大学生がUSCPA(米国公認会計士)を目指す懸念点とメリット|費用・受験資格・就活

自分、大学生なんだけど。
大学生からUSCPAって、正直どう?

最近、大学生からの相談が増えていて、大学生の間でUSCPAの知名度が上がっているのを感じてる。
結論、大学生のUSCPAはアリ。
ただし、設計が大事。
設計をミスると、テスト期間+就活+受験料で、HPがゼロになるよ(大学生あるある三連撃)。
どのように設計すればいいのか解説するので、読み終わる頃にはUSCPAに挑戦するか決まるよ。
USCPAは、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートがマストです。
大学生におすすめのUSCPA予備校はアビタス。
12月時点で、30万円お得になる「USCPA 大学生応援 年末特大キャンペーン」を実施中!
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
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1.この記事でわかること(大学生向け)
この記事は、USCPAに興味がある大学生が「やる/やめる」「やるならどう進める」を判断できるように作っています。
読み終わったら、次の一歩(費用の確保・就活での使いかた)がハッキリしますよ。
(1)お金の不安が整理できる
USCPAはUSCPA予備校の受講料だけではなく、受験料もかかります。
「どれくらい必要か」「どこで詰みやすいか」を先に知って、ムダな遠回りを避けましょうね。
(2)在学中に受けられるか(受験資格)がわかる
USCPAは州ごとに受験ルールが違います。
「自分はいつ受験できるのか」を、単位→州→出願→初回受検までの流れで確認できますよ。
(3)就活でどう使えば評価されるかがわかる
USCPAは、応募先によって「刺さりかた」が変わります。
刺さる応募先/刺さらない応募先、自己PRの言いかたまで、具体例付きで整理しますね。
(4)就活までに間に合わない場合の戦いかたがわかる
全科目合格が間に合わなくても、勝ち筋はあります。
科目合格の作りかた、勉強中の伝えかた、内定後に取り切る設計を紹介しますね。
2.最初に結論:大学生のUSCPAはアリ。ただし万能カードじゃない
USCPAは「持ってるだけで勝ち」ではありません。
でも「刺さる場所に刺さる形で出せば強い」資格ですよ。
大学生がつまずきやすい落とし穴は、先に回避しましょう。
能力不足ではなく、たいてい「順番ミス」です。
ここを先に知っておくと、時間もお金も守れますよ。
(1)「USCPAさえ取れば就活は余裕」という思い込み
刺さる職種なら強い。
でも、どこでも最強ではありません。
応募先と語りかたで、効きかたが変わりますよ。
(2)受験料で止まる
受講料が安いだけで予備校を選ぶ→何度も不合格→受験料が払えず受験できない。
これが大学生あるある詰みポイント。
最初から受験料まで予算に入れるのが正解。
(3)州を決めずに勉強開始
州が決まらないと、必要単位・手続き・受験開始時期が全部ブレます。
ブレると、計画が崩れて心が折れやすくなりますよ。
(4)「刺さらない応募先」に突っ込む
会計×英語を使わない職種に「USCPAすごいでしょ!」だけで行くと、相手は困ります(あなたの努力は本物なのに)。
刺さる土俵に載せるのが大事。
3.大学生がUSCPA挑戦で気になる懸念点:お金・受験資格・就活
ここは「夢の話」じゃなく「現実の話」。
不安を潰すと、挑戦のストレスが減って、継続しやすくなります。
(1)費用:最大の壁(でも、設計で勝てる)
お金は気合いで増えません。
なので「事故らない設計」が必要。
まず、「総額」「詰みポイント」「対策」を押さえましょう。
➀目安は「100万円前後」になりやすい
学習費+単位取得費+受験料が積み上がる構造です。
受験料は受験回数や為替でも動くので、幅を持って見積もるのが安全ですよ。
➁大学生が詰みやすいのは「受験料ショック」
勉強は進んでるののに、受験料の支払いが重くて受けられない。
これが一番モッタイナイ。
就活期は出費も増えるので、先回りが必要ですね。
③詰まない資金計画:3つだけ
- 総額は「受講料+受験料4科目分」までセットで概算:ここまで見て初めて現実的になる。
- 積み立てを固定化:月〇円を「最初からないもの」にすると崩れにくい。
- 受験回数を増やさない設計:USCPA予備校の安さより合格までの回数が総額を左右する(合格実績が高い学校を選ぶ)。
