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【FAR】新USCPA試験のFARのBlueprint(ブループリント)を徹底解説!

【2021年7月改正後】USCPA試験 FAR Blueprintsの内容
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知りたい君
知りたい君
USCPA(米国公認会計士)試験が2024年1月に大きく変わったみたいだね。

新試験のBlueprint(ブループリント)を読んでおこうと思ったけど、時間が無いから内容を手っ取り早く知りたいよ。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

FARは、旧試験制度でもあるけど、新試験制度ではどうなるのか気になる人も多いよね。

Blueprints(ブループリント)のFAR部分に、どんなことが書かれているのか、特に高いスキルが必要なのはどれなのか、説明していくね。

【FAR】新USCPA試験のFARのBlueprintを徹底解説!

新USCPA試験のFARのBlueprint(ブループリント)について解説します。

 

そもそも、USCPA試験のBlueprints(ブループリント)って何?という場合、USCPA試験のBlueprints概要を参考にしてください。

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また、2024年1月からの新USCPA試験については、こちらを参考にしてください。

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新USCPA試験でのFARの試験対策は、こちらを参考にしてください。

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FARは最初に受ける受験生が多いため、勉強法が確立できておらず、受験まで時間がかかったり、挫折することになる可能性があります。

最初からつまずかないためのFARの勉強のポイントとコツは、こちらを参考にしてください。

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1.FARという試験科目について

Blueprintsには、FAR(Financial Accounting and Reporting)という試験科目について、説明が書かれています。

 

USCPA試験のFARは、営利企業(公企業・私企業)や非営利企業が使用する財務会計・報告のフレームワークにおいて、CPAが実証すべき知識とスキルを評価します。

評価の対象となるフレームワークには、以下のような機関によって発行された基準や規則が含まれます。

FARのフレームワークに含まれる基準や規則を発行する機関

  1. 米国財務会計基準審議会(FASB)
  2. 米国証券取引委員会(U.S. SEC)
  3. 米国公認会計士協会(AICPA)

 

また、USCPA試験のFARは、財務諸表、勘定残高、取引の作成、レビューにおけるCPAの役割を評価します。

USCPA試験のFARが評価すること

  1. データやテクノロジーの概念
  2. 応用的なリサーチ

データやテクノロジーの概念には、財務諸表作成に使用されるソースデータの完全性・正確性の検証、勘定残高の附属明細書を作成するための色々なデータ・情報源の使用が含まれます。

また、問題を特定したり、事実を分析したり、適切な対応をするといった色々なタスクのため、資料(FASB Accounting Standards Codification)の抜粋を確認・利用することをメインとした応用的なリサーチが評価されます(注:新試験ではリサーチ問題の形式が変更となります)。

 

さらに、USCPA試験のFARは、政府会計基準審議会(GASB)が発行する州政府および地方政府の会計要件に関連する基礎的な概念も評価します。

 

2.FARの出題分野と配点割合

Blueprintsには、FARの出題分野と配点割合が書かれています。

どの分野から、どのくらい出題されるのか、全体像を知っておくことは大事でしょう。

 

出題分野は、以下の3つです。

FAR Content Area Allocation

FARの出題分野と配点割合(和訳)

  1. 財務報告:30–40%
  2. 貸借対照表の勘定科目の選択:30–40%
  3. 取引の選択:25–35%

 

各出題分野の詳細については、後ほど見ていきます。

 

3.FARの必要なスキルレベルと配点割合

Blueprintsには、FARの必要なスキルの度合いと配点割合が書かれています。

 

FARの必要なスキルレベルと配点割合が書かれています。

FAR Skill Allocation

FARの必要なスキルレベルと配点割合(和訳)

  1. 評価:出題無し
  2. 分析:35–45%
  3. 応用:45–55%
  4. 記憶と理解:5–15%

 

Evaluation(評価)」のレベルの出題はありません。

 

Analysis(分析)」のレベルの出題は、3つの出題分野全てで出題されますが、特に出題分野2「貸借対照表の勘定科目の選択(Select Balance Sheet Accounts)」で多く出題されます。

CPAとして、会計残高の調整、財務報告の矛盾の発見などのタスクにて、より高度な解釈力が要求されます。

 

Application(応用)」のレベルの出題は、3つの出題分野全てで出題されます。

CPAとして、仕訳・財務諸表の作成など、会計の概念や基準を用いて、財務諸表上の金額を測定・認識する必要があります。

 

記憶と理解(Remembering and Understanding)」のレベルの出題は、3つの出題分野全てで出題されます。

CPAとして、取引や財務報告の要件を特定するなどのタスクにより、会計の概念と基準を理解していることを示す必要があります。

 

ちなみに、このスキルレベルは、上に行くにつれて高いものとなります。

一番下の「Remembering and Understanding(記憶と理解)」が一番シンプルなスキルであり、一番上の「Evaluation(評価)」が一番複雑なスキルとなります。

 

各スキルレベルの説明は、以下を参照してください。

スキルレベルの説明

  1. 評価(Evaluation):問題を検討または評価し、そして判断力を働かせて結論を出すこと。
  2. 分析(Analysis):原因を特定し、推論を裏付ける証拠を見つけるために、別々の分野の相互関係を調査・研究すること。
  3. 応用(Application):知識・概念・技術を使用、あるいは実証すること。
  4. 記憶と理解(Remembering and Understanding):獲得した知識を利用して、ある分野の重要性を認識し、理解すること。

 

スキルレベルについて、他の科目と比較してみます。

FAR スキルレベル割合

 

