【USCPA試験】合格後

USCPAライセンスを維持・更新するために必要な継続教育(CPE)とは?

困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)のライセンスを取得したよ。

でも、取得したあと、何をする必要があるのか分からなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA試験に合格後、ワシントン州のライセンスを取得したよ。

ライセンスは永久に有効ではなくて、定期的に更新しなくてはならないのだけど、たしかに情報が少ないよね。

更新を忘れて、ライセンスを失効させないよう、ライセンス取得後に何をしなくてはならないのか見ていこうね。

 

USCPAのライセンスは、取得して終わりではなく、維持するために継続教育(CPE:Continuous Professional Education)を受ける必要があります。

さらに、定期的に更新料を払って、ライセンスを更新する必要があります。

 

日本の公認会計士も、毎年の継続教育が義務付けられています。

更新という制度はないのですが、年会費がかかるので、USCPAの更新料と同じように維持費自体はかかっています。

 

USCPAのライセンスの維持・更新に関しては、ライセンスの取得と違って、USCPA予備校のサポートが特にないですし、あまり情報も出回っていないため、実は結構手探りでやっています。

ですので、今回は自分の記録も兼ねて、そして、ライセンスの維持・更新の際に悩む人が減ることを願って、USCPAのライセンスを維持するための情報を書いていきます。

 

USCPAのライセンスについて基礎的な情報をまだお持ちでない場合は、こちらの記事を先に読んでいただくと、理解しやすいかと思います☟

USCPAのライセンスは取得すべき?取得後はどう維持・更新するの?ライセンスは取った方がいいのか、ライセンスを取るとしたら、どの州のライセンスにするといいのか、どんな手続きが必要なのかについて書いています。...

 

1.ライセンスを維持するために必要な継続教育(CPE)とは?

継続教育CPE: Continuous Professional Education)は、USCPAのライセンスを維持するために必要です。

単位を取得することが義務付けられています。

この必要な単位は、どの州のライセンスを持っているかによって異なってきます。

たとえば、比較的日本人がライセンスを取りやすい、グアム州とワシントン州を例にとります。

 

継続教育で取得する単位

  1. グアム州→1年更新、必要単位は40単位/1年
  2. ワシントン州→3年更新、必要単位は120単位/3年、かつ、最低20単位/1年

目安としては、1単位1時間ぐらいの学習時間が必要です。

よって、グアム州の場合は毎年40時間、ワシントン州は毎年最低20時間以上、平均年40時間の学習が必要となるわけです。

 

ワシントン州に関しては、以前は、3年間で120単位という要件しかなかったため、1年で一気に120単位取ることが可能でした。

ですが、2020年1月から、毎年最低20単位という要件が追加されたので、注意しましょう。

ワシントン州のCPEに関しては、ワシントン州会計士委員会のサイトでも確認をしてください☟

ワシントン州会計士委員会のサイトのCPE情報

 

USCPAのライセンス取得後、USCPAとして高度な専門知識を提供するため、継続教育(CPE)を受ける必要がある。

 

2.ライセンス更新のタイミング

つぎに、ライセンスを更新するタイミングについて見ていきます。

どの州のライセンスを持っているかによって、ライセンス更新のタイミングも違います。

前述の通り、グアム州は1年更新、ワシントン州は3年更新です。

 

たとえば、ワシントン州は3年更新であり、3年ごとに翌年1月1日から4月30日までに更新する必要があります。

そして、6月30日までに更新をしない場合、ライセンスが失効します。

自分のライセンスの有効期限は、たとえば、ワシントン州でしたら、こちらで確認ができます☟

ワシントン州CPA Search

このExpiration Dateがライセンスの有効期限です。

何年の6月30日までに更新しないと無効になるかがわかります。

 

もし、2021年6月30日に無効になると記載されている場合、以下の2点が必要となります。

  1. 2020年12月31日までに、継続教育(CPE)の単位120単位を取り終える
  2. 2021年1月1日から4月30日までに更新手続きをする

 

一度ライセンスを失効させてしまうと、再度ライセンスを有効にするには、かなり大変です。

1回目はなんとか復活させられるようですが、2回目以降は復活が許されない可能性が高いと聞きました。

ですので、更新を忘れないようにしましょう。

更新料は、グアム州は100ドル、ワシントン州は230ドル。

手続きは、グアム州は郵送またはメールにて、ワシントン州はオンラインにて。

日本の公認会計士の年会費が10万円以上かかることを考えると、USCPAの更新料は安い。

 

USCPAのライセンス取得後、グアム州の場合は毎年、ワシントン州の場合は3年ごとに、ライセンスを更新する必要がある。

 

3.継続教育(CPE)の単位の取得方法

さいごに、継続教育(CPE)の単位の取得方法について見ていきます。

継続教育(CPE)では、会計、監査、税務などの単位を取得します。

これは、どんな手段で学習しても良いわけではありません。

継続教育(CPE)として利用できるのは、AICPA(米国公認会計士協会)、NASBA(全米会計士委員会連合)、または、各州会計士委員会が認定したコンテンツだけです。

