USCPA試験の勉強法ってよく聞くけど、色々あってどれがいいのかわからなくなりがちだよね。
でも、実際に合格した人がやってみて、効果的があった勉強法や遠回りだった勉強法を参考にすれば、合格の角度が上がるんじゃないかな。
USCPA合格者がやってみて効果があった勉強法と効果がなかった勉強法を解説していくので、あなたの合格戦略に役立ててね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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USCPAの学習を始めていない場合「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
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USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
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はじめに:USCPA合格という高い壁を越えるために
広大な学習範囲と長期戦を要求されるUSCPA試験。
その高い壁に挑む中で、多くの受験生が「自分の勉強法は本当に正しいのだろうか」「もっと効率的なやり方はないか」と学習の質と効率について悩んでいます。
これまで数多くの合格者の学習習慣を分析してきた中で、効果的な戦略と非効率な戦略には、明確なパターンが見えてきました。
この記事の目的は、実際にUSCPA合格というゴールテープを切った先輩たちの「リアルな声」に基づき、そのパターンを解き明かすことです。
本当に効果があった学習法から、正直「これは時間の無駄だったかもしれない」という失敗談まで、具体的な体験談を深掘りして紹介します。
この記事の中から、あなた自身の学習スタイルにぴたりと当てはまるヒントや、「あ、そんなやり方があったのか!」という驚きを見つけて、自分だけの合格戦略を築く一助となれば幸いです。
一緒に、あなただけの合格への道筋を探っていきましょうね。
1.合格への王道!USCPA合格者が実践した効果的な勉強法7選
ここでは、多くの合格者が「これは効果があった」と口を揃える学習法を7つのテーマに分けて、具体的な実践方法と共に詳しく解説します。
合格者がやって効果があった学習法7選
- すべての基礎。「徹底的な繰り返し」の威力
- 学習効率を最大化する。「苦手分野の可視化」と「集中的な克服」
- 丸暗記から脱却する。「なぜ」を常に問いかける習慣
- 本番で実力を100%発揮する。「プレッシャー下での練習」
- 合格を盤石にする。「過去問での総仕上げ」
- 長期戦を乗り切る。「時間管理」と「メンタル管理」の工夫
- 戦略的な「優先順位付け」
(1)すべての基礎。「徹底的な繰り返し」の威力
合格者の多くが主要な問題を最低でも7〜9周繰り返していると聞くと、「それは単調で、ただの作業ではないか?」と疑問に思うかもしれません。
もっともな問いです。
ですが、成功者とそうでない者を分ける決定的な違いは、その繰り返しの「目的」にあります。
その目的とは、「一度見たことがある問題を、確実かつ迅速に、反射的に解法が浮かぶレベルまで定着させる」ことです。
人間の脳は忘れるようにできています。
学習における「忘却曲線」に抗い、知識を長期記憶として定着させるために、この目的意識を持った地道な繰り返しが、最も合理的で効果的なアプローチなのです。
(2)学習効率を最大化する。「苦手分野の可視化」と「集中的な克服」
全範囲を闇雲に繰り返すのは非効率です。
そこで重要になるのが、自分の弱点を客観的に把握し、集中的に潰していくアプローチです。
予備校が提供する学習管理ツールなどを活用することで、これを極めて効果的に行うことができます。
具体的なプロセスは以下の通りです。
- 全体像の把握: まず全問題を最低2回解き、試験範囲の全体像と自身の初期理解度を把握します。
- 苦手問題の抽出: ツールを使い、「一度も正解したことがない問題」や正答率の低い問題を抽出し、「苦手リスト」を作成します。
