TACとアビタスのUSCPA講座はどっち?料金・教材・単位・選択科目を比較
TACは、簿記や公認会計士講座でも知られている大手資格学校で、USCPA講座も長く提供しています。
USCPA予備校を検討するとき、「TACとアビタスならどちらがいい?」と迷う人もいるでしょう。
TACには、Beckerを利用できることや、TCPを選んだ場合にREGとまとめて学べるREG+TCP Hybrid講義などの特徴があります。
一方で、単位取得費用やBAR・ISCを選んだ場合のREG学習、現在の講師体制、USCPA講座としての実績の見えやすさなど、申し込む前に確認しておきたい点もあります。
この記事では、TACのUSCPA講座のメリット・注意点を整理しながら、料金・教材・単位取得・受講期間などをアビタスと比較します。
TAC vs アビタス:まずは1分で結論(ミニ比較)
TACとアビタスは、どちらもUSCPA予備校として十分選択肢になります。
ただし、教材・REGとTCPの学び方・単位取得・受講期間・実績の見えやすさには違いがあります。
まずは、主な違いを図で整理してみましょう。
主な違いをもう少し詳しく表で比較すると、次のようになります。
| 比較ポイント |
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|
| 教材・演習 | オリジナル教材+Becker。問題量が多く、幅広く演習しやすい | オリジナル教材。重要論点に絞り、必要な問題を繰り返し学習しやすい |
| REG・TCPの学び方 | REG+TCP Hybrid講義でまとめて学べる。TCP選択者には効率的だが、BAR・ISC選択時はREG範囲を確認しながら学習する必要がある | REGとTCPをそれぞれ学習。BAR・ISCを選ぶ場合もREGをそのまま学習しやすい |
| 費用・単位取得 | 単位取得費用は受講料とは別途必要。不足単位が多いほど総額が上がりやすい | 必要単位を含むパッケージがあり、総額を把握しやすい。独自のリスキリング支援・キャッシュバックなどもあり(条件あり) |
| 受講期間 | 3年間 | 5年間。仕事や家庭の事情などで一時的に学習を休止しても、再開しやすい余裕がある |
| USCPA実績・情報の見えやすさ | 合格者数・受講生規模など、公表されている情報は比較的少ない | 全科目合格者数などを公表しており、USCPA講座としての実績を確認しやすい |
タイプ別の結論
- TACが向いている人:TCPを選び、REGとまとめて効率よく学びたい人/Beckerを使って幅広く問題演習したい人
- アビタスが向いている人:USCPA講座としての実績、重要論点を繰り返しやすい教材、長期サポートを重視する人
TACもUSCPA講座として十分選択肢になります。
特にTCPを選ぶ人にとってREG+TCP Hybrid講義は、TACならではの大きなメリットです。
一方、私は、USCPA講座としての実績・教材の進めやすさ・長期的なサポートまで含めて考えると、アビタスを第一候補にしています。
受講料だけで比較しない
特にTACは単位取得費用が別にかかるため、必要単位によって総額が変わります。
単位取得費用や利用できる支援制度まで含めた総額で比較してください。
結論:TACとアビタスのUSCPA講座の比較
TACとアビタスは、どちらでもUSCPA合格を目指せます。
ただし、教材の使い方や単位取得、REG・TCPの学び方、受講期間などに違いがあるため、自分に合う方を選ぶことが大切です。
TACが第一候補になりやすい人
- TCPを選ぶ予定で、REGとまとめて効率よく学びたい
- Beckerを使って幅広い問題を演習したい
- 既に必要単位を多く持っており、単位取得の追加費用が大きくなりにくい
- 3年間の受講期間で学習を進められそう
アビタスが第一候補になりやすい人
- 全科目合格者数など、USCPA講座の実績を確認してから選びたい
- 重要論点に絞り、大事な問題を繰り返して学習したい
- 不足単位を含めた総額を早めに把握したい
- 学習中断の可能性も考え、サポート期間に余裕を持ちたい
- BARやISCを選ぶ場合も、REGをシンプルに学習したい
TACも十分有力な選択肢です。
特にTCPを選ぶ人には、REG+TCP Hybrid講義という明確なメリットがあります。
一方、教材の進めやすさ・実績の見えやすさ・長期サポートまで含めると、私はアビタスを第一候補にしています。
比較チェックリスト:説明会で確認したい8項目
TACとアビタスを比較するときは、両校に同じ条件で質問して、見積もりの前提をそろえることが大切です。
説明会では、次の8項目を確認してみてください。
説明会で確認したい8項目
- 自分の場合、合格までにかかる総額はいくら?
