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会計・監査資格

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の違いは?どっちがいい?

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の違いは?どっちがいい?
困った君
困った君
国際会計に興味があって、BATIC(国際会計検定)かIFRS Certificate(国際会計基準検定)のどっちかにチャレンジしてみようと思うよ。

でも、どんな違いがあるのか分からないから、選べなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)だよ。

BATIC(国際会計検定)もIFRS Certificate(国際会計基準検定)も、どちらも勉強をしたことがあるから、よく分かるよ。

BATICとIFRS Certificateを比較して、違いを理解した上で、どちらを受けるといいのか一緒に考えてみようね。

 

1.試験制度の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の試験制度の違いです。

まとめると以下のようになります。

BATIC IFRS Certificate
出願先 東京商工会議所 IFRSコンソーシアム
受験資格 受験当日に日本に居住していること 希望者は誰でも受験可
受験日 制約はあるが、自由に受験日を決められる。

指定された試験期間で、上半期と下半期に1回ずつ。

年3回(2月・6月・11月)

2021年の試験実施日

  1. 第42回:2月6日(土)
  2. 第43回:6月6日(日)
  3. 第44回:11月7日(日)
受験場所 自宅受験可 アビタスの校舎(新宿本校か大阪校)
受験料 5,500円 47,300円(先着30名は、早期割引で40,700円)
試験科目 1科目(英文簿記のようなもの)

以前は、Subject1(英文簿記)とSubject2(国際会計理論)に分かれていましたが、現在は分かれていません。

1科目

IFRS(国際財務報告基準)かIAS(国際会計基準)から出題

試験時間 70分 2時間
試験言語 英語での出題 日本語での出題(日本受験の場合)
合格点 合否無し。

400点満点のスコア制で、得点割合に応じて、以下の3つの称号が与えられる。

  1. 初級レベル(50%)
  2. 中級レベル(80%)
  3. 上級レベル(90%)
正答率60%以上

 

もう少し深堀りしていきます。

 

(1)BATICは受験しやすい

BATICは、2021年のリニューアル前は、決められた日に決められた試験会場に行く必要がありました。

ですが、新制度のBATICは、指定された試験期間に2回のみという制約はありますが、自分で受験日を決めることができますし、自宅受験ができます。

一方、IFRS Certificateは、年に3回しか受験のチャンスがなく、日本国内で受験する場合は、国際資格の専門校であるアビタス新宿本校大阪校の2か所のみで受験することになります。

 

受験日と受験場所

  1. BATICは、指定された試験期間に年2回のみ、自宅受験
  2. IFRS Certificateは、年に3回決まった試験日のみ、国内は東京と大阪の2か所で受験

 

(2)IFRS Certificateは受験料が高い

BATICは、東京商工会議所の検定試験なので、受験料は大した金額ではありません。

一方、IFRS Certificateは、受験料が4万円以上もして高いです。

正直、ちょっと受験を躊躇する高さです(笑)。

 

受験料

BATIC:5,500円

IFRS Certificate:47,300円(先着30名は、早期割引で40,700円)

 

(3)IFRS Certificateは日本語受験が可能

BATICは、英語での出題となります。

ですので、「英語×会計」の基礎知識があることの証明となる試験です。

一方、IFRS Certificateは、海外で受験すれば英語での出題ですが、日本で受験すれば日本語での出題となります。

よって、「英語×IFRS」の知識があるかではなく、純粋にIFRSの知識があるかが問われる試験です。

 

試験言語

  1. BATIC:英語
  2. IFRS Certificate:日本語(日本での受験の場合)

 

(4)BATICはスコア制、IFRS Certificateは合否あり

BATICは、スコア制で、得点割合により称号が付与されます。

一方、IFRS Certificateは、60%以上の正答率で合格となります。

 

BATICは:得点割合により以下の称号が付与

  1. 初級レベル(50%)
  2. 中級レベル(80%)
  3. 上級レベル(90%)

IFRS Certificate:60%以上の正答率で合格

 

2.試験内容の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の試験内容の違いです。

 

