USCPA試験の合格率ってどのくらいなのか知りたいな。
合格率が高くて受けたらお得な時期ってあるのかな?
日本人だけの合格率はすごく低いのかな?
昔より難しくなって、合格率が下がったりしてないのかな?
USCPA試験の合格率(Pass Rate)は、本当はあまり気にしなくていいと思うんだけど、気になるよね。
USCPA試験の直近の合格率はどのくらいなのか、日本の合格率は他国と比べてどうなのか、昔と比べて合格率はどう変わったのか、合格率にはどのような傾向があるのか。
合格率について深堀りしていくね。
注意:2024年1月にUSCPA試験制度が大きく変わります
2024年1月にUSCPA試験が大きく変更になることを知っていますか?
新USCPA試験に合わせた教材を使わないと合格が難しくなるでしょう。
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米国公認会計士(USCPA)の合格率は高い?合格率が高くてお得なのはいつ?

USCPA試験の合格率(Pass Rate)は高いとよく言われますね。
USCPA試験の合格率については、AICPAが四半期ごとに公表しています。
過去の合格率を見ていただくと分かるのですが、合格率は変動しています。
USCPA試験の合格率が変動するのは、試験が簡単だったり、難しかったかりするからでしょうか。
いいえ、違います。
AICPAによれば、USCPA試験の合格率は「USCPA受験者がどれだけ試験の準備ができていたか」を示すもの。
つまり、合格率が高かったときは、試験が簡単だったわけではなく「しっかりと準備をして、試験に挑めた受験者が多かった」ということを示します。
過去にさかのぼってみていくと、USCPA試験の合格率の変動には傾向があることが分かってきます。
ですが、このことを理解していれば、「合格率が高いときに自分も受験しよう」などという、的外れの受験計画をたてなくなるでしょう。
いつ受けると合格率が高くてお得かという質問をいただくことがありますが、しっかり対策した受験生が多ければ合格率が高くなるだけ。
合格率を上げたかったら、あなたもしっかり対策すればいいだけです。
「合格率に惑わされないのが吉」です。
とはいえ気になると思いますので、合格率について深堀りしていきます。
1.最近の米国公認会計士(USCPA)試験の合格率

まず、最近のUSCPA試験の合格率を見ていきましょう。
2020年度、2021年度、2022年度、2023年度のUSCPA試験の合格率(小数点以下四捨五入)は、以下のようになります。
参照先:AICPA公表のUSCPA試験の合格率(CPA Pass Rate)
(1)2023年度のUSCPA試験の合格率
2023年度の合格率は、以下の通りです。
科目 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 累計 |
AUD | 47% | 48% | 46% | 47% | |
BEC | 57% | 59% | 55% | 57% | |
FAR | 42% | 43% | 44% | 43% | |
REG | 59% | 59% | 59% | 59% |
2023年12月時点では、2023年Q3の合格率までが公表されています。
2023年Q1の合格率は、全科目が低水準にとどまっています。
特に、BECの合格率が57%で低いのが気になります。
もしかしたら、2024年1月からの新制度に際し、駆け込み受験が増えており、準備が十分ではない受験生が増えている可能性はあります。
2023年Q2の合格率は、Q1と大きくは違っていません。
少しBECの合格率は上がったくらいです。
2023年Q3の合格率は、Q1と大きくは違っていません。
BECの合格率がまた下がって55%に。
AUDも下がりました。
BECはQ1と同じ理由で駆け込み受験が増え、AUDも新制度では負担が増えるので、いま受験してしまおうとした人が増えたからかもしれません。
(2)2022年度のUSCPA試験の合格率
2022年度の合格率は、以下の通りです。
科目 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 累計 |
AUD | 46% | 49% | 49% | 47% | 48% |
BEC | 57% | 62% | 60% | 60% | 60% |
FAR | 45% | 46% | 44% | 41% | 45% |
REG | 60% | 61% | 62% | 56% | 61% |
2022年Q1の合格率は、REG以外は低水準にとどまっています。
特に、BECの合格率が57%で低いのが気になります。
もしかしたら、2024年1月からの新制度を踏まえて傾向が変化しているので、その影響かもしれません。
