USCPAの勉強時間は1,000~1,500時間って本当?【USCPAが実際の勉強時間を解説】

「6ヶ月で合格!」とか書いている人もいるけど、自分もそのくらいで合格できるのかな。
USCPA予備校が公表している「USCPA合格に必要な勉強時間は1,000時間~1,500時間」って本当に妥当?

「6ヶ月で合格!」と書いているのは、多くが日本の公認会計士試験合格者だったりして、もともとのスペックが高い人たち。
同じ感覚で真似すると、痛い目に合うと思うよ。
どこは1,000時間の勉強時間で合格したので、USCPA予備校が言う「1,000時間~1,500時間」は妥当だと思ってるよ。
人によって必要な勉強時間は違うから、自分ならどのくらいの勉強時間で合格可能か判断する基準を解説するね。
USCPA合格には「勉強時間+予備校選び」がセット
USCPA(米国公認会計士)試験 は、受験資格の単位充足・出願手続き・試験勉強など、自力で全部やろうとするとかなり大変な資格です。
USCPA予備校のサポートを使う前提で勉強時間を考えるのが現実的。
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USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
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USCPA勉強時間の結論
USCPA試験の勉強時間は、合格までにどのくらい必要なのでしょうか?
最初に結論を言ってしまいます。
自分がどのパターンに近いか、イメージしてみてください。
USCPA勉強時間の目安
- 日本の公認会計士試験合格者+TOEIC600点以上
→800時間前後
- 日商簿記2級~3級+TOEIC600点以上
→1,000時間~1,500時間
- 会計資格なし+TOEIC600点未満
→1,500時間以上(目安は1,500時間~2,000時間)
週20時間勉強する場合、
- 1,000時間→約1年
- 1,500時間→約1年半
くらいが現実的なラインです。
「6ヶ月で合格」と強調している人がいますが、どんな人かというと、
- 日本の公認会計士試験合格者
- 米国の大学卒業者(しかも、会計学部卒だったり)
といった、会計知識が既にかなりあるか、高い英語力がある人ばかり。
USCPA試験は英語で会計知識が問われます。
ですので、もともとの会計知識に加え、どのくらい英語力があるかで、必要な勉強時間が大きく変わってきます。
もしもあなたが、日本の公認会計士試験合格者だったり、米国の大学卒業者だったら。
6ヶ月といった短期間の勉強で合格できるかもしれません。
ですが、多くの方には該当しないのではないでしょうか。
「USCPAは6ヶ月で合格できる」とUSCPA試験を軽く見て、自分の会計知識や英語力を考慮せず「USCPAに6ヶ月で合格できる勉強法」をマネたりするのはやめましょう。
6ヶ月での合格を目指してしまい、中途半端な勉強をして不合格を繰り返し、余計に勉強時間を延ばす結果になっている受験生を見てきました。
マネして失敗したという後悔の声を、受験生からよく聞きます。
USCPA試験に合格できるかは、勉強時間(勉強の量)だけではなく、勉強の質にもかかっています。
効率的な勉強ができれば、合格に達するために必要な勉強時間が減らせます。
USCPA試験合格に必要なのは?
勉強の時間(勉強の量)×勉強の効率性(勉強の質)
あなたは既にお忙しいと思います。
なので、今までの生活の中でUSCPAの勉強時間を劇的に増やそうとしても、なかなか難しいと思います。
勉強時間を増やす必要はないので、最低限必要な勉強時間を確保するようにしましょう。
効率的に勉強をして、少ない勉強時間での合格を目指しましょう。
USCPA試験は4科目ありますが、科目ごとの勉強のコツをお伝えしますので、効率的に勉強することにしましょう。
あなたに必要なUSCPAの試験戦略
最低限の勉強量(一定の勉強時間) × 高い勉強の質(科目別の効率的な勉強)
短期合格したかったら、短期合格できるようなUSCPAの学校を選ぶのが近道!
