困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)試験に合格したから、転職することにしたよ。

さっそく応募先企業の面接を受けるんだけど、どうしたら良いのか分からなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPAだよ。

合格後すぐ、BIG4大手監査法人に転職したけれど、その後も海外も含めて転職をしたから、転職面接には慣れているよ。

それに、管理職として採用する側もしているから、「面接をされる側」も「面接をする側」も分かっているよ。

今までの経験を踏まえて、USCPA合格後の転職面接について解説するね。

まず結論:転職面接は「再現性×継続性」を証明する場

転職面接というのは、結局はこれです。

  • 再現性:うちの会社でも活躍できそうか(=即戦力になりそうか)
  • 継続性:うちの会社で長く働いてくれそうか(=すぐ辞めなさそうか)

 

USCPAを持っていると、つい「こんな難関資格を持っていてすごいでしょ!」と言いたくなりますよね。

でも、採用側が見たいのは、資格そのものより「入社後に何ができるか」なんです。

 

 

1.転職までの流れ

1度でも転職をしたことがある人ならば、転職までの流れはご存知かと思います。

転職をすると決めてから、実際に転職するまでの流れは、以下のようになります。

 

転職までの流れ

  1. 転職すると決める
  2. 「転職の軸」を決める:転職の成功を左右します
  3. スケジュールを立てる
  4. 情報収集をする
  5. 応募書類を作成する
  6. 面接を受ける:当記事にて解説します
  7. 内定が決まる
  8. 退職手続きを進める
  9. 転職する

 

当記事では「面接を受ける」について解説していきます。

 

ちなみに、転職の成功を左右するのは「転職の軸」を決めるですので、まだ転職の軸を決めていない場合は、先に「転職の軸」を固めてくださいね。

USCPAが転職したいと考えたら、「転職の軸」を決めるのが転職成功の最大のポイント
USCPA転職の軸|決め方3ステップ(最優先+捨てる条件)USCPA転職で迷子にならない「軸」の作り方を3ステップで解説。最優先(Must)と捨てる条件(NG)を言語化し、求人選び・面接でブレない判断基準を作れます。...

 

 

2.面接を受ける際のポイント3選

面接を受ける際のポイントは3つです。

面接を受ける際のポイント

  1. 企業は応募者の何を見ているのかを知る:再現性と継続性
  2. 自己PRで保有資格をアピールしてはダメ:再現性を示す
  3. 志望理由で企業と自分のマッチを証明する:継続性を示す

 

(1)企業は応募者の何を見ているのかを知る(再現性・継続性)

面接を受ける場合、企業は応募者の何を見ているのかご存知でしょうか?

それは以下の2つです。

企業は応募者の何を見ているのか?

  1. 再現性(自分の会社でも活躍してもらえるか)
  2. 継続性(自分の会社で長く働いてもらえるか)

 

①再現性(自分の会社でも活躍してもらえるか)

中途採用をする際、応募者にはどんな実務経験があるのか「職務経歴書」と「履歴書」から把握します。

そして、自分の会社でも活躍してくれそうと思えば、「書類選考通過」として、面接の場を設けます。

さらに、面接の場で話をする中で、本当に自分の会社でも活躍してもらえそうかを判断するわけです。

 

②継続性(自分の会社で長く働いてもらえるか)

せっかく採用してもすぐに辞めてしまっては困るので、採用した場合に自分の会社で長く働いてもらえそうか確かめます。

面接の場で「なぜ転職しようと思ったのか」と転職理由、「なぜ応募したのか」と志望理由を聞くことで、自分の会社なら長く働ける理由を聞き出そうとするわけです。

  1. 企業は「即戦力として活躍できそうか」「すぐ辞めずに長く活躍してもらえるか」を見る。
  2. 「なぜ今の会社ではダメなのか」「何を変えたくて転職するのか」が説明できないと内定は出にくい(だから「転職の軸」が大切)。

 

(2)自己PRで保有資格をアピールしてはダメ(再現性を“行動と成果”で見せる)

面接を担当している経験では、自己PRの場で、USCPAや簿記1級といった資格をアピールしてくる人が多いです。

USCPAに合格してすぐに転職する場合、USCPA資格を前面に出したくなる気持ちはよく分かります。

ですが、正直なところ、資格をアピールしてきた時点で「採用はない」と思ってしまうことがあります。

 

なぜなら資格を出されると「自分目線な人」という印象になりやすいから。

企業として知りたいのは「自分の会社で活躍してもらえそうか」であり、採用されたらどれだけ活躍できるのかをアピールする「会社目線な人」がほしいと考えます。

 

