知りたい君
知りたい君
USCPA(米国公認会計士)試験の勉強を始めたよ。

USCPA合格後は資格を活かして転職したいんだけど、どんな転職先があるのか知りたいな。

どこ
どこ
どこはUSCPA(米国公認会計士)だよ。

USCPA試験の勉強と並行して、合格後のキャリアも考えているのは素晴らしいね。

USCPAだとどんな転職が可能か、日本の公認会計士の転職との違いも含め、自分の転職経験とともに説明していくね。

 

USCPAで転職を考えている方へ

 

USCPAで転職を考えている方は、早めに「自分の経歴でどの求人を狙えるか」を確認しておくと動きやすいです。

USCPAは転職市場で評価されやすいですが、監査法人・税理士法人・アドバイザリー・コンサル・一般事業会社・海外では、見られるポイントが違います。

そのため、資格取得後にあわてて求人を探すより、早い段階で会計・経理・監査・税務・FASに強い転職エージェントに相談し、求人から逆算してキャリアを考えるのがおすすめです。

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目次(見たい項目へ)

まず結論:USCPA転職は「資格」よりも“評価される場所”を選ぶのが大事

 

USCPAは、転職市場で評価されやすい資格です。

ただし、どこでも有利になる資格ではありません

 

USCPA転職で結果が出るかどうかは、主に「職種の軸」「英語×会計が必要な環境」「実務の再現性」の3つで決まります。

 

USCPA転職で見られる3つのポイント

 

つまり、USCPA転職では「資格を持っているか」だけではなく、自分の経験をどの職種・環境で活かせるかを見極めることが大事です。

「USCPAを取ったから転職できるはず」「USCPAさえあれば年収が上がるはず」と考えると、転職先選びでミスマッチが起きやすくなります。

 

ここを押さえたうえで、USCPAの主な転職先(6つ)を見ていきましょう。

 

音声でスキマ時間にザックリ確認したい方は、USCPAどこチャンネルUSCPA転職は有利?転職先6つ+BIG4監査&海外経験でリアル解説 をどうぞ。

 

 

USCPAの転職先はこの6つ(全体像)

 

当記事では、USCPA(米国公認会計士)の主な転職先を6つに分けて整理します。

 

USCPAの主な転職先6つ

 

なお、USCPAの場合、日本国内では独占業務権限がないため、独立開業は一般的な進路ではありません。

そのため、この記事では「転職先」に絞って解説します。

 

【早見表】USCPA転職先6つをザックリ比較

 

「結局どれが自分向き?」を早く知りたい人向けに、先に表でまとめておきますね。

 

USCPA転職先6つをザックリ比較

転職先 代表的な職種 刺さる強み 向く人 注意点
監査法人 監査(国際部など) 監査の土台+英語対応 監査経験を積みたい/キャリアの“型”を作りたい 年収が一時的に下がることも
税理士法人 国際税務、移転価格など 英語×税務×海外案件 国際税務に寄せたい 国内税務中心では評価されにくい場合がある
アドバイザリー FDD、Valuationなど M&A/再編の実務 会計+案件推進が好き 実務経験の有無が大きく影響し、未経験向け求人は限られる
コンサル 会計/IT/内部監査など 課題解決+専門性 成果を出して伸びたい 業務負荷が高い傾向があり、面接では資格より実務経験が重視される
事業会社 英文経理、連結、FP&A、内部監査など 英語×会計を直で使う 安定×成長の両方を狙う 職種があいまいだと通りにくい
海外 Senior Accountant、Controllerなど “有資格者”の信用 海外で勝負したい VISA・英語・実務の再現性が必須

 

詳しくは、これから解説していきます!