短期合格できる学校は、ずばりアビタスです!
どこもアビタスのおかげで1年でUSCPAに合格。
簿記3級しかない状態から始めて1年で合格できたのは、アビタスのおかげです。
まだUSCPAの学校を決めていないなら、アビタスを第一候補にしてくださいね。
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1.USCPA予備校が公表する「USCPA勉強時間1,000~1,500時間」は現実的?
「1,000時間~1,500時間」という数字の意味を分解していきます。
“キレイごと抜き”で、どんな人ならこのレンジで収まりやすいのか。
逆にオーバーしがちなのはどんなケースなのかを整理します。
どこの実体験と、受験生からの相談内容を基に、かなり現実的な話をします。
(1)予備校が公表している勉強時間は現実的?
予備校が公表している勉強時間1,000時間~1,500時間は、現実的なのでしょうか?
実際はどうなのでしょうか?
どこの考えとしては、基礎的な会計知識と英語力があれば、1,000時間~1,500時間でUSCPA試験に合格するのは十分に可能だと思っています。
順調なら1,000時間、そこまで順調にいかないなら1,500時間くらいかかってしまう感じでしょうか。
USCPA試験は範囲が広いので、週20時間くらいの勉強時間を確保するのはマスト。
範囲が広いので、週20時間くらいの勉強をしないと、どんどん忘れてしまい効率が悪いです。
忘却曲線で「知識がFIFO」します(Xのフォロワーさんがそうポストしていました 笑)。
USCPA試験では最低限の勉強量は週20時間と考えてください。
効率的にUSCPA試験に合格したいなら週20時間の勉強時間を確保
週20時間の勉強を続ければ、1年間が50週なので、1年間で1,000時間の勉強時間が確保できます。
基礎的な会計知識と英語力がある場合に必要な勉強時間
週20時間×50週=1,000時間
必ず毎週20時間学習すれば、1年で合格できるレベルに到達!
ただ、これは、毎日必ず勉強ができればということです。
実際は、体調を崩したり、会社や家庭の事情で勉強できない日も発生するでしょう。
よって、1年間ぴったり1,000時間勉強して合格というのは、なかなか難しかもしれません。
勉強を始めた最初の頃は効率よく勉強できなかったりします。
また、勉強に集中できない日が発生したりします。
そうなると、1,500時間くらいの勉強時間、1年半くらいの期間で合格というのが無理のない現実的なラインだと思います。
USCPA予備校側も、最初は1年で合格と言っていたと思いますが、最近は1年半くらいでと言っていますね。
どこは、アビタスのおかげで約1,000時間で全科目合格を果たしました。
途中、試験を延期せざるを得ない事情(知り合いの結婚式に出席することになり試験日変更、当時は受験日が限定的)により、合格までに追加で時間がかかりましたが、ほぼ1年間での合格でした。
アビタスのUSCPA合格者パーティーで「ほぼ1年で合格した」とアビタスのスタッフに話したところ「1年だと早いですね!」と言われました。
1年だと早いという認識なのだと思いました。
特に最近は、アビタスは会計初学者でも大丈夫と強調しており、会計初学者が多く受講しています。
なので、平均で1,500時間くらいの勉強時間で1年半かけて合格している人が多くなっているのではないかと予想します。
(2)働きながら1,000時間で合格したが大変だった!
