困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験を受けることにしたよ。

必須(Core)のFAR・AUD・REGの3科目と、選択(Discipline)のBAR・ISC・TCPのうち1科目で、合計4科目だよね。

でも、どの順番で勉強して、どの順番でうければいいのかわからなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

ここが決まるだけで、勉強のムダが減って、失速もしにくくなるよ。

USCPAは科目の順番を自由に決められるけど、自由=最短とは限らなくて。

「つながる順番」で固めるのが短期合格の鉄板だから、解説していくね。

 

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

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USCPA資格の活かしかたUSCPA短期合格のコツを記載しています。

 

目次(見たい項目へ)

はじめに:USCPAの学習順・受験順番が重要な理由

USCPA試験科目の受験順番を決める重要性

 

結論、順番は「好み」じゃなくて「戦略」です。

 

(1)学習効率が変わる

新制度は、必須3科目(FAR・AUD・REG)+ 選択科目(BAR/ISC/TCP)。

選択科目は必須科目の上に積み上がる設計なので、順番を間違えると「前提がないまま応用に突っ込む」状態になりやすいです。

 

(2)モチベーション維持に直結する

途中で止まる一番の理由は「能力不足」より、順番ミスによる失速です。

 

最短合格を狙うなら、次のどれに当てはまるかを先に決めておくのが大事。

あなたのタイプはどれ?

A:最初に重いのを片付けて後半ラクにしたい

B:最初は軽めで自信をつけたい

C:重い・軽いを交互にして走り切りたい

 

USCPAは長丁場。

自分のタイプに合わせて順番を決め、モチベーションが続くようにしなくてはなりません。

 

(3)各科目の特徴が理解できる

「順番を決める作業」は、そのまま「各科目の性格を知る作業」になります。

これが、学習計画の制度を一段上げます。

 

(4)学習スケジュールが立てやすくなる

順番が決まると、勉強時間の配分・受験日の置きかた・繁忙期回避が一気に具体化します。

 

学習スケジュールについては、以下の記事を参照してください。

USCPA(米国公認会計士)試験の学習スケジュールのたてかた
米国公認会計士(USCPA)試験の学習スケジュールの作りかた【3ステップ】米国公認会計士(USCPA)試験の学習スケジュールの作り方を3ステップで解説!最終ゴールを決定し、ゴールまでにすべきことを把握し、すべきタイミングを決めるという3ステップでUSCPA合格!...

 

4科目をどの順番で受けるのか決めることは、USCPA受験において、人任せにしてはいけない大事なステップ!

 

 

結論:USCPAおすすめ受験順番はこの3パターン

新USCPA試験でのおすすめの試験科目の受験順番

 

新USCPA試験制度(必須科目+選択科目)では、受験順はこれでOKです。

 

新USCPA試験でのおすすめの受験順番(学習順番)

選択科目 1番目 2番目 3番目 4番目
BAR FAR BAR AUD REG
ISC FAR AUD ISC REG
TCP FAR AUD REG TCP

 

なぜこの3つがおすすめか?

理由はシンプルで、関連が強い科目を連結させた方が、復習が減って伸びるから。

 

  • 会計寄り:FARBAR (土台→応用)
  • 監査・IT寄り:AUDISC (監査の流れ→統制/IT)
  • 税務寄り:REGTCP (税の基礎→応用)

 

この「つながり」は、多くの予備校・教材提供側も同じ発想で順番を推奨しています。

 

 

なぜUSCPAは「FARから」が鉄板なのか

学習順の鉄板

 

FARを最初にするメリットはこの2点

  1. FARは土台(他科目の理解が早くなる):FARで財務会計の基礎が固まると、後の科目が「英語+会計」でも読みやすくなります。
  2. 計画が崩れにくい(後半がラクになる):USCPAは科目合格の有効期限が絡むので、重い科目を後回しにすると失速しがち。最初にヤマを越えると公判が安定します。

 

 

BAR/ISC/TCP別:おすすめ受験順番の理由

学習順の理由

 

それぞれの選択科目ごとに、おすすめの受験順番の理由を示します。

 

BARを選ぶ人:FAR→BAR→AUD→REG

理由は、FARとBARが一番つながるから。

FARで理解した会計・報告の考えかたをBARで一気に伸ばせます。

 

そもそもBARはこんなひとにおすすめ:

  • 会計が好き/得意寄り
  • 数値とロジックで詰めるのが苦じゃない

 

