困った君
困った君
USCPAを取れば、三菱商事に就職しやすくなるのかな?

総合商社はレベルが高そうだけど、USCPAがあれば少しは有利になる?

どこ
どこ
三菱商事のような総合商社を目指すとき、USCPAがどのくらい評価されるのか気になる人は多いよね。

結論から言うと、USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つだよ。

会計・財務の知識だけでなく、英語で学ぶ力や継続力も示しやすいからだよ。

特に新卒であれば、USCPAの科目合格は簿記2級やTOEIC高得点とはまた違った強みを出しやすいと思っているよ。

ただし、三菱商事の採用は資格だけで決まるわけではないからね。

新卒なら志望動機や事業理解、中途採用なら実務経験まで含めて総合的に見られるよ。

そこで今回は、USCPAが三菱商事でどのくらい活かせそうかを、新卒採用と中途採用に分けて整理していくね。

 

三菱商事のようなグローバル企業を見据えてUSCPAが気になるなら、まずは自分が受験できるかを確認しておくのがおすすめです。

アビタスでは無料の単位診断や説明会があるので、受験資格や始め方を先に整理できます。

\受験できるか確認する/
無料説明会を予約する≫

 

USCPAになる方法は「USCPAの始めかたロードマップ」を参考にしてください。

USCPAの始めかた 5ステップ
USCPA(米国公認会計士)の始め方ロードマップ|何から始める?【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい人のためのUSCPA始め方ロードマップ。最初に潰す壁と一手→今日やること2つで何からを解決。始め方5ステップで、予備校比較・州選び・費用/英語の不安まで整理します。...

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

 

目次(見たい項目へ)

結論:USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つ

結論:USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つ

 

結論から言うと、USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つです。

 

理由はシンプルで、USCPAは次の3つをまとめて示しやすいからです。

  • 会計・財務への関心
  • 英語で学ぶ力
  • 継続して勉強する力

 

三菱商事のような企業を目指すときは、

  • 「TOEICは何点必要?」
  • 「簿記2級は評価される?」

と考える人が多いと思います。

 

もちろん、簿記やTOEICにも意味はあります。

ただ、USCPAはそれらと比べて、会計の専門性と英語学習への取り組みをあわせて伝えやすいのが強みです。

そのため、特に新卒であれば、USCPAの科目合格や学習経験は差別化材料になりやすいです。

 

商社志望の学生には、英語ができる人や留学経験がある人、学生時代の行動力をアピールできる人も多いです。

その中でUSCPAを勉強している、あるいは科目合格していると、

「英語ができます」

だけではなく、

英語で会計・財務という専門分野を学んできました

という見せ方ができます。

 

これは、総合商社のように

  • 海外
  • 事業
  • 投資
  • 数字

が密接につながる会社を目指すうえでは、かなり相性のよいアピールです。

 

一方で、中途採用では話が変わります。

中途採用では、USCPAを持っているだけでは足りず、どんな実務経験とセットで語れるかがかなり重要になります。

 

つまり、三菱商事を目指すうえでのUSCPAは、

「取れば受かる資格」ではなく、「活かし方次第で差別化材料になる資格」

と考えるのが自然です。

 

 

1.三菱商事はどんな会社?なぜ人気なのか

三菱商事

 

三菱商事は、日本を代表する総合商社の1社です。

ちなみに、大手商社7社は以下の通り。

  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 伊藤忠商事
  • 住友商事
  • 丸紅
  • 豊田通商
  • 双日

 

会社概要では、このようになっています。

  • 連結従業員数:62,062名
  • 全社拠点数:国内11、海外98
  • 連結対象会社数:1,164
  • 平均年間給与:20,333,662円

国内外で幅広い事業を展開しており、給与水準も非常に高いです。

 

総合商社というと、営業やトレーディングのイメージを持つ人も多いかもしれません。

ただ、実際の三菱商事はそれだけではありません。

 

次のような幅広い事業を展開しています。

  • 資源・エネルギー
  • 食品
  • S.L.C
  • 金属資源
  • モビリティ
  • 電力ソリューション・化学ソリューション
  • インフラ

単にモノを売る会社というより、事業をつくり、投資し、経営し、管理する会社という側面が強いです。

 