(1)BATICの試験内容

BATICの出題内容は、以下の通りです。

Basic Concepts of Accounting and Bookkeeping 会計と簿記の基本概念
Transactions and Journal Entries 取引と仕訳
Journal and Ledger 仕訳帳と元帳
Trial Balance 試算表
Adjusting Entries 決算修正仕訳
Accounting for Inventory and Cost of Sales 棚卸資産と売上原価の会計処理
Worksheet and Closing Entries 精算表と締切仕訳
Financial Statements 財務諸表
Basic Assumptions and GAAP 基本的な前提とGAAP
Financial Statement Analysis 財務諸表分析
Internal Control 内部統制
Cash Control 現金管理
Accounting for Assets and Liabilities 資産と負債の会計処理

 

2021年度の試験改正前は、Subject2において、会計基準やIFRS(国際財務報告基準)の出題がありました。

ですが、改定によりSubjectという区分けはなくなり、基本的な簿記の問題しか出題されないことになりました。

BATICは、国際会計検定という名前なのですが、実際は国際会計基準の出題はされず、単なる英文簿記の試験となりました。

日商簿記3級レベルが、英語で問われると考えると良いでしょう。

 

(2)IFRS Certificateの試験内容

IFRS Certificateの出題内容は、以下の通りです。

IFRS Certificate(国際会計基準検定)の出題内容

  1. 財務報告に関する概念フレームワーク
  2. IAS1:財務諸表の表示
  3. IAS2:棚卸資産
  4. IAS7:キャッシュ・フロー計算書
  5. IAS8:会計方針、会計上の見積の変更及び誤謬
  6. IAS10:後発事象
  7. IAS12:法人所得税
  8. IAS16:有形固定資産
  9. IAS19:従業員給付
  10. IAS20:政府補助金の会計処理及び政府援助の開示
  11. IAS21:外国為替レート変動の影響
  12. IAS23:借入コスト
  13. IAS24:関連当事者についての開示
  14. IAS26:退職給付制度の会計及び報告
  15. IAS27:個別財務諸表
  16. IAS28:関連会社及び共同支配企業に対する投資
  17. IAS29:超インフレ経済下における財務報告
  18. IAS32:金融商品
  19. IAS33:1株当たり利益
  20. IAS34:期中財務報告
  21. IAS36:資産の減損
  22. IAS37:引当金、偶発負債及び偶発資産
  23. IAS38:無形資産
  24. IAS40:投資不動産
  25. IAS41:農業
  26. IFRS1:国際財務報告基準の初度適用
  27. IFRS2:株式に基づく報酬
  28. IFRS3:企業結合
  29. IFRS4:保険契約
  30. IFRS5:売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業
  31. IFRS6:鉱物資源の探査及び評価
  32. IFRS7:金融商品
  33. IFRS8:事業セグメント
  34. IFRS9:金融商品
  35. IFRS10:連結財務諸表
  36. IFRS11:共同支配の取決め
  37. IFRS12:他の企業への関与の開示
  38. IFRS13:公正価値測定
  39. IFRS15:顧客との契約から生じる収益
  40. IFRS16:リース

IFRS Certificateは、IFRS(International Financial Reporting Standards:国際財務報告基準)かIAS(International Accounting Standards:国際会計基準)から出題されます。

落とすための試験ではないため、難易度は高くはなく、日商簿記2級レベルかそれより少し難しいくらいと考えると良いでしょう。

 

試験内容

BATIC:英文簿記(日商簿記3級レベル)

IFRS Certificate:国際会計(日商簿記2級レベル)

 

3.勉強方法の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の勉強方法の違いです。

勉強方法

  1. BATIC:独学できるので、市販の公式テキストと問題集を利用
  2. IFRS Certificate:独学できるが、予備校を利用したほうが効率的

 

(1)BATICの勉強方法

まず、BATICの勉強方法ですが、独学は可能でしょう。

BATICの講座を開講している予備校もありますが、BATICの公式テキストと公式問題集を購入し、テキストを読みながら問題を解くだけで十分だと考えられます。

 

