USCPA(米国公認会計士)の転職先6つ!BIG4への転職経験があるUSCPAが解説!

USCPA合格後はUSCPA資格を活かして転職したいんだけど、どんな転職先があるのか知りたいな。

USCPA試験の勉強と並行して、合格後のキャリアも考えているのは素晴らしいね。
USCPAだとどんな転職が可能か、日本の公認会計士の転職との違いも含め、自分の転職経験とともに説明していくね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
(2026/01/16 09:33:58時点 Amazon調べ-詳細)
- まず結論:USCPA転職は「資格」よりも“刺さる場所”を選ぶのがすべて
- USCPAの転職先はこの6つ(全体像)
- 【早見表】USCPA転職先6つをザックリ比較
- USCPAの転職に関しては「挑戦を決めた時点」で情報収集が大事
- USCPAの転職先1:監査法人
- USCPAの転職先2:税理士法人
- USCPAの転職先3:アドバイザリー会社(FASなど)
- USCPAの転職先4:コンサルティング会社
- USCPAの転職先5:一般事業会社
- USCPAの転職先6:海外就職・海外転職
- ここで一度整理:未経験・科目合格でもUSCPA転職はできる?
- Q&A:USCPAの転職先に関してよくある10の質問
- Q1:USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
- Q2:USCPA合格後、国際税務に転職できる?
- Q3:USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格が評価される?
- Q4:USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
- Q5:USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
- Q6:USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
- Q7:USCPAの転職先はどこが一番多い?
- Q8:USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
- Q9:USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
- Q10:USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
まず結論:USCPA転職は「資格」よりも“刺さる場所”を選ぶのがすべて
USCPAは、転職市場でかなり強い資格です。
ただし、どこでも無双できる資格ではありません。
USCPA転職で結果が出るかどうかは、ザックリ言うと次の3点で決まります。
- 職種の軸が明確か(監査?経理?FAR?税務?内部監査?)
- 英語×会計が “業務で必要” な環境か(海外子会社、外資、USGAAP/IFRS、US-SOXなど)
- 実務の再現性があるか(経験・成果・政務の筋が通っているか)
逆に言うと、
- 「USCPAを取ったから転職できるはず」
- 「USCPAさえあれば年収が上がるはず」
みたいに、資格だけを先に置くと失敗しやすいです。
ここを押さえたうえで、USCPAの主な転職先(6つ)を見ていきましょう。
USCPAの転職先はこの6つ(全体像)
当記事では、USCPA(米国公認会計士)の転職先として以下6つを取り上げています。
USCPAの主な転職先
- 監査法人
- 税理士法人
- アドバイザリー会社(FASなど)
- コンサルティング会社
- 一般事業会社
- 海外就職・海外転職
独立開業という選択肢は、USCPAの場合ほとんどありません。
なぜなら、USCPAは日本国内では独占業務権限を持たないからです。
日本の公認会計士や税理士に比べ、USCPA資格だけで独立開業する人はほぼいません。
ですので、通常は士業の進路の話をする場合「転職か独立か」という話になりますが、当記事では独立は取り上げません。
USCPAの転職に関しては、USCPAに挑戦すると決めた時点で情報収集するのが大事です。
すぐに転職できないとしても、転職エージェントに登録だけはしておいて、希望に合った求人をストックするといいですよ。
【早見表】USCPA転職先6つをザックリ比較
「結局どれが自分向き?」を早く知りたい人向けに、先に表でまとめておきますね。
USCPA転職先6つをザックリ比較
| 転職先 | 代表的な職種 | 刺さる強み | 向く人 | 注意点 |
| 監査法人 | 監査(国際部など) | 監査の土台+英語対応 | 監査経験を積みたい/キャリアの“型”を作りたい | 年収が一時的に下がることも |
| 税理士法人 | 国際税務、移転価格など | 英語×税務×海外案件 | 国際税務に寄せたい | 国内税務一本だとUSCPAだけでは弱い |
| アドバイザリー | FDD、Valuationなど | M&A/再編の実務 | 会計+案件推進が好き | 基本“経験ゲー”、未経験は狭い |
| コンサル | 会計/IT/内部監査など | 課題解決+専門性 | 成果を出して伸びたい | ハード。面接は資格より実績 |
| 事業会社 | 英文経理、連結、FP&A、内部監査など | 英語×会計を直で使う | 安定×成長の両方を狙う | 職種があいまいだと通りにくい |
| 海外 | Senior Accountant、Controllerなど | “有資格者”の信用 | 海外で勝負したい | VISA・英語・実務の再現性が必須 |
詳しくは、これから解説していきます!