どこは、社会人として働きながら、1,000時間、ほぼ1年でUSCPA全科目合格。
毎日22時まで残業があるような中で仕事と勉強を両立させました。
1,000時間の勉強時間で合格しているので、USCPA予備校が公表している通りではあります。
USCPA予備校が公表していることが過大広告だとは全く思っていません(過大広告だと言われているのを見ると悲しいです)。
ですが、そんなにラクに合格したわけではないです。
合格するまでは遊ばないという覚悟で、平日は1日2時間、週末は1日5時間、最低週20時間の勉強を1年間1日も休まずに続けました。
USCPA受験生の頃、USCPA全科目合格までの1年間、修行僧みたいな生活をしていた。
・5時、起きたら布団の中で前日の復習
・7時、会社近くのカフェで勉強
・9時から22時まで仕事
・23時、布団の中で今日の復習中気絶家と会社の往復、勉強と仕事のみ。
結果的に1年だけ追い込んで良かった😊— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) June 4, 2023
1年間は遊びにも行かず、勉強に身も心も捧げました。
体調が少しくらい悪くても、深夜までの残業が続いて眠くても、1日も休まず勉強。
会社近くのカフェで、毎朝7時から出勤時間ギリギリまで勉強していました。
どのように勉強すればいいのかも、よく考えました。
USCPA受験中は残業続きで、時間があったらもっと勉強できるのに!!!と毎日思っていました。
でも、時間がなかったからこそ、どう勉強すればいいのか工夫して、1年で合格できたのでしょうね。
時間がたっぷりあったら、だらけて合格できなかったから良かったのかも(毎日眠くてつらかったけど)。
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) February 10, 2023
アビタスの入学説明会で、アビタス元代表の三輪先生が『頑張った1年があってもいいでしょう。何もしなくても1年はあっという間に経ってしまう』とおっしゃった、その言葉が心に残っていました。
『1年だけ、1年だけ』と思って頑張りました。
1年だけと短期で区切ったからこそ、その期間は全力で頑張れたのだと思います。
三輪先生の「何もしなくても一年は経ってしまう。頑張った一年があってもいいですよね」という言葉で、USCPAへの挑戦を決意。
毎日「一年だけ、一年だけ」と唱えつつ、仕事以外の時間は全て勉強し、全科目合格。
その頑張った一年のおかげで順調にキャリアが積めた。
まさにUSCPAで人生が変わった😊
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) March 5, 2023
アビタスの教材は短期合格向けですので、特に会計知識が多かったわけでも、英語力が高かったわけではないどこでも、約1年の勉強で全科目合格できました。
他のUSCPA予備校だったら、こんなに短期間で合格できたとは思えません。
社会人向けのUSCPA試験の勉強時間や勉強方法については、こちらの記事を参考にしてください。
自分が仕事と勉強の両立に苦労したので、たくさん書いています!
社会人がUSCPA試験の勉強時間を作る方法 【やらないことリストの作成】
社会人が無職にならず、USCPA試験の勉強と仕事を両立する方法
社会人がUSCPA試験に1年で最短合格するための勉強のスキル
USCPAどこチャンネルでも、週20時間の学習時間を確保する方法を解説しています。
(3)勉強開始時のスペックを考慮すると勉強時間は?
USCPA試験は会計の試験ですが、英語で受けます。
ですので、どのくらいの勉強時間が必要かは、USCPA試験の勉強開始時点での受験者の会計知識(会計の実務経験)と英語力に大きく左右されます。
受験者の勉強開始時のレベルを考慮せず「必要な勉強時間は1,000時間」と言い切るのは、少し乱暴でしょうね。
ちなみに、どこがUSCPA試験の勉強を始めたとき、会計と英語のレベルは以下の通りでした。
どこがUSCPA試験の勉強を始めたときの会計と英語のレベル
- 日商簿記検定3級合格
- BATIC(国際会計検定)のAccounting Managerレベル
- TOEIC845点(ただしReadingパートのスコアは低い)
- 経理の実務経験が2年くらい(米国企業の一人経理で年次決算まで経験)
USCPA試験の勉強開始時には既に、会計と英語の下地が最低限できていたので1,000時間で合格できたのだと思います。
会計知識がなく、英語があまり得意ではない場合、どこの1.5倍くらい、つまり1,500時間くらいはかかるかもしれません。
反対に、英語力が最低限あり(TOEIC600点以上)、既に日本の公認会計士試験に合格していたり、簿記検定1級に合格したりしている場合は、800時間ほどで合格可能ではないでしょうか。
USCPA試験合格までに必要な勉強時間
- 日本の公認会計士試験合格×TOEIC600点以上=800時間
- 日商簿記検定2級か3級合格×TOEIC600点以上=1,000時間
- 会計の資格何もなし×TOEIC600点未満=1,500時間
再度強調しますが、短期合格したかったら、短期合格できるようなUSCPAの学校を選ぶのが、一番の近道です。
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2.USCPA試験の科目別の勉強時間はどのくらい?