- 理解を目的とした集中的反復: 抽出した「苦手リスト」の問題に絞って反復します。ただし、ただ正解を覚えるまで繰り返すのではありません。「なぜ間違えたのか」「根本的に何が分かっていなかったのか」を自分の言葉で説明できるようになることをゴールに設定します。
このプロセスを通じて、弱点を一つずつ確実な得点源に変えていくわけですね。
この地道な作業こそが、あなたの実力を着実に底上げする最も確実な方法です。
(3)丸暗記から脱却する。「なぜ」を常に問いかける習慣
会計ルールや計算方法をただの暗記事項として捉えるだけでは、応用問題に対応できません。
多くの合格者が、常に「なぜこのルールがあるのか」「どういう背景でこの処理方法が採用されているのか」という根本理由を理解しようと努めていました。
理由を理解することで記憶が定着しやすくなるのはもちろん、より大きなメリットがあります。
それは、少しひねられた初見の問題に遭遇しても、「あの基準の趣旨から考えれば、こう処理すべきだろう」と正解を推測できるようになることです。
また、学んだ内容を他人に説明してみたり、特にFARでは面倒でも仕訳を省略せずきちんと書いたりすることも、この「なぜ」の理解を深めるための非常に有効なアクションです。
(4)本番で実力を100%発揮する。「プレッシャー下での練習」
本番の独特の緊張感の中で実力を出し切るためには、普段からの精神的な訓練が欠かせません。
➀基本編
本番と同じ制限時間を設定して問題を解く練習をします。時間内に解き切る意識を持つだけで、学習の質は大きく変わります。
②上級編
あえて自分に厳しい条件を課して練習します。
たとえば、仕事でクタクタに疲れた夜、頭が最も働かない時間帯に、負荷の高いTBS問題を5問連続で解いてみる、といった具合です。
このような高負荷のトレーニングは、本番で難問に直面した際の冷静さを保つ鍵となると、多くの合格者が指摘しています。
極限状態に慣れておくことがパニックを防ぎ、持てる力を最大限に発揮するための重要な訓練となるのです。
(5)合格を盤石にする。「過去問での総仕上げ」
学習がある程度進んだ最終段階では、AICPA(米国公認会計士協会)が公開しているリリース問題(Released Questions:通称リリ問)という過去問の活用が非常に有効です。
特に直近2〜3年分を中心に解き、単に正解できるかを確認するだけでなく、「問題の問われ方の癖」や「選択肢の作り方の特徴」を掴むことが目的です。
これにより、初見の問題への対応力を養い、知識の最終確認を行うことができます。
USCPA試験のリリース問題については、USCPA試験の過去問 AICPAリリース問題で傾向とレベルをつかむ!を参考にしてください。
(6)長期戦を乗り切る。「時間管理」と「メンタル管理」の工夫
長期戦となるUSCPA学習では、学習内容だけでなく、時間と精神面の自己管理が合否を分けます。
➀ 時間管理の工夫
まず、以下のような時間管理の工夫が挙げられます。
- 朝活: 誰にも邪魔されない早朝の静かな時間に集中して学習時間を確保する。
- 誘惑の排除: 勉強中はスマートフォンを物理的に別の部屋に置く。
- ポモドーロテクニック: タイマーを使い「25分集中+5分休憩」を繰り返すことで集中力を維持する。
ポモドーロテクニックについては、USCPA試験に楽に合格するにはどう勉強する?【エフォートレス思考を参考に】を参考にしてくださいね。
本で読んでみたい場合は、こちらを参考にしてください。
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②メンタル管理の工夫
また、以下のようなメンタル管理の工夫が挙げられます。
- 心構え: 「練習は本番のように、本番は練習のように」という意識を持つ。
- ポジティブな捉え方: 間違いを「できなかった」と落ち込むのではなく、「また一つ賢くなれるチャンス(伸びしろ)」と捉える。
- 比較からの解放: 他人と自分の進捗を比較して焦ることをやめる。
メンタルについては、このような本でセルフコンパッションを学ぶこともおすすめしたいです(どこも学びましたが、学校の必須科目にしていいレベルだと思いますよ)。
できない自分を受け入れて、前向きにどう改善するかポジティブなマインドが育ちます。