(1)三菱商事が人気企業である理由

三菱商事が人気を集めやすい理由は、主に次のとおりです。

  • 総合商社の中でもトップクラスの規模を持つ
  • 年収水準が非常に高い
  • 海外案件やグローバルな事業に関われる可能性がある
  • 事業領域が広く、キャリアの幅を持ちやすい
  • 社会的な知名度やブランド力が高い

 

総合商社の中での立ち位置という意味でも、三菱商事は中心的な存在です。

年度によって利益順位の入れ替わりはありますが、五大総合商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)の中でも利益規模の大きい代表企業として扱われることが多く、業界を代表する1社といえます。

 

つまり、三菱商事が人気なのは、単に「有名だから」ではありません。

  • 規模が大きい
  • 待遇がよい
  • 事業の幅が広い
  • グローバルに働ける可能性がある

という、就職先として魅力を感じやすい要素が揃っているからです。

 

(2)求める人物像

三菱商事の新卒採用FAQでは、求める人材像として次の4つが挙げられています。

  • 高い志
  • 構想力
  • 実行力
  • 高い倫理観

 

また、採用ページでは「好奇心」という言葉も前面に出ています。

単に優秀なだけでなく、広い視野で物事を考え、自分なりに問いを持ち、周囲を巻き込みながら前に進める人材を求めていることがうかがえます。

 

この点も、三菱商事の採用を考えるうえで大事です。

スペックだけでなく、どんな視点で物事を見ているか、どんな志で働きたいのかも問われやすい会社だと考えられます。

 

(3)女性採用や働き方の情報

三菱商事は、女性採用や人的資本に関する情報も開示しています。

 

Human Capital Reportでは、

  • 新卒採用女性比率:36%
  • キャリア採用女性比率:23%

が示されています。

 

また、新卒採用FAQでは、あらゆる階層で女性比率30%以上を目指す方針も示されています。

このため、「商社はかなり男性中心なのでは」と感じる人もいるかもしれませんが、少なくとも三菱商事は、女性比率の向上を明確に意識している会社です。

 

 

2.三菱商事の採用状況ー新卒採用・中途採用別

三菱商事採用情報

 

三菱商事は人気企業ですが、当然ながら誰でも簡単に入れる会社ではありません。

規模や待遇の良さが魅力である一方、採用人数には限りがあります。

 

三菱商事の採用ページを見てみましょう。

採用には、以下の3種類があるのがわかります。

三菱商事の採用の種類

  • 新卒採用
  • キャリア採用:中途採用のこと
  • グループ採用:三菱商事グループでの採用のこと

 

新卒採用」と「キャリア採用」に分けて詳しく見ていきましょう。

 

(1)三菱商事の新卒採用状況

三菱商事 新卒採用

➀新卒採用人数

三菱商事の新卒採用者数は、採用サイト上で次のように公表されています。

  • 2023年度:127名
  • 2024年度:139名
  • 2025年度:139名

 

採用人数だけを見ると、極端に少ないわけではありません。

ただし、日本全国の就活生の中でも特に人気の高い企業であることを考えると、この人数で簡単に入れる会社ではないことは想像しやすいと思います。

 

➁女性採用人数

新卒採用における女性人数は次の通りです。

  • 2023年度:31名
  • 2024年度:42名
  • 2025年度:50名

 

2025年度は139名中50名で、女性比率は約36%です。

三菱商事は、新卒採用FAQでも、あらゆる階層で女性比率30%以上を目指す方針を示しています。

 

➂文系・理系採用人数

三菱商事の新卒採用FAQでは、専攻(文系・理系)による採用基準の違いはないとしたうえで、理系出身者の採用実績も公表しています。

 

新卒採用者数を文系・理系で見ると、次の通りです。

  • 2023年度:文系92名、理系35名
  • 2024年度:文系93名、理系46名
  • 2025年度:文系108名、理系31名

 

このように、文系出身が多い一方で、理系出身者も毎年一定数採用されています。

三菱商事自身も、文系のみならず理系の採用も積極的に行っていると明記しています。

 