BATICの公式テキストと公式問題集は、こちらです☟

2021年10月時点では、2021年2月に出版されたものが最新です。

 

(2)IFRS Certificateの勉強方法

つぎに、IFRS Certificateの勉強方法ですが、独学ができないというわけではないのですが、予備校を利用すると効率よく勉強ができるでしょう。

 

①独学の場合

IFRSの市販の本を購入して学習すると良いでしょう。

たとえば、以下のような本がおすすめです。

 

②予備校を利用する場合

日本でIFRS Certificateの講座を提供しているのは、アビタスだけです。

前述の通り、アビタスは、IFRS Certificateの試験会場にもなっています。

どこも、アビタスのIFRS Certificateの講座を受講しましたが、体系的に国際会計基準書が学べて、受講して良かったと思っています。

 

4.必要な勉強時間の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の必要な勉強時間の違いです。

BATIC IFRS Certificate
必要な勉強時間 40時間から60時間 150時間から200時間
必要な期間 1か月くらい 3か月くらい

 

(1)BATICで80%の得点率を目指す場合の勉強時間

BATICは、20時間くらいの勉強時間は必要でしょう。

BATICの勉強時間

平日2時間×5日=10時間/週

10時間/週×4週/月=40時間/月

毎日コツコツ学習すれば、1か月で学習完了です。

BATICの勉強時間の勉強時間の内訳

  1. テキストを読む:16時間
  2. 問題集を解く:16時間
  3. 直前の総復習:8時間

合計40時間

 

ただし、これは、簿記3級の知識があればということですので、もし簿記3級の学習をしたことがない場合は、簿記3級から始めることをおすすめします。

簿記検定は、安く効率的に学習ができる「クレアール」という資格の学校の通信講座がおすすめです。

無料で簿記検定講座のパンフレットや講義サンプルDVDがもらえますので、資料請求をしてみてください。

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(2)IFRS Certificate合格に必要な勉強時間

IFRS Certificateは、150時間から200時間の勉強が必要と考えられます。

平日2時間、週末3時間勉強する場合、3か月で200時間くらいの勉強時間となります。

USCPAの勉強時間

  1. 平日2時間×5日=10時間/週
  2. 週末3時間×2日=6時間/週

16時間/週×4週/月×3か月=192時間/3か月

ただし、アビタスを利用して効率よくインプットとアウトプットができた場合を想定していますので、独学の場合はもう少しかかるかもしれません。

 

5.かかる費用の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)でかかる費用の違いです。

BATIC IFRS
予備校代 特に必要なし 約20万円
その他の教材 公式テキストと公式問題集で約6千円 市販のIFRSの本(4千円/冊くらい)
受験料 5,500円 47,300円(先着30名は、早期割引で40,700円)
総計 1万円ちょっと
  1. 独学:約4万円~
  2. 予備校:約24万円~

 

(1)BATICでかかる費用

BATICは、独学ができるため、公式テキストと公式問題集を購入するだけですみます。

また、受験料も大した金額ではありません。

よって、費用の合計も大体1万円といったところで、大きな負担にはなりません。

 

(2)IFRS Certificateでかかる費用

IFRS Certificateは、独学か予備校を利用するかで費用が大きく変わります。

受験料自体も高いのですが、予備校を利用する場合は、20万円ほどかかるので、負担は大きくなってきます。

また、受験の会場が東京か大阪だけですので、受験の交通費(場合によっては宿泊費)も加算する必要があります。

 

6.資格の活用方法の違い

BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の活用方法の違いです。

資格の活用方法の違い

  1. BATIC:英語で会計が理解できることをアピール☜外資系企業の英文経理
  2. IFRS Certificate:国際会計を理解していることをアピール☜IFRS適用会社やIFRS適用の海外子会社を持つ会社の経理

 

(1)BATICの活用方法

BATICは、英語で出題されますので、「英語×会計」の知識があることをアピールできます。

ですので、外資系企業の経理職に応募したい場合など、BATICの上級レベルを持っていれば、英文会計の最低限の知識があると判断され、採用のプラスに働くと考えられます。

 

(2)IFRS Certificateの活用方法

IFRS Certificateは、国際会計基準の知識があることをアピールできます。

ですので、IFRS適用会社やIFRS適用の海外子会社を持つ会社の経理に応募する場合などで評価されるでしょう。

日本でIFRS適用済みの会社は、大企業が多いです。

また海外子会社を持つ会社も、基本的には大企業でしょう。

ですので、大企業の経理に応募したい場合は、IFRS Certificateは武器になると考えて良いでしょう。

 

まとめ:あなたがチャレンジするなら?