- 不足単位は何単位?取得費用と期間は?
- 単位認定試験で不合格になった場合は?
- 教材は何を、どこまでやればいい?
- BAR・ISCを選ぶ場合、REGはどう学ぶ?
- 現在の講師・質問サポートはどうなっている?
- 受講期間を超えた場合はどうなる?
- 自分が利用できる割引・支援制度は?
(1)自分の場合、合格までにかかる総額はいくら?
受講料だけでなく、単位取得費用・教材費・延長費用などを含めて、最終的にいくらかかりそうかを確認します。
(2)不足単位は何単位?取得費用と期間は?
自分の学歴・取得済単位をもとに、
- 不足している会計・ビジネス単位
- 取得にかかる費用
- 取得までの期間
を確認しておきましょう。
特にTACは単位取得費用が受講料とは別なので、ここが総額を大きく左右します。
(3)単位認定試験で不合格になった場合は?
単位試験の合格基準だけでなく、
- 再受験できるか
- 再受験までの期間
- 追加費用がかかるか
まで確認しておくと安心です。
(4)教材は何を、どこまでやればいい?
TACはオリジナル教材とBecker、アビタスはオリジナル教材が中心です。
どの教材を優先し、どこまで学習すれば合格レベルに到達できるのかを確認しておきましょう。
(5)BAR・ISCを選ぶ場合、REGはどう学ぶ?
TACではREG+TCP Hybrid講義が特徴ですが、BAR・ISCを選ぶ場合は、REG範囲をどのように学習するのかを確認しておきたいところです。
TCP以外を考えている人は、説明会で具体的な学習方法を聞いておくといいでしょう。
(6)現在の講師・質問サポートはどうなっている?
過去の評判だけではなく
- 現在の担当講師
- 質問方法
- 回答までの目安
- 学習相談の方法
など、今のサポート体制を確認しておきましょう。
(7)受講期間を超えた場合はどうなる?
TACは3年間、アビタスは一般向けで5年間です。
受講期限を超えた場合の、
- 延長の可否
- 延長費用
- 再契約の条件
まで確認しておくと、学習が長期化したときにも安心です。
(8)自分が利用できる割引・支援制度は?
教育訓練給付制度や各校の割引・支援制度は、誰でも同じように利用できるわけではありません。
「自分の場合、実際にいくらになるのか」まで確認して比較しましょう。
TACとアビタスは、同じ条件で比較することが大切です。
まだ出願州や不足単位が分からない場合は、まずアビタスの無料説明会で、受験資格・不足単位・自分の場合の費用を確認しておくと、TACとの比較がしやすくなります。
その場で申し込む必要はありません。
情報を持ち帰って、TACでも同じ条件で見積もりを取って比較するといいでしょう。
\受験資格・不足単位を確認する/
まだTACとアビタスだけでは決め切れない方へ
CPA会計学院も含めたUSCPA予備校3校の比較は、こちらが参考になります。
TACかアビタスか?判断基準1:料金は「受講料」ではなく「総額」で決める
TACとアビタスの料金を比較するときは、表示されている受講料だけで判断しないことが大切です。
特にTACは、講座の受講料とは別に、不足している会計・ビジネス単位を取得するための費用がかかります。
そのため、
「TACの受講料の方が安い=TACの方が最終的にも安い」
とは限りません。
自分に必要な単位数や利用できる支援制度まで含めて、USCPAの学習を始めるために実際にいくらかかるのかで比較しましょう。
(1)TACは不足単位が多いほど総額が上がる
TACでは、提携するブラッドリー大学の単位認定試験を利用して、不足単位を取得できます。
総合本科生の対応講義を受講すると、最大で会計30単位・ビジネス18単位を取得できますが、単位認定試験には講座受講料とは別に受験料が必要です。
そのため、費用への影響は人によってかなり変わります。
| 不足単位の状況 | TACの費用への影響 |
| ①必要単位をほぼ持っている | 受講料を中心に比較しやすい |