④大学別採用人数

三菱商事は採用実績校を公式に細かく開示していません。

ただし、大学通信オンラインなどをもとにした外部集計では、採用大学ランキングとして次のような大学が上位に入っています。

  • 1位:東京大学 32名
  • 2位:早稲田大学 24名
  • 3位:慶應義塾大学 19名
  • 4位:京都大学 8名
  • 5位:一橋大学 6名
  • 6位:大阪大学 5名
  • 6位:上智大学 5名
  • 8位:東北大学 4名
  • 9位:東京科学大学 3名
  • 9位:東京外国語大学 3名
  • 9位:同志社大学 3名

 

上位は東大・早慶・京大・一橋などの難関大学が中心です。

もちろん、これだけで学歴フィルターがあると断定はできませんが、少なくとも就職難易度がかなり高い会社であることはわかります。

 

三菱商事での新卒採用で押さえておきたいポイント

  • 採用人数は毎年100名台前半
  • 女性採用人数は増えている
  • 文系が中心だが、理系も毎年一定数採用されている
  • 上位採用大学は難関大学が中心で、競争はかなり激しい
  • 表面的な志望動機では埋もれやすい
  • 「なぜ三菱商事か」「なぜ総合商社か」「どの事業に関心があるか」を自分の言葉で話せることが重要

三菱商事のような会社は知名度が高いぶん、表面的な志望動機も集まりやすいです。

その中で、事業や投資、海外展開、数字の見方まで含めて関心を示せる人の方が、当然ながら強いです。

 

(2)三菱商事の中途採用状況

三菱商事 キャリア採用

 

➀中途採用人数

三菱商事の採用サイトでは、キャリア採用者は次のように公表されています。

  • 2022年度:43名
  • 2023年度:99名
  • 2024年度:94名
  • 2025年度(上期):12名

 

新卒採用に比べると人数は多くありませんが、三菱商事は中途採用も継続して行っている会社です。

そのため、「新卒しか厳しい」というわけではなく、社会人経験を積んでから挑戦するルートも十分あります。

 

➁女性採用人数

2024年のキャリア採用における女性人数は、次の通りです。

  • 総合職:18名
  • バックオフィス職:16名

合計で34名です。

 

Human Capital Reportでは、キャリア採用女性比率は23%と開示されています。

新卒採用と比べるとまだ低いものの、女性採用も一定数進んでいることがわかります。

 

➂職種別採用人数

2024年度のキャリア採用者94名の内訳は、次の通りです。

  • 総合職:77名
  • バックオフィス職:17名

 

この数字を見ると、中途採用の中心は総合職ですが、バックオフィス職の採用も行われていることがわかります。

USCPAとの相性を考えるなら、バックオフィスや管理系機能に近いポジションも気になるところです。

 

➃中途採用の区分

現行のキャリア採用サイトでは、選考区分として次の3つが案内されています。

  • 総合職 春選考
  • 総合職 秋選考
  • 総合職 第二新卒採用

 

総合職 春選考・秋選考は、いずれも部局ごとに求める専門性・スキルを備えた即戦力人材を対象とするキャリア採用です。

これに対して、総合職 第二新卒採用は、選考実施年の3月末時点で勤続年数3年以内の人を対象とし、特定のスキルや専門性がなくても、三菱商事で新たに身につけたい・チャレンジしたい人を広く受け入れる位置づけです。

ざっくり言うと、春選考と秋選考は実務経験重視第二新卒採用はポテンシャル重視です。

 

三菱商事の中途採用で押さえておきたいポイント

  • 中途採用は毎年継続して行われている
  • 総合職だけではなく、バックオフィス職の採用もある
  • 第二新卒で挑戦できるルートがある
  • 実務経験を積んでから即戦力として狙うルートもある
  • 新卒以上に「何をやってきたか」が問われる
  • 資格よりも、経験の再現性が重視されやすい

どんな会社で、どんな仕事をし、どんな論点を扱ってきたのか。

さらに、その経験を三菱商事でどう活かせるのかまで見られやすいです。

そのため、中途採用は新卒採用以上に実務経験勝負になりやすいです。

 

