USCPA試験ではExcelが使えるみたいだけど、フツーのExcelと同じなのか知りたいな。
旧USCPA試験では「Excel」が使えたけど、2024年からの新USCPA試験では「Spreadsheet」が使えるようになったよ。
AICPAは「Spreadsheet」をうまく使いこなすことで解答しやすくなる問題を出題。
「Spreadsheet」の使い方を解説するので、ぜひ理解してね。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA短期合格のコツも記載しています。
まだUSCPAの勉強を始めていない場合は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
はじめに:2024年からの新USCPA試験で使えるツール
2024年の新USCPA試験から、USCPA試験本番で使えるツールが変更になりました!
どんなツールが使えるようになったのかというと、以下の通りです。
2024年からの新USCPA試験で使えるツール
- Calculator(電卓)
- Spreadsheet(スプレッドシート):新USCPA試験から使えるように!
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
2024年からの新USCPA試験では「Spreadheet(スプレッドシート)」が新しく使えるようになりました!
「Spreadheet(スプレッドシート)」は、これまで使っていた「Excel(エクセル)」に代わるものです。
- 2024年までは「Excel」が使えた。
- 2024年からは「Spreadsheet」が使えるようになった!
2024年からの新USCPA試験で使えるツールについて詳しくは、こちらを参考にしてください。
USCPA試験中に使えるSpreadsheetについて解説!
新USCPA試験から使えるようになった「Spreadsheet(スプレッドシート)」について解説していきます。
AICPAによれば「Spreadsheet」は、解答の計算・提供されたデータの整理に使用できるとのこと。
具体的に8つの質問に回答していきます。
(1)「Spreadsheet」はどんなの?
新USCPA試験で使える「Spreadsheet」は「Microsoft Excel」のような外観。
「Microsoft Excel」と同じように使えるツール。
USCPA試験を完了させるために必要な機能を備えています。
とはいえ、USCPA試験を解くために必ず使用しなくてはならないわけではありません。
(2)「Spreadsheet」は試験中いつ使えるのか?
「Spreadsheet」は、試験中ずっと使えます。
つまり、MC問題でもTBS問題でも両方で使えるのです。
これはどこの実感ですが、TBS問題は当然ですが、MC問題でも「Spreadsheet」で計算した方がラクな問題があります。
計算結果が残るので見直しやすいんです。
MC問題でも「Spreadsheet」を積極的に使っていくといいでしょうね。
たとえば、TBS問題の場合は、SPREADSHEETに数値をコピペできるので、時間の大幅な節約になるでしょう。
固定資産の減価償却費、社債やリースなどは、電卓で計算すると骨が折れますよね。
なので、SPREADSHEETで計算することを強くおすすめします。
ちなみに、電卓は全く使わないという選択ができます。
電卓は試験会場で借りられますが、パソコン画面上にも電卓があるので、どちらを使ってもいいと思います。
↑パソコン画面上の電卓
どこの経験としては、試験会場で借りた電卓と「Spreadsheet」のハイブリッドでいくといいと思います。
どんな問題は電卓がいいか、どんな問題は「Spreadsheet」がいいか、事前に決めておき、演習しておくことをおすすめします!
(3)「Spreadsheet」のサイズや位置は変更できる?
「Spreadsheet」のウィンドウは、画面上のどこにでも移動可能。
「保存して閉じる(Save & Close)」のボタンをクリックすると、「Spreadsheet」のウィンドウは非表示に。
↑保存して閉じる(Save & Close)のボタン
閉じても「Spreadsheet」のアイコンをクリックすると「Spreadsheet」は再表示。
(4)MC問題やTBS問題の情報をコピーし、Spreadsheetに貼り付けられる?
「コピー」と「貼り付け」に関しては、ショートカットキーでのみ可能。
リボンやメニューに「Copy&Paste」のボタンはないです。
ちなみに「切り取り」も同じくショートカットキーでのみ可能。
ショートカットキーでのみ可能な機能
- コピー: Ctrl と C
- 貼り付け:Ctrl と V
- 切り取り:Ctrl と X
この3つはショートカットキー(AICPAはホットキーと読んでいる)でのみ可能なので注意しましょう。
ショートカットキーでのコピーと貼り付け方法
- マウスとカーソルで該当するテキストや表をハイライト。
- ショートカットキーでコピー(Ctrl と C)。
- セルをクリックし「Spreadsheet」にフォーカスが当たっているのを確認し、ショートカットキーで貼り付け(Ctrl と V)。
うまく貼り付けられなかったら、貼り付ける情報を少量にしましょう。
(5)Spreadsheetで元に戻したり、やり直したりできる?