 

USCPAの転職に関しては「挑戦を決めた時点」で情報収集が大事

 

たとえ今すぐ転職する気がなくても、先に転職市場を見ておくと、USCPAをどう活かすかの方向性がかなり見えやすくなります。

USCPA転職では、監査法人・税理士法人・アドバイザリー・コンサル・一般事業会社など、転職先ごとに評価される経験やアピール方法が違います。

 

そのため、求人を自分で眺めるだけでなく、会計・経理・監査・税務・FASに強い転職エージェントに相談し、「今の経歴でどの転職先を狙えるか」を確認しておくのがおすすめです。

USCPAにおすすめの転職エージェントは、レックスアドバイザーズです。

 

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USCPAの転職先1:監査法人

 

USCPAの転職先として、まず監査法人から見ていきます。

 

監査法人の会計監査では、基本的には公認会計士試験合格者しか雇いません(アシスタントなどの正職員以外は除く)。

ですので、USCPA全科目合格は、監査法人への転職を目指すうえで大きな武器になります。

 

ただ、USCPAは合格後、日本の公認会計士試験合格者ほどには監査法人に転職しません。

日本の公認会計士は、修了考査の実務要件を満たすため、ほとんどが監査法人に就職(初めて就職するので転職ではない)。

一方USCPAは、監査法人へ転職すると、前職より給与が下がる場合があることもあり、監査法人への転職を希望しない人が一定数います。

 

とはいえ、USCPAにとって監査法人は、まず候補に入れたい転職先と言えるでしょう。

監査法人は、大手から準大手、中小まであります。

監査法人

  1. 大手監査法人(BIG4)
  2. 準大手監査法人
  3. 中小監査法人

 

(1)大手監査法人(BIG4)

大手監査法人は「BIG4」と呼ばれ、以下の4法人が該当します。

*法人名は変更されることがあるので、応募時は最新名称を確認してくださいね。

 

大手監査法人(BIG4)

  • EY新日本有限責任監査法人(Ernst & Young ShinNihon LLC)
  • 有限責任監査法人トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsu LLC)
  • 有限責任あずさ監査法人(KPMG AZSA LLC)
  • PwC Japan 有限責任監査法人(PricewaterhouseCoopers Japan LLC)

 

BIG4大手監査法人の違いについては、こちらの記事も参考にしてください。

BIG4監査法人の違いは?どこがいいか売上高・人員数・特徴で比較
BIG4監査法人の違いは?どこがいいか売上高・人員数・特徴で比較BIG4監査法人はどこがいい?トーマツ・あずさ・EY新日本・PwC Japanの違いを、売上高・被監査会社数・人員数で比較。監査法人の特徴や就職・転職での選び方も、実際にBIG4監査法人で監査職として働いていたUSCPAが解説します。...

 

 

USCPAがBIG4に転職するのは、監査経験を積みたいためであることが多いです。

目的としては、将来的に

  • 「外資系企業のCFOなどのポジションにキャリアアップしたい」
  • 「税務やコンサルなどの業務にステップアップしたい」

など。

 

BIG4でUSCPAに期待されるのは、会計知識“だけ” というより 英語×国際対応の場面が多いです。

希望すれば、英語力が活かせる機会はわりと多くもらえます。

 

  • クライアントの海外子会社や海外提携ファームとのやり取り
  • 監査法人内の外国人スタッフのチームにアサイン
  • USGAAP/IFRS/US-SOXなど、国際案件の周辺業務

 

反対に英語力を活かす業務を希望しない場合、少し評価されにくいかもしれません。

日本の公認会計士と“会計知識一本” で戦うことになりやすいので。

 

BIG4監査法人で監査職を目指す場合は、USCPA全科目合格後に応募する方が現実的です。

科目合格段階でも可能性がゼロではありませんが、監査職では全科目合格が前提になりやすいと考えておくといいでしょう。

どこ自身も、USCPA全科目合格後すぐにBIG4監査法人へ転職しました。

 

会計監査職で配属先は国際部、クライアントはほぼ外資系企業という環境。

面接はパートナーとシニアマネージャーで、面接した日の夜には、転職エージェント経由で採用連絡が来ました。

 