2022年Q2の合格率は、通常通り全科目で上がりました。
BECの合格率も62%で通常通りになりました。
2022年Q3の合格率も、特に変な動きをしている科目はないです。
試験内容の変更の影響がなく、十分に準備ができた受験生が多かったということではないでしょうか。
2022年Q4の合格率は、FARとREGが低いです。
FARの合格率が41%なのも気になりますが、REGの合格率が56%なのは特に低く感じます。
(3)2021年度のUSCPA試験の合格率
2021年度の合格率は、以下の通りです。
科目 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 累計 |
AUD | 49% | 50% | 47% | 45% | 48% |
BEC | 62% | 63% | 62% | 60% | 62% |
FAR | 47% | 43% | 48% | 40% | 45% |
REG | 59% | 59% | 63% | 58% | 60% |
2021年Q1の合格率は、2020年Q1の合格率と大きな差異はありません。
2021年Q2の合格率は、2020年Q2の異常に高かった合格率と比較すると、通常に戻っていますが、FARの合格率が43%で下がっています。
理由については、不明です。
調査しましたし、AICPAに問い合わせもしましたが、AICPAからは返事がありませんでした(何かを問い合わせても分かるときは返事がくるので、返事がないのは分からないから?)。
2021年Q3の合格率は、AUDが47%でBECが62%で合格率が下がっていますが、2021年7月の試験内容の変更による影響だと考えられます。
2021年7月の試験内容の変更では、AUDとBECについては、増加した項目が多く負担が重くなりましたので、AUDとBECについては、準備が間に合わなかった受験生がいたことでしょう。
ちなみに、FARとREGについては、増加した項目が無く、削減した項目のみで負担が軽くなりましたので、合格率に影響はなかったようです。
2021年4Qの合格率は、まだAUDが45%でBECが60%で合格率は下がったままです。
そして、またFARの合格率が40%で下がっています(なぜなのかは不明です)。
(4)2020年度のUSCPA試験の合格率
2020年度の合格率は、以下の通りです。
科目 | Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | 累計 |
AUD | 48% | 65% | 57% | 48% | 53% |
BEC | 62% | 77% | 70% | 61% | 66% |
FAR | 46% | 63% | 56% | 44% | 50% |
REG | 55% | 75% | 66% | 58% | 62% |
2020年は、1年を通して、4科目とも合格率が高くなりました。
2020年のQ2とQ3の合格率は異常な高さで、Q2の合格率は、過去10年の中で最も高くなりました。
特に、BECの2020年Q2の合格率は、Q1より15%増の77%で過去最高だったそうです。
2020年の合格率の急上昇は、新型コロナが原因です。
世界のほとんどの地域でロックダウンが実行されていたため、受験者にとっては勉強時間が増え、勉強時間を奪うような用事が減っていました。
AICPAによれば、合格率が上がっただけでなく、スコアも向上していたそうです(4科目全てにおいて、MC問題、TBS問題、WC問題で通常よりスコアが良かったそうです。
2020年は特殊な年だったので、これから受験するあなたにとっては、あまり参考にはならないかもしれません。
ですが、過去の合格率と比較する際に間違った解釈をしないよう、急上昇した理由を挙げ、あえて記載しておきます。
2.国ごとの米国公認会計士(USCPA)試験の合格率

つぎに、日本を含めた国ごとのUSCPA試験の合格率を見ていきましょう。
(1)2018年度の国ごとのUSCPA試験の合格率
2018年の国ごとの合格率をサイトに記載している方がいたので、参考にさせていただきました(今は見られなくなってしまったので、参照リンクは削除)。
CPA受験者の数が多い上位5ヶ国の2018年の合格率は、以下の通りです。
ちなみに、米国を除けば日本が一番CPA受験者が多いです。
国名 | 受験者数 | 合格率 |
日本 | 1,852名 | 43.1% |
インド | 1,378名 | 41.7% |
中国 | 1,283名 | 50.5% |
韓国 | 988名 | 48.3% |
カナダ | 327名 | 51.8% |
2018年の日本の受験者の合格率は43.1%だそうです。