ここからは「トータル何時間?」という話から一歩踏み込んで、科目別にどれくらい勉強時間を割くかも見ていきましょう。
USCPA試験の試験科目は、必須科目3科目と選択科目1科目で4科目です。
USCPA試験科目
必須科目(Core):3科目必須
- FAR(Financial Accounting and Reporting):財務会計
- AUD(Auditing and Attestation):監査と証明業務
- REG(Taxation and Regulation):税法と商法
選択科目(Discipline):1科目選択
- BAR(Business Analysis and Reporting):ビジネス分析と報告
- ISC(Information Systems and Controls):情報システムと統制
- TCP(Tax Compliance and Planning):税法遵守と税務計画
科目との相性や、一度で合格できない場合なども考えると、人によって勉強時間は大きく変わってきます。
よって、各科目の「ボリューム」と「難易度」で考えた目安の勉強時間と考えてくださいね。
(1)各科目の「ボリューム」と「難易度」
必修コア科目の「ボリューム」と「難易度」を見ていきます。
| 各科目の
ボリュームと難易度 |
FAR | AUD | REG | 選択科目 |
| ボリューム
(全体を100%) |
30% | 20% | 30% | 20% |
| 難易度
(1:易 ー4:難) |
2 | 4 | 1 | 3 |
| 難易度を加味後の
ボリューム |
30% | 25% | 25% | 20% |
勉強時間は、FARが一番重い。
そして、FARと選択科目(特にBARの場合)で全体の半分、AUDとREGで残り半分くらいという感じでしょうか。
実際どこの場合も、1年の学習期間のうち、FARとBECで6ヶ月(受験資格を満たすための単位試験の学習も含む)、AUDとREGで6ヶ月という割り当てになりました。
どこは旧試験だったので、選択科目ではなく、BECという必須科目を受験したのですが。
どの選択科目(BAR・ISC・TCP)を選ぶかで多少違いが発生します(TCPは少し軽めでしょう)。
とはいえ、Beckerサイトなどを参考にすると、同じ勉強時間が見積もられていることもあり、同じとします。
必須科目と選択科目の学習の順番などでも、勉強時間が変わってくるので注意が必要です。
たとえば、FARに続けてBARの勉強を始めた場合、スムーズでしょう。
FARの内容を忘れてからBARの勉強に取り掛かった場合、復習時間が必要で時間がかかるでしょう。
(2)各科目の勉強時間目安
4科目それぞれの勉強時間の目安を見ていきます。
- USCPA試験勉強開始時の「会計知識」と「英語力」のレベルに従い、
- 勉強時間が800時間必要、1,000時間必要、1,500時間必要の3パターンに分け、
- 各科目の勉強時間を計算しました。
| 必要な勉強時間の目安 | FAR | AUD | REG | 選択 |
| 勉強時間800時間 | 240時間 | 200時間 | 200時間 | 160時間 |
| 勉強時間1,000時間 | 300時間 | 250時間 | 250時間 | 200時間 |
| 勉強時間1,500時間 | 450時間 | 375時間 | 375時間 | 300時間 |
これはあくまでも目安です。
まず1科目(おそらくFARでしょうね)の学習を終え、その感触でほかの科目もどのくらいかかりそうか考えてみてくださいね。
3.USCPA試験の科目別:勉強時間を減らすコツ
ここでは、「勉強時間を増やす」話ではなく、ムダな勉強時間を増やさない工夫にフォーカスします。
同じ1,000~1,500時間でも「戦略なしで回すUSCPA勉強」と「ポイントを押さえたUSCPA勉強」では、合否が分かれますからね。
USCPA試験は、各科目75点以上で合格です。
なので、70点台後半(76点から79点くらい)でのギリギリ合格を目指して最低限の勉強を効率よくすれば、勉強時間は大幅に減らせます。
(1)FARの勉強時間を減らすコツ
FARは、ほとんどの人が最初に受験する科目です。
- 初めてのUSCPA勉強で不安
- 「落ちたら嫌だ」と思って完璧主義になる
- 受験日を決めないままダラダラ勉強を続けてしまう
結果として「FARは300時間を目標にしていたのに、1,000時間に膨れ上がっていた」という受験生まで発生します。
どこからのアドバイスはシンプル。
- 講義&問題集を一周したら、単位認定試験までサッサと終わらせる
- とにかく一度は受験日を予約する
- 「まだ不安・・・」くらいで受けても、意外と通る人が多い
早く講義や問題集を一周させて、単位試験を受けてしまい、受験日を決めることを強くおすすめします!