ISCを選ぶ人:FAR→AUD→ISC→REG

理由は、AUD→ISCが一番つながるから。

ISCは監査・内部統制・IT寄り。

AUDで監査の言語を身につけてから入るとスムーズです。

 

そもそもISCはこんな人におすすめ:

  • 監査/内部監査に興味がある
  • IT・内部統制・セキュリティ寄りに伸ばしたい

 

TCPを選ぶ人:FAR→AUD→REG→TCP

理由は、REG→TCPの連続が最強コンボだから。

税法は「忘れない」が大事で、REG直後にTCPを入れると記憶効率が良いです。

 

そもそもTCPはこんな人におすすめ:

  • 税務よりキャリアが視野にある
  • REGの勢いをそのままTCPにつなげたい

 

 

あなたの最短ルートはどれ?

最短ルート

 

ここからが本題。

一般論の順番が、あなたの最短になるとは限らないです。

状況次第で微調整した方がいい場合もあります。

 

3問診断

以下の3問に答えてください。

Q1. 選択科目はどれに近い?

  1. BAR
  2. ISC
  3. TCP
  4. まだ迷う

 

Q2. 生活は忙しい?

  1. 忙しい
  2. 普通
  3. 時間が取りやすい

 

Q3. 最大の不安はどれ?

  1. 会計(簿記)
  2. 英語
  3. モチベ(習慣化)

 

診断結果:あなたの最短ルート

あなたの最短ルートは、こちら。

 

Step1: Q1で「骨格」を決める(=王道3パターン)

  1. BAR:FAR→BAR→AUD→REG
  2. ISC:FAR→AUD→ISC→REG
  3. TCP:FAR→AUD→REG→TCP
  4. まだ迷う:順番が決まらない原因が「選択科目未決定」なので、先に「仮決め」。
  • 会計・分析が得意→BAR仮置き
  • 監査/統制/ITに寄せたい→ISC仮置き
  • 税に少しでも興味→TCP仮置き

 

Step2: Q2で「2科目目の重さ」を調整(失速防止)

忙しい人は、順番の正しさより、継続が勝ちます。

  1. BAR派で忙しい:FAR→AUD→BAR→REG(FAR直後のBARが重くて止まるのを防ぐ)
  2. ISC派:基本どおりが走りやすい
  3. TCP派:基本どおりが走りやすい

 

Step3: Q3で「FAR前の助走」を決める(挫折率を変える)

  1. 会計が不安:薄い会計の本を日本語で読んでおく
  2. 英語が不安:薄い中学英文法の本を復習しておく
  3. モチベ不安:最初の1ヶ月は「量<習慣」。毎日短く+週末長くで連続を作る

 

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受験順番を決める5ステップ(迷いをゼロにする)

5ステップ

 

最後に、迷う人がそのまま決め切れるように手順化しておきます。

 

  1. 選択科目(BAR/ISC/TCP)を仮決め(後で変更OK)
  2. 王道3パターンのどれかに当てはめる(骨格完成)
  3. 忙しさで「2科目目」を調整する
  4. 会計/英語/習慣の弱点に合わせて「FAR前の助走」を入れる
  5. 受験日を置く(先に受験日が決まると学習が締まる)

 

USCPAは、順番が決まった瞬間に「勉強のストレス」が落ちます。

ここが勝負どころですね。

 

 

例外:忙しい人・税が得意な人は順番を微調整してOK

微調整

 

王道3パターンの根拠を示しつつ、例外も示します。

 

(1)「FARが最初」が王道

FARは基礎知識で、他の科目の理解を底上げしやすいので、基本的に最初にするのが推奨されます。

ただし、自信をつけたいタイプは「REGから入る」ルートもアリです(特に、税に親和性がある場合)。

つまり、「FARが最初」が絶対ではなく、「最短になりやすい基本形がFAR先行」と考えてください。

 

(2)「REGを早めにやると混乱する」は条件付き

旧試験制度では「FAR→REGで混乱する」論が強かったです。

なぜなら、利益計算と税金計算を切り替えないといけないので。

この考え方自体は今でもそうです。

 

ただ、新試験制度では、TCPを選ぶ人にとっては、REG→TCPは最強の連結です。

さらに、税が得意・税でモチベが上がる人は、REG→TCP→・・・という派入り方自体が推奨されるケースもあります。

 