入所後、パートナーから聞いた「USCPAを採用する条件」のイメージはこんな感じでした(仲が良くなって、雑談から聞き出したもの)。

  • 準新卒(海外大卒など):USCPA全科目合格+英語力が強い→会計や経理経験がなくても採用。
  • 20代:USCPA全科目合格+英語力+海外経験(留学や海外勤務)+会計・経理の経験→採用の可能性が上がる
  • 30代以降:求人やチーム事情による(“年齢だけで一律NG”ではないが、求められる説明・経験は濃くなる)→採用のハードルは高い(どこの部署は採用なし)

 

どこ
どこ
どこの場合も、USCPA全科目合格、英語力、海外経験、経理経験という条件をクリアしていたから採用されたのだと思う。

とはいえ、英語力はTOEIC850点くらいしかなかったし、海外経験はワーホリのみとレベルはお世辞にも高くなかったけどね。

経理経験は、外資系企業で年次決算までやっていたよ。

抜きんでて何かがすごいのではなく、バランスが良かったのと、コミュニケーションには苦労しないタイプだったからかもね。

 

 

知りたい君
知りたい君
BIG4監査法人の面接では、どんなことを聞かれたのか知りたいよ。
どこ
どこ
志望動機、USCPAになった理由、あと「BIG4監査法人のうち、なぜうちを選んだの?」と聞かれたよ。

BIG4監査法人の特色については、事前に転職エージェントの担当者から聞いて把握していたから、きちんと答えられたよ。

でも、どちらかというと、質問されるより「質問はありませんか?」と逆質問するよう促されたよ。

もしかしたら、監査ではヒアリング力が大事だから、質問力が試されていたのかもしれないね。

 

BIG4大手監査法人への転職については、こちらの記事も参考にしてください。

USCPAがBIG4監査法人の面接で聞かれる質問と対策|未経験でも通る答え方
USCPAがBIG4監査法人の面接で聞かれる質問と対策|未経験でも通る答え方USCPAでBIG4監査法人を目指す方向けに、面接でよく聞かれる質問、志望動機、逆質問、英語対策を解説。なぜUSCPAを取ったのか、これまでのキャリア、今後のキャリアを一貫して伝えるコツも紹介します。...

 

(2)準大手監査法人・中小監査法人

準大手監査法人・代表的な中小監査法人は、以下の通りです。

*多すぎるため網羅はできませんが、USCPAが採用される可能性のある法人を求人票を見て選びました。

 

準大手監査法人

  • 太陽有限責任監査法人(Grant Thornton Taiyo LLC)
  • BDO 三優監査法人(BDO Sanyu & Co.)
  • 東陽監査法人(Crowe Toyo & Co.)
  • 仰星監査法人(GYOSEI & Co.)Nexiaと提携

代表的な中小監査法人

  • RSM 清和監査法人(RSM Seiwa)
  • HLB Meisei 有限責任監査法人(HLB Meisei LLC)
  • ひびき監査法人(PKF Hibiki Audit Corporation)
  • Moore みらい監査法人(Moore Mirai & Co.)
  • 監査法人 A&A パートナーズ(A&A Partners)

 

日本の公認会計士の場合、合格後はまずBIG4などの大手監査法人を目指す人が多い印象です。

一方で、準大手監査法人・中小監査法人を選ぶ理由は人それぞれです。

年齢、働き方、担当したいクライアント規模、採用状況など、さまざまな事情があります。

 

USCPAについては、準大手監査法人・中小監査法人でも、上場企業のクライアントを抱えている場合は採用されることがあります。

ただし、大手監査法人ほどには英語やUSGAAPの知識を活かせる案件が少ないこともあるため、自分が積みたい経験と合っているかは確認が必要です。

 

また、大手監査法人よりも少数精鋭で、大手監査法人からの転職者が多いため、監査経験がないと大変なことも。

よって、最初から積極的に準大手監査法人・中小監査法人に転職しようとするUSCPAは少ない印象です。

 