「元に戻す」と「やり直し」に関しても、ショートカットキーでのみ可能。
リボンやメニューに「Undo」や「Redo」のボタンはないです。
ショートカットキーでのみ可能な機能
- 元に戻す: Ctrl と Z
- やり直す:Ctrl と Y
この2つはショートカットキー(ホットキー)でのみ可能なので注意しましょう。
(6)Spreadsheetでは数式(Formulas)は使えるか?
「Microsoft Excel」で使える数式(Formulas)は「Spreadsheet」でも使用可能。
↑「Spreadsheet」の数式(Formulas)
ただし、Microsoft Excelほどには多くの説明情報が数式ウィザードに出てきません。
なので、使用頻度の高い数式は、サンプルテストの「Spreadsheet」で事前に練習しておくのがおすすめ!
(7)「Spreadsheet」の作業は試験中に保存されるか?
「Spreadsheet」の作業は、定期的に自動保存。
「Spreadsheet」を閉じている間も保存されます。
同じテストレット内の問題を移動しても、作業は保存されます。
ですが、テストレットの問題を解き終えて提出し、次のテストレットに移動すると保存内容は削除されます。
新しいテストレットは「Spreadsheet」が空白な状態から始まります。
(8)Spreadsheet(Excel)を使ったことがない。練習すべき?
現時点で全くSpreadsheet(Excel)を使ったことがないという受験生の場合、受験のために使えるようになっておいた方がいいのか迷うかもしれませんね。
どこの考えとしては、できる限り使えるようになっておいた方がいいと思います。
最近はどうかわからないですが、どこがFARの受験をしたとき、現在価値(Present Value)の計算が必要でした。
Spreadsheet(Excel)が使えれば一瞬で計算完了。
もし電卓で計算したら、時間がかかって大変!
正直なところ、経理や会計監査の仕事に就くなら、Spreadsheet(Excel)が使えないと仕事にならない(話にもならない)です。
よって、もし会計関連のキャリアを積みたいのであれば、この機会にSpreadsheet(Excel)を練習しておくといいと思いますよ。
- 「Spreadsheet」は、MC問題でもTBS問題でもどちらでも使える。
- 電卓と「Spreadsheet」と、どのように使い分けるか事前に決め、演習しておくといい。
- 「Spreadsheet」は サンプルテスト(Sample Test)で、事前に演習して使い方に慣れておくといい。
補足:旧USCPA試験でのExcelは?
旧試験では「Microsoft Excel」が使えました。
バージョンは、2016デスクトップ版。
残念ながら、サンプルテストではExcelは使えないようになっています。
よって、2016デスクトップ版の機能を事前に試すことはできません。
簡単にExcelの機能の説明をしておきますね。
(1)Excelが使用できる試験形式
Excelは、MC問題とTBS問題の両方で使用可能です。
(2)Excelでできること
Excelでは、数式、ソート、フィルターなど「Microsoft Excel」のすべての機能が使用可能。
コピー・貼り付けの機能で、Excel Sheetの値をコピーし、解答エリアや電卓に貼り付けるといったこともできます。
ただし、セキュリティーのために「Microsoft Excel」で使える機能の一部が無効に。
とはいえ、試験を正常に完了するために必要な機能はすべて利用可能と考えていいです。
(3)Excelの移動方法
Excel Sheetを移動するには、Exel Sheetのタイトルバーをクリックし、マウスボタンを押したまま、任意の場所にドラッグ。
Excel Sheetは、画面右側のワークスペースに限らず、画面左側にも移動可能。
(4)Excelの情報の保存
Excel Sheetに入力された情報は、Exce Sheetを開閉したり、問題間を移動した際、自動的に保存されます。
ただし、1つのテストレット内でのみで適用。
次のテストレットに移動すると、Excel Sheet内の保存情報は削除されます。
さらに、Excel Sheet内の保存ボタンを定期的にクリックし、作業内容を保存することも可能。
☝保存ボタン
以上、「USCPA試験中に使える「Spreadsheet」を解説!【8つの疑問に回答】」でした。
普段使い慣れているMicrosoft Excelと大きく違わないようで安心したよ。
心配ならば、AICPAのサンプルテスト(Samplet Tests)にて「Spreadsheet」で何ができるのか演習してみるといいね。
本番で初めて使って、使い方がわからない!!!と慌てないよう、事前に使い方をしっかり理解しておいてね。