USCPAの転職に関しては「挑戦を決めた時点」で情報収集が大事
すぐに転職できないとしても、転職エージェントに登録だけはしておいて、希望に合った求人をストックするとがいいですよ。
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USCPAの転職先1:監査法人
USCPAの転職先として、まず監査法人から見ていきます。
監査法人の会計監査では、基本的には公認会計士試験合格者しか雇いません(アシスタントなどの正職員以外は除く)。
ですので、USCPA合格者は、監査法人で働くパスポートを手に入れたようなもの。
ただ、USCPAは合格後、日本の公認会計士試験合格者ほどには監査法人に転職しません。
日本の公認会計士は、修了考査の実務要件を満たすため、ほとんどが監査法人に就職(初めて就職するので転職ではない)。
一方USCPAは、監査法人へ転職すると、前職より給与が下がる場合があることもあり、監査法人への転職を希望しない人が一定数います。
とはいえ、USCPAにとって監査法人は、第一に考える転職先と言えるでしょう。
監査法人は、大手から準大手、中小まであります。
監査法人
- 大手監査法人(BIG4)
- 準大手監査法人
- 中小監査法人
(1)大手監査法人(BIG4)
大手監査法人は「BIG4」と呼ばれ、以下の4法人が該当します。
*法人名は変更されることがあるので、応募時は最新名称を確認してくださいね。
大手監査法人(BIG4)
- EY新日本有限責任監査法人(Ernst & Young ShinNihon LLC)
- 有限責任監査法人トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu LLC)
- 有限責任あずさ監査法人(KPMG AZSA LLC)
- PwC Japan 有限責任監査法人(PricewaterhouseCoopers Japan LLC)
*日本での日本人同士の会話では「新日本(EY)・デロイト(トーマツ)・あずさ・PwC(以前はあらた)」と呼ぶことが多い印象です。
BIG4大手監査法人の違いについては、こちらの記事も参考にしてください。
USCPAがBIG4に転職するのは、監査経験を積みたいためであることが多いです。
目的としては、将来的に
- 「外資系企業のCFOなどのポジションにキャリアアップしたい」
- 「税務やコンサルなどの業務にステップアップしたい」
など。
BIG4でUSCPAに期待されるのは、会計知識“だけ” というより 英語×国際対応の場面が多いです。
希望すれば、英語力が活かせる機会はわりと多くもらえます。
- クライアントの海外子会社や海外提携ファームとのやり取り
- 監査法人内の外国人スタッフのチームにアサイン
- USGAAP/IFRS/US-SOXなど、国際案件の周辺業務
反対に英語力を活かす業務を希望しない場合、少し立場的に厳しいかもしれません。
日本の公認会計士と“会計知識一本” で戦うことになりやすいので。
BIG4監査法人で監査職の場合は、USCPA全科目合格で応募するのが基本(科目合格では採用されないと考えていいです)。
どこ自身も、USCPA全科目合格後すぐにBIG4監査法人へ転職しました。
会計監査職で配属先は国際部、クライアントはほぼ外資系企業という環境。
面接はパートナーとシニアマネージャーで、面接した日の夜には、転職エージェント経由で採用連絡が来ました(転職エージェント「MS-Japan」を通じて応募したので)。
入所後、パートナーから聞いた「USCPAを採用する条件」のイメージはこんな感じでした(仲が良くなって、雑談から聞き出したもの)。
- 準新卒(海外大卒など):USCPA全科目合格+英語力が強い→会計や経理経験がなくても採用。
- 20代:USCPA全科目合格+英語力+海外経験(留学や海外勤務)+会計・経理の経験→採用の可能性が上がる
- 30代以降:求人やチーム事情による(“年齢だけで一律NG”ではないが、求められる説明・経験は濃くなる)→採用のハードルは高い(どこの部署は採用なし)

とはいえ、英語力はTOEIC850点くらいしかなかったし、海外経験はワーホリのみとレベルはお世辞にも高くなかったけどね。
経理経験は、外資系企業で年次決算までやっていたよ。
抜きんでて何かがすごいのではなく、バランスが良かったのと、コミュニケーションには苦労しないタイプだったからかもね。


BIG4監査法人の特色については、事前に転職エージェントの担当者から聞いて把握していたから、きちんと答えられたよ。
でも、どちらかというと、質問されるより「質問はありませんか?」と逆質問するよう促されたよ。
もしかしたら、監査ではヒアリング力が大事だから、質問力が試されていたのかもしれないね。
BIG4大手監査法人への転職については、こちらの記事も参考にしてください。
(2)準大手監査法人・中小監査法人
準大手監査法人・代表的な中小監査法人は、以下の通りです。
*多すぎるため網羅はできませんが、USCPAが採用される可能性のある法人を求人票を見て選びました。
準大手監査法人
- 太陽有限責任監査法人(Grant Thornton Taiyo LLC)
- BDO 三優監査法人(BDO Sanyu & Co.)