どこのUSCPAの勉強仲間の中にも、準大手監査法人・中小監査法人に採用された人がいました。

BIG4監査法人を希望していたものの、合格状況・年齢・求人状況・面接結果などにより、準大手監査法人や中小監査法人に進んだケースです。

そのため、USCPA科目合格でも、年齢が少し高くても、準大手監査法人・中小監査法人なら応募可能な場合があるという印象です。

もちろん、採用は求人内容や本人の経験によります。

 

準大手監査法人・中小監査法人には、大手と比べて次のようなメリットがあります。

準大手監査法人・中小監査法人のメリット

  1. 部門分けが薄く、幅広い業務を任される
  2. 小規模なため、仕事が回ってくるのが早い
  3. 評価されれば、昇進が早い
  4. 営業意識が付く(提案や関係構築が仕事に直結しやすい)

 

このようなメリットもあるため、人によっては大手より合う可能性があります。

応募できても採用されやすいとは決して言えませんが、転職先の候補として視野に入れておくといいでしょう。

 

監査法人で働くことについては、こちらの記事も参考にしてください。

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USCPAの転職先2:税理士法人

 

つぎに、USCPAの転職先として、税理士法人も見ていきましょう。

 

税理士法人も監査法人と同様、大手から中小まであります。

*多すぎるため網羅はできませんが、USCPAが採用される可能性のある法人を求人票を見て選びました(USCPAの採用実績、国際案件・英語案件がある)。

 

大手(BIG4系 税理士法人)

  • デロイト トーマツ税理士法人(Deloitte Tohmatsu Tax Co.)
  • EY 税理士法人(Ernst & Young Tax Co.)
  • KPMG 税理士法人(KPMG Tax Corporation)
  • PwC 税理士法人(PwC Tax Japan)

準大手~中堅(国際ネットワーク系 税理士法人)

  • 太陽グラント ソントン税理士法人(Grant Thornton Taiyo Tax Corporation)
  • BDO 税理士法人(BDO Tax Co.)
  • RSM 汐留パートナーズ税理士法人(RSM Shiodome Partners Tax Co.)
  • Forvis Mazars 税理士法人(Forvis Mazars Tax Corporation)
  • ベーカーティリージャパン税理士法人(Baker Tilly Japan Tax Corporation)
  • BTJ 税理士法人(BTJ Tax Corporation)
  • 税理士法人 WATANABE(Crowe Watanabe Co.)
  • Moore 至誠税理士法人(Moore Shisei Tax Corporation)
  • GYC 税理士法人(GYC Tax Co.)
  • 仰星税理士法人(Gyosei Tax Corporation)

国内大手~準大手(独立系だが国際案件が多い)

  • 税理士法人 山田&パートナーズ(Yamada & Partners Tax Co.)
  • 辻・本郷 税理士法人(Hongo Tsuji Tax & Consulting)
  • AGS 税理士法人(AGS Certified Tax Co.)

 

日本の公認会計士の場合、将来的に独立を考え、BIG4監査法人→BIG4税理士法人へ転職する人もいます。

公認会計士は登録後に税理士登録が可能になるため、そういう流れが作りやすい。

 

BIG4税理士法人の場合は、クライアントが大手企業となります。

日本の公認会計士は、連結納税、組織再編税制など、高い税務知識が必要な業務を担当することになるようですね。

 

一方USCPAの場合は、日本の税務資格の代替ではありません。

だからこそ、税理士法人で狙うなら「国際税務」「移転価格」「クロスボーダー」のように、USCPAの強み(英語×国際)を使う領域が現実的です。

 

日本の公認会計士や税理士と比べても、英語や国際案件への対応力で差別化しやすい領域です。

そのため、国際税務や移転価格に関心があるUSCPAにとっては、キャリアの選択肢になり得ます。

 

中小税理士法人の場合は、大手企業以外の中堅企業が主なクライアントです。

そして、提供サービスに特殊性がある場合が多いです。

USCPAとしては、自分の興味に合う分野の税務業務を行っている法人を選ぶといいでしょうね。

 