このデータを見る限りは、日本の受験者の合格率はそこまで低くないと思うのですが、いかがでしょうか。
(2)最近の日本の受験者のUSCPA試験の合格率
NASBAが、日本の受験者の合格率の詳細データを公表したのは、2014年の分が最後です(もし、最近また公表していましたら、教えていただけると嬉しいです)。
2014年当時は、日本の受験者が年々減少しており、合格率もあまり高くなかったです(それは、日本だけではなく、全体的にですが)。
「日本の受験者の合格率は、実際はかなり低い、だまされるな(?)」などと言われたりしていますが、2014年当時のデータを見て言っている方が多いです。
2014年当時とは状況が変わっていますし、2014年のデータでは古過ぎではないでしょうか。
2014年当時は、日本でのUSCPAブームは去ったのかと思っていたのですが、最近は広告宣伝効果もあるのか、USCPAの認知度が上がり、色々な方がUSCPAに挑戦するようになっています。
さらに、日本で受験できるようになったので、気軽にUSCPA試験にチャレンジできるようになりました。
合格率自体は、日本では色々な方が挑戦できるので、他の国と比べるとそこまで高くないかもしれません(TOEICのスコアも、同じ理由で高くないですよね)。
とはいえ、きちんと試験の準備をして受験すれば合格するので、合格率はあまり気にしなくてもいいかと思います。
試験の準備が十分でなければ不合格になるだけ、合格率は関係なく、自分は自分、しっかりと勉強すれば良いだけでしょう。
- 2019年の日本在住者のUSCPA合格率は41.2%。
- 2020年以降の日本在住者のUSCPA合格率は非公開。
- 2024年以降に最新の日本在住者のUSCPA合格率が公表される予定。
- 日本は他国に比べればUSCPA受験の門戸が開かれており、気軽にUSCPA受験できるため、他国よりUSCPA合格率は低めになるのでは(TOEICなどと同じ)。
- USCPAはきちんと準備をして受験すれば合格するので、合格率は気にしなくていい。
3.科目別の米国公認会計士(USCPA)試験の合格率推移

さらに、科目ごとのUSCPA試験の合格率の推移を見ていきましょう。
注1:2017年に合格率がいったん下がっているのですが、これは2017年に大きな試験変更があり、十分に準備ができなかった受験者が多かったことが原因だと考えられます。同様のことが2011年の試験変更でも起きています。
注2:2020年は、前述のように、新型コロナの影響で、合格率が通常より高くなりました。少し特殊な年であったことことに留意してください。
(1)AUDのUSCPA試験の合格率
過去のAUDの合格率は、以下の通りです。
合格率 | |
2016 | 46% |
2017 | 49% |
2018 | 51% |
2019 | 51% |
2020 | 53% |
2021 | 48% |
2022 | 48% |
AUDの合格率は、50%前後です。
そして、4科目の中ではちょうど平均的な合格率となっています。
米国の受験者にとっては、AUDは大変な科目という認識はあまりないようです。
ですが、日本の受験者の一定数は、「AUDの沼」にはまってしまう場合があるので、もう少し合格率が低いのではないかと思います。
(2)BECのUSCPA試験の合格率
過去のBECの合格率は、以下の通りです。
合格率 | |
2016 | 55% |
2017 | 53% |
2018 | 59% |
2019 | 60% |
2020 | 66% |
2021 | 62% |
2022 | 60% |
BECの合格率は、60%前後で、合格率は右肩上がりと言っていいでしょう。
そして、4科目の中で最も高い合格率となっています。
BECの合格率が高いのは、BECは最後に受験をする受験者が多いので、既にFARやAUDの知識を活かせるからだと言われています。
ですが、これは米国の受験者の場合で、日本の受験者は、FARの次に受験する場合も多いですし、WC問題(記述式問題)でハンデがあるので、そこまで合格率が高くないと思います。
(3)FARのUSCPA試験の合格率
過去のFARの合格率は、以下の通りです。
合格率 | |
2016 | 46% |
2017 | 44% |
2018 | 46% |
2019 | 46% |
2020 | 50% |
2021 | 45% |
2022 | 45% |
FARの合格率は、45%前後で、合格率の変動はあまり大きくないと言えるでしょう。
そして、4科目の中で最も低い合格率となっています。
FARの合格率が低いのは、USCPA受験者にとって、最も準備が大変な科目だからだと言われています。
FARの範囲が広いこと、単に暗記するだけではなく、関連する概念を理解して仕訳や計算をする必要があることなどが原因として挙げられます。