➃費用の「ザックリ内訳表」(目安)
「何にお金がかかるのか」を見える化します。
見えれば対策できますからね。
| 区分 | 何にかかる | 目安レンジ | どこで増える? |
| 学習費 | 予備校受講料・教材・講義・質問/サポートなど | 40~85万円 | 延長/追加教材/サポート範囲 |
| 受験資格(単位) | 会計・ビジネス単位の補完、出願準備 | 4~10万円 | 不足単位が多い |
| 受験料 | 4科目の受験料、手数料など | 35~60万円 | 再受験増/為替上昇 |
| 追加で起こりがち | 期限切れ、スケジュール崩れ | 0~数十万円 | 計画崩れ→再受験 |

USCPA予備校の最安を狙って不合格連発→再受験が増える、が一番高くつくよ。
受験料は為替によるけど、1回1科目10万円はするからね。
USCPAの合格実績の高さで、USCPA予備校を選んでね。
⑤大学生の現実的な費用の作りかた(ムリなく)
- バイトを「増やす」より「固定化」:週の時間が崩れると勉強が止まりやすい。
- 親に相談するなら「計画書」を出す:金額だけだと揉めるかも(高いからね)。計画(いつ何をどこまで)まで出すと通りやすくなる。
- 支出を減らすなら「受験回数を減らす」:これが最も効く節約(不合格を繰り返し、10万円の受験料を何度も払うとキツイ)。
(2)受験資格:在学中に受けられるかは「州選び」で決まる
ここは面倒だけど、最重要です。
「勉強したのに受験できない」だけは絶対に避けたいですよね。
➀大学生がまず見るべきはこの2つ
- 学位要件:卒業前に受験できるかに関係
- 単位要件:会計・ビジネス単位で、不足があるなら追加取得が必要
USCPA試験の受験資格は、出願州ごとに異なりますが、大きく分けると「学位要件」と「単位要件」です。
USCPA試験の受験資格
- 「学位要件」:4年制大学卒の「学士号」があるか
- 「単位要件」:会計単位とビジネス単位を一定数以上取得しているか
多くの出願州が「学士号」があること、つまり4年制大学を卒業していることを「学位要件」としています。
つまり、大学生だと大学在学中で「学士号」がないため「学位要件」が緩い州を選ぶ必要があります。
➁在学中受験できても「就活に間に合う」とは限らない
受験資格がOKでも、手続きや単位の揃いかたで開始時期がズレます。
就活で活かすなら「いつ初回受検できるか」まで逆算しましょう。
③就活目線の州選び3原則
- いつ受験開始できるか:就活前に成果を作れるかが変わる。
- 就活までに科目合格を作れるか:目的が就活なら、ここが勝負。
- 単位不測の埋め方が現実的か:時間と費用の増えかたを必ず確認。
大学在学中でも受験できる(受験資格が得られる)出願州は、以下の4つ。
大学在学中でも受験できる出願州
- モンタナ(学位要件がない)
- ニューヨーク(在学中に受験可能)
- アラスカ(卒業見込みで受験可能)
- グアム(卒業見込みで受験可能)
詳しくは、USCPA予備校に相談するのが一番確実です。
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(3)就活:有利になり得る。ただし「刺さる場所」がある
USCPAは、刺さる場所に持っていくと強いです。
逆に、刺さりにくい場所では「すごいけど・・・」で終わることがあります。
➀評価されやすい方向性(ザックリ)
会計×英語が業務で使われる領域ほど刺さります。
理由はシンプルで「学んだことが仕事でそのまま使われる」から。
➁評価されにくい方向性(ザックリ)
国内完結で会計・英語をほぼ使わないほくしゅでは、武器になりにくいことがあります。
こういう場合は「資格の中身」より「取り組みかた」で勝つ設計が必要ですね。
③就活で大事なのは「資格名」より「伝えかた」
新卒は再現性が評価されがちです。
USCPAは再現性の証拠になりますが「なぜ」「どう進めた」「どこまで」「どう使う」が語れないと薄く見えてしまいますよ。
4.就活で刺さる応募先の具体例(3つ)+刺さらない例(2つ)
ここは「どこに応募するか」を具体化するパートです。
同じUSCPAでも、応募先次第で「武器」にも「飾り」にもなりますよ。
(1)刺さる応募先の具体例(3つ)
刺さるのは「会計×英語が仕事で使われる」場所。
専門性が評価されるよりは、相性がいいと判断される感じ。
求人票にもヒントが出ます。
➀監査法人(監査/アドバイザリー/内部統制)
なぜ刺さる?