- 東陽監査法人(Crowe Toyo & Co.)
- 仰星監査法人(GYOSEI & Co.)Nexiaと提携
代表的な中小監査法人
- RSM 清和監査法人(RSM Seiwa)
- HLB Meisei 有限責任監査法人(HLB Meisei LLC)
- ひびき監査法人(PKF Hibiki Audit Corporation)
- Moore みらい監査法人(Moore Mirai & Co.)
- 監査法人 A&A パートナーズ(A&A Partners)
日本の公認会計士の場合、合格後に最初に入所するのはBIG4監査法人である場合が多いです。
準大手監査法人・中小監査法人に入所する人は、少ない印象です。
日本の公認会計士で、最初から準大手監査法人・中小監査法人に入所するのは、合格時の年齢が高かったり、コミュニケーション能力が低かったりしたため、大手監査法人に入所できなかった場合が多いそうです。
ただし、就職難の年であったり、最初から中小監査法人を希望していた場合は除きます。
USCPAについては、準大手監査法人・中小監査法人でも、上場企業のクライアントを抱えている場合は採用しています。
ただし、大手監査法人ほどには、英語やUSGAAPの知識が活かせるクライアントが少ないこともあり、USCPAは昇進などで不利になるケースもあります。
また、大手監査法人よりも少数精鋭で、大手監査法人からの転職者が多いため、監査経験がないと大変なことも。
よって、最初から積極的に準大手監査法人・中小監査法人に転職しようとするUSCPAは少ない印象です。
どこのUSCPAの勉強仲間の何人かは、準大手監査法人・中小監査法人に採用されていました。
BIG4監査法人を希望していたが、
- 全科目合格できない
- 科目合格の合格実績が失効して撤退した
- BIG4すべての法人で不採用になった
- 合格した時点で30代だった
といった人たちでした。
よって、USCPA科目合格でも、年齢が少し高くても、中小監査法人なら応募可能な場合があるとの印象です(もちろん採用はケースバイケース)。
準大手監査法人・中小監査法人には、大手と比べて次のようなメリットがあります。
準大手監査法人・中小監査法人のメリット
- 部門分けが薄く、幅広い業務を任される
- 小規模なため、仕事が回ってくるのが早い
- 評価されれば、昇進が早い
- 営業意識が付く(提案や関係構築が仕事に直結しやすい)
このようなメリットもあるため、人によっては大手より合う可能性があります。
応募できても採用されやすいとは決して言えませんが、転職先の候補として視野に入れておくといいでしょう。
監査法人で働くことについては、こちらの記事も参考にしてください。
USCPAの転職先2:税理士法人
つぎに、USCPAの転職先として、税理士法人も見ていきましょう。
税理士法人も監査法人と同様、大手から中小まであります。
*多すぎるため網羅はできませんが、USCPAが採用される可能性のある法人を求人票を見て選びました(USCPAの採用実績、国際案件・英語案件がある)。
大手(BIG4系 税理士法人)
- デロイト トーマツ税理士法人(Deloitte Tohmatsu Tax Co.)