 

USCPAの転職先3:アドバイザリー会社(FASなど)

 

さらに、USCPAの転職先として、アドバイザリー会社を見ていきます。

 

BIG4系のアドバイザリー会社は、一般に次のようなイメージです。

*FAS(M&A、DD、バリューエーション、事業再生など)です。

 

大手(BIG4系)

  1. PwC アドバイザリー合同会社(PwC Advisory LLC)
  2. 株式会社 KPMG FAS(KPMG FAS Co., Ltd)
  3. EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.)
  4. 合同会社デロイト トーマツ(Deloitte Tohmatsu LLC)

 

アドバイザリー会社は、大きくはファイナンシャルアドバイザリーとトランザクションアドバイザリーの2つに分かれます。

BIG4監査法人は、ファイナンシャルアドバイザリー、または、トランザクションアドバイザリーのグループ会社を持っています。

 

アドバイザリーの業務内容としては、たとえば以下が挙げられます。

アドバイザリー会社の業務内容

  1. 財務デューディリジェンス(M&A・事業再編・事業再生など)
  2. バリュエーション
  3. リストラクチャリング
  4. フォレンジック(不正調査など)

 

ここは正直、資格より「案件で使える経験」が強く効きます。

なので、未経験でいきなりアドバイザリー会社を狙う場合、選択肢はやや限られます。

監査・経理などの土台があるほど強いです。

 

 

USCPAの転職先4:コンサルティング会社

 

USCPAとして、コンサルティング会社に転職することも考えられます。

 

BIG4系のコンサルティング会社は、一般に次のようなイメージです。

*コンサルティング(戦略、業務改革、DX、IT導入など)です。

 

大手(BIG4系)

  • PwC コンサルティング合同会社(PwC Consulting LLC)
  • KPMG コンサルティング株式会社(KPMG Consulting Co., Ltd.)
  • EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(EY Strategy and Consulting Co., Ltd.)
  • 合同会社デロイト トーマツ(Deloitte Tohmatsu LLC)

 

コンサルの業務内容としては、たとえば以下が挙げられます。

コンサルティング会社の業務内容の例

  1. 会計システムコンサル(ERPなど)
  2. 国際ビジネスコンサル
  3. 国際税務コンサル
  4. 内部監査コンサル

 

コンサルも、監査などの実務経験がないと業務が難しいことが多いため、USCPA合格後すぐ転職するのは現実的に厳しめ。

USCPAとして数年の実務経験を積んでから転職するのが、現実的な選択でしょう。

 

USCPAとしては、会計関連のコンサルティング業務を担当することが多いですね。

例えば、IFRSやUSGAAP、US-SOXなどの知識を活かしたり、決算早期化や開示作成のサポートをすることなどが考えられるでしょう。

また、USCPAの場合は、ITコンサルをする場合も多いのが特徴として挙げられます。

 

コンサルティングは、経営者のサポートをしますので、やりがいがありますが、監査より仕事はハードです。

USCPAとしては、コンサルティング会社は実力主義なので、仕事ができれば昇進などで日本の公認会計士と比較しても不利にならないのがメリットです。

 

そして、これは非常に大事ですが、書類ではUSCPAが効くことがありますが、面接は資格より実績です。

  • 何をやって
  • どう貢献して
  • 転職後にどう再現できるか

これを語れないと、USCPAであっても評価されにくくなります。

 

 

USCPAの転職先5:一般事業会社

 

一般事業会社でUSCPAを活かしやすい仕事は、次のように整理できます。

職種・部署 主な仕事内容 USCPAが活きるポイント
英文経理 月次決算、本国レポーティング、英語での監査対応など 英語で会計を理解できる点が評価されやすい
連結決算 連結PKG、海外子会社管理、会計方針の統一など 海外子会社とのやり取りや、USGAAP・IFRSの理解が活きやすい
財務管理 資金管理、予算管理、海外拠点の数値管理など 会計数値をもとに、グローバルな管理業務に関わりやすい
FP&A・経営企画 予算策定、業績分析、経営資料作成など 会計知識を経営判断に結びつけられる
内部監査 業務プロセスの確認、内部統制評価、改善提案など 監査・内部統制の知識を使いやすい