監査は「根拠を積み上げる仕事」。
USCPA学習はその訓練になります。
求人で見分けるコツ
「内部統制」「英語資料」「海外案件」「会計基準」
などのワードが出てくるtお会いしょうが良いことが多いですよ。
➁グローバル要素のある事業会社の経理・財務(連結・開示・IFRS)
なぜ刺さる?
連結・開示・IFRSは「体系理解」が効きます。
USCPAの学習経験が評価につながりやすいです。
求人で見分けるコツ
「連結」「開示」「IFRS」「海外子会社」「英語メール」
等が出てくる会社は、USCPAの使いどころがありますよ。
③外資系 or グローバル企業の Finance(FP&A/Controllerなど)
なぜ刺さる?
英語で議論しながら、数字の背景を説明する場面が多い。
USCPAは「英語×英語×説明」の素地として見られやすいです。
求人で見分けるコツ
「分析」「予算」「KPI」「英k語で会議」
等があると相性が出やすいですよ。
(2)刺さらない(薄くなりやすい)例(2つ)
刺さらないのは「使う場面がない」か「見せかたがズレる」ケース。
ですが、対策はできますよ。
➀国内完結で会計・英語をほぼ使わない職種
なぜ薄い?
業務で使われないと、評価が「努力はすごいですね」で止まりやすいから。
対策
USCPAを「専門性」ではなく「計画性」「継続力」「学習耐性」
として語ると通りやすくなりますよ。
➁配属が読めないのにUSCPA「専門性だけ」で勝負する応募
なぜ危ない?
企業側は「配属先で活かせないかも?」と感じると不安になりますよ。
対策
「どこに配属されても伸びる人材」として、
学習プロセス・改善の仕方・継続の工夫を前に出すのが安全ですよ。
5.大学生がUSCPAに挑戦するメリット(大学生は時間が武器!)
ここでは「大学生が勝ちやすい理由」を整理します。
不安があっても、強みがわかると、戦いかたが決まります。
(1)時間を確保しやすい(=合格の現実味が上がる)
USCPAは短距離走ではなく中距離走。
継続設計が勝ち筋です。
大学生は生活の裁量があるので、設計がハマると強いですよ。
USCPA試験に関するNASBAのデータを見てみましょう。
22歳未満の受験生(つまり大学生でしょう)の合格率が64.1%と高いことが分かっています。
USCPA受験時の年齢別合格率
- 22歳未満:64.1%
- 22-23歳:53.7%
- 24-25歳:45.7%
- 26‐27歳:46.1%
- 28-29歳:46.9%
- 30歳以上:43.5%
年齢が上がるにつれて、明らかに合格率が下がっていくのがわかりますね。
これは、仕事や家庭の影響で勉強時間の確保が難しくなるからです。
USCPA試験は難しいわけではないのですが、ボリュームがあります。
頭の良さなどより、時間を確保し、コツコツ勉強できるかが勝負。
よって、社会人より時間がある大学生が絶対的に有利です。
大学生の時間を得点に変えるコツ
- 学期中:毎日1~2時間(短くても止めない)
- 長期休み:演習量を増やす(ここで伸びる)
- 就活期:ゼロにしない(再開がラクになる)
ポイントは「毎日じゃなくてもいいから、週の勉強総量を落としすぎない」ですよ。
(2)学生向けの割引・支援がある場合も
USCPA予備校が用意してくれている学生プラン・学生割引は、費用の壁を下げてくれます。
時間がある一方、お金はない(一般的には)学生がUSCPAに挑戦できるよう、各USCPA予備校が支援をしてくれているわけです。
その中でも、アビタスの「学生パック」が大学生の実質負担額を減らすという意味では抜きん出ています。
受講料は社会人より安く設定。
大学生で単位が多く不足していても、19科目分の単位取得料が無料なので安心。
ただし、以下のような制限があるので注意してくださいね。
- サポート期間が3年で、通常の5年より短い(大学在学中に全科目合格すれば3年で十分)
- 教室講義への参加、校舎の自習室が利用できない。
このような制限がある一方「就活対策サポート」がつきます。
通常、このようなサポートに別に申し込んだらかなり高いですよね。
アビタスの「学生専用パック」申込者向け「就活対策サポート」↓
アビタスの「学生専用パック」についてもっと知りたい場合は、説明会(大学生向けの回)に参加してみてくださいね。
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(3)就活で「英語×会計」知識を語れる
就活で「英語×会計」知識があることがアピールできるというメリットがあります。
今はどんな企業であっても、少なからず「英語×会計」知識が高く評価されます(評価の度合いは異なってきますが)。
グローバル企業や外資系企業はもちろん、日本企業でも国際的な視点をもった人材を求めていますからね。
USCPAをもっている大学生はまだまだ少ないです。
よって、単なるTOEICハイスコアだけの学生・簿記2級だけの学生に比べると大きなアドバンテージになります!
