海外在住なんだけど、どの国でUSCPA試験の受験ができるのか分からなくて困ったな。
USCPA試験はアメリカの試験だから、もちろんアメリカで受験できるよ。
それに今は、日本でも受験できるようになっているよ。
でも、アメリカと日本以外では、どの国で受験できるのかよく分からないよね。
特に海外在住の受験生は、どの国で受験できるのか最初に知っておくのが大切なので、説明していくことにするね。
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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かし方やUSCPA短期合格のコツも記載しています。
また、まだUSCPAの勉強を始めていない場合は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
1.USCPA試験が受験できる国
USCPA試験が受験できる国は、次のようになっています。
USCPA試験が受験できる国(USCPA試験実施国)
- 日本(東京の御茶ノ水と大阪の中津)
- 韓国
- ネパール
- インド
- イギリス
- スコットランド
- アイルランド
- ドイツ
- バーレーン
- エジプト
- ヨルダン
- クウェート
- レバノン
- アラブ首長国連邦
- サウジアラビア
- イスラエル
- カナダ
- ブラジル
- 米国(コロンビア特別区、グアム、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島を含む)
CPA試験の受験地は拡大しており、たとえば最近だと、ネパール(2020年12月)とインド(2021年1月)が追加されました。
特に、オーストラリア在住の方から、オーストラリアでUSCPA試験の受験ができるのか聞かれることがあるのですが、残念ながらオーストラリアでは受験できません。
オーストラリアでUSCPA試験の受験はできませんが、USCPAには相互承認制度があるので、USCPAであればオーストラリアでCPAとして働けるんですよ!
詳しくはUSCPA(米国公認会計士)相互承認協定(MRA)とは?米国以外でもCPAに!を参考にしてくださいね。
当記事は「NASBA, AICPA, Prometric Expand International CPA Examination Testing Locations(NASBA、AICPA、プロメトリックが国際公認会計士試験の試験会場を拡大)」の情報に基づいています。
また「International Administration of the Uniform CPA Examination(CPA試験の国際運営)」も参考になります。
2.USCPA試験実施国のどこでも受験できるのか?
USCPA試験実施国のどこでも受験できるのかが、特に海外在住の受験生の一番の関心ごとだと思います。
結論から言うと、現在は、USCPA試験実施国のどこでも受験できるようになっています。
以前は、アメリカ以外だと、その国の永住者または長期滞在者(学生VSAや就労VISAの保持者など)だけが受験可能でした。
たとえば、日本国籍の日本在住の受験生は、日本もしくはアメリカでのみ受験が可能でした。
ですが、2022年6月2日以降は、USCPA試験が実施されている海外のどの国でも受験できることになりました。
日本国籍の日本在住の受験生であっても、インドやブラジルといった、USCPA試験実施国で受験できるようになったわけです。
これは、アメリカ以外の海外在住日本人にとって嬉しいことでしょう。
以前は、自分が住んでいる(VISAを保持している)国でUSCPA試験が実施されていない場合、日本に帰国するか、アメリカに行く必要がありました。
それが、近くのUSCPA試験が実施されている国で受験可能になったからです。
3.USCPA試験はどの国で受験するのが良いのか?
アメリカ以外で受験する場合は、出願料と受験料に追加し、International Feeを支払う必要があります。
International Fee
2024年3月時点で、390ドル/科目
アメリカ在住の場合は、International Feeがかからないので、アメリカで受験する方が安くなります。
日本在住の場合は、International Feeがかかるのですが、アメリカへの航空券やアメリカでの宿泊を考えると、日本で受験する方が費用と手間が省けることになります。
アメリカと日本以外の国に在住の場合は、在住国に近い国で受験してもいいでしょう。
ちなみに、どこはアメリカで受験をしました。
どこのアメリカでのUSCPA受験の経験
- USCPA予備校の情報は、日本の受験会場に関するもので、アメリカの受験会場に関するものはない。
- タクシーを予約したのに、時間通りにホテルに来なくて、受験会場に着くまでが大変だった(流しのタクシーもなし)。
- 受験会場は、アメリカ人仕様(?)なのか冷凍庫のように冷房がきいており、セーターを着込んで対策しても手がかじかみ、タイピングできなかった。
- 受験会場のお手洗いは、鍵を借りないと入れなかった(いちいち借りるのがめんどうだった)。
- 受験会場の受付は、地元のアメリカ人が担当してるので、全部英語での説明だった(当時はネイティブの英語に慣れておらず、指紋認証のやり方の説明から理解できなかった)。
どの国からアメリカに来るかによって違いますが、時差が大きいと辛いことにもご注意ください。
何日も前からアメリカに来て時差に慣れておければいいのですが、試験日の前日入りくらいだと、試験中に眠くなる可能性が高いです(それで失敗した受験生を何人も知っています)。
日本の受験会場(東京の御茶ノ水と大阪の中津)に比べ色々と苦労しましたので、アメリカ在住でない限りは、アメリカでの受験はあまりおすすめしていないです。
以上、「USCPA受験ができる国は?【アメリカと日本以外の海外受験の場合】」でした。
USCPA試験を実施している国ならどの国でも受験できるようになったのは、すごいことだね。
このような取り組みのおかげで、世界中でUSCPAの認知度が上がるわけだし、世界中でUSCPAのネットワークが広がるので嬉しいね。
日本人のUSCPA受験生としては、他の国でUSCPAの受験がしやすくなったり、USCPAとして働いたりしやすくなるし、感謝だね。
2024年1月から新USCPA試験開始!
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