 

3.USCPAが三菱商事で採用されるには?新卒採用の場合・キャリア採用の場合

三菱商事でのUSCPAの採用パターン

 

三菱商事でUSCPAがどう活きるかは、新卒採用、第二新卒採用、中途採用(春選考・秋選考)でかなり違います。

 

ざっくり言えば、次のイメージです。

三菱商事の採用でUSCPAがどう活きるか

  1. 新卒採用:USCPAは差別化材料として使いやすい
  2. 第二新卒採用:USCPAの学習経験が、若手のやる気や方向性を示す材料になりやすい
  3. 中途採用:USCPA単体では足りず、実務経験とのセットが重要

 

(1)新卒採用でUSCPAを活かすならどうする?

まず、新卒で三菱商事を目指す場合、USCPAはかなり相性のよい差別化材料です。

 

その理由は、USCPAが次の3つをまとめて示しやすいからです。

  • 会計・財務の専門知識への関心
  • 英語で専門分野を学ぶ力
  • 継続して勉強する力

 

三菱商事のような総合商社を目指す学生は、もともと英語ができる人や、留学経験がある人、学生時代の活動が強い人も多いです。

その中でUSCPAを勉強している、あるいは科目合格してると、

  • 「英語ができます」
  • 「数字が得意です」

だけではなく、

英語で会計・財務という専門分野を継続的に学んできました

という見せ方ができます。

 

これは、三菱商事のように

  • 海外
  • 事業
  • 投資
  • 数字

が密生につながる会社を目指すうえでは、かなり相性の良いアピールです。

 

➀新卒でUSCPAが効きやすい理由

新卒採用で見られやすいものを、ざっくり整理すると次の3つです。

  • 英語に向き合えるか
  • 何かしらの専門性や興味関心があるか
  • それを事業や仕事にどうつなげて話せるか

この3点に対して、USCPAはかなり相性がいいです。

 

たとえば、USCPAを勉強していると、

  • 英語の教材や試験に向き合う
  • 会計や財務の知識が身につく
  • 継続して勉強する習慣が求められる

ので、単なる「資格1つ」以上の意味を持たせやすいです。

 

新卒であれば、USCPAの科目合格は簿記2級やTOEIC高得点とはまた違う強みを出しやすいと思います。

簿記2級は会計の基礎力、TOEICは英語力の一面を示しやすい一方で、USCPAは

会計の専門分野を英語で継続的に学んできた

という形で伝えやすいからです。

 

もちろん、これだけで「USCPAの方が上」と単純に言えるわけではありません。

ただ、三菱商事のような会社を目指す場面では、英語と会計の両方に取り組んできたことを1つのストーリーとして見せやすいのがUSCPAの強みです。

 

➁ガクチカとしても使いやすい

新卒採用では、「在学中に何に力を入れたのか」は必ずと言っていいほど問われます。

その点、USCPAは、

  • なぜ興味を持ったのか
  • どのように勉強を続けたのか
  • どこが難しかったのか
  • どう乗り越えたのか

まで話しやすいので、ガクチカとしても使いやすいです。

 

特に、科目合格まで進んでいれば、

  • 実際に形になる成果が出ている
  • 英語で学ぶハードルを越えている
  • 会計・財務への関心が口だけではない

という点を示しやすくなります。

 

新卒採用では、完成された実務経験はありません。

だからこそ、USCPAのように方向性・努力・継続力をまとめて見せられる材料は強いです。

 

➂事業会社では「科目合格」でも意味がある

BIG4監査法人のように、最初から会計専門家として働く環境であれば、新卒でも全科目合格の重みはかなり大きいです。

一方で、三菱商事のような事業会社では、新卒段階で、最初から会計専門職として採用されるわけではありません。

そのため、全科目合格でなくても、科目合格や学習経験に意味はあると考えてよいと思います。

 

特にFARのように財務会計の科目を勉強していると、

  • 会計に本気で向き合っている
  • 財務諸表を読む素地がある
  • 数字に対する抵抗感が少ない

という印象につなげやすいです。

 

