サンプルテストというのを解いてみるように言われたけど、サンプルテストっていったい何で、なぜやらないといけないのか知りたいよ。
サンプルテスト(Sample Tests)は、AICPAが提供しているUSCPA試験の準備ツールの1つで、USCPA試験の問題例だよ。
USCPA試験の解き方に慣れるために、受験前にサンプルテストの問題をやっておくといいよ。
USCPA試験のサンプルテストについて、詳しくご説明していくね。
- 2024年1月からの新USCPA試験用のサンプルテストと、2023年12月までの現USCPA試験用のサンプルテストの2つが用意されています(2023年9月時点で)。
- 現USCPA試験用のサンプルテストは、科目ごとに4つに分けて用意されていましたが、2023年7月のアップデートで1つにまとめられてしまいました。
- 新USCPA試験用は1つにまとめるという話は出ていましたが、現USCPA試験用まで1つにまとめるという話は聞いていなかったので驚いています。
1.USCPA試験のサンプルテスト(Sample Tests)とは?

USCPA試験のサンプルテスト(Sample Tests)とは、AICPA(米国公認会計士協会)がCPA試験の受験生のために用意しているサンプル問題(Sample Questions)です。
サンプルテストは、例題、練習問題、お試し問題だと思うといいですね。
AICPAがサンプルテストを提供しているのは、本番とそっくりの問題を解くことで、CPA受験生にCPA試験で使用するソフトウェアの形式や機能に慣れてもらうためです。
AICPAは、サンプルテストについて以下のように説明しています。
AICPAによるサンプルテストの説明
- テストセンターで体験するのと同じソフトウェアを使用。
- 4時間のフルバージョンではなく、最大2時間で終わるショートバージョン。
- 実際の試験で出題される、MC問題(選択問題)、TBS問題(事例形式問題)、WC問題(記述式問題)の全てが体験できる。注)WC問題は現USCPA試験のサンプル問題のみ。
- CPA試験の受験準備ができているかを判断するものではない。
- 解き終わっても、スコアは出ない。
- 正解や模範解答は、解説付きで表示される。
AICPAのサンプルテスト(Sample Tests)リンク☟
Get familiar with the CPA Exam by practicing with our sample tests(サンプルテストでCPA試験に慣れましょう)
2.USCPA試験のサンプルテスト(Sample Tests)の内容

サンプルテスト(Sample Tests)の内容も見ていきましょう。
サンプルテスト(Sample Tests)の内容
- 数は少ないが、すべての出題形式が体験できる問題
- 本番と同じ画面
- 本番と同じツール
- 解答と解説も確認できる
(1)数は少ないが、全ての出題形式が体験できる問題
サンプルテストは、USCPA試験4科目(FAR、BEC、AUD、REG)について、1つずつ用意されています。
注)2023年7月のアップデートで、科目ごとではなく、1つにまとめられてしまいました。新USCPA試験のサンプル問題だけではなく、現USCPA試験のサンプル問題もです!
ただし、前述のように、4時間のフルバージョンではなく、最大2時間くらいで終わるショートバージョンですので、本番の問題数より少ないです。
各科目のサンプルテストは、本番と同じようにテストレットが1から5まであります。
サンプルテストの構成
現USCPA試験用(リサーチ問題あり、WC問題あり)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 2問(リサーチ問題1問含む)
- テストレット5:TBS問題 1問、WC問題 1問
ちなみに、リサーチ問題はFARの問題1問だけです。
参考)消去されてしまったサンプルテストのリサーチ問題(FAR・AUD・REG)
新USCPA試験用(リサーチ問題なし、WC問題なし)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 2問
- テストレット5:TBS問題 2問
どの科目の問題かについては、以下の表を参照してください。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
T1 | FAR | FAR | AUD | REG | ISC |
T2 | AUD | AUD | BAR | ISC | TCP |
T3 | AUD | ISC | |||
T4 | BAR | TCP | |||
T5 | FAR | REG |
参考:サンプルテストの構成(2023年7月まで)
FAR、AUD、REG(リサーチ問題あり)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 2問
- テストレット5:TBS問題 2問
BEC(WC問題あり)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 1問
- テストレット5:WC問題 2問
(2)本番と同じ画面
サンプルテストでは、試験開始前の画面と試験中の画面が本番と同じです。
そして、本番の流れを体験することができます。
サンプルテストで確認できる画面
試験開始前
- 本人確認と試験科目の確認の画面
- 「ポリシーステイトメントおよび機密保持契約、試験科目の情報」への同意の画面
試験中
- テストレットを提出する画面
- テストレットとテストレットの間の休憩をするか選択する画面
各画面の詳細については、以下の記事が詳しいので参照してください☟

(3)本番と同じツール
サンプルテストでは、本番で使うツールを確認できます。
そして、本番と同じように、ツールを使って問題を解いてみることができます。
サンプルテストで確認できるツール
MC問題(選択問題)
- Calculator(電卓)
- Excel(エクセル):新USCPA試験ではSPREADSHEETに
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
TBS問題(事例形式問題)
- Calculator(電卓)
- Excel(エクセル):新USCPA試験ではSPREADSHEETに
- Authoritative Literature(権威ある文献):新USCPA試験ではなし
- Exhibits(提示資料)
- Highlight(ハイライト)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
WC問題(記述式問題):新USCPA試験ではなし
- Cut・Copy・Paste(切り取り・コピー・貼り付け)
- Undo・Redo(操作を元に戻す・元に戻した操作をやり直す)
- Spell Check(スペルチェック)
- Exhibits(提示資料)
- Highlight(ハイライト)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
AICPAは、ツールについて、以下の3点を説明をしています。
AICPAによる、USCPA試験のツールの説明
- ツールは、電卓を除き、移動やサイズ変更が可能。
- エクセルは、常に他のツールの上に開く。
- すでにエクセルを開いている場合は、その後に開いたツールは、エクセルの下に表示。
2023年7月のサンプルテストのアップデートで、ツールについては変更があります。
「SPREADSHEET」
・Microsoft Excelのような見た目と使用感。
・Microsoft Excelで使用する数式が使用可能。
・ウィンドウは画面上のどこにでも移動可能。
・「SAVE&CLOSE」のクリックで非表示。
・「SPREADSHEET」のクリックで再表示。
・定期的に自動保存。
・新しいテストレットに移動で自動消去。 pic.twitter.com/Up9JFwx9qC— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) July 15, 2023
各ツールの詳細については、以下の記事を参照してください☟

(4)解答と解説も確認できる
サンプルテストでは、回答と解説も確認できます。
ただ動作を試すだけではなく、練習問題としても活用できるわけです。
解答と解説の確認方法
- MC問題:「Show Correct Answer」をクリック
- TBS問題:「Answer Key」をクリック
全問解き終わってから解答が見られるという形式ではないので、注意しましょう。
最後の画面を閉じると、解答がわからず、答え合わせができないまま終了してしまいます(やり直しになって、悲しいです)。
問題自体も、本番でサンプルテストにそっくりの問題が出題されたとも聞きます。
ですので、サンプルテストはやっておいて損はないでしょう。
以上、「USCPA試験 サンプルテスト(Sample Tests)で問題の解き方に慣れる!」でした。
これは絶対やってから本番に挑んだ方がいいね。
だから、本番の前にやってみれば、画面やツール、試験の流れに慣れることができ、本番では慌てないですむよ。
サンプルテストで予行演習をしておいて、本番ではツールを使いこなして、スコアアップにつなげてね。

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