- EY 税理士法人(Ernst & Young Tax Co.)
- KPMG 税理士法人(KPMG Tax Corporation)
- PwC 税理士法人(PwC Tax Japan)
準大手~中堅(国際ネットワーク系 税理士法人)
- 太陽グラント ソントン税理士法人(Grant Thornton Taiyo Tax Corporation)
- BDO 税理士法人(BDO Tax Co.)
- RSM 汐留パートナーズ税理士法人(RSM Shiodome Partners Tax Co.)
- Forvis Mazars 税理士法人(Forvis Mazars Tax Corporation)
- ベーカーティリージャパン税理士法人(Baker Tilly Japan Tax Corporation)
- BTJ 税理士法人(BJT Tax Corporation)
- 税理士法人 WATANABE(Crowe Watanabe Co.)
- Moore 至誠税理士法人(Moore Shisei Tax Corporation)
- GYC 税理士法人(GYC Tax Co.)
- 仰星税理士法人(Gyosei Tax Corporation)
国内大手~準大手(独立系だが国際案件が多い)
- 税理士法人 山田&パートナーズ(Yamada & Partners Tax Co.)
- 辻・本郷 税理士法人(Hongo Tsuji Tax & Consulting)
- AGS 営利私法人(AGS Certified Tax Co.)
日本の公認会計士の場合、将来的に独立を考え、BIG4監査法人→BIG4税理士法人へ転職する人もいます。
公認会計士は登録後に税理士登録が可能になるため、そういう流れが作りやすい。
BIG4税理士法人の場合は、クライアントが大手企業となります。
日本の公認会計士は、連結納税、組織再編税制など、高い税務知識が必要な業務を担当することになるようですね。
一方USCPAの場合は、日本の税務資格の代替ではありません。
だからこそ、税理士法人で狙うなら「国際税務」「移転価格」「クロスボーダー」のように、USCPAの強み(英語×国際)を使う領域が現実的です。
日本の公認会計士や税理士が、あまり得意ではない領域でしょう。
なので差別化が可能であり、出世も考えられますね。
中小税理士法人の場合は、大手企業以外の中堅企業が主なクライアントです。
そして、提供サービスに特殊性がある場合が多いです。
USCPAとしては、自分の興味に合う分野の税務業務を行っている法人を選ぶといいでしょうね。
USCPAの転職先3:アドバイザリー会社(FASなど)
さらに、USCPAの転職先として、アドバイザリー会社を見ていきます。
BIG4系のアドバイザリー会社は、一般に次のようなイメージです。
*FAS(M&A、DD、バリューエーション、事業再生など)です。
大手(BIG4系)
- PwC アドバイザリー合同会社(PwC Advisory LLC)
- 株式会社 KPMG FAS(KPMG FAS Co., Ltd)
- EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.)
- 合同会社デロイト トーマツ(Deloitte Tohmatsu LLC)
アドバイザリー会社は、大きくはファイナンシャルアドバイザリーとトランザクションアドバイザリーの2つに分かれます。
BIG4監査法人は、ファイナンシャルアドバイザリー、または、トランザクションアドバイザリーのグループ会社を持っています。
アドバイザリーの業務内容としては、たとえば以下が挙げられます。
アドバイザリー会社の業務内容
- 財務デューディリジェンス(M&A・事業再編・事業再生など)
- バリュエーション
- リストラクチャリング
- フォレンジング(不正調査など)
ここは正直、資格より「案件で使える経験」が強く効きます。
なので、未経験でいきなりドン!は狭め。
監査・経理などの土台があるほど強いです。
USCPAの転職先4:コンサルティング会社
USCPAとして、コンサルティング会社に転職することも考えられます。
BIG4系のコンサルティング会社は、一般に次のようなイメージです。
*コンサルティング(戦略、業務改革、DX、IT導入など)です。
大手(BIG4系)
- PwC コンサルティング合同会社(PwC Consulting LLC)
- KPMG コンサルティング株式会社(KPMG Consulting Co., Ltd.)
- EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.)