セルフコンパッションがないと、挫折の耐性がなく、自己嫌悪につながり、USCPAからの撤退につながりますからね。
(7)全てを完璧にしようとしない!戦略的な「優先順位付け」
膨大な試験範囲のすべてを完璧にしようとすると、途中で息切れしてしまいます。
限られた時間で成果を出すためには、戦略的な強弱をつけることが不可欠です。
まずは「絶対に落とせない基礎論点・頻出論点」を完璧に固めることに集中しましょう。
応用的な論点や難解すぎる論点については、ある程度割り切って後回しにするという戦略的な判断も時には必要です。
2.あなたは大丈夫?合格者が「遠回りだった」と語る非効率な勉強法3選
効果的な学習法の裏側には、その正反対の行動である「非効率な学習法」が存在します。
良かれと思って取り組んだものの、結果的に遠回りになってしまった典型例を3つ、効果的な方法との対比で解説します。
同じ轍を踏まないよう、ぜひ参考にしてください。
合格者がやって効果がなかった学習法3選
- 作っただけで満足してしまう「まとめノート」の罠
- 現在地を見失う「学習進捗管理ツールの不活用」
- 最も根本的な不合格要因。「問題演習の絶対量不足」
(1)作っただけで満足してしまう「まとめノート」の罠
講義内容をノートやExcelに綺麗にまとめる作業は、達成感があり知識が整理された気になります。
ですが、これは「『なぜ』を問いかける習慣」を怠り、単なる書き写し作業に終始した場合、最も陥りやすい罠となります。
完璧なノート作成に時間をかけすぎた結果、最も重要な問題演習の時間が削られてしまっては本末転倒です。
もしノートを作るなら、「毎日見る」くらいの覚悟で、理解を深めるツールとして活用すべきです。
そうでなければ、「テキストに直接書き込む」「間違えた論点だけをシンプルに書き出す」といった、より時間対効果の高い方法を検討しましょう。
(2)現在地を見失う「学習進捗管理ツールの不活用」
これは、「苦手分野の可視化」の完全な裏返しです。
客観的なデータに基づかず、ただ漠然と学習を進めるのは、自分の現在地が分からないまま暗闇の中を進むようなもので、非常に危険です。
自分の得意・不得意を把握しないままでは、既に理解している分野に無駄な時間を費やしたり、本当に克服すべき苦手分野が放置されたりして、努力が成果に結びつきにくくなってしまいます。
(3)最も根本的な不合格要因。「問題演習の絶対量不足」
合格できない最も多く聞かれる原因は、「徹底的な繰り返しの威力」繰り返し不足です。
合格者の多くが7周以上の繰り返しを実践している一方で、合格に届かないケースでは、問題演習がまだ2〜3周程度しかできていないことが少なくありません。
もちろん、一部の例外的な方を除き、ほとんどの受験生にとっては「地道で確実な繰り返しこそが合格への王道」であると断言できます。
結論:合格者の知恵を参考に、あなただけの合格戦略を築こう
この記事で紹介した様々な方法は、あくまで成功事例であり、「唯一絶対の正解はない」ということを強調しておきます。
あなたが得意なこと、苦手なこと、性格、そして学習に使える時間は、他の誰とも違います。
これらの情報を鵜呑みにするのではなく、自分自身の状況を客観的に把握し、試行錯誤しながら「自分に合った学習スタイル」を主体的に見つけ出すことが何よりも重要です。
たとえば、「7回繰り返す」こと自体が目的なのではありません。
「その問題を確実に理解し、解けるようになるまで繰り返す」ことが本質なのです。それがあなたにとっては5回かもしれませんし、10回かもしれません。
合格者の知恵を参考にしながら、あなただけの合格戦略を築き上げてくださいね。
以上、「USCPA合格者が語る「効果があった勉強法」と「遠回りだった勉強法」」でした。
効果があったことをやっているかな?
効果がないことをやってしまっているかな?
絶対に効果があったものであっても、あなたにもあるとは限らないけれど、ぜひ参考にしつつ、自分にとってベストな勉強法を考えてみてね。
まだUSCPAの学習を始めていない場合は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
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