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【USCPA試験】受験中

USCPA試験 リリース問題(過去問)で試験の傾向とレベルを体感する

知りたい君
知りたい君
USCPA(米国公認会計士)試験の受験日が近くなってきたよ。

合格者体験記を読んでいたら、リリース問題というのがおすすめされていたんだけど、リリース問題って何なのか、なぜおすすめされているのか知りたいよ。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

リリース問題(Released Questions)は、AICPAが提供しているUSCPA試験の過去問だよ。

リリース問題とは何なのか、どんな内容なのか、解くタイミングやどう意識して解くといいのか、ご説明していくね。

 

1.リリース問題とは?

まず、リリース問題(Released Questions)とは何なのか見ていきましょう。

 

リリース問題というのは、AICPA(米国公認会計士協会)が提供している「過去問」です。

個人では入手不可能で、CPA受験生はCPA予備校などから入手することになります。

☝TACのツイートより

アビタスも、リリース問題は、「受講生マイページ」の資料室に掲載しており、受講生のみが閲覧できるようになっています。

 

ただし、2019年度の追加のリリース問題のみ、ウェブ上で公開されていますので、リンクをご紹介します☟

2019年度追加のリリース問題

 

リリース問題は、自分の中で思っていた出題の傾向やレベルが、実際と乖離しているときに、方向を修正する助けになると思います。

とはいえ、出題の傾向を知るには、Blueprintsを見るのが一番でしょう。

 

AICPAが提供している、CPA受験生のための「三大試験準備マテリアル」は、以下の通りです。

AICPA提供の三大試験準備マテリアル

  1. Blueprints」☞出題の傾向を知る(何が、どのレベルで、どのくらい出題されるのか理解する)
  2. リリース問題(Released Questions)」☞出題の傾向とレベルを体感する(問題を解くことで、出題の意図を理解する)
  3. サンプルテスト(Sample Tests)」☞解き方に慣れる(パソコンで正しく解答するために予行演習する)

当記事で取り上げているリリース問題だけではなく、Blueprintsやサンプルテストも活用するといいでしょう。

Blueprintsについては、以下の記事を参考にしてください☟

USCPA試験 Blueprintsとは?何が分かるの?どう使うの?USCPA(米国公認会計士)試験の学習には、AICPAのBlueprintsが不可欠だと思いますが、あまり活用されていない気がします。Blueprintsとはどんなもので、Blueprintsから何が分かって、どう使ったら良いのかご紹介していきます。...

サンプルテストについては、以下の記事を参考にしてください☟

USCPA試験 サンプルテスト(Sample Tests)で解き方に慣れるサンプルテスト(Sample Tests)は、AICPAが提供しているUSCPA試験の準備ツールです。USCPA試験を受験する前にサンプルテストをやって、試験の形式に慣れておくといいと思いますので、詳しくご説明していきます。...

 

2.リリース問題の内容

つぎに、リリース問題の内容について見ていきます。

 

(1)リリース問題の概要

リリース問題の概要は以下の通りです。

リリース問題の概要

  1. 現時点(2021年6月1日時点)では、2021年度までのリリース問題があります。
  2. 2019年度は、MC問題(選択問題)のみ追加でリリース問題が提供されました。
  3. リリース問題には、MC問題(選択問題)、TBS問題(事例形式問題)、WC問題(記述式問題)のすべての試験形式が掲載されています。
  4. AICPAは、リリース問題の答えは提供しますが、解説は提供しません(解説はCPA予備校が提供します)。
  5. リリース問題は、出題された当時の規定に基づいていますので、既に有効な問題ではない可能性があります(特に、REGは頻繁に規定の変更がありますので、注意が必要でしょう)。
  6. 「質問と解答に影響を与える可能性のある変更を認識することは、あなた自身の責任で、AICPAは責任を負わない」とリリース問題に明記されています。

 

(2)リリース問題に付された情報

リリース問題には、以下のような情報が付されています。

リリース問題に付された情報

  1. Mod/Hard:難易度が普通レベル(Medium)か難しいレベル(Difficult)か
  2. Item ID:AICPAが問題を追跡するために使用する識別ID
  3. Key:問題の解答
  4. Blueprints:Blueprintsのバージョンと科目、問題の根拠となるBlueprints内のコンテンツエリア、コンテンツグループ、トピック、サブトピック
  5. Skill Level:問題のスキルレベル