とはいえ、それは米国の受験者の場合でしょう。
日本の受験者は、既に日商簿記2級に合格している人も多く、受験にさえたどり着けば合格する人は多い印象です(受験にたどり着けない人は多そうです)。
よって、もう少し合格率は高いのではないかと思います。
(4)REGのUSCPA試験の合格率
過去のREGの合格率は、以下の通りです。
合格率 | |
2016 | 48% |
2017 | 47% |
2018 | 53% |
2019 | 56% |
2020 | 62% |
2021 | 60% |
2022 | 61% |
REGの合格率は、最近は60%に届いています。
そして、BECに次いで高い合格率となっています。
REGは、税法やビジネス法など会計以外の分野が問われますので、会計しか馴染みがなかった受験者にとっては、取っつきにくい科目です。
とはいえ、REGは準備が大変だという声はあまり聞きません。
特に、日本の受験者は、最後にREGを受験する場合が多いので、勉強法が既に確立されていたり、ラストスパートで追い込んでいたりするので、合格率も高めかと思います。
推察:科目ごとのUSCPA試験の合格率の推移
2016年から2022年の7年間の科目ごとの合格率を記載しましたが、約20年間の合格率を見ても、基本的には右肩上がりで合格率が上がってきています。
ただし、2011年のUSCPA試験の大きな改正があったのち、科目ごとの合格率には、大きな差が出るようになりました。
2011年までは、各科目の合格率にほとんど差はありませんでした。
2011年のUSCPA試験の改正までは、FAR、AUD、REGの3科目でWC(記述式問題)が出題されていましたが、2011年以降は反対に、BECだけでWC(記述式問題)が出題されることになりました。
また、FARでIFRS(国際会計基準)が出題されるようになりました(ただし、2021年にIFRSは出題されなくなりました)。
2011年のUSCPA試験の改正後は、BECの合格率が他の科目に比べて高くなり、FARの合格率が他の科目に比べて低くなっています。
日本人受験者の間では、WC(記述式問題)は大変だというイメージが強いのですが、米国の受験者にとっては、WC(記述式問題)は得点源で、BECの合格率が高くなったのかもしれません。
また、FARの範囲が広くなったことが、特に米国の受験者には大きな負担となって、FARの合格率が低くなる要因になったのかもしれません。
前述のように、2021年7月にも、大き目な試験内容の変更がありました。
受験者にとっては、FARとREGは負担が軽くなり、AUDとBECは負担が重くなりました。
ですので、2021年3Qと4QのAUDとBECの合格率が低くなっています。
4.四半期別の米国公認会計士(USCPA)試験の合格率の傾向

さいごに、四半期別のUSCPA試験の合格率の傾向についてご説明します。
四半期別のUSCPA試験の合格率の傾向
- 四半期でUSCPA試験の合格率が変動する!
- Q2とQ3のUSCPA試験の合格率が高くなる!
(1)四半期でUSCPA試験の合格率が変動する!
ここ10年くらいの合格率を見ると、明らかな傾向があることが分かります。
それは「Q1とQ4の合格率が低く、Q2とQ3の合格率が高い」という傾向です。
前述の通り、合格率が高いのは、試験が簡単だからというわけではないので、Q2かQ3に試験を受けようと考えるのは早計です。
(2)Q2とQ3のUSCPA試験の合格率が高くなる!
Q2とQ3の合格率が高くなるのには、きちんとした理由があります。
USCPA試験でQ2とQ3の合格率が高くなる理由
- Q1は繁忙期で勉強がしにくい(米国の多くの企業は、12月末決算ですね)。
- Q1とQ4は年末年始やクリスマスなどのイベントで勉強がしにくい。
- Q2は繁忙期が終わり、勉強に時間が取れるようになる。
- Q2は大学を卒業したばかりの受験者が、大学の授業に時間がとられないようになる(米国の大学は、9月から5月までの学期制で、5月に卒業ですね)。
- Q3はQ2から試験の準備をしてきた受験者の準備が十分に整う。
合格率が季節変動するのは、米国の決算スケジュールや大学の学期制の影響ですね。
日本の受験者の皆さんだと、3月決算の会社にお勤めの場合も多いでしょうし、大学の卒業も3月です。
それに、大学生の受験者の皆さんは、在学中に並行して勉強すると思うので、卒業とはあまり関係ない気もします。
つまり、日本の受験者の皆さんだけの合格率の統計を取ると、AICPAの公表の合格率と傾向が違ってくるでしょう。
米国公認会計士(USCPA)試験の合格率に関するよくある質問

USCPA試験の合格率に関してよくいただく質問にお答えします。
(1)USCPA全科目一発合格する率は?