 

 

特に、外資系企業やグローバル企業では、USCPAの「英語×会計」が評価されやすい求人があります。

経理、財務、経営企画、内部監査が中心ですが、他のポジションで採用されることもありえます。

 

ほか、日系大企業や金融機関でも、USCPAは採用されています。

たとえば、以下のような名だたる企業(商社、証券会社、保険会社、メーカーなど)や金融機関でUSCPA向けの求人が出されているのを確認しました。

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、野村證券、大和証券、ソニー生命保険、ソニー、シャープ、資生堂、武田薬品工業、トヨタ自動車、日産自動車、三菱UFJ銀行、三井住友銀行

 

どこは、USCPA取得前、米国企業で英文経理を担当していましたが、マネージャー以上になるには、USCPA取得が必須の環境でした。

同僚もUSCPAを取得済み、もしくはUSCPA勉強中という人が多かったです。

 

現在はグローバル企業で連結決算を担当しています。

日系企業の場合、USCPAでなければならないというわけではありません。

ただし、米国に多数の子会社を抱えるので、米国子会社管理も担当しています。

 

よって、

  • USGAAP(米国基準)を理解している
  • 英語で海外子会社の経理担当者とコミュニケーションができる

この2点が大きなアドバンテージになっていると感じます。

 

そして、

  • 英語で決算書を作成(開示資料など)
  • IFRS新基準適用を担当(欧州やアジア子会社も多いため)
  • 財務文書の翻訳(和訳した文書の役員への説明なども)
  • 海外事業部の業務も一部兼任(会計が分からない部員が多いため)
  • 海外子会社の監査立会い(外部監査人と海外出張)

など、USCPAということで任される仕事は多いです。

資格が役立っていると実感するタイミングが多々あります。

 

こちらの記事も参考にしてください。

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USCPAの転職先6:海外就職・海外転職

 

USCPAは、海外就職・海外転職して活躍できる可能性があります。

 

USCPAが海外で自分で仕事を探す場合(現地採用の場合)は、以下のような勤務先が考えられるでしょう。

海外でのUSCPAの勤務先(現地採用の場合)

  1. 海外大手会計事務所
  2. 日本企業の海外子会社・支店
  3. 現地の外資系企業
  4. 現地のローカル企業

 

また、USCPAを取得していると、海外駐在を任される機会が増えることもあります。

さらに、USCPA資格には「相互承認制度」がある国もあります。

 

ただし、MRAがあるからといって、自動的にその国の公認会計士として登録できるわけではありません。

実際には、Good Standing、実務経験、追加試験、登録先団体の要件などを確認する必要があります。

そのため、海外でUSCPAを活かす場合も最終的には「資格」だけではなく、実務経験・英語力・現地で求められる要件をセットで考えることが大事です。

 

一方で、海外では日本の公認会計士よりも、USCPAの方が資格として伝わりやすい場面があります。

そのため、海外の会計・経理系ポジションでは、USCPAが評価されやすいと感じています。

 

どこは、タイにある米国企業にて、シニアアカウンタントとして働いていました。

USCPAだから採用されたのであって、USCPAではなかったら採用されなかったです(面接でそう言われたので)。

 

現地企業(シンガポール子会社担当だったので、シンガポール会計基準:SFRS)の決算書を、USGAAP(米国会計基準)にコンバージョンし、アメリカのレポーティングラインの上司に、USGAAP(米国会計基準)で提出していました。

上司(アメリカ人)や同僚(タイ人)、監査法人(シンガポール人)は、私がUSCPAであることを知っていたので、有資格者ということで、安心して仕事を任せてくれていたように思います。

 

日本人なのに、タイでシンガポール担当、米国に報告。

日本人であることよりも、USCPAとしての専門性や英語で会計を扱えることが評価されたポジションに就けたことも、USCPAの強さを海外で実感したポイントです。

 

こちらの記事も参考にしてください。

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ここで一度整理:未経験・科目合格でもUSCPA転職はできる?