- 合同会社デロイト トーマツ(Deloitte Tohmatsu LLC)
コンサルの業務内容としては、たとえば以下が挙げられます。
コンサルティング会社の業務内容の例
- 会計システムコンサル(ERPなど)
- 国際ビジネスコンサル
- 国際税務コンサル
- 内部監査コンサル
コンサルも、監査などの実務経験がないと業務が難しいことが多いため、USCPA合格後すぐ転職するのは現実的に厳しめ。
USCPAとして数年の実務経験を積んでから転職するのが、現実的な選択でしょう。
USCPAとしては、会計関連のコンサルティング業務を担当することが多いですね。
例えば、IFRSやUSGAAP、US-SOXなどの知識を活かしたり、決算早期化や開示作成のサポートをすることなどが考えられるでしょう。
また、USCPAの場合は、ITコンサルをする場合も多いのが特徴として挙げられます。
コンサルティングは、経営者のサポートをしますので、やりがいがありますが、監査より仕事はハードです。
USCPAとしては、コンサルティング会社は実力主義なので、仕事ができれば昇進などで日本の公認会計士と比較しても不利にならないのがメリットです。
そして、これは非常に大事ですが、書類ではUSCPAが効くことがありますが、面接は資格より実績です。
- 何をやって
- どう貢献して
- 転職後にどう再現できるか
これを語れないと、USCPAであっても落ちます。
USCPAの転職先5:一般事業会社
USCPAとして、一般事業会社で以下のような業務で活躍できます。
USCPAが活躍できる一般事業会社での業務
- 英文経理(外資系企業など)
- 連結決算(グローバル企業など)
- 財務管理
- 経営企画(FP&Aを含む)
- 内部監査
特に、外資系企業やグローバル企業でUSCPAの需要が高く、求人が多くあります。
経理、財務、経営企画、内部監査が中心dネスが、他のポジションで採用されることもありえます。
ほか、日本の大企業(JTC)や金融機関でも、USCPAは採用されています。
たとえば、以下のような名だたる企業(商社、証券会社、保険会社、メーカーなど)や金融機関でUSCPA向けの求人が出されているのを確認しました。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、野村證券、大和証券、ソニー生命保険、ソニー、シャープ、キャノン、資生堂、武田薬品工業、トヨタ自動車、日産自動車、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行
どこは、USCPA取得前、米国企業で英文経理を担当していましたが、マネージャー以上になるには、USCPA取得が必須の環境でした。
同僚もUSCPAを取得済み、もしくはUSCPA勉強中という人が多かったです。
現在はグローバル企業で連結決算を担当しています。
日系企業の場合、USCPAでなければならないというわけではありません。
ただし、米国に多数の子会社を抱えるので、米国子会社管理も担当しています。
よって、
- USGAAP(米国基準)を理解している
- 英語で海外子会社の経理担当者とコミュニケーションができる
この2点が大きなアドバンテージになっていると感じます。
そして、
- 英語で決算書を作成(開示資料など)
- IFRS新基準適用を担当(欧州やアジア子会社も多いため)
- 財務文書の翻訳(和訳した文書の役員への説明なども)
- 海外事業部の業務も一部兼任(会計が分からない部員が多いため)
- 海外子会社の監査立会い(外部監査人と海外出張)
など、USCPAということで任される仕事は多いです。
資格が役立っていると実感するタイミングが多々あります。
こちらの記事も参考にしてください。
USCPAの転職先6:海外就職・海外転職
USCPAは、海外就職・海外転職して活躍できる可能性があります。
USCPAが海外で自分で仕事を探す場合(現地採用の場合)は、以下のような勤務先が考えられるでしょう。
海外でのUSCPAの勤務先(現地採用の場合)
- 海外大手会計事務所
- 日本企業の海外子会社・支店
- 現地の外資系企業
- 現地のローカル企業
また、USCPAを取得していると、海外駐在を任される機会も増えるでしょう。
さらに、USCPA資格の「相互承認制度」がある国で、その国の公認会計士として働けるので、よりUSCPAの資格が活かせるでしょう。
USCPA資格の「相互承認制度」がある国(2026年1月時点)
- 南アフリカ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- アイルランド
- メキシコ
海外だと日本の公認会計士よりUSCPAの方が資格としての知名度が高いです。
よって、海外においてはUSCPAの方が高い評価を受けている印象です。
どこは、タイにある米国企業にて、シニアアカウンタントとして働いていました(社内組織上はシニアアカウンタント、業務内容や対外的にはマネージャー、タイ労働局に対してはコントローラー)。
USCPAだから採用されたのであって、USCPAではなかったら採用されなかったです(面接でそう言われたので)。
現地企業(シンガポール子会社担当だったので、シンガポール会計基準:SFRS)の決算書を、USGAAP(米国会計基準)にコンバージョンし、アメリカのレポーティングラインの上司に、USGAAP(米国会計基準)で提出していました。
上司(アメリカ人)や同僚(タイ人)、監査法人(シンガポール人)は、どこがUSCPAだということを知っていたので、有資格者ということで、安心して仕事を任せてくれていたように思います。
日本人なのに、タイでシンガポール担当、米国に報告。
「日本人である必要性が全く無いポジション」にUSCPAだから就けてしまったというミラクルも、USCPAという資格の強さを海外で実感したポイントです。
こちらの記事も参考にしてください。
ここで一度整理:未経験・科目合格でもUSCPA転職はできる?