USCPAは難関資格だと人事担当者も知っていて「難関資格に合格しているあなたは努力できる人物」と評価しますよ。
6.USCPAの就活:評価される使いかた(テンプレ+例文+よくある質問)
ここでは、USCPAを「就活の武器」に変換します。
言葉にできると、評価は上がりますよ。
努力が報われるようにしましょうね。
(1)新卒でUSCPAが評価されやすい理由
新卒は「ポテンシャル採用」になりやすいです。
USCPAは「計画→実行→継続→改善」の証拠になりやすいので、学習の進めかたまで語れると強いですよ。
(2)ES・面接の「型」(これだけでブレにくい)
面接は緊張しますよね。
なので、先に「型」を作ると安定します。
型は「結論→具体→工夫→入社後」です。
➀テンプレ(コピペでOK)
- 結論:私は○○ができます(計画性/継続/分析など)
- 具体:USCPA学習で週○時間×○ヶ月、○○まで到達)
- 工夫:忙しい時期の工夫(スキマ時間の活用/週計画/弱点分析)
- 入社後:御社の○○で再現します
➁志望先別:自己PR例(監査法人/事業会社経理/外資Finance)
監査法人志望
期限から逆算して計画を立て、検証しながら改善してやり切る力があります。
USCPA学習では、弱点分野を「原因→対策→再演習」で潰し、週○時間の学習を○ヶ月敬語くしました。
監査は根拠を積み上げて結論に到達する仕事だと理解しています。
学習で身につけた「検証の型」を、手続きの品質に再現します。
刺さるひとこと:「間違えかたを分析して、次の一手が決められます」
事業会社の経理・財務志望
複雑な情報を整理し、相手に伝わる形に変換できます。
USCPA学習では、論点を「定義→処理→例外→表示」でまとめ、説明できる状態にしてきました。
経理・財務は数字を作るだけでなく、意思決定につながる形で伝えることが求められます。
学習で鍛えた「整理→説明」を活かします。
刺さるひとこと:「仕訳で終わらせず、表示と意味まで意識しています」
外資Finance志望
英語環境で専門領域を学び続けられます。
USCPA学習では英語でインプットし、要点を日本語でも説明できる形に落とし込むことを繰り返してきました。
外資Financeでは、英語で議論しながら数字の背景を説明し、意思決定を支える力が求められます。
学習で培った「英語×会計×説明」を接続できます。
刺さるひとこと:「英語で学んだ内容を、相手に合わせて言い換えられます」

「あなたの再現性を見せるゲーム」だよ。
(3)就活までに全科目合格が間に合わない場合(勝ち筋は3つ)
「就活までに間に合わない=失敗」ではありません。
設計で勝てます。
大学生はむしろ、ここをうまくやると強いです(反対に、うまくできなくて詰む大学生も多く見てきたので注意)。
➀パターンA:科目合格を作る
1科目でも合格があると「結果」が語れます。
ESが強くなりますよ。
➁パターンB:勉強中で戦う
「受験予定日」「週学習時間」「今どこまで理解しているか」
の3点セットがあれば、勉強中でも武器になりますよ。
③パターンC:内定後に取り切る
就活期に崩れるより、内定後に学習量を上げて取り切る方が合理的なことも多いですよ。
FAQ:大学生がUSCPAを検討する際のよくある質問(よく悩むとこ)
最後に、大学生がUSCPAを検討する際のよくある質問(良く悩むところ)に回答していきます。
(1)大学在学中でもUSCPAの受験ができる出願州はどこ?