 

結論から言うと、未経験・科目合格でもUSCPA転職は可能です。

ただし、「どこへ行くか」で難易度が変わります。

 

  • 事業会社(経理財務・内部監査など):資格より実務が強く見られがち
  • 監査法人・税理士法人:比較的、資格が評価されやすい(ただし英語や素地は必要)

 

なので、おすすめしたいのは、次のどれかに寄せることです。

 

未経験が勝ちやすい寄せ方だと、たとえばこのような感じ。

  • 監査法人:監査トレーニーなどの入口を狙う
  • 事業会社:英文経理・アカウンタントの入口(英語×会計を使う職種)
  • 税理士法人:移転価格など、国際領域に寄せる

 

 

Q&A:USCPAの転職先に関してよくある10の質問

 

USCPAの転職先について「USCPAどこのブログ」に寄せられる質問のうち、よくある10の質問とその回答をご紹介します。

 

USCPAの転職先に関してよくある10の質問

  1. USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
  2. USCPA合格後、国際税務に転職できる?
  3. USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格は評価される?
  4. USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
  5. USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
  6. USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
  7. USCPAの転職先はどこが一番多い?
  8. USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
  9. USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
  10. USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?

 

Q1:USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?

USCPA科目合格だと、BIG4に転職できるかは、今までの実務経験やスキルによります。

  • 経理財務や会計事務所での経験があれば、転職できる場合が多い
  • 未経験の場合、日商簿記2級やTOEIC800点(目安)など、別の“土台”がないと厳しめ

 

なお、監査トレーニーなら、USCPA科目合格でもBIG4で働ける可能性があるので検討してみてください。

 

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Q2:USCPA合格後、国際税務に転職できる?

USCPAが国際税務で採用される可能性は十分にあります。

ただし日本では、国内税務の主戦場は日本の税理士が強いので、USCPAをわざわざ採用する理由が薄くなることもあります。

一方、移転価格税制のアドバイザリーなどは、USCPA求人が出やすい領域です。

 

Q3:USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格が評価される?

USCPA資格は、書類選考では評価されることがあります。

ただし、面接ではプラスになるとは限りません。

 

面接では見られるのは、資格ではなく職務経験。

  • 「今まで何をして、どう貢献してきたか」
  • 「転職後にどう貢献できるか」

が語れないと、USCPAでも評価につながりにくくなります。

 

Q4:USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?

「USCPAだから出世できない」とは言い切れません。

 

USCPAしか資格がなくても(日本の公認会計士とのダブルライセンスではなくても)、監査部門でもアドバイザリー部門でも、パートナーになっているUSCPAもいます。

USCPAの女性で、お子さんもいて、家庭と両立なさっているパートナーと一緒に監査の仕事をしたことがあります。

 

ただし、監査法人の上位職は、日本の公認会計士資格・登録が前提になっているケースや、営業力・担当領域などの要素も強いです。

結局は出世できるかは、どんなクライアントでどんな価値が出せるかに寄ります。

 

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Q5:USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?

USCPAは、BIG4大手監査法人の方が採用されやすい印象です。

というのは、大手監査法人は複数部門で求人を出しており、採用人数も多め。

 

一方、中小監査法人は採用人員が限られており、どのような人物を採用したいか限定。

USCPAがその条件にちょうどマッチするとは限らず、採用候補にならないことが多いです。

 

つまり、大手は採用基準が明確で、中小は求人ごとの色が濃い。

英語・国際案件で勝負したいなら大手がわかりやすい。

幅広く任されたい・早く昇進したいなら、中小が合うケースもあるという感じです。

 

Q6:USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?