まだ受験できる状態に仕上げられていないと思っても、意外とすんなり合格する人が多いです。
なので、とっとと一度受験してしまうのが、最終的な勉強時間を減らすコツです。
USCPAの勉強を始めてちょうど1年が経ちました。一年前の自分に言いたいことは
・復習を舐めるな
・完璧主義をやめること
・何かと並行して勉強するな
・受験日程の計画を早く組もう
・単位認定試験はさっさと終わらせよう典型的なダメな学習法をやっていました。失敗から学ぶことが多い一年でした。
— misa@海外バックパッカー (@misa1110321) June 5, 2023
まさに、どこがよく言っていることをUSCPAの勉強を始めてちょうど1年たった方がポストなさっていました。
大事です!
USCPAの勉強では、モチベーション維持とメンタルケアを大切に😊
まず受験予約←コレ大事!
・気が抜けてサボリがちなら「これでは落ちる」と危機感をもつ
・成果が出なくて落ち込んだら「落ちたらまた受ければいい」と少し楽観的になる
受験直前は合格だけ信じ、必死に追い込み←コレも大事!
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) June 9, 2023
USCPA試験はFARで挫折してしまう人が多いです。
FARはボリュームがあるので、やってもやっても終わらない。
やってもやっても、なかなかできるようになっている実感がわかない。
USCPAはFARで挫折してしまう人が多い。挫折するのは「学習の成長曲線」を理解していないから。
成績は直線で右上に伸びていくのではない。低空飛行の期間が長くて、突然曲線で急上昇。
FARはこの低空飛行の期間が長い!なので理想と現実のギャップで挫折しやすい。
成績は一気に伸びるから大丈夫😊
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) April 2, 2023
大丈夫です、みんな同じです(もちろん、どこもでした)。
それを知っておくだけでも、自分だけではないと気持ちがラクになると思います。
USCPAは真面目に勉強している人が合格できなかったり。
少しテキトーなタイプがサラッと合格したり。その違いは、長時間かけて一度で完璧に覚えようとするか。
それとも、短時間で薄く覚えて何度も繰り返すか。完璧主義にならず、短時間で回転数を上げる。
それが効率よく記憶し、合格する秘訣。— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) June 6, 2023
真面目な人ほど完璧主義になり、真面目に勉強しているのになかなか合格できないと思い詰めてしまう。
少しずつ薄く薄く重ねて積み上げていけば大丈夫。
FARの勉強については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
USCPAのFAR勉強法のポイントとコツを解説!【最初からつまずかないために】
そもそも、まだ英文会計入門でしたら、こちらの記事を参考にしてください。
英文会計入門の勉強法と単位認定試験までの勉強時間【アビタス受講生用】
(2)AUDの勉強時間を減らすコツ
AUDは、
- 計算問題がほとんどない
→問題集がサクサク進む
- ある程度解けるようになったと感じるのが早い
→「いけるかも!」と思って受けるとギリギリ落ちる
という科目です。
- 「受験できる状態」まで持っていく時間は短く見えるのに
- 合格点75に届くまでに何度も不合格
- 結果として、合計の勉強時間がどんどん増える
というAUD沼にハマる人がかなり多いです。
AUDで勉強時間をムダに増やさないコツは、
- 「他の科目と同じノリで解こうとしない」
- 最初から「理解重視」の勉強に切り替える
こと。
「なんとなく雰囲気で解けている」ではなく、
「なぜその答えになるのか、人に説明できるレベル」まで
もっていく必要があります
AUDの勉強法については、以下の記事を参考にしてください。