結論、できます。
ただし、「どこへ行くか」で難易度が変わります。
- 事業会社(経理財務・内部監査など):資格より実務が強く見られがち
- 監査法人・税理士法人:比較的、資格が評価されやすい(ただし英語や素地は必要)
なので、おすすめしたいのは、次のどれかに寄せることです。
未経験が勝ちやすい寄せ方だと、たとえばこのような感じ。
- 監査法人:監査トレーニーなどの入口を狙う
- 事業会社:英文経理・アカウンタントの入口(英語×会計を使う職種)
- 税理士法人:移転価格など、国際領域に寄せる
Q&A:USCPAの転職先に関してよくある10の質問
USCPAの転職先について「USCPAどこのブログ」に寄せられる質問のうち、よくある10の質問とその回答をご紹介します。
USCPAの転職先に関してよくある10の質問
- USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
- USCPA合格後、国際税務に転職できる?
- USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格は評価される?
- USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
- USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
- USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
- USCPAの転職先はどこが一番多い?
- USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
- USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
- USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
Q1:USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
USCPA科目合格だと、BIG4に転職できるかは、今までの実務経験やスキルによります。
- 経理財務や会計事務所での経験があれば、転職できる場合が多い
- 未経験の場合、日商簿記2級やTOEIC800点(目安)など、別の“土台”がないと厳しめ
なお、監査トレーニーなら、USCPA科目合格でもBIG4で働ける可能性があるので検討してみてください。
Q2:USCPA合格後、国際税務に転職できる?
USCPAが国際税務で採用される可能性は十分にあります。
ただし日本では、国内税務の主戦場は日本の税理士が強いので、USCPAをわざわざ採用する理由が薄くなることもあります。
一方、移転価格税制のアドバイザリーなどは、USCPA求人が出やすい領域です。
Q3:USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格が評価される?
USCPA資格は、書類選考では評価されることがあります。
ただし、面接ではプラスになるとは限りません。
面接では見られるのは、資格ではなく職務経験。
- 「今まで何をして、どう貢献してきたか」
- 「転職後にどう貢献できるか」
が語れないと、USCPAでも落ちます。
Q4:USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
「USCPAだから出世できない」とは言い切れません。
USCPAしか資格がなくても(日本の公認会計士とのダブルライセンスではなくても)、監査部門でもアドバイザリー部門でも、パートナーになっているUSCPAもいます。
USCPAの女性で、お子さんもいて、家庭と両立なさっているパートナーと一緒に監査の仕事をしたことがあります。
ただし、監査法人の上位職は、日本の公認会計士資格・登録が前提になっているケースや、営業力・担当領域などの要素も強いです。
結局は出世できるかは、どんなクライアントでどんな価値が出せるかに寄ります。
Q5:USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
USCPAは、BIG4大手監査法人の方が採用されやすい印象です。
というのは、大手監査法人は複数部門で求人を出しており、採用人数も多め。
一方、中小監査法人は採用人員が限られており、どのような人物を採用したいか限定。
USCPAがその条件にちょうどマッチするとは限らず、採用候補にならないことが多いです。
つまり、大手は採用基準が明確で、中小は求人ごとの色が濃い。
英語・国際案件で勝負したいなら大手がわかりやすい。
幅広く任されたい・昇進を早体なら中小が合うケースもあるという感じです。
Q6:USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
監査法人の採用については、景気がいい時は求人が増えるというのはあります。
USCPAの監査職での採用も、景気が悪いと求人数を減らす傾向にあります。
日本の公認会計士と異なり、「毎年この月が採用されやすい」という季節性は薄いです。
ただ入所時が超繁忙期ど真ん中だと、最初からハードなので、避けた方がいいかもしれません。
監査法人の新年、繁忙期などについては、こちらの記事を参考にしてください。
監査未経験の新人USCPAのためのBIG4大手監査法人のイロハ
Q7:USCPAの転職先はどこが一番多い?