監査法人の採用については、景気がいい時は求人が増えるというのはあります。

USCPAの監査職での採用も、景気が悪いと求人数を減らす傾向にあります。

 

日本の公認会計士と異なり、「毎年この月が採用されやすい」という季節性は薄いです。

ただ入所時が超繁忙期ど真ん中だと、最初からハードなので、避けた方がいいかもしれません。

監査法人の新年、繁忙期などについては、こちらの記事を参考にしてください。

 

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Q7:USCPAの転職先はどこが一番多い?

USCPAの転職先は、事業会社が多いです。

監査法人の場合は、監査ではなく、アドバイザリーが多い印象。

 

USCPAが監査で採用される場合は、外資系金融機関の監査に配属されている人が多いです。

有名な外資系銀行、証券会社、投資会社の監査ですね。

 

米国企業ならUS基準での監査、欧州企業ならIFRSでの監査となります。

ちなみに、私がBIG4で監査をしていた時は、9割が欧州企業でした。

米国企業は数えるくらいしかなかったです。

 

Q8:USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?

英語があまり得意ではなくても、転職できます。

 

たとえば、英語を使わないポジションを狙えばいいですね。

ですが、それだと、USCPAという資格があまり評価されにくくなり、もったいないかもしれません。

 

やはり、USCPAには英語力が期待されますよね。

英語に苦手意識がある場合、USCPAの強みを十分にアピールしにくくなる可能性があります。

 

英語が苦手な場合、まずは

  • 英語の頻度が高すぎないポジション
  • でも、将来的に英語が必要になる環境(海外子会社があるなど)

を狙って、英語が必要になるまでに英語力を上げるというのも手です。

 

英会話力を上げるには時間がかかりますが、TOEICは対策によってスコアを伸ばしやすい試験です。

履歴書に書くためにも、TOEIC900点以上を目指してスコアアップ対策を早急にするのがいいでしょう。

USCPAに合格した英語力があるなら、まずは公式問題集を繰り返し解くだけでも、かなりスコアアップを狙えます。

 

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注)最新の公式問題集を買ってくださいね。

 

Q9:USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?

結論、早いほど有利です。

「今すぐ転職しない」でも、求人を見て相場観を持つだけで強いですよ。

 

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  • 求人をストック
  • 面談で「自分がどの市場にいるか」を知る

 

これだけで、転職の失敗確率が下がります。

 

求人情報収集と、転職エージェントとの連携は早いほど良し!

USCPA合格後に初めて転職エージェント探しを始めると、動き出しが遅くなることがあります。

 

USCPAの転職では、どの転職エージェントに相談するかで、紹介される求人やアドバイスの質が変わります。

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まだ転職すると決め切ってなくても、今の自分がどの求人で評価されるかを知っておくだけで、その後の動きやすさがかなり変わります。

転職時機を逃したくない方は、会計・経理・監査・税務・FASに強いレックスアドバイザーズに先に転職相談しておくのがおすすめです。

 

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Q10:USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?

会計関連の経験がなくても、USCPAであれば転職できる可能性があります。

ただし、経理財務や内部監査などに転職したい場合は、資格より実務経験が求められる傾向が強いので、転職活動に苦戦するかもしれません。

一方、監査法人、税理士法人、会計事務所などでは、資格や学習実績が評価されやすい求人もあります。

 

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まとめ

 

USCPAの転職先は、監査法人、税理士法人、アドバイザリー、コンサル、一般事業会社、海外就職・海外転職など、複数あります。

ただし、USCPAを持っているだけで自動的に転職がうまくいくわけではありません。

大事なのは、自分の経験・英語力・年齢・希望条件を踏まえて、どの転職先なら現実的に狙えるかを確認することです。

USCPAを活かした転職を考えている方は、早めに求人を見て、今の自分がどの市場で評価されるのかを確認しておくと動きやすくなります。

会計・経理・監査・税務・FASなどに強いレックスアドバイザーズで、無料転職相談をしてみるのも1つの方法です。