USCPA試験AUD勉強法ポイントとコツを解説!【AUD沼にハマらないために】
(3)REGの勉強時間を減らすコツ
REGは、最後に受ける受験生が多いです。
- 計算より暗記の比重が高い
- ちょっとした法律用語・税務用語の理解が必要
- 試験直前期の「詰め込み」がモノを言う
という特徴があります。
難しくはなく合格率も高いのですが、覚えることが意外と多いです。
最後の最後に受験生を泣かせる科目と言えます。
どこがやっていたのは、
- アビタス受講生仲間と語呂合わせを作る
- どうしても覚えられない項目は歌にして覚える
- それでも覚えきれないものは、試験直前に一瞬だけ覚える→会場で自分の席に着いた瞬間にメモ用紙に全部書きだす→忘れてしまって問題を解き始める
というやり方でした。
どこは、アビタスの受講生仲間と一緒に語呂合わせを作ったり、覚えられない事項を並べて歌にして、強引に暗記していました。
それでも覚えられないものは、受験直前に一瞬だけ覚えて、試験会場の自分の席に座ったら、すぐに紙にメモする。
そして、そのまま忘れて試験を始めるという方法を取りました(あまり自慢できる方法ではありませんが、効果的だったと思います)。
補足:各科目の特徴
USCPA試験の各科目の特徴については、詳しくは以下の記事も参考にしてください。
①必須科目の特徴
②選択科目の特徴
短期合格したかったら、短期合格できるUSCPAの学校を選ぶのがマスト。
アビタスの教材だったら、大事なポイントに絞られているので、勉強時間を最大限減らせます!
よほどの理由がなければ、アビタスの一択。
どこもアビタスのおかげで1年でUSCPAに合格できました。
アビタスへの資料請求・セミナー申し込み
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補足:USCPA試験の勉強時間を確保するコツ
USCPA試験の勉強時間を確保するコツも、最後に補足しておきます。
「どうやって時間をひねり出すか?」という超現実的な話です。
フルタイムで働きながらUSCPA試験に合格する人たちは、例外なく時間の作り方がうまいです。
USCPA受験生の多くは、フルタイムで働く社会人です。
どこも
- 毎日22時まで残業あり
- 仕事と勉強の両立に苦しみながら
- 週20時間の勉強時間を何とかひねり出す
という状態でした。
(1)勉強時間は「増やす」より「捻出する」
受けるのは、忙しい社会人が大半ですので、勉強時間を増やすことはおすすめしていません。
それよりも、少ない勉強時間でどう合格するか考えることをおすすめします。
少ない勉強時間を目指すとはいえ、最低限の勉強時間(週20時間)の確保は必要。
どうしても確保できない場合は、どのように捻出するかが大切となってきます。
(2)「やらないことリスト」でUSCPA勉強時間を作る
どこが一番おすすめしているのは「やらないことリスト」を作成すること。
- 仕事で「やらないこと」
- プライベートで「やらないこと」
- USCPA勉強であえて「やらないこと」
をリストアップしていくと、
- ムダな飲み会
- 何となく見ているSNS・動画
- 合格に直結しない細かい勉強
などが削がれていき、効果的なUSCPA勉強時間が勝手に増えるようになります。
「やらないことリスト」を作成すると、自分にとって必要のないことはやらなくなるので、時間だけではなく、体力も残すことができますよ。
USCPA試験の勉強で、何をやらないのか「やらないことリスト」を作成しておくと、最低限の勉強時間で合格できるので、作らない手はないです。
「やらないことリスト」については、以下の記事を参考にしてください。
FAQ:USCPA試験の勉強時間に関するよくある質問
最後に、「USCPAの勉強時間」に関してよくいただく質問にもお答えします。
「自分のケースだとどれくらい?」「アビタスだと?独学だと?」という疑問をここで一気に解消します。
(1)USCPAの勉強時間はどのくらい?
