以前は英語受験だけだったけど、今は日本語受験もできるみたいだね。
自分の仕事では、英語でIFRS知識が必要だから、英語受験が気になっているんだけど、英語受験の情報が少なくて困ったな。
IFRS Certificate(IFRS検定・国際会計基準検定)については、日本では英語で受験しようとする人は少ない印象だね。
英語で受験したい人のために、情報をまとめたので、参考にしてね。
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- IFRS検定(IFRS Certificate・国際会計基準検定)は、IFRS検定と呼ばれることが多いため、当記事でも、IFRS検定と呼ぶことにします。
- 当記事は、IFRS検定の英語受験についてのご説明です。
- IFRS検定の日本語受験については、こちらを参考にしてください。
1.IFRS検定の英語受験って?英語で受験可能?
IFRS検定の英語受験の概要からご説明していきます。
(1)IFRS検定の英語受験とは?
そもそも、IFRS検定というのは、ICAEW(The Institute of Chartered Accountants in England and Wales:イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)が実施している、IFRSに関する評価試験(IFRS Certificate Assessment)のことです。
日本では、IFRSコンソーシアムが、ICAEWより運営を委託され、試験の運営と受験者の管理をしています。
IFRSコンソーシアムが間に入っているため、日本語受験が可能になっているわけです。
IFRS検定の英語受験とは、IFRSコンソーシアムを通さずに、ICAEWのIFRSに関する評価試験(IFRS Certificate Assessment)を受験することです。
ICAEWは、IFRSの学習と評価のプログラム「IFRSs learning and assessment programme」を提供しています。
このプログラムには、IFRSについて学習し、その習熟度を評価するため、最後に試験(「the final assessment」とICAEWは記載しています)がついています。
これが、日本語受験での「IFRS検定」というわけです。
IFRS検定の英語受験について
- ICAEWの「IFRSs learning and assessment programme(IFRSの学習と評価のプログラム)」の「習熟度を評価する試験」を受けること。
- このプログラム自体はIFRSの学習がメインで「習熟度を評価する試験」はおまけのようなもの。
- この「習熟度を評価する試験」の日本語版が「IFRS検定」である。
(2)IFRS検定の英語受験と日本語受験の比較
IFRS検定の英語受験(IFRS Certificate Assessment)と、IFRS検定の日本語受験を比較してみると、次のようになります。
日本語受験
(IFRS検定) |
英語受験
(IFRS Certificate Assessment) |
|
受験言語 | 日本語 | 英語 |
受験条件 | なし | なし(そもそも、プログラムを受講するだけのため) |
試験日 | 年3回(2月・6月・11月) | 毎日(そもそも、プログラムを受講するだけのため) |
試験回数 | 申し込んだ試験回、1回のみ | 申し込んでから1年間なら何回でも(そもそも、プログラムの「習熟度を測る試験」のため) |
試験会場 | 自宅でオンライン(以前は東京と大阪のアビタスでのみ) | 自宅でオンライン(そもそも、プログラムを受講するだけのため) |
試験料 | 47,300円 | 約86,000円(450ポンド、2024年10月時点):プログラムの受講料であり、教材と「習熟度を測る試験」の両方を含む |
試験形式 | 2時間、60問 | 同左 |
合格基準 | 正答率60% | 同左 |
合格発表 | 試験終了直後、メールで送付 | 答えを提出(submit)したら、結果がすぐに表示 |
合格証明書 | 試験終了直後、メール添付で送付 | 結果表示後、即ダウンロード可(自分でプリントアアウト) |
受験申し込み | IFRSコンソーシアムのウェブサイト | |
必要な勉強時間 | アビタスによれば、150時間から200時間(簿記2級がある場合) | ICAEWによれば、平均70時間(ただし、日本人が英語で勉強する場合は、もっとかかると考えられる) |
大きな違いとしては、IFRS検定の英語受験(IFRS Certificate Assessment)は、自宅で、365日いつでも、何回でも受験できることでしょう。
プログラムでIFRSの学習をして、どのくらい理解をしたか、プログラムの最後に「習熟度を測る試験」を受験するというものですので、1回だけしか受験できないというものではありません。
(3)IFRS検定の英語受験が向いている人
IFRS検定の英語受験は、じっくり時間をかけて英語でIFRSを理解したい方にとっては、選択肢となるでしょう。
ICAEWの「IFRSs learning and assessment programme(IFRSの学習と評価のプログラム)」には、教材と試験が含まれていますので、しっかり教材で学んだ上で、試験が受けられます。
ただし、教材も試験も英語ですので、英語で会計が理解できることが大前提となります。
日本語受験と英語受験で、発行される合格証(Certificate)に違いはないそうです。
どちらもICAEWが発行したものです。
よって、海外で働く予定があるから英語受験の方がいいのかというと、そういうわけではありません。
日本語受験で合格したとしても、海外でも「IFRSの知識があること」の証明として通用します。
2.IFRS検定の英語受験の申し込み方法
IFRS検定の英語受験の申し込み方法ですが、2パターンあります。
IFRS検定の英語受験の申し込み方法
- ICAEWのサイト経由
- アビタス経由(ただし、アビタスの「IFRS検定講座」受講生のみ)
(1)ICAEWのサイト経由で申し込み
IFRS検定の英語受験の申し込み方法ですが、スタンダードなのは、ICAEW(The Institute of Chartered Accountants in England and Wales:イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)のサイトから申し込むことです。
ICAEWの「IFRSs learning and assessment programme(IFRSの学習と評価のプログラム)」☟
ICAEW – IFRSs learning and assessment programme
2024年10月時点では、450ポンド(約86,000円)となっています。
この450ポンドは、プログラム受講料ですので、試験代だけではなく、教材代も含まれています。
(2)アビタス経由での申し込み
また、IFRS検定の英語受験の申し込み方法の2つ目として、アビタスの「IFRS検定講座」の受講生に限られますが、アビタスを通して申し込むことが挙げられます。
英語でIFRS検定を受験したい場合、アビタスが受験申し込みのマニュアルを用意しているので安心です。
アビタスは日本で唯一、IFRS検定の対策講座を開講しています。
アビタスの「IFRS検定講座」では、日本語で説明されたテキスト(英語も併記)を使用し、日本語での講義を聴くことになりますので、大半の受講生は、日本語でIFRS検定を受験することになります。
ですが、英語での問題集も用意されているため、英語でIFRS検定を受験することも可能となります。
つまり、「理解は日本語、試験は英語」が可能になるわけです。
アビタスは、USCPAで有名な予備校ですが、アビタスのUSCPA講座も、「理解は日本語、試験は英語」ですので、IFRS検定講座の英語受験の対策も同じです。
以上、「IFRS Certificate(IFRS検定・国際会計基準検定)の英語受験」でした。
アビタスの「IFRS検定講座」なら、日本語のテキストと講義で理解、英語の問題集で演習が可能になるわけだよね。
アビタス経由でIFRS検定の英語受験の申し込みもできるみたいだし、アビタスの「IFRS検定講座」を受講してもいいかも。
IFRSは理解しにくいところがあるから、英語だとさらに理解が難しくなるよ。
効率よくIFRSの学習をするなら、アビタスの「IFRS検定講座」を利用するのがおすすめということになるね。
元受講生としては、よくできた講座だと思ったから、ぜひ利用してほしいな。
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