキストの目次の項目などに、①、②、③などと分類を書いていき、先生に「重要度はこのような理解で合っていますか?」と聞いてはどうでしょうか。
ただ、おそらく、授業を聴いたり、問題を解いていく中で、「この論点は色々な角度から聞かれるから重要なのだろう」などとわかってくると思います。
重要な論点は、色々な箇所で横断的に出題されますし、科目まで横断してくることさえあります(FARの論点がREGやAUDでも論点になっていたりします)。
(2)インプットとアウトプットを繰り返す
インプットは、授業を受けたり、教科書を読んだり、用語を覚えることであり、アウトプットは、問題を解いたり、説明してみたりすることです。
インプットは、重要ではありますが、あなたが仕事が忙しくて、勉強時間がそれほど取れないなら、最低限の時間しかインプットにかけないようにしましょう。
インプットは、勉強した気になれるので、結構楽しいです。
ですが、それはあくまでも「勉強した気になっている」だけであり、インプットへの時間のかけすぎは、勉強の効率が悪くなる要因になります。
最低限のインプットをしたら、さっさとアウトプットに移りましょう。
USCPAの勉強に関しては、インプット3割、アウトプット7割くらいの割合がちょうど良いのではと思っています。
3時間授業を受けたら、7時間問題を解くのに使うくらいな感じでしょうか。
アウトプットは、問題を単に解くだけではなく、以下のようなこともおすすめします。
アウトプットでした方が良いこと
- 出題者の気持ちになり、なぜこのような問題を出題したのか説明する。
- 出題者の気持ちになり、なぜこのような選択肢を入れたのか説明する。
- 不正解の選択肢は、どれをどのように変えたら正解になるのか説明する。
- ややこしい論点は、テキストを見ずに説明してみる。
- 大事な論点なのに、きちんと理解できているか自信がないときのみ、合っているかどうか確かめるため、予備校の先生に説明を聞いてもらう(どこはやっていました)。
(3)要点メモを隙間時間に繰り返し見る
大事だけどなかなか覚えられないことは、付箋などにメモをして、通勤電車の中や、ランチの時間などに繰り返し見て覚えるといいでしょう。
あなたが仕事が忙しくて、勉強時間がそれほど取れないなら、机に座って落ち着いて勉強できる時間は、問題を解く時間に当て、暗記などは隙間時間を使いましょう。
なぜ付箋にメモをするのかというと、覚えたらテキストの関連項目のページに貼っておくためです。
たとえ覚えられたとしても、定期的に見直した方が良いので、テキストに貼っておけば、関連項目と一緒に復習できます。
ただし、暗記さえすれば解けるけれど、なかなか覚えられず、かつ、そこまで重要ではないと思われものは、事前に覚えること自体をやめましょう。
覚えるのは、試験直前の一瞬のみです。
試験直前の一瞬だけ覚えて、試験の席に着いたら紙にメモしてしまい、すぐに忘れてしまいましょう。
そうすれば、試験中に「覚えていなくては」と気を遣うことがなくなります(ただし、このようなことをするのは、本当に覚えられないREGなどのいくつかの論点だけにしましょう)。
3.まとめ
社会人が最短でUSCPAに合格するための「勉強のスキル」について見てきました。
具体的には、以下の2つの「勉強のスキル」を取り上げました。
USCPA試験のための「勉強のスキル」
- 勉強の進め方のスキル
- 勉強のメリハリのつけ方のスキル
勉強の進め方に関しては、以下のステップに従うと良いと考えます。
勉強の進め方
- ゴールを決める
- ゴールまでにすべきことを決める(To Do Listを作成する)
- すべきことをスケジュールに落とし込む
- 実践し、進捗をチェックする
そして、メリハリのつけ方に関しては、具体的に以下の3つをおすすめしました。
勉強のメリハリのつけ方
- 重要度ランクをつける
- インプットとアウトプットを繰り返す
- 要点メモを隙間時間に繰り返し見る
以上は、あくまでも、仕事が忙しくあまり勉強の時間が取れないあなたが、最短で合格にたどり着くための「勉強のスキル」です。
どこは、約1年間で、仕事をしながらUSCPAに合格できたのは、ゴールに向かって、直線で突っ走ったからです。
この「勉強のスキル」が、USCPAに1年で合格したいというあなたのお役に立てれば幸いです。
以上、「社会人がUSCPA試験に1年で最短合格するための勉強法」でした。
正しい努力を正しい方向にするだけだね。
合格に必要なやるべきことをリスト化し、スケジュールに落とし込み、実際にやってみる。
それで計画と実際に乖離が生じたら、随時調整していく。
仕事と同じで、PDCAサイクルを回していくわけだね。
合格に必要がないことは思い切って捨てたり、インプットよりアウトプットに時間をかけたり、隙間時間も有効活用するのが、働いているあなたが1年で合格するために必要なことだと思うよ。
アウトプットも、ただ問題を解くだけではなく、出題者・予備校の講師・監査人になったつもりで説明ができるようにすると、効率よく深い理解ができるようになるよ。
USCPA試験の勉強に関するヒントが、こちらからも得られます☟






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