| ②単位が少し不足している | 単位取得費用を追加して比較 |
| ③単位が多く不足している | 単位取得費用の影響が大きく、総額が上がりやすい |
既に必要単位をほぼ持っている人なら、TACの受講料の安さを活かしやすいでしょう。
一方、不足単位が多い人は、単位取得費用まで加えてからアビタスと比較する必要があります。
(2)まず自分の不足単位を確認する
そもそも、自分に何単位必要なのかが分からなければ、TACの総額も分かりません。
USCPAは出願州によって必要な単位が異なるため、まず
- どの州に出願するのか
- 現在どの単位を持っているのか
- 会計・ビジネス単位があと何単位必要なのか
を確認する必要があります。
つまり、両校を比較するときは、
「講座はいくら?」ではなく、
「私の場合、必要単位まで含めていくら?」
と聞くのがポイントです。
(3)アビタスも表示されている受講料だけで判断しない
アビタスについても、表示されている受講料だけを見て「TACより高い」と判断するのは早いです。
アビタスでは、必要な単位数によって受講料が変わるほか、現在は独自のリスキリングWキャッシュバックなど、条件に応じた費用支援も実施しています。
そのため、アビタスは、
- 必要な単位数
- 自分が選ぶ受講パック
- 利用できる割引・キャッシュバック
- その他の適用条件
まで確認して、実際の負担額を見ることが大切です。
なお、一般教育訓練給付制度はTACにも対象コースがあるため、「アビタスだけのメリット」として比較するものではありません。
TACの総合本科生・総合本科生PlusのWeb通信も対象となっています。
(4)結局どちらが安いかは、人によって違う
料金面だけで考えると、
- 必要単位をほぼ持っている→TACの費用面のメリットを活かしやすい
- 不足単位が多い→TACは取得費用まで含めた総額の確認が必要
- アビタスの独自支援を利用できる→アビタスの実質負担額が下がる可能性がある
したがって、受講料だけを見て「TACの方が安い」「アビタスの方が高い」と決めることはできません。
両校に同じ不足単位数・同じ条件で見積もってもらい、総額で比較するのが一番確実です。
(5)同じ条件でTACとアビタスを比較する
まだ自分の出願州や不足単位が分からない場合は、まずアビタスの無料説明会で、
- 受験資格
- 不足単位
- 自分の場合の受講費用
- 利用できる支援制度
を確認しておくと、TACとの比較がしやすくなります。
アビタスで聞いた条件を持ち帰り、TACでも同じ条件で総額を確認してから比較するといいでしょう。
\TACと比較する/
TACかアビタスか?判断基準2:単位取得の仕組み・負担で比較
USCPAでは、出願州によって一定の会計・ビジネス単位が必要です。
そのため、予備校を選ぶときは、教材だけでなく「不足単位をどう取得するのか」も重要な比較ポイントになります。
TACとアビタスでは、どちらも日本にいながら不足単位を取得できますが、試験方法や費用の仕組みに違いがあります。
(1)TACはブラッドリー大学の単位認定試験を利用
TACでは、米国のブラッドリー大学と提携し、講義に対応する単位認定試験に合格することで、会計・ビジネス単位を取得できます。
単位認定試験は、
- 試験時間:2時間
- 選択問題:50問
- 50%以上で合格
- 自宅オンラインまたはピアソンVUEテストセンターで受験可能
となっています。
TACの講義を受講すれば、別途ブラッドリー大学の講義を受ける必要はありません。
ただし、前の料金比較でも見たように、単位認定試験の受験料は講座受講料とは別途必要です。
そのため、不足単位が多い人は、試験回数だけでなく費用も含めて確認しておきましょう。
(2)アビタスは自宅PCで単位認定試験を受験
アビタスでは、USCPA講座の学習内容を使って、カリフォルニア州立大学イーストベイ校の単位を取得できます。