もちろん、科目合格だけで十分とは言えません。

ただ、新卒採用では、完成度よりもどの方向に伸びていきそうかも見られやすいので、USCPAへの挑戦や科目合格は十分プラス材料になりやすいです。

 

➃英語力はどう考えるか

三菱商事の新卒採用FAQでは、入社後は業務を遂行するうえで、一定レベルの英語力が求められるため、内定期間中に自己研鑽の機会を設けていると案内されています。

つまり、英語は必要です。

 

ただし、少なくともFAQ上は、「ネイティブレベルが必須」とまでは書かれていません。

この点でUSCPAは英語力そのものを直接証明する資格というより、

英語で専門分野を学ぶ力があることを示しやすい資格

と考えるのが自然です。

 

留学経験や帰国子女でなくても、USCPAの学習を通じて

  • 英語の教材を読む
  • 英語で会計を学ぶ
  • 英語への抵抗感を下げる

ことはできます。

そのため、新卒で三菱商事を目指す場合、USCPAは英語面でもプラスに働きやすいです。

 

ただし、「USCPA合格=高い英語力が保証される」とまでは言い切らない方がいいでしょう。

あくまで、英語で学ぶ力や姿勢を示しやすいという理解がちょうどいいです。

 

⑤IFRSや連結決算との相性

三菱商事はIFRSベースで連結財務諸表を作成しています。

そのため、USCPAの学習を土台にして、IFRSや連結決算への理解を広げていくのは相性がよいです。

 

新卒の段階では、まずUSCPAの学習を優先すれば十分です。

ただ、余裕があれば、将来的にIFRSや連結決算への関心を持っておくのはプラスです。

どこ自身も、USCPA合格後にIFRSを学び、BIG4監査法人でIFRS案件に関わる中で、会計の幅が広がってよかったと感じています。

 

もっとも、ここはやりすぎ注意です。

新卒の段階で資格を増やしすぎるよりも、

  • USCPAの学習を進める
  • 英語力を整える
  • 商社・三菱商事への志望動機を固める

この順番で考える方が現実的です。

 

三菱商事の新卒採用でのポイント

大事なのは

「なぜ三菱商事なのか」「なぜ総合商社なのか」を自分の言葉で話せること

です。

新卒採用では、資格の有無だけでなく、

  • なぜその勉強をしたのか
  • なぜ商社に興味を持ったのか
  • 三菱商事のどんな事業に関心があるのか
  • 将来どんな仕事をしたいのか

まで話せないと、せっかくのUSCPAも強みとして十分に伝わりません。

新卒でUSCPAを武器にするなら、単に「勉強しました」で終わるのではなく、

なぜ学び、何に興味があり、将来どう活かしたいのかまで言語化すること

が大事です。

 

 

(2)第二新卒採用でUSCPAを活かすならどうする?

三菱商事の総合職(第二新卒採用)は、春選考・秋選考のような即戦力とは少し性格が違います。

 

第二新卒採用は、選考実施年の3月時点で勤続年数3年以内の人が対象で、特定のスキルや専門性がなくても、三菱商事で新たに身につけたい・チャレンジしたい人を広く対象にしている採用です。

春選考・秋選考よりも、ポテンシャル寄りの採用と考えた方がわかりやすいです。

このため、第二新卒採用では、USCPAは即戦力の証明というより、方向性と伸びしろを示す材料として使いやすいです。

 

➀第二新卒でUSCPAが活きやすい理由

第二新卒の人は、新卒よりは社会人経験がありますが、かといって中途採用の即戦力層ほど完成された実務経験があるわけではありません。

 

だからこそ、採用側からすると、

  • 社会人になってから何を感じたのか
  • どんな方向に成長したいのか
  • 自分なりに何を学ぼうとしているのか

が見えやすい人の方が魅力的です。

 

その点、USCPAの学習経験は、

  • 会計・財務に関心がある
  • 英語にも向き合っている
  • 社会人になってからも勉強を続けている
  • 将来の方向性を考えて動いている

ということを示しやすいです。

 