大学在学中でも受験できる出願州について、「単位要件」と、いつから受験可能になるか「受験可能時期」の目安をまとめておきます。
大学在学中でも受験できる出願州と単位要件・受験可能次期の目安
| 出願州 | 総
単位数 |
会計
単位数 |
ビジネス
単位数 |
受験可能
時期 |
| モンタナ | ー | 24単位 | 24単位 | 大学1年から |
| ニューヨーク | 120単位 | 指定4科目 | ー | 大学3年後期から |
| アラスカ | (卒業に必要な単位数が残り18単位以下) | 15単位 | ー | 大学4年後期から |
| グアム | 120単位 | 24単位 | 24単位 | 大学3年から |
大学1年生や2年生で早く受験したい場合は、総単位数の要件のないモンタナがいいでしょう。
大学4年生で「卒業に必要な単位数が残り18単位以下」の場合は、必要な会計単位が少ないアラスカがいいでしょう。
あなたが何年生で、どの学部か(単位がどのくらいあるか)で、あなたにとって最適な州が異なってくるわけです。
大学在学中にUSCPA試験を受験できるとしても、いつから受験できるようになるのか違いますので、州によっては就活に間に合わなくなります。
就活目的でUSCPAに挑戦する場合は、どの州に出願するべきか、USCPA予備校に相談して慎重に決めてください。
アビタスでしたら、どの州に出願すればいいか相談にのってもらえますよ、
説明会に参加して、個別面談で相談にのってもらうのがいいですね。
アビタスのUSCPA説明会に参加する >>> アビタスの無料説明会を予約する
(2)BIG4監査法人の監査職にUSCPAなら新卒でなれる?
実は大学生から「日本の公認会計士の勉強をしていたが合格できそうもないので、USCPAに変更しようと思う」という相談をいただくことが多いです。
「USCPAに合格して、BIG4監査法人で監査がしたい」とのことですが、新卒のUSCPAを採用しているBIG4監査法人は少ないです。
トレーニーといった見習い扱いや、非正規の契約でなら監査職での採用もありえますが、一般企業の正社員のような形態では、新卒のUSCPAの採用は狭き門です。
監査職では、USCPA全科目合格が必須。
監査職ではなくアドバイザリー職であれば、新卒のUSCPAの採用はあります。
とはいえ、アドバイザリー職では、USCPA資格自体が必須ではありません。
これは、USCPA資格が無駄というわけではなく、USCPA科目合格や勉強中というだけでも評価してもらえるということです。
特に財務報告関連のアドバイザリー職については、内定後に取得費用を全額負担してもらってUSCPAが取得できる採用もありますよ。
新卒のBIG4監査法人での監査職の採用については、こちらが詳しいです。
USCPAの場合、日本の公認会計士と異なり、BIG4監査法人以外の進路も多く考えられます。
ただし、どの企業でもUSCPAが評価されるかというと、そのようなことはないのでUSCPAをアピールして就活する場合は注意が必要です。
たとえば「商社に入りたいが、USCPAならば採用されるか」というご相談が多いです。
USCPAであれば特別枠で、必ず採用されるとは言えません。
ですが、USCPAは商社でも高く評価される資格であり、他の就活生と差別化できるとは言えます。
就活で有利な差別化できる資格については、こちらが詳しいです。
(3)USCPAは社会人が多くて、大学生なんて受験してないのでは?