単位認定試験は、
- 自宅のPCから受験
- 1科目60分
- 4択30問
- 50%以上で合格
という形式です。
試験終了後すぐに合否が分かり、不合格の場合も翌学期以降に無料で再受験できます。
私自身もアビタスで不足単位を取得しましたが、USCPAの学習を進めながら、その延長で単位取得を進めやすい仕組みだと感じました。
(3)違いは「取れるか」より「負担のかかり方」
TACとアビタスは、どちらも自宅から単位認定試験を受験でき、合格基準は50%以上です。
違いがあるのは、主に試験時間と問題数です。
- TAC:120分・50問
- アビタス:60分・30問
どちらも講座の学習内容に対応した試験ですが、1科目あたりの試験時間と問題数はアビタスの方が少なく、単位取得を進める際の負担は比較的軽めです。
ただし、単位認定試験の難易度は時間や問題数だけでは判断できません。
単位取得については、試験形式だけでなく、自分が何単位不足しているのか、どのくらいの期間で取得できそうかまで確認して比較するといいでしょう。
(4)単位取得は入会前に確認しておく
USCPAの受験資格は、出願する州によって異なります。
そのため、予備校を決める前に、まず自分が何単位不足しているのかを確認しておくことが大切です。
特に確認したいのは、
- 不足している会計・ビジネス単位
- 取得する必要がある科目数
- 単位取得にかかる期間
- 単位取得にかかる費用
です。
TACとアビタスのどちらを選ぶ場合も、同じ出願州・同じ不足単位数を前提に比較すると違いが分かりやすくなります。
「講座を申し込んでから不足単位が多いことに気づいた」ということがないように、受験資格と不足単位は入会前に確認しておきましょう。
TACかアビタスか?判断基準3:教材・問題演習の進め方で比較
TACとアビタスでは、どちらもUSCPA合格に必要な内容を学べますが、教材の構成や問題演習の進め方には違いがあります。
教材の量が多い方がいいとは限りません。
大切なのは、自分が最後まで使い切りやすい教材かどうかです。
(1)TACはオリジナル教材+Beckerで幅広く演習できる
TACでは、TACのオリジナル教材に加えて、米国の大手USCPA教材であるBeckerを利用できます。
Beckerは問題演習が豊富なので、
- 多くの問題に触れたい
- 幅広いパターンを演習したい
- 海外のUSCPA教材も使って勉強したい
という人には大きなメリットです。
一方で、問題量が多いからこそ、「どこまでやればいいのか」「どの問題を優先すればいいのか」を自分で判断しながら進める場面も出てきます。
たくさん問題を解くことが安心につながる人には向いていますが、教材量が多いと負担に感じる人もいるでしょう。
(2)アビタスは重要論点を繰り返し学習しやすい
アビタスは、オリジナル教材を中心に学習します。
講義・テキスト・問題演習が論点ごとにつながっており、重要論点を学んで、そのまま対応する問題を解くという流れで進みやすくなっています。
また、アビタスでは「スモールユニット方式®」を採用しており、学習範囲を細かく区切りながら進められます。
問題を大量に広く解くというより、合格に必要な論点と重要な問題を繰り返して定着させたい人に向いています。
(3)教材は「量」ではなく、自分が使いきれるかで選ぶ
TACとアビタスの教材を比べると、
TACは、Beckerも使いながら幅広く問題演習をしたい人
アビタスは、重要論点に絞って繰り返し学習したい人
という違いがあります。
私は働きながらUSCPAを受験したので、たくさんの教材や問題に手を広げるより、重要な論点と問題を繰り返せるアビタスの教材の方が合っていました。
実際、USCPAの勉強では、問題数を増やすこと自体が目的ではありません。
限られた学習時間の中で、自分が最後まで使い切れて、繰り返し復習できる教材かどうかを基準に選ぶといいでしょう。