新卒の時は何となく入社したけれど、実際に働く中で

  • 「数字をもっと理解したい」
  • 「会計や財務の知識が必要だと感じた」
  • 「英語と会計の両方を扱えるようになりたい」

と思う人は多いです。

そういう課題意識からUSCPAを学び始めたのであれば、それは第二新卒採用ではかなり自然なストーリーになります。

 

➁第二新卒での見せ方

第二新卒でUSCPAを活かすなら、ポイントは

なぜ今この勉強をしているのか」をはっきりさせることです。

 

たとえば、次のような流れはかなり自然です。

  • 現職で数字や管理の重要性を感じた
  • 会計や財務の知識を強めたいと思った
  • 英語と会計を両方扱えるようになりたいと思った
  • その延長でUSCPAの勉強を始めた
  • より大きなフィールドでその力を活かしたいと思った

この流れにできると、USCPAの学習が単なる資格勉強ではなく、転職理由やキャリアの方向性の裏付けになります。

 

第二新卒採用では、まだ「何を極めてきたか」までは求められにくい一方で、

「これからどんな方向に伸びていきそうか」はかなり見られやすいです。

 

そのため、USCPAを勉強していること自体が、

  • 成長意欲
  • 継続力
  • 自走力

のアピールにもなりやすいです。

 

➂第二新卒で科目合格はどのくらい意味があるか

第二新卒採用でも、やはり科目合格まで進んでいる方が強いです。

理由はシンプルで、

  • 口だけで終わっていない
  • 実際に勉強を継続している
  • 英語で会計を学ぶハードルを越えている

事が見えやすいからです。

 

一方で、第二新卒の段階では、必ずしも全科目合格まで必要とは限りません。

新卒より少しだけ実務経験があるとはいえ、まだ若手のポテンシャル層なので、

学習経験+科目合格+現職での課題意識

の組み合わせでも十分に意味があります。

 

➃第二新卒採用で注意したいこと

ただし、第二新卒採用でも、USCPAを勉強していることだけで評価が決まるわけではありません。

やはり大切なのは、

  • 現職でどんな経験をしたのか
  • なぜ今の会社から次に進みたいのか
  • なぜ三菱商事なのか
  • 三菱商事でどんな仕事がしたいのか

まで含めて話せることです。

 

特に第二新卒だと、

「新卒でうまくいかなかったからリベンジしたい」

だけに見えてしまうと弱いです。

 

そうではなく、

  • 社会人経験を通じて課題意識を持った
  • その課題を補うために学び始めた
  • その学びを、より大きなフィールドで活かしたい

という流れにした方が、かなり自然です。

 

三菱商事の第二新卒採用でのポイント

大事なのは、

社会人になってから何を学び、どう方向転換しようとしているのかを言語化することです。

新卒の時はポテンシャルが中心ですが、第二新卒ではそれに加えて、

「一度働いたうえで何を考えたか」

が問われます。

そのため、USCPAを武器にするなら、単に

「資格の勉強をしています」

ではなく、

  • 現職で数字や管理の重要性を感じた
  • 会計や財務の軸を強めたいと思った
  • 英語と会計の両方を扱えるようになりたいと思った
  • その延長で三菱商事のような会社に関心を持った

という形でつなげることが大切です。

第二新卒採用におけるUSCPAは、

完成された専門性の証明というより、伸びしろと方向性を示す武器

として使うのが一番自然です。

 

(3)中途採用(春選考・秋選考)でUSCPAを活かすならどうする?

次に、USCPAを活かした中途採用について見ていきましょう。

 

三菱商事の総合職 春選考 総合職 秋選考は、どちらもキャリア採用の総合職です。

部局ごとに決める専門性・スキルを備え、これまでの経験を活かして即戦力として貢献できる人材が対象とされています。

主な違いは募集時期や入社時期で、求める人物像の基本はほぼ共通しています。

 

そのため、中途採用で三菱商事を目指す場合、USCPA単体で勝負するのは正直きびしいです。

重要なのは、USCPAに加えて、どんな実務経験を持っているかです。

 

もともとのオススメルートの考え方自体は、方向としては悪くありません。

つまり、

  • USCPAを学ぶ
  • 会計や財務の実務経験を積む
  • その経験を持って三菱商事のキャリア採用を狙う

という流れです。

 