最初にお答えしてしまうと、USCPAは社会人ばかりというのは以前の話です。
たしかに、USCPAは社会人の受験生が多く、以前は受験生の平均年齢は30代半ばといわれていました。
特に、日本の公認会計士(JCPA)は大学生の受験生が多いので、違いが際立っていたように思います。
ですが、現在はUSCPA受験生の過半数は20代。
そして、大学生のUSCPA受験生が増えています。
アビタスによると、大学在学中のUSCPA受講生は10%。
ちなみに、USCPAに挑戦するか迷っている方から相談メールをいただきますが、2人に1人が大学生という感じで、もう少ないとは言えなくなっています。
大学生のUSCPA受験生が社会人に比べて少ないのは、USCPAという資格が認知されていないからでしょう。
アビタスが2025年3月に実施したアンケート(「アビタス、Z世代学生500人、就職活動と国際資格に関する意識調査」)では、約7割の学生が「USCPAはまったく知らない資格」と回答したとの結果が出ています。
- USCPAは社会人のための資格とは、もう言えない。
- 大学生でUSCPAに挑戦する人が少ないのは、認知度が低いから。
もしあなたが、この「USCPAどこのブログ」にたどり着いて、USCPAに挑戦するか迷っている大学生だとしたら、情報感度が高いでしょう。
あまり認知されていないUSCPAにたどり着いたのでしたら、情報感度の高さを誇って、挑戦してもいいのでは?
ただし、費用と就活での使いかたはうまく設計してくださいね。
(4)就活のためならUSCPAと日本の公認会計士(JCPA)のどっちがいい?
就活のためにUSCPAと日本の公認会計士(JCPA)と、どちらに挑戦した方がいいのかですが、USCPAの方がおすすめです。
ただし、全員におすすめできるわけではありません。
以下の2つに当てはまらない限りです。
- BIG4監査法人の監査部門でパートナーになりたい
- 会計事務所を開きたい
なぜなら、USCPAは米国の公認会計士なので、日本で監査報告書にサインはできませんし、会計事務所を開くこともできないからです。
日本でも、他の日本の公認会計士と同じように監査の仕事自体はできる(どこも日本のBIG4監査法人で監査をやっていました)のですが、サインだけはできません。
よって、BIG4でパートナーになるまで昇進したいという野望がある場合は、日本の公認会計士に挑戦することをおすすめします。
とはいえ、USCPAとして働いて、必要なら日本の公認会計士にも挑戦するということでもいいと思いますよ(「USCPA×日本の公認会計士」のダブルライセンスの人もいます)。
日本の公認会計士とUSCPAの比較は、こちらの記事を参考にしてください。
日本の公認会計士とUSCPAのダブルライセンスは、こちらの記事を参考にしてください。
さらには、日本で開業したい場合は、USCPAだけではなく他の士業資格を取得するという手があります。
どこがおすすめするUSCPAとダブルライセンスにしたい士業資格は、前述の日本の公認会計士・税理士・社労士の3つです。
開業目的でUSCPAとダブルライセンスにしたい士業資格は、こちらの記事を参考にしてください。
税理士とUSCPAのダブルライセンスは、こちらの記事を参考にしてください。
(5)大学生なら何時間の勉強でUSCPAに合格できる?
USCPAは合格までに必要な勉強時間は、USCPA試験は英語で受験する会計の試験であるため、もともとの英語力や会計知識によって異なってきます。
ですが、一般的には1,000時間から1,500時間くらいで、週20時間くらいの勉強時間が必要と言われています。
USCPA合格までの勉強時間
1,000時間から1,500時間
週20時間勉強する場合:1年から1年半
大学生であっても勉強時間は1,000時間から1,500時間くらいは必要。
とはいえ、大学生なら勉強期間が短縮できるかもしれない理由が2点あります。
大学生ならUSCPAの勉強時間が少なくできるかも?
- 大学受験をしてからそんなに経っていないので、英語力が落ちていない。
- まとまった勉強時間が確保できるので「覚えては忘れる」が防げる。
実は社会人のUSCPA受験生に多いのは「英語をしばらく使わなかったから、中学英文法レベルから忘れている」というものです。
大学生のあなたであれば、大学受験のために勉強した英語力が、まだキープできているのではないでしょうか。
また、USCPA試験の出題範囲は広く、毎日コツコツ勉強しないと「覚えては忘れる」を繰り返します。
よって、週20時間以上の勉強時間を確保して、「覚えては忘れる」を最小限にとどめることがおすすめされているわけです。
社会人だと、週20時間の勉強は結構キツイ!!!