TACかアビタスか?判断基準4:選択科目で比較
USCPAの選択科目は、BAR・ISC・TCPの3科目です。
TACとアビタスはどちらも3科目に対応していますが、REGとTCPの学び方に違いがあります。
特にTACにはREG+TCP Hybrid講義があるため、TCPを選ぶ人とBAR・ISCを選ぶ人では、予備校との相性が変わってきます。
まずは、TACとアビタスの違いを図で整理してみましょう。
REGのあとすぐTCPを受験するならTAC、REGと選択科目を分けて柔軟に進めたいならアビタス、と考えると分かりやすいでしょう。
(1)REGとTCPを続けて学ぶならTACは相性がいい
TACの大きな特徴が、REG+TCP Hybrid講義です。
REGとTCPには重なる論点があるため、両科目をまとめて学習できるようにカリキュラムが組まれています。
REGのあと比較的すぐにTCPを受験する予定の人には、共通する論点をまとめて学べるメリットがあります。
一方で、REGとTCPを一体で学ぶため、REGだけを先に受験したい場合でも、TCPに関する内容を含めて学習することになります。
このため、
- REG→TCPを続けて受験する予定ならメリットが大きい
- REGとTCPの受験時期が離れるなら、必ずしも効率的とは限らない
と考えた方がいいでしょう。
TACのREG+TCP Hybrid講義は、「TCPを選ぶ人なら誰にでも向いている」というより、REGとTCPをセットで進めたい人に向いている仕組みです。
(2)BAR・ISCを選ぶ場合はREGの学び方を確認
BAR・ISCを選ぶ場合は、REGの学習方法を事前に確認しておくと安心です。
TACではREGとTCPの内容をまとめたREG+TCP Hybrid講義を採用しているため、TCPを選ばない場合は、REGで必要な講義範囲を確認しながら学習することになります。
BAR・ISCを選ぶ場合は、対応表を見ながらREGで必要な講義を確認して学習することになるそうです。
もちろん、BAR・ISCを選んでもREGを学習することはできます。
ただし、TCPを選ぶ場合と比べると、「REGではどこまで受講すればいいのか」を確認しながら進める手間が増える点は知っておいた方がいいでしょう。
BAR・ISCを選ぶ予定の人は、申し込み前にREGの具体的な学習方法や講義の対応範囲を確認しておくのがおすすめです。
(3)アビタスはREGとTCPを分けて学習できる
アビタスでは、REGとTCPをそれぞれ分けて学習します。
そのため、BARやISCを選ぶ場合でも、REGはREGの講義だけを進められ、学習範囲を確認しながら受講する必要がありません。
また、TCPを選ぶ場合でも、
- まずREGだけを受験したい
- REGとTCPの受験時期が離れる
- REGのあとに他の科目を受験してからTCPに進みたい
といった学習計画を立てやすいのがメリットです。
一方、REGとTCPを近い時期に続けて受験するのであれば、両科目をまとめて学べるTACのREG+TCP Hybrid講義にもメリットがあります。
つまり、
- REGとTCPをセットで進めたいならTAC
- REGと選択科目を分けて柔軟に進めたいならアビタス
と考えると分かりやすいでしょう。
(4)選択科目で見ると、こんな人に向いている
選択科目との相性で整理すると、次のように考えると分かりやすいでしょう。
- REGのあとすぐTCPを受験する→TAC
- BAR・ISCを選ぶ→アビタス
- TCPでもREGとの受験時期が離れる→アビタス
- まだ選択科目を決めていない→アビタス
TACもアビタスも、BAR・ISC・TCPの3科目すべてに対応しています。
違いは「どの選択科目を受けられるか」ではなく、REGと選択科目をどのような順番・形で学ぶかです。
特にTACのREG+TCP Hybrid講義は特徴的なので、自分の受験順や受験時期まで考えてから選ぶといいでしょう。