 

リリース問題のMC問題は、最初に難易度が普通レベル(Medium)、それから難しいレベル(Difficult)の問題が並んでいます。

例えば、2021年度のリリース問題の場合、AUDのMC問題は、全部で36問ですが、前半の18問は普通レベル(Medium)、後半の18問は難しいレベル(Difficult)です。

MC問題の難易度については、以下の記事も参考にしてください。

USCPA(米国公認会計士)試験の2大特徴 ー難易度変化とダミー問題USCPA試験の2大特徴である「テストレットの難易度変化」と「ダミー問題の出題」について説明します。この2つの特徴を理解すると、試験の手ごたえと結果が一致しない理由がご理解いただけると思います。...

 

リリース問題のMC問題、TBS問題、WC問題には、Blueprintsの参照先も記載されています。

ここで、Blueprintsについて簡単に説明をしておきます。

Blueprintsでは、タスクがトピックごとにまとめられ、そのトピックがコンテンツグループにまとめられ、さらにコンテンツグループはコンテンツエリアにまとめられています。

 

また、Blueprintsでのスキルレベルは、以下の4つのレベルがあります。

スキルレベル

  1. 「Remembering and Understanding(記憶と理解)」:ある分野の重要性を認識し、理解すること。
  2. 「Application(応用)」:知識・概念・技術を使用、あるいは実証すること。
  3. 「Analysis(分析)」:原因を特定し、推論を裏付ける証拠を見つけるために、別々の分野の相互関係を調査、研究すること。
  4. 「Evaluation(評価)」:問題を検討または評価し、そして判断して結論を出すこと。

上に行くほど、シンプルなスキルレベル

 

また、念のため、スキルレベルと試験形式の関係もご説明しておきます。

スキルレベルと出題形式の関係

  1. 「Remembering and Understanding(記憶と理解)」:MC問題で出題
  2. 「Application(応用)」:MC問題かTBS問題のどちらかで出題
  3. 「Analysis(分析)」と「Evaluation(評価)」:ほとんどTBS問題で出題

「Evaluation(評価)」レベルのMC問題は出ないと考えていいでしょう。

 

(3)リリース問題の問題数

現時点(2021年6月1日時点)では、2018年から2021年までの4年分のリリース問題を解くといいのではないかと思います。

2018年から2021年までのリリース問題の問題数は、以下の通りです。

 

FAR BEC AUD REG
2018年 MC 28 26 30 32
TBS 3 1 3 3
WC なし 2 なし なし
2019年 MC 38 35 40 39
TBS 4 4
WC なし なし なし
2019年(追加) MC 50 25 40 25
2020年 MC 38 31 40 42
TBS 3 3
WC なし なし なし
2021年 MC 34 32 36 38
TBS 3
WC なし なし なし

 

何問くらい掲載されているかで全体のボリュームを知り、学習計画を立てる際の参考にしてください。

 

3.リリース問題を解くタイミングと目的

さいごに、どのタイミングで、何を意識してリリース問題を解くといいのか考えてみましょう。

 

例えばアビタスは、「十分な実力が備わってからリリース問題にとりかかるように」とアドバイスしています。

それは、基礎学力がまったく身についていない段階でリリース問題に取り組んでも、何の学びも気づきも得られないからでしょう。

 

ですが、十分な実力が備わったとしても、本番直前にリリース問題を解くのは、意味がないでしょう。

というのは、本番直前に、実際の試験の出題傾向やレベルと、学習で身につけてきたことが乖離していることに気が付いても、軌道修正が間に合わない可能性が高いからです。

 

ですので、リリース問題は、2段階に分けて取り組むといいのかと思います。

リリース問題を解くタイミングと目的

  1. 第1段階:学習を始め、ざっくりとその科目の全体像が分かった頃☞正しくインプットできているか?
  2. 第2段階:学習が進み、どのくらい理解したか試せる状態になった頃☞正しくアウトプットできるようになっているか?