そのようなコンテンツをオンラインで受講し、単位を集めていくことになります。

 

USCPAのライセンス更新のための継続教育(CPE)コンテンツ

  1. Surgent CPE
  2. CPExpress
  3. CPE-DEPOT
この3つが、日本ではよく利用されているようです。

 

この3つの継続教育(CPE)コンテンツの比較は、以下の通りです。

コンテンツ 費用(年) ポイント
Surgent CPE 499ドル(アビタスの元受講生は、299ドル) 最終試験は、70%以上の正答率で合格。合格まで何度でも受験可能。
CPExpress 459ドル ワシントン州のEthics単位は取れない。1講座の単位が0.5単位からある(ワシントン州では、0.5単位の講座は、15単位分までしか取れないので注意)。
CPE-DEPOT 198ドル 最終試験は、70%以上の正答率で合格。10回まで再受験可能。

 

どこは、アビタスの元受講生ということもあり、アビタスが提携しているSurgent CPEを利用しています。

他の学習コンテンツとの比較で、費用面でも難易度でも利点が大きいと思うので、おすすめです。

 

(1)Surgent CPE

Surgent CPEの場合、1講座あたり、単位が2単位から16単位となっています。

単位数が大きいと、最終試験の問題数が多くなります。

たとえば、2単位だと10問、4単位だと20問です。

 

(2)CPExpress

CPExpressは、0.5単位などの講座があるので、短時間で単位を細かく集めたい人には良いのかと思います。

ただ、必須であるEthics単位が取れないのがマイナス点です。

 

(3)CPE-DEPOT

CPE-DEPOTは、費用面でも安いですし、10回以内に合格点に達せられると自信があれば、こちらで良いのかと思います。

利用している人も多いようです。

 

(4)例:Surgent CPEの場合の受講の流れ

Surgent CPEの場合の、受講の流れは、以下の通りです。

Surgent CPEの受講の流れ

  1. 受けたいと思う講座を選び、登録する(Enroll
  2. 教材をダウンロードし(Download Course Material)、読み込む
  3. 理解したと思ったら、最終試験を受ける(Take Final Exam
  4. 70%以上の正答率で、最終試験に合格となる
  5. 修了証(Course Completion Certificate)が発行される

Surgent CPEの場合、合格するまで何度でも最終試験が受けられるので、安心して間違えられます(笑)。

のんびりと教材を読み込むと、1単位あたり1時間はかかりますし、ささっと最終試験に進んでしまえば、1単位あたり15分くらいまでショートカット可能です。

自分の学習意欲と単位取得にかけられる時間のバランスで調整すると良いかと思います。

 

継続教育(CPE)のコンテンツを決めて、そのコンテンツでオンライン学習し、コツコツと単位をためていきましょう。

 

4.まとめ

USCPAのライセンスは、取得したら永久に有効なのではなく、ライセンスを維持するために、継続教育(CPE)を受けて単位を取得し、定期的に更新手続きをしなくてはなりません。

ライセンスの更新のタイミングや、更新に必要な単位は、自分が保有しているライセンスの州によって違いますので、よく確認しましょう。

 

継続教育(CPE)は、認定学習コンテンツを利用して、オンラインで受講可能です。

費用、講座のボリューム、最終試験の難易度などから、どのコンテンツを利用するか決めましょう。

計画的に単位を集めて、ライセンス更新を忘れないようにしましょう。

 

ライセンスの具体的な更新手続き方法(ワシントン州の場合)については、こちらの記事をご覧ください☟

USCPAライセンスの更新手続きの手順をわかりやすく解説(ワシントン州の場合)USCPA(米国公認会計士)のライセンス(ワシントン州)の更新手順について見ていきましょう。どこは、2021年1月に更新手続きをしましたので、スクリーンショット付きでわかりやすく、更新手順をご説明します。...

 

 

以上、「USCPAライセンスを維持・更新するために必要な継続教育(CPE)とは?」でした。

困った君
困った君
USCPAのライセンスを維持するためには、認定されたコンテンツで学習をして、単位を取得する。

そして、期限までにライセンスの更新手続きをすればいいんだね。

どこ
どこ
そうだね、年に40単位、40時間くらいの勉強が必要になると考えるといいね。

USCPAの勉強も合格まで大変だったけど、ライセンスの維持のための勉強も、なかなか大変だね。

興味がある講座を選んで受講できるので、計画的に楽しみながら単位を集めていこうね。

ABOUT ME
どこ
ワシントン州USCPA(米国公認会計士)。USCPAの立場から、USCPA試験、USCPAのキャリア、USCPAの人生設計について書いています。BIG4大手監査法人監査人→米国企業経理職@バンコク→大手グローバル企業連結決算担当。