なので、結論はこれ。

  • 税に強い/税で走れる:REGを早めてもOK(むしろ強い)
  • 税が苦手/会計寄りで走りたい:REGは後ろ寄席の方が失速しにくい

 

 

補足:2023年までのおすすめ順番(今でも役立つ考えかた)

2023年までのおすすめの試験科目の受験順番

 

ここは「旧試験の話」だけど、必須3科目(FAR・AUD・REG)の順番を考える際、いまでも参考になるので残します。

旧試験(2023年12月まで)は、FAR・AUD・REG・BECの4科目でした。

 

当時、各予備校に問い合わせておすすめの順番を聞いた結果は以下の通り。

USCPA予備校がおすすめしている受験科目の順番

  1. アビタス:「FAR → BEC → AUD → REG
  2. TAC:「FAR → BEC → REG → AUD」
  3. プロアクティブ:「FAR → AUD → BEC → REG
  4. 大原簿記:「FAR → AUD → REG → BEC」

 

ここから学べる「型」は以下の通り。

 

(1)基礎は先に固める(=FAR先行)

FARは土台。

ここを先に固めると、監査でも会計用語でもラクになります。

 

(2)監査は「会計を読める」状態でやると伸びる(FAR→AUD)

AUDは文章量・判断が多く、会計英語に慣れているほど取りやすい。

 

(3)最後の科目は「短期集中で押し切れるもの」を置く

REGは暗記負荷が高く、モチベが落ちやすいから最後に置くという考え方がありました。

ただし新制度では、TCPを選ぶならREG→TCPを連結させたいので、最後固定にはしないのがいいですね。

 

 

FAQ:USCPA学習順番・受験順番よくある質問

FAQ(よくある質問)

 

USCPA学習順番・受験順番について、よくいただく質問に回答しておきます。

 

Q1:TCPを選んだけど、REG→TCPの順での受験は難しい

TCPを選択した際は、REG→TCPが王道の順番ですね。

ですが、選択科目は受験できる期間が四半期ごとに1ヶ月だけで、なかなかタイミングが合わないという相談が多いです。

その場合は、REGの税法部分だけ学習し、TCPの学習をし、TCPを先に受験するというもアリだと思います。

TCPは税法だけですので、REGのビジネス法は後回しにした方がいいですね(先に学習しても、TCPから戻ってきたころには忘れていると思います)。

 

Q2:USCPAの学習順はFARからじゃないとダメ?

ダメではないです。

ただし、多くの人にとって、FARが最初にするのが学習効率が高いです。

FAR以外を最初にする場合は、自分なりの理由があればいいと思いますよ。

 

Q3:USCPAの選択科目はいつまでに決めるべき?

ISCは、最初からそうする人が多いため、この場合はBARかTCPで迷っているとします。

理想は、FARを一通りやったあたりで決めるといいです。

FARが得意・楽しいと感じれば、BARを選択し、続けて2科目目にBARの学習・受験をすればいいでしょう。

FARだけでもういっぱいいっぱい、さらに専門的なBARはとてもじゃないけどムリそうと感じれば、TCPを選択し、2科目目はAUDにすればいいでしょう。

 

 

以上、「USCPA試験科目の学習順番・受験順番の決めかた【BAR/ISC/TCP別の最短ルート】」でした。

困った君
困った君
USCPA試験の受験科目の順番が決まったよ。

受験する順番は短期合格のために大事だから、よく考えて自分に合った順番を決めたよ。

次は、学習スケジュールも決めるね。

どこ
どこ
USCPA試験というのは、新人のCPAに必要な知識スキルが身についているか、試すものだよね。

形式的には科目に分かれているけど、内容は完全に分けられるわけではないし、ボリュームも完全に等分になっているわけでもなく。

だから、各科目の特徴を知り、自分の試験を受ける際のモチベーション維持の傾向を考慮し、既に身についている知識も考慮してから、どの順番で1科目ずつ倒していくか考えるといいね。

自分に合った順番を考えるうちに、各科目の理解も深まったんじゃないかな。

USCPA試験は、受験のタイミングも、受験の順番も、勉強のしかたも自由だから、どんどん自分に合わせてカスタマイズしてね。

 

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

おすすめのUSCPA予備校アビタスです。

 

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アビタスに資料請求・セミナー申し込み↓

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA資格の活かしかたUSCPA短期合格のコツを記載しています。