USCPA試験に全科目一発合格する率(全科目合格率)ですが、公表はされていません。
どこが受験生だったときの肌感としては、20%くらいなのではないかと思います。
1科目の合格率はざっくり50%です。
100人の受験生がいるとして、FARで50人だけが合格となります。
次にその50人がAUDを受験した場合、25人だけが合格となります。
FARとAUDに関しては1回くらいずつ不合格になる人が多い印象。
FARもAUDも一発で合格した人は、その後のBECやREGは合格できる可能性が高い印象。
ですが、BECとREGに関しては、25人中20人くらいは一発合格するのではないかと思います。
つまり、20%くらいが全科目一発合格。
USCPA試験に関しては、不合格になる人は何度も不合格。
不合格になった理由をきちんと考えなかったり、見当違いな理由を考えてしまうためなのだと思います。
合格できる人は合格できる!
USCPA試験に全科目一発合格する率(全科目合格率)を非常に低く見積もっている人がいますよね。
ですが、合格できない人が何度も不合格になって合格率を押し下げ、受験回数を押し上げているだけだと思っています。
何度も不合格にならないためには、USCPA試験の勉強方法をFARの学習を始める時点で理解しておきましょう。

(2)USCPA試験は合格率が高いから簡単なの?
USCPA試験の合格率はざっくり50%なわけです。
USCPA試験の合格率を高いと取るか低いと取るか、人によって違うかもしれません。
ですが、少なくとも日本の公認会計士試験の合格率が10%くらいと言われているので、高いと考える人が多いでしょう。
合格率が高いと簡単なのかというと、それは全くの誤解です。
USCPA試験の場合、合格率が高いのはそもそも受験生のレベルが高いからだと考えられます。
USCPA試験は、大学卒であり会計やビジネス単位が一定数以上必要といった受験資格があります。
誰でも受験できる受験資格なしの日本の公認会計士試験とは比較できないでしょう。
(3)2024年1月からの新USCPA試験の合格率は下がる?
2024年1月からUSCPA試験制度は変更となります。
合格率は一時的に下がると考えています。
試験制度が変更となったときは、試験対策がしにくいからです。
現に、2017年や2011年の大きな試験制度変更でも、合格率がいったん下がっています。
また、試験制度変更ではなく、試験内容の変更でも、増加項目が多かったときは合格率が下がっています。
たとえば、2021年7月のAUDとBECの試験内容変更では、増加項目が多く負担が重くなりったので、AUDとBECの合格率はいったん下がっています。
アビタスは新USCPA試験では合格率は下がらないとの見解を出していました(新USCPA試験のウェビナーで)、過去の試験制度変更では明らかに合格率が下がっていました。
ですので、合格率が下がらない理由はないと現時点では思っています。
2024年1月からの新USCPA試験制度変更の影響で合格する確率を下げないためにも、新USCPA試験がどうなるか理解しておきましょう。

以上、「米国公認会計士(USCPA)の合格率は高い?合格率が高くてお得なのはいつ?」についてでした。
Q2とQ3の合格率が高いけど、Q2とQ3は試験が簡単というわけではないんだね。
それに、合格率は右肩上がりと言えるんだね。
また、米国の試験で米国の受験者が多く受けるから、合格率も、米国の企業や大学のサイクルの影響を大いに受けているということだね。
以前は4科目の合格率はほぼ同じだったのに、今はBECの合格率が高く、FARの合格率が低くて差が大きくなっているんだね。
つまり、今は多くの受験者にとって、BECの準備はしやすく、FARの準備はしにくいということが言えるかな。
色々と合格率について分かったことがあるけど、結局のところ合格するかは、どれだけ準備ができているかにかかっているわけだよね。
結論としては、自分の環境に影響を与える要因を事前に把握して、少しでも影響を受けないですむような勉強のスケジュールを立てることが大事ってことだろうね。
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