TACのUSCPA講座を選ぶ前に確認したいこと
TACはUSCPA講座として長年の実績があり、特にREGとTCPを続けて学ぶ人には特徴のあるカリキュラムがあります。
一方で、申し込む前に現在の講師体制や、最近の受講生の声・合格実績について確認しておきたい点もあります。
(1)現在の講師体制を確認する
TACでは講師の入れ替わりもあり、以前と現在では講師体制が変わっています。
そのため、過去の口コミや評判だけで判断するのではなく、現在、
- どの講師が担当しているのか
- 講義が自分に合いそうか
- 質問や学習相談をどのように利用できるのか
を確認しておくといいでしょう。
特に講義との相性は、実際に受講を始めてから気付くと変更しにくい部分です。
体験講義などを利用して、現在の講義内容や説明の分かりやすさを確認してから決めるのがおすすめです。
(2)最近の合格実績・受講生の声を確認する
TACはUSCPA講座を長く提供していますが、受講生数や合格者数について、アビタスほど公表情報が多くありません。
また、SNSなどを見ても、最近のTACのUSCPA受講生による口コミや学習記録を見かける機会はそれほど多くなく、現在の受講生規模や合格実績を外から把握しにくいと感じます。
もちろん、公開情報が少ないからといって、講座の質が低いという意味ではありません。
ただし、予備校を選ぶときに、
- 最近どのくらいの受講生がいるのか
- どのくらい合格者が出ているのか
- 現在の受講生がどのように感じているのか
を重視する人は、説明会で確認しておくといいでしょう。
一方、アビタスは全科目合格者数などを公表しているため、USCPA講座としての実績を数字で確認しやすいという違いがあります。
FAQ:TACとアビタスのUSCPA講座でよくある質問
TACとアビタスのどちらにするか迷っている人から、よくある質問をまとめました。
Q1:忙しい社会人はTACとアビタスどっちが向いていますか?
忙しい社会人だから必ずどちら、とは言えませんが、限られた時間で重要論点を繰り返し学習したい人には、アビタスが向いていると思います。
アビタスはオリジナル教材を中心に学習するため、教材を広げ過ぎずに進めやすく、一般向けでは受講期間も5年間あります。
一方、TACはオリジナル教材に加えてBeckerを利用できるため、時間を確保して幅広く問題演習したい人には向いています。
また、REGのあとすぐにTCPを受験する予定なら、TACのREG+TCP Hybrid講義を活かしやすいでしょう。
つまり、忙しいかどうかだけではなく、確保できる学習時間と、自分に合う教材の進め方で選ぶのがおすすめです。
Q2:単位が足りない場合、比較で一番注意すべき点は?
一番注意したいのは、受講料ではなく、単位取得まで含めた総額で比較することです。
TACは単位認定試験の受験料が講座受講料とは別にかかるため、不足単位が多いほど総額への影響が大きくなります。
まず自分が、
- どの州に出願するのか
- 会計・ビジネス単位が何単位不足しているのか
を確認したうえで、同じ不足単位数を前提にTACとアビタスの総額を比較するといいでしょう。
Q3:TCPを選ぶならTACとアビタスどっちがいい?
TCPを選ぶ場合でも、REGとTCPをどのタイミングで受験するかによって向いている予備校は変わります。
TACにはREG+TCP Hybrid講義があるため、REGのあと比較的すぐにTCPを受験する予定なら、両科目をまとめて学べるメリットがあります。
一方で、
- REGだけを先に受験したい
- REGとTCPの受験時期が離れる
- REGのあとに別の科目を挟みたい
という場合は、REGとTCPを分けて学べるアビタスの方が、学習計画を組みやすいでしょう。
つまり、
REG→TCPを続けて受験するならTAC、REGとTCPを分けて進めたいならアビタス
と考えると分かりやすいです。
Q4:教材ボリュームは多い方がいい?少ない方がいい?