USCPA試験合格に必要な勉強時間はどのくらいかかるかですが、1,000時間から2,000時間くらいです。
幅がありますが、この違いは主に3つの理由から発生しています。
- 英語力・会計知識・実務経験の有無
- どのUSCPA予備校の講座を使うか(教材のコンパクトさ)
- 週あたり何時間勉強できるか
英語力・会計知識・実務経験があれば、勉強時間が少なくてすみますよね。
また、教材がコンパクトな予備校ほど、無駄な時間が減ります。
コンパクトな教材で短期合格を目指しやすい学校(たとえばアビタス)。
しっかり勉強をさせて高得点を狙いやすい学校(たとえばTAC)。
さらに、しっかりと週20時間は勉強時間が確保できれば「覚えては忘れる」という無駄な時間を減らせます。
たとえば毎日30分だけの勉強だと、長期間勉強をしても合格できないでしょうね。
どのUSCPA予備校にするかで、勉強時間は大きく変わります。
USCPA講座の比較をしっかりして決めましょう。
(2)アビタスでUSCPAの勉強時間はどのくらい?
アビタスでのUSCPAの勉強時間はどのくらいかかるかですが、1,000時間~1,500時間と考えれば大きくは外れないでしょう。
- どこレベル(簿記3級+TOEIC845):1,000時間
- 会計・英語レベルによっては:1,000時間~1,500時間
もともとの英語力や会計知識によって必要な勉強時間は異なりますが、他のUSCPA予備校に比べれば、アビタスなら勉強時間が少なくてすみます。
勉強時間が少なくてすむのは、アビタスのテキストは、コンパクトにまとめられていることが挙げられます。
アビタスのテキストは頻出論点に絞られています。
正直に言って、アビタスの教材だけだと90点以上の高得点を狙うのは少々難しいです(絶対に無理とは言いませんが)。
75点から85点くらいの合格でよければ、短期合格が可能です(どこも、AUDだけ高得点だったのですが、他はそのくらいに収まっています)。
アビタスならば短期合格が可能ですので、アビタスのUSCPA講座をおすすめし、アビタス向けの短期合格のための勉強法もお伝えしています。
(3)USCPAの独学での勉強時間は?
USCPAを完全独学で目指す場合の勉強時間ですが、
- 2,000時間以上はかかっている印象
- 3,000時間以上かけても合格できず撤退するケースもある
という感じです。
とはいえ、独学で合格した人がほとんどいないので、サンプル数が圧倒的に少ないのですが。
3,000時間かかっても合格できればまだいい方で、そもそも合格できず撤退してしまう人が独学だと多くなります。
独学に果敢にもチャレンジし、結局無理だったとアビタスで受講を始める人のサンプル数は多いです。
独学をしようとする人は、英語力にも会計知識にも自信がある人が多いです。
それでもこれだけ時間がかかるのですから、独学がかなり非効率であることは間違いないです。
USCPAは独学が可能ではありますが、英語がかなりできて、受験要件を既に満たすなど条件が揃っており、よほどの覚悟がない限りオススメはしていません。
(4)USCPAのFARの勉強時間はどれくらい?