平日は2時間、週末は5時間で週20時間。
簡単に思えるかもしれませんが、これを働きながら1年から1年半続けないといけないのです。
仕事の繁忙期や出張など、自分の意志に反して勉強できない事情も発生します。
勉強した内容を忘れてしまって、下手をすると「3歩進んで2歩下がる」みたいな状態に。。
大学生のあなたであれば、いくらアルバイトやサークルをやっていても、講義と講義の空きコマにも勉強すれば、2時間くらいならなんとかなりますよね。
それに、大学生には夏休み(50日)・冬休み(15日)・春休み(60日)などの長期休みだってあります。
USCPA合格までの勉強時間(大学生の場合)
大学がある日:2時間×165日= 330時間/年
大学がない日:5時間×200日=1,000時間/年
*大学生の休みは年間200日
勉強期間は1日の勉強時間を増やすことで短縮可能で、1年以内での合格も可能ですよね。
大学生のうちは時間のコントロールがしやすいので、ぜひ短期合格を目指してください!
(6)就活のためならUSCPAと英国勅許公認会計士(ACCA)のどっちがいい?
就活のためにUSCPAと英国勅許公認会計士(ACCA)、どちらに挑戦した方がいいのかですが、USCPAの方がおすすめです。
なぜかというと、日本ではACCAよりUSCPAの方が、圧倒的に知名度が高いからです。
USCPAですら、日本での知名度は高いとは言えません。
よって、ACCAとなると、知っている人はほぼいないと考えていいです。
ACCAは、欧州やアジア(シンガポールや香港など)で就活するのであれば評価されます。
ですが、日本で就活するとなると「知られていないリスク」が高すぎます。
また、ACCAは13科目あり、全科目合格までに2年から3年はかかると言われています。
一方、USCPAは4科目のみ、全科目合格まで1年から1年半くらいですみます。
まとめるとこのようになります。
UCPAとACCAのどっちがいい?
就活カードとして汎用性が高いのはUSCPA。
- 日本の求人市場で“刺さる”場面が圧倒的に多い。
- 試験科目が4つなので大学在学中に取ってしまうのも現実的。
海外志向が強く、将来ASEANや欧州へ視野を広げるならACCAもアリ。
- MRAで他国の会計士資格へ乗り換えられる柔軟性は魅力。
- 日本での知名度はこれからで「ACCAって何?」に説明する場面が多い。
究極は「どこで働きたいか」「どの言語・会計基準で勝負したいか」。
- 日本×外資=USCPAが手堅い。
- 真のグローバル会計プロフェッショナル=ACCA+英語+IFRS経験を武器にすると強い。
「自分の将来シナリオにどちらがフィットするか」から逆算して選べばOK!
USCPAとACCAの比較は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
(7)就活のためにおすすめのUSCPA以外の国際資格は?
就活で国際的な知識があることをアピールしたい場合、USCPAがいちばんおすすめの国際資格となります。
USCPAが一番であることは前提として、ほかにおすすめする場合、USCMA(米国公認管理会計士) とEA(米国税理士)となります。
特に、USCMA(米国公認管理会計士)は、USCPAに比べると短時間で合格可能です。
英語で受験するため英語力があることが証明でき、差別化という面ではUSCPAと同じような効果があります。
注意:USCMAは日本語受験が可能になったので、日本語で受験する場合は、英語力の証明にはなりません。
ただし、どうしてもUSCPAの知名度も人気も高いため、USCPAだと就活に間に合わなそうという場合を除き、積極的にはおすすめしていません。
USCMA(米国公認管理会計士)については、こちらの記事を参考にしてください。
また、USCPA(米国公認会計士)・USCMA(米国公認管理会計士)・EA(米国税理士)の比較は、こちらの記事を参考にしてください。
以上、「大学生がUSCPA(米国公認会計士)を目指す懸念点とメリット|費用・受験資格・就活」でした。

やるなら本気でやりたい。
大学生向けのUSCPAセミナーに参加してみようかな。

とはいえ、費用は心配だよね。
その点は、アビタスが「学生専用パック」を用意してくれたので、かなり費用負担が減ると思うよ。
USCPA学習中の大学生を対象とした「USCPA大学生インカレサークル」があるので、勉強仲間もできるし。
ぜひ就活でUSCPAを活かせるよう頑張ってね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタス。
あなたが大学生なら、ぜひアビタスのお得な学生用のキャンペーンを利用してくださいね。
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セミナーは大学生向けの回がおすすめ!
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