 

第1段階:正しくインプットできているか

USCPA予備校の講義を聴き、MC問題を一周はさせて、その科目の全体像やポイントがざっくりと分かってきたところで、リリース問題を一度解いてみるといいでしょう。

その時点では、正解率は気にしなくていいでしょう。

「今はまだ解けないけれど、このまま学習を続ければ、解けるようになる」という感触が得られればいいと思います。

第一段階では、今の学習の延長線上で合格にたどり着けるかどうかを確かめるために、リリース問題を解きます。

 

第2段階:正しくアウトプットできるようになっているか

正しい学習でインプットを続け、USCPA予備校の問題集が6割以上の正答率になった頃に、再度リリース問題を解いてみるといいでしょう。

リリース問題を解くことで、今までインプットしてきた知識で、正しく問題が解けるようになっているかの判断をします。

 

不正解ということは、学習してインプットしたけれど、まだインプットが足りないか、正しくアウトプットするための何かが足りないということです。

  • なぜ間違ったのか考えます。
  • 理解が足りない場合は、USCPA予備校のテキストのどこに解答が記載されているかを探し、その前後を含めて読んで理解を深めます。
  • MC問題(選択問題)で、なぜ正解の選択肢が正しいのか、なぜ不正解の選択肢は正しくないのか説明できるようにすることで、AICPAが求める正しい思考回路を作ります。

リリース問題から出題の意図を理解することで、正しく反応できるようになれば、正答率も上がっていくでしょう。

 

まとめ:リリース問題から合格のヒントをつかむ

リリース問題には、難易度、スキルレベル、Blueprintsのどのタスクに関連しているかなどの情報も記載されています。

AICPAは、受験生の学習の利便性のためにご丁寧に記載してくれているのでしょうから、そのような情報も念頭に置きながら、問題を解きましょう。

 

リリース問題は、USCPA試験の過去問です。

過去問は、自分の学習の方向性、学習の方法に影響を与える非常に大事なマテリアルです。

 

例えば、大学入試の過去問は、自分が入学を希望する大学の教授たちの「想い」が反映されています。

大学入試の問題を作成する教授たちは、受験生に対して、

  • 「このレベルのことはできてほしい」
  • 「このような知識は持っていてほしい」
  • 「これくらいのことが分からないと、入学後ついていけない」

などと考えながら問題を準備します。

 

AICPAのリリース問題も同じでしょう。

AICPAは、CPA受験生に対して、

  • 「新人の監査人は、監査の実務で、このくらいのことができる必要がある」
  • 「これは実務で必要になったら調べればいいけど、これは暗記しておく必要がある」
  • 「このような資料から大事な情報を読み取れないと、実務ではやっていけない」

などと考えながら問題を作成しているでしょう。

 

リリース問題には、合格に必要なヒントが詰まっています。

リリース問題から出題者の「想い」をくみ取り、合格するには何が自分に足りないのか考えてみましょう。

 

USCPA予備校の教材も、AICPAの「想い」が既に反映されていますが、なかなか合格できない人は特に、AICPAの「想い」が色濃く表れたリリース問題に丁寧に向き合う必要があると思います。

リリース問題は、他の問題集よりも注意深く取り組むべきだということをお伝えしたく、今回この記事を書きました。

特に、不合格が続いている方のお役に立てば、幸いです。

 

 

以上、「USCPA試験 リリース問題(過去問)で試験の傾向とレベルを体感する」でした。

知りたい君
知りたい君
USCPA(米国公認会計士)試験のリリリース問題(Released Questions)が何なのか分かったよ。

本番までに必ずやっておくべきなんだね。

重要性に気がつかなかったら、やらないで本番を迎えるところだったよ。

どこ
どこ
リリース問題(Released Questions)は過去問なので、基本的には、他の試験(たとえば、大学入試、簿記検定、英検など)の過去問と同じような使い方でいいと思うよ。

どんな試験でもいいけど、きちんと合格できていたなら、正しく過去問が使いこなせていたのだろうから、リリース問題も、過去の経験で学んだ自分なりのやり方で取り組んでみればいいね。

AICPAが提供しているCPA試験の受験対策マテリアルとしては、リリース問題だけではなく、Blueprintsやサンプルテストもあるよ。

AICPAが、CPA受験生に合格してもらいたくて提供しているのだから、しっかり活用するといいね。

USCPA予備校の教材に加えて、この3つをやれば、合格には十分だと思うよ。

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ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。
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