➀中途採用でUSCPAが活きるのはどんなときか

中途採用でUSCPAが活きやすいのは、たとえば次のような経験を持っている場合です。

  • 経理
  • 連結決算
  • 監査
  • FP&A
  • 内部統制
  • 事業管理
  • 投資管理
  • 管理会計・財務分析

 

こうした経験があると、

「USCPAで学んだ会計・財務の知識を、実務でどう使ってきたか」

を語りやすくなります。

 

逆に言うと、USCPAに合格していても、実務経験が乏しいと、中途採用では強みが伝わりにくいです。

そのため、中途採用で三菱商事を目指す場合は、USCPA合格をゴールにするのではなく、その後にどんな経験を積むかまで含めて考える必要があります

 

➁応募要件にCPA資格が入っている点は見逃せない

三菱商事関連の財務経理系ポジションでは、歓迎要件として

CPA・CFA・税理士などの資格

と記載されているものがあります。

 

通常、日本の公認会計士だけを指すのであれば「公認会計士」と書くことも多いので、この「CPA」には、USCPAを含む広い意味での会計士資格が含まれていると考えてよいでしょう。

その意味で、USCPAは三菱商事のキャリア採用でも評価されうる資格だと考えられます。

 

ただし、キャリア採用は新卒よりも即戦力性が重視されます。

そのため、科目合格の段階よりも、全科目合格している方が強みとして伝わりやすいです。

さらに大事なのは、資格そのものよりも、会計・財務・監査・連結決算・内部統制などの実務経験とどう結びついているかです。

 

➂管理系・会計系の領域は相性がよい

USCPA資格を活かして三菱商事を目指す場合、比較的イメージしやすいのは、やはり管理系・会計系の領域です。

たとえば、

  • 財務
  • 経理
  • 内部統制
  • ガバナンス
  • 各営業グループ・事業領域に近い管理機能

のような仕事は、USCPAの知識とつながりを作りやすいです。

 

三菱商事のキャリア採用インタビューでも、新産業金融事業グループ管理部モビリティ管理部のような、事業に近い管理機能で働くキャリア入社社員の事例が紹介されています。

たとえば、新産業金融事業グループ管理部では、海外不動産事業の営業経理、モビリティ管理部では予算策定・決算の取りまとめや案件審議に携わっている例が見られます。

このように、三菱商事では「営業部門か、完全なコーポレート部門か」という二択ではなく、事業に近いところで数字や管理を担う仕事もあります。

 

➃BIG4監査法人や事業会社での経験は有力な土台になる

USCPA合格後の進路として、

「まずBIG4監査法人に行った方がいいのでは?」

と考える人は多いと思います。

これは発想としては自然です。

監査法人、とくにBIG4には、会計・監査・内部統制・連結決算に近い経験を積みやすい環境があります。

 

そのため、三菱商事の中途採用を目指すうえでも、

  • 監査
  • 内部統制
  • 会計論点対応
  • 連結・開示
  • 英語を使う会計業務

といった経験を積めるのであれば、有力な経路の1つになります。

特にUSCPAの人は、BIG4で経験を積むことで、資格だけでは弱くなりやすい実務経験の部分を補いやすいです。

 

ただし、ここで大事なのは、

BIG4に行きさえすればよいわけではない

ということです。

 

大切なのは、

  • どの会社にいたか
  • どのクライアントを担当したか
  • どんな論点を扱ったか
  • どんな役割を担ったか

です。

 

ですので、USCPA合格後の進路としては、

BIG4監査法人は有力候補の1つではあるが、唯一の正解ではない

と考えるのがよいです。

 

事業会社の経理・連結決算・FP&Aで経験を積むルートでも、十分に三菱商事との接点は作れます。

たとえば、グローバル企業での連結決算や管理会計、海外子会社管理の経験があれば、三菱商事のような会社との相性を語りやすいです。

 

⑤海外案件やグローバルな仕事との相性はよい

三菱商事はグローバルに事業を展開する会社です。

会社概要でも、海外98拠点を持つことが示されています。

そのため、USCPAのように英語と会計の両方に触れてきた経験は、海外案件やグローバルな環境との相性がよいと考えられます。

 