USCPAのFARの勉強時間は、300時間から500時間を目安にするとよいでしょう。
全科目トータルの勉強時間を1,000時間から1,500時間とすると、FARだけで全体の3分の1くらいの時間を占める人も多いです。
FARは学習範囲が広いです。
よって、4科目中の1科目なので4分の1というわけではなく、3分の1くらいの勉強時間がかかった受験生が多い印象です。
「FARが終われば半分終わったようなもの」と言っている人をよく見かけます。
それは言い過ぎだと思いますよ(気持ち的に「山場を越えた」ということならわかりますが)。
他の科目(特にAUDも、しっかり山です)。
FARで大きく勉強時間に幅があるのは、既に簿記検定2級や1級に合格していたり、日本の公認会計士試験などの学習経験がある人がいるためでしょう。
既に会計知識・簿記知識があるかどうかが、FARの場合は大きく左右されるからですね。
もちろん、会計知識・簿記知識があれば、FARの場合は勉強時間は大幅に短縮可能ですよ。
とはいえ、USCPA試験のFARに合った勉強法を取らないと、どんなに他の会計資格があっても勉強時間がかかるので、注意してくださいね。
(5)社会人のUSCPA勉強時間は?
社会人の場合、USCPA勉強時間の目安は、
- トータル:1,000時間から1,500時間
- 週あたり:週20時間(平日2時間+土日5時間ずつ)
- 基幹:1年~1年半
くらいになります。
社会人の場合は仕事をしながらなので、平日は2時間ずつ、週末は5時間ずつが無理のない勉強時間ではないでしょうか(どこがそうでした)。
週20時間の勉強時間を確保できないと「覚えては忘れる」を繰り返してしまいます。
逆に、週20時間以上確保できれば、「忘却」によるムダな時間をかなり減らせます。
忙しい社会人こそ、「やらないことリスト」で時間と体力を守りつつ、限られたUSCPA勉強時間を最大限活かすことが大事です。
社会人のUSCPA受験生には、USCPA試験の勉強時間を確保するため「やらないことリスト」を作成するのをオススメしています。
また、スキマ時間に耳学習ができるように、YouTubeどこチャンネルで聞き流しをご用意しているので、こちらもご活用ください。
(6)USCPAの勉強で1点スコアを上げるのに何時間の勉強時間が必要?
「USCPAの勉強で1点スコアを上げるのに何時間の勉強時間が必要か」という質問をいただくことが非常に多いです!
特に、不合格を繰り返している方から
- ○点で不合格だったので、あと△点が必要。
- 再受験日を設定したいけど、あと何時間の勉強時間が合格には必要?
という相談を多くいただきます。
人によって1点スコアを上げるのにかかる勉強時間は違うので、正直なところ回答しにくいです。
アビタスのカウンセリングでは「10点アップには100時間から150時間の勉強時間が必要」と言われるそうです。
ですが、どこは、そんなにきれいに勉強時間とスコアは比例しないと思っています。
相談していただいた方にも、そうお話しています。
不合格だった場合はPerformance Report(パフォーマンスレポート)を見て、弱点をしっかりなくすのが大事。
「弱点はなくした、自信をもって再受験できる」と思うまで勉強時間を積み上げるべきという考えです。
以上、「USCPAの勉強時間は1,000~1,500時間って本当?【USCPAが実際の勉強時間を解説】」でした。

自分は「会計知識」も「英語力」もあまりないから、1,500時間くらいの勉強時間が必要だと思うことにするよ。

自分のレベルと生活スタイルに合わせて、現実的だけど攻めた計画を立ててね。
USCPA試験は「量×質×戦略」という3つのかけ算で合格が決まるよ。
勉強時間の総量(量)、勉強の効率(質)、科目純也予備校選び(戦略)だね。
「6ヶ月で合格!」などの派手な成功談に惑わされず、自分の会計・英語のレベルを冷静に見つめて、無理のないペースで1,000時間~1,500時間という勉強時間をどう積み上げるか考えてみようね。