FARは、BARやTCPに近い配点割合です。

記憶と理解(Remembering and Understanding)」が5%から15%と少ないので、覚えておけば解ける問題は少なめの科目と言えるでしょう。

一方、「応用(Application)」のレベルの出題が45%から55%であり、さらに「分析(Analysis)」も35%から45%ですので、他の科目より高いスキルが求められる科目と言えるでしょう。

 

FARのスキルレベルについて、旧USCPA試験と新USCPA試験を比較するとこのようになります。

FAR 新旧USCPA試験のスキルレベル別配点割合比較

FARはどちらかというと、旧USCPA試験と比べると覚えるだけの問題が微減しています。

新USCPA試験では出題範囲は狭くなりますが、スキルレベルだけで言えば難しくなる方向ですね。

 

4.FARの出題分野の詳細

FARの出題分野の詳細について見ていきましょう。

前述のように、出題分野は以下の3つに分かれています。

FARの出題分野

  1. 財務報告:30–40%
  2. 貸借対照表の勘定科目の選択:30–40%
  3. 取引の選択:25–35%

 

スキルレベルについては、分かりやすくするため、からで以下のように記載しました。

スキルレベルについて

  1. 評価(Evaluation):
  2. 分析(Analysis):
  3. 応用(Application):
  4. 記憶と理解(Remembering and Understanding):

一番上が高いスキルが必要で、下に行くにつれ、必要なスキルレベルが低下します。

 

(1)出題分野1「財務報告」30–40%の詳細

出題分野1「財務報告」について、出題内容とスキルレベルは以下の通りです。

出題分野1の「財務報告」の出題内容とスキルレベル

  1. 一般目的財務報告:営利企業向け(General-Purpose Financial Reporting: For-Profit Business Entities):②と③と④
  2. 一般目的財務報告:非政府の非営利企業向け(General-Purpose Financial Reporting: Nongovernmental Not-for-Profit Entities):③と④
  3. 州政府および地方政府の概念(State and Local Government Concepts):③と④
  4. 上場企業の報告トピックス(Public Company Reporting Topics):③と④
  5. 特別な目的のためのフレームワーク(Special Purpose Frameworks):③と④
  6. 財務諸表上の比率とパフォーマンス指標(Financial Statement Ratios and Performance Metrics):③と④

必要なスキルレベルは、「分析(Analysis):」、「応用(Application):」、「記憶と理解(Remembering and Understanding):」です。

「分析(Analysis):」レベルが求められるのは限られ、MC問題で問われることが多いでしょう。

営利企業と非営利企業、州政府と地方政府が対象となっています。

 

(2)出題分野2「貸借対照表の勘定科目の選択」30–40%の詳細

出題分野2「貸借対照表の勘定科目の選択」について、出題内容とスキルレベルは以下の通りです。

出題分野2「貸借対照表の勘定科目の選択」の出題内容とスキルレベル

  1. 現金および現金同等物(Cash and cash equivalents):②と③
  2. 売上債権(Trade receivables)②と③
  3. 棚卸資産(Inventory):②と③
  4. 有形固定資産(Property, plant and equipment):②と③
  5. 投資(Investments):③と④
  6. 無形固定資産(Intangible assets):③と④
  7. 支払債務および未払金(Payables and accrued liabilities):②と③と➃
  8. 債務(金融負債)(Debt (financial liabilities)):③と④
  9. 純資産(Equity):

必要なスキルレベルは、「分析(Analysis):」、「応用(Application):」、「記憶と理解(Remembering and Understanding):」です。

会計実務でも大事な勘定科目のほとんどが、「分析(Analysis):」のレベルの高いスキルが要求されており、TBS問題での出題も考えられます。

 

(3)出題分野3「取引の選択」25–35%の詳細

出題分野3「取引の選択」について、出題内容とスキルレベルは以下の通りです。

出題分野3「取引の選択」の出題内容とスキルレベル

  1. 会計上の変更および誤謬の訂正(Accounting changes and error corrections):②と③
  2. 偶発事象およびコミットメント(Contingencies and commitments):②と③と④
  3. 収益認識(Revenue recognition):③と④
  4. 法人税等の会計処理(Accounting for income taxes):③と④
  5. 公正価値測定(Fair value measurements):③と④
  6. 借手側の会計処理(Lessee accounting):③と④
  7. 後発事象(Subsequent events):②と③と④

必要なスキルレベルは、「分析(Analysis):」、「応用(Application):」、「記憶と理解(Remembering and Understanding):」です。

収益認識(Revenue recobnition)と借手側の会計処理(Lessee accounting)などはBARでも出題されますが、BARでは「分析(Analysis):」のレベルで出題されます。

FARでは比較的基礎的な問題がMC問題で出題されると推測されます。

 

 

 

以上、「【FAR】新USCPA試験のFARのBlueprintを徹底解説!」でした。

知りたい君
知りたい君
]FARのBlueprint にはどんなことが書かれているのか、特に高いスキルが必要なのはどれなのかが分かったよ。
どこ
どこ
FARは、出題分野は3つあるけれど、どの出題分野からもバランスよく出題される感じかな。

計算問題が出題されるので、単に覚えておけば解ける問題は少ないね。

今までFARで出題されていた一部の難しい会計トピックは、BARで出題されるので、選択科目でBARを受けない人は、FARとBARのどちらで出題されるのか留意が必要だね。

今回は、FARのBlueprint についてざっくりとご説明したけど、余裕があったら、ぜひ自分でも読んでみてね。

USCPA試験については、どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA短期合格のコツも記載しています。

まだUSCPAの勉強を始めていない場合は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。

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