教材は、多ければ多いほどいいわけではありません。
TACはオリジナル教材に加えてBeckerを利用できるため、多くの問題に触れて幅広く演習したい人に向いています。
一方、アビタスはオリジナル教材を中心に、重要論点と必要な問題を繰り返し学習しやすいのが特徴です。
大切なのは教材の量ではなく、自分が最後まで使い切れて、繰り返し復習できるかどうかです。
私は働きながら受験したので、教材を広げ過ぎず、重要論点と問題を繰り返せるアビタスの方が合っていました。
Q5:質問サポートは回数より何を見ればいいですか?
質問サポートは、回数の多さだけでなく、実際に困ったときに使いやすいかを確認することが大切です。
特に、
- どの方法で質問できるのか
- 回答までどのくらいかかるのか
- 学習方法について相談できるのか
- 現在どの講師・スタッフが対応しているのか
を確認しておくといいでしょう。
質問できる回数が多くても、使いにくければ十分に活用できません。
自分が学習中につまずいたときに、すぐに次に進めるサポートになっているかという視点で比較するのがおすすめです。
Q6:受講期間(3年/5年)はどれくらい重要?
受講期間は、仕事や家庭の事情で学習が中断する可能性がある人ほど重要です。
TACは3年間、アビタスは一般向けで5年間なので、予定どおり学習を続けられるなら、3年間でも十分でしょう。
一方で、
- 仕事が忙しくなる可能性がある
- 転職や異動の予定がある
- 家庭の事情で一時的に勉強できなくなるかもしれない
という人は、5年間あるアビタスの方が余裕を持って学習を続けやすいです。
受講期間は「何年かけて合格するか」ではなく、予定外に学習が中断・長期化したときの余裕として考えるといいでしょう。
Q7:口コミは参考にした方がいいですか?
口コミは参考になりますが、いつの口コミなのかは確認した方がいいでしょう。
USCPA講座は、教材・カリキュラム・講師体制・サポート内容が変わることがあります。
特にTACは以前と現在で講師体制も変わっているため、古い口コミだけで判断するのはおすすめしません。
また、USCPA受験生は、会計知識・英語力・取得済み単位・勉強に使える時間などが人によって大きく異なります。
そのため、口コミは、
- できるだけ最近のものを見る
- 自分と似た状況の受講生の体験を参考にする
- 料金や制度などの事実は公式情報や説明会で確認する
という使い方がいいでしょう。
口コミだけで決めるのではなく、現在の講座内容を確認したうえで判断することが大切です。
まとめ:TACとアビタスは学び方と受験計画で選ぶ
TACとアビタスは、どちらもUSCPA合格を目指せる予備校ですが、単位取得・教材・受講期間・REGと選択科目の学び方に違いがあります。
選び方をまとめると、次のようになります。
TACとアビタスのUSCPA講座、どっち?
- REGのあとすぐTCPを受験したい
→REG+TCP Hybrid講義のあるTAC
- Beckerを使って幅広く問題演習したい
→TAC
- 重要論点と問題を繰り返して学習したい
→アビタス
- BAR・ISCを選ぶ、またはREGとTCPを分けて学びたい
→アビタス
- 仕事や家庭の事情に備えて受講期間に余裕を持ちたい
→一般向けで5年間のアビタス
また、料金は受講料だけでなく、不足単位の取得費用や利用できる支援制度まで含めた総額で比較することが大切です。
TACも十分有力な選択肢で、特にREGとTCPを続けて学ぶ人にはREG+TCP Hybrid講義という明確なメリットがあります。
一方、私は、教材の進めやすさ・実績の見えやすさ・受講期間の長さ・REGと選択科目を柔軟に学べる点まで含めて考えると、アビタスを第一候補にしています。
どちらにするか迷っているなら、まず自分の受験資格や不足単位を確認し、同じ条件でTACとアビタスを比較してから決めるといいでしょう。
\TACと比較するなら/
CPA会計学院も含めて比較したい方は、USCPA予備校3校比較も参考にしてください。





