どんなテストもそうですが、事前にテストの出題傾向、問題の構成、時間配分などを知るのが大事です。
はじめてTOEICを受ける際は、『はじめて受けるTOEIC®L&Rテスト 全パート完全攻略』といった対策本を一冊やっておくと安心です。
ですが、今回は、このような正当法はおすすめしません。
TOEICという「少々独特な世界」について書かれたガイドブックを読んでおくことにより、実際にTOEICを受ける際に迷子にならないようにしましょうという、裏技のおすすめです。
初めてどこかの国に行く際に、あらかじめガイドブックでその国の文化、歴史、地名などを知っておくと、その土地の人とコミュニケーションを取りやすくなったり、目的地に迷わずにたどり着けるのと同じです。
そんなTOEICのガイドブックが、『不思議の国のグプタ 飛行機は、今日も遅れる』です。
TOEICという国を理解してから、TOEICという国に出かけましょう!
1.『不思議の国のグプタ ー飛行機は、今日も遅れる』とは?
『不思議の国のグプタ 飛行機は、今日も遅れる』は、TOEICを題材にしたミステリー小説です。
グプタ(Gupta)とは、この本の主人公で、インド出身です。
TOEICのうんちくが満載で、TOEICに詳しくなれます。
本文中のTOEICでよく出てくる用語には、英語も添えられているので(例えば、「本社」「headquarters」)、頻出英単語の勉強にもなります。
2.TOEICという世界で「よく起こること」「存在しないもの」を知っておく
TOEICは問題の40%が過去に出題された問題のリサイクルだそうです。
なので、同じシチュエーションの問題に、何度も出会います。
また、過去に一度も出題されたことがないものがあるなど、明確な傾向があります。
例えば、題名にもあるように、TOEICという世界では、飛行機はいつも遅れます。
ですので、これを知っていれば、リスニングで空港のアナウンスの問題があったら、「飛行機は遅れている」と言っているのかも?と予測ができるようになります。
本書を参考に、TOEICという世界で「よく起こること」「存在しないもの」を10だけ挙げます。
TOEICという世界で「よく起こること」「存在しないもの」
「よく起こること」
- 全社員参加のピクニックが良く開催される。
- コーヒー(coffee)とコピー(copy)をよく聴き間違える。
- 歯医者の予約が良くリスケされる。
- 図書館はいつも改装中である。
- 会社の業績がいつも良い(倒産は起きない)。
「存在しないもの」
- 老人と子供は存在しない。
- アルコールやたばこが存在しない。
- 重い病気や大けがを経験した人はいない。
- 警察、消防、軍隊は存在しない。
- 犯罪、災害、戦争は存在しない。
以上、「TOEICの点数を上げる裏技?」でした。
『不思議の国のグプタ 飛行機は、今日も遅れる』をご紹介させていただきました。
TOEIC満点取得者であり、何十回もTOEICを受けてきた著者の「TOEICという不思議な国」への気づきが満載です。
本書を読んでからTOEICの問題を解くと、いたるところに本書に出てきた「TOEICあるある」を見つけて楽しくなるでしょう。
TOEICは楽しむものです!楽しんで点数もアップしてしまいましょう!!