再度、BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の比較をします。

BATIC IFRS Certificate
出願先 東京商工会議所 IFRSコンソーシアム
受験資格 受験当日に日本に居住していること 希望者は誰でも受験可
受験日 制約はあるが、自由に受験日を決められる。

指定された試験期間で、上半期と下半期に1回ずつ。

年3回(2月・6月・11月)

2021年の試験実施日

  1. 第42回:2月6日(土)
  2. 第43回:6月6日(日)
  3. 第44回:11月7日(日)
受験場所 自宅受験可 アビタスの校舎(新宿本校か大阪校)
受験料 5,500円 47,300円(先着30名は、早期割引で40,700円)
試験科目 1科目(英文簿記のようなもの)

以前は、Subject1(英文簿記)とSubject2(国際会計理論)に分かれていましたが、現在は分かれていません。

1科目

IFRS(国際財務報告基準)かIAS(国際会計基準)から出題

試験時間 70分 2時間
試験言語 英語での出題 日本語での出題(日本受験の場合)
合格点 合否無し。

400点満点のスコア制で、得点割合に応じて、以下の3つの称号が与えられる。

  1. 初級レベル(50%)
  2. 中級レベル(80%)
  3. 上級レベル(90%)
正答率60%以上
難易度 簿記3級+TOEIC500点? 簿記2級
勉強方法 独学可能 独学可能だが、予備校を利用すると効率的
必要な勉強時間 40時間から60時間 150時間から200時間
必要な期間 1か月くらい 3か月くらい
合格までの費用 独学なら1万円以下(市販の公式テキストと公式問題集)、予備校でも2万円くらい
  1. 独学:約4万円~
  2. 予備校:約24万円~
資格の活かし方 外資系企業の経理職(アカウンタント、ジュニアアカウンタント)などに転職 大企業の経理職に転職、もしくは企業内で昇進

 

いかがでしょうか?

どちらも、似たような名前の検定試験なのですが、試験制度も、資格の活用方法も異なっていますね。

英語力をアピールしたいのであれば、BATICの方がいいです(というより、IFRS Certificateは日本語での試験ですので不向きです)。

また、IFRSの知識が不要で、外資系企業に転職したいのならば、BATICの方がいいでしょう。

一方、IFRSの知識をアピールしたいのであれば、IFRS Certificateの方がいいです(BATICはもはや国際会計の出題はないため不向きです)。

また、日本の大企業で働きたいのならば、IFRS Certificateの方がいいでしょう。

  1. BATICは、「英語×会計」が最低限分かっている人という印象を持ってもらえます。
  2. IFRS Certificateは、IFRSのプロフェッショナルという認識を与えられます。

 

BATICで英文会計の基礎を身につけることを決意した場合、さっそく、公式テキストと公式問題集を入手してください。

 

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以上、「BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)の違いは?どっちがいい?」でした。

困った君
困った君
名前は国際会計とあるけど、BATIC(国際会計検定)とIFRS Certificate(国際会計基準検定)は、全然違う試験なんだね。
どこ
どこ
BATIC(国際会計検定)は英文会計が理解できる証明になるから、比較的どの企業でもアピールできるかな。

一方、IFRS Certificate(国際会計基準検定)は、IFRS適用会社で、IFRSの知識ががっつり必要な企業では高い評価が得られるよね。

BATICとIFRSでは、必要な勉強時間とかかるお金も大きく違うよね。

勉強する目的とどのくらいの労力とお金をかけてもいいのか考えて、どちらの試験を受けるか決めてね。

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ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。
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