USCPAの転職先は、事業会社が多いです。
監査法人の場合は、監査ではなく、アドバイザリーが多い印象。
USCPAが監査で採用される場合は、外資系金融機関の監査に配属されている人が多いです。
有名な外資系銀行、証券会社、投資会社の監査ですね。
米国企業ならUS基準での監査、欧州企業ならIFRSでの監査となります。
ちなみに、私がBIG4で監査をしていた時は、9割が欧州企業でした
米国企業は数えるくらいしかなかったです。
Q8:USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
英語があまり得意ではなくても、転職できます。
たとえば、英語を使わないポジションを狙えばいいですね。
ですが、それだと、USCPAという資格があまり評価されなくて、モッタイナイかもしれません。
やはり、USCPAには英語力が期待されますよね。
英語が苦手なUSCPAだと、アピールポイントが半減どころではないと思います。
英語が苦手な場合、まずは
- 英語の頻度が高すぎないポジション
- でも、将来的に英語が必要になる環境(海外子会社があるなど)
を狙って、英語が必要になるまでに英語力を上げるというのも手です。
英会話力は向上させるのに時間がかかりますが、TOEICならスコアを上げるのは簡単。
履歴書に書くためにも、TOEIC900点以上を目指してスコアアップ対策を早急にするのがいいでしょう。
公式問題集1冊を完璧になるまで繰り返し解けば、TOEIC900点以上に到達します。
USCPAに合格した英語力があるあなたなら、公式問題集だけで十分だと思います。
注)最新の公式問題集を買ってくださいね。
Q9:USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
結論、早いほど有利です。
「今すぐ転職しない」でも、求人を見て相場観を持つだけで強いですよ。
- 転職エージェントに登録(無料)
- 求人をストック
- 面談で「自分がどの市場にいるか」を知る
これだけで、転職の失敗確率が下がります。
求人情報収集と、転職エージェントとの連携は早いほど良し!
USCPA合格後に転職エージェント探しを始めるのでは遅いですよ。
USCPAの転職エージェント探しで失敗すると転職自体も失敗するので注意してください。
USCPAの失敗しない転職エージェント選び【BIG4に転職したUSCPAが解説】
USCPA(米国公認会計士)におすすめの転職エージェント「MS-Japan」
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Q10:USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
会計関連の経験がなくても、USCPAであれば転職できる可能性があります。
ただし、経理財務や内部監査などに転職したい場合は、資格より実務経験が求められる傾向が強いので、転職活動に苦戦するかもしれません。
一方、監査法人、税理士法人、会計事務所などに転職したい場合は、経験よりも資格が重視される場合が多いので、採用されやすくなります。
USCPAの転職 実務経験あり・実務経験なし、20代・30代・40代でどう違う?
以上、「USCPA(米国公認会計士)の転職先6つ!BIG4への転職経験があるUSCPAが解説!」でした。

USCPA合格後の転職のイメージができたので、USCPAの勉強と並行してどのような道に進むかよく考えてみるよ。

早めの相談が転職を成功させるポイントだよ。
もし転職をしないとしても、自分のキャリアを見つめなおす機会になるから、キャリア相談はおすすめだよ。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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