どの州に出願するか決めないとならないのだけど、決められなくて困ったな。
どこも、USCPA受験生のときに悩んだからわかるよ。
USCPAのどこが、どのように決めたらよいか、アドバイスするね。
出願州を選ぶ際のポイント
- 受験条件(受験資格)を満たしやすい州を選ぶこと
- 希望する合格後のステータスを満たしやすい州を選ぶこと
1.受験条件(受験資格)
USCPA試験の受験条件(受験資格)は、州によって異なります。
よって、各州の受験条件(受験資格)を確認して、自分に最適な出願州を選ぶ必要があります。
出願するための条件
- 学位要件:4年制大学卒業の学位である「学士号」
- 単位要件:「会計単位」と「ビジネス単位」を一定数以上取得
学位要件については、短期大学卒の学位である「準学士号」でも可能な州や、大学在学中に出願可能な州があります。
受験条件(受験資格)を早く満たせれば、早く受験することができ、早く合格にたどり着きます。
2.合格後のステータス
合格後のステータスは、大きく分けると2つに分かれます。
合格後のステータス
- 合格(Pass):4科目合格した状態を指します。履歴書などに「USCPA試験合格」と書くことができます。転職やキャリアアップのためにUSCPA試験を受けた場合、このステータスで十分です。
- ライセンス(Lincense):4科目合格後、実務経験を積んだ上で、出願した州の認可を受けて、米国公認会計士としての実務を行えます。名刺に「USCPA」と書けるようになります。
名刺に「USCPA」と書きたい場合や対外的に「USCPA」と名乗りたい場合、ライセンスを取得する必要がありますので、注意しましょう。
ライセンス取得に必要な実務経験が、監査法人での実務経験以外でも認められる州を選べば、一般事業会社での実務経験しかない場合でも、ライセンスが取得できる可能性があります。
ライセンスについては、以下の記事を参考にしてください。

3.出願州をポイントに沿って選ぶ
それでは、実際に出願州を選んでいきましょう。
(1)受験条件(受験資格)で選ぶ
受験条件(受験資格)で選ぶ場合です。
①学位要件
- 卒業見込みで受験したい場合:アラスカ州、グアム州
- 4年制大卒の学位がない(短大卒、4年制大中退、3年制大学卒業)場合:モンタナ州
②単位要件
- 会計15単位だけで出願が可能:アラスカ州
- 単位要件が満たない状態で出願が可能:グアム州
(2)ライセンスを取得しやすい州を選ぶ
ライセンスの取得しやすさで選ぶ場合です。
①名刺に「USCPA」と書けるライセンス
一般事業会社で会計の実務経験がある・積む予定がある場合:
- グアム州に出願→グアム州にライセンス申請
- アラスカ州やニューヨーク州に出願→ワシントン州にライセンス申請
ワシントン州は、「後付けトランスファー」という独自の制度があります。
ワシントン州はライセンスが取得しやすいのですが、受験に必要な単位が多いです。
よって、受験に必要な単位が少なくてすむ、アラスカ州やニューヨーク州などへ出願し、合格後、ワシントン州にTransfer(合格実績の移行)し、ワシントン州のライセンスを取得するのがおすすめです。
ちなみに、アラスカ州やニューヨーク州は、ライセンスを取得する要件は厳しいです。
②名刺に「USCPA-Inactive」と書けるライセンス
会計の実務経験を積む予定がないが、名刺に肩書が書きたい場合:
- グアム州
Inactiveライセンスは、グアム州で例外的に取得可能です。Inactiveとは、「会計監査実務をしていない会計士」という肩書のため、監査法人などでは名刺に書けません。
出願州については、受験資格に関する以下の記事も参考にしてください。

以上、「USCPA(米国公認会計士)試験の出願州を決める際の2つのポイント」でした。
ライセンスがほしいから、アラスカ州に出願して、合格後にワシントン州に後付けトランスファーをして、ワシントン州でライセンスを取得することにするよ。
さて、方向が決まったところで、USCPA試験の勉強も気合を入れてやっていこうね。
USCPAについては、以下の記事も参考にしてください☟

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