特に、

  • 英語の資料を読む
  • 海外子会社や海外案件の数字を見る
  • 会計・財務の論点を整理する
  • 事業や投資を数字の面からみる

といった場面では、USCPAで学んだことが活きやすいです。

 

⑥英語試験はどう見せるか

英語力については、三菱商事の新卒FAQでも、TOEICやTOEFLのスコアは選考の際の参考情報になると案内されています。

TOEICやTOEFLのスコアをお持ちの方は、選考の際に参考にさせていただきますが、あくまでも面接では、皆さんの適性等を総合的に勘案して選考を行います。

 

また、入社後は業務を執行する上で、一定レベルの英語力が求められるため、内定期間中に自己研鑽の機会を設けているとも書かれています。

 

さらに、三菱商事は、CASEC(英語コミュニケーション能力判定テスト)という英語試験の導入企業として紹介されています。

現時点では確認が取れませんが、以前はCASECが採用選考で使われたこともあるようです。

CASEC(キャセック)公式サイト 



CASECの対策については、市販のテキスト・問題集がなかなかありません。

ちょうど、どこの知り合いがCASECのKindle本を出版していますので、ぜひ参考にしてください。

 

中途採用の場合は、

  • 英語資料を読んで会計論点を整理してきた
  • 海外子会社や海外案件の数字を見てきた
  • 英語でレポーティングや調整をしてきた

という経験の方が、英語試験のスコアよりも強いことはたしかです。

 

三菱商事の中途採用でのポイント

大事なのは、

「資格」ではなく「経験とのつながり」です。

つまり、

  • どんな仕事をしてきたのか
  • その中でUSCPAの知識がどう活きたのか
  • その経験を三菱商事でどう再現できるのか

まで話せることが重要です。

中途採用でのUSCPAは、

単体で勝負する資格ではなく、会計・財務・英語の軸を実務経験に通すための武器

として使うのがいちばん自然です。

 

 

まとめ:USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つ

USCPAは三菱商事で働きたい場合に一番取るべき資格

 

USCPAは三菱商事を目指すうえで相性のよい資格の1つです。

 

特に新卒採用では、

  • 会計・財務への関心
  • 英語で学ぶ姿勢
  • 継続力

を示しやすく、差別化材料として使いやすいです。

また、新卒であれば、USCPAの科目合格は簿記2級やTOEIC高得点とはまた違う強みを出しやすいと思います。

会計の専門分野を英語で継続して学んできたことを、1つのストーリーとして伝えやすいからです。

 

第二新卒採用では、USCPAは伸びしろや方向性を示す武器になりやすいです。

社会人になってから何を感じ、なぜ会計や財務を学ぼうと思ったのか、その延長でなぜ三菱商事を目指すのかまでつなげて話せると強いです。

 

一方で、中途採用では、USCPAだけで評価されるのは難しく、

  • 経理
  • 監査
  • 連結決算
  • FP&A
  • 内部統制
  • 事業管理

などの実務経験とセットで語れるかが大切になります。

 

三菱商事のような総合商社では、事業、投資、海外、数字が密接につながっています。

そのため、USCPAは単なる資格というより、英語と会計の両方に強みがあることを示しやすい資格として相性が良いです。

 

ただし、やはり一番大事なのは、資格そのものではありません。

  • なぜ三菱商事なのか
  • なぜ総合商社なのか
  • どの事業に関心があるのか
  • 将来どんな仕事をしたいのか

まで、自分の言葉で話せることが大切です。

 

三菱商事を目指すうえでのUSCPAは、

活かし方次第で大きな武器になる資格

です。

 

USCPAを本気で検討するなら、まずは受験資格の確認からです。

アビタスなら無料で単位診断ができるので、「自分が受けられるか」「何単位足りないか」を把握しやすいです。

三菱商事のようなグローバル企業を見据えてUSCPAを検討しているなら、最初の一歩として使いやすいです。

 

\受験資格があるか確認/
無料説明会を予約する≫