USCPAという資格は前面に出すのではなく、このくらいの強みの裏付け(加点材料)として添えるのがちょうどいいでしょう。

  • 会計基準・監査・税務の理解があるので、論点整理が速いです
  • 英語の一次情報に当たれるので、海外チーム/外資環境でも詰まりにくいです

 

自己PRテンプレ

自己PRは、資格ではなく“入社後の未来”が見えるように組み立てましょう。

  1. 結論:私の強みは○○です。
  2. 根拠:○○の経験があり、△△をやってきました。
  3. 行動:その中で▢▢を工夫して実行しました。
  4. 成果:結果として✕✕を達成しました。
  5. 再現:御社でも、○○の場面で同じように貢献できます。

どこが実際にやった自己PR(資格ではなく“再現性”)

  1. どこの場合、経理職での転職では「決算の早期化」ができることが自分の強みだと考え、そのアピールをするようにしました。
  2. だいたいどの会社でも「決算の早期化」は重要課題の1つになっています。なので、どこを採用すれば「決算の早期化」に貢献してくれそうと期待してもらえます。
  3. そして「決算の早期化」について、どんな状況で、どんな課題があり、どんな行動を取ったことで、どんな結果(数字・期間・影響範囲)を具体的に話すと、採用担当者に興味を持ってもらえました。

 

(3)志望理由で企業と自分のマッチを証明する(継続性を示す)

「志望理由」は必ず聞かれるでしょう。

なぜかというと、応募者の「転職の軸」と企業の魅力がマッチしているのかを確かめるためです。

応募者は、転職で実現させたい優先事項、つまり「転職の軸」があって、企業の魅力がその優先事項をかなえてくれるので応募したと語る必要があります。

志望理由テンプレ(軸→魅力→一致)

「転職の軸」があって、「転職の軸」に合った会社を選んで応募していれば、志望理由は以下のように話すだけでOKです。

  1. 自分の転職の軸は○○です。
  2. 御社の魅力は△△で、軸に合致しています。
  3. なので応募しました(長く働ける理由がある)。

ここがブレると、「なんとなく応募」「どこでもいい人」に見えるので要注意です。

 

 

3.面接の流れ(ここで“何を用意するか”が決まる)

面接を何度か受けたことがある方はご存知かと思いますが、面接の流れはどの会社でもだいたい同じです。

面接の流れ

  1. 自己紹介
  2. 職務経歴の説明:「自己PR」
  3. 志望理由:「転職の軸」とのマッチ
  4. 転職理由
  5. 逆質問(応募者から企業への質問)

 

最初に1分ほどで手短に自己紹介をします。

それから、職務経歴の説明(自己PR)で「活躍できる人物」だとアピールし、志望理由で「転職の軸」とマッチしているため「長く働いてもらえそう」と期待させます。

転職理由」は「志望理由」と一貫性があるようにし、「現在の会社もいいのですが、御社の方が自分の転職の軸には合っている」というように、ネガティブな言い回しは避けて説明します。

 

ちなみに、最後の「逆質問」ですが、何でも聞けばいいというわけではないです。

事前に調べたけれどわからなかったことや、ぜひ直接面接官に聞きたいことを面接前にメモしておき、面接中の話では解決しなかった場合に、自分の意見と共に質問するといいでしょう。

 

 

4.よく聞かれる質問テンプレ(USCPA合格後の転職面接向け)

USCPA合格後の転職面接でよく聞かれる質問をテンプレ化しておきます。

 

自己紹介(1分)

型:現職→強み→応募先につながる一言

例:

「現職では○○領域で△△を担当してきました。特に▢▢を得意としており、直近では✕✕を実現しました。本日は、御社でどのように貢献できるかを具体的にお話しできればと思います。」

 

自己PR(再現性)

型:強み→エピソード→成果→再現

例(決算早期化):

「私の強みは、決算プロセスを整理してスピードと精度を擁立させることです。○○の状況で△△が課題だったため、▢▢を実施し、××の改善につなげました。御社でも、決算体制の整備や改善が必要な場面で同様に貢献できます。」

 

志望動機(継続性)

型:転職の軸→企業の魅力→一致

例:

「私の転職の軸は○○です。御社は△△の点で、その軸を満たせると感じました。これまでの経験を活かしつつ、▢▢の領域で長期的に価値提供できる環境だと考え応募しました。」

 

転職理由(志望動機と“同じ方向”にする)

NG:「上司が…」「会社が…」で終わり

型:現職で得たもの→次に伸ばしたい軸→応募先なら叶う

例:

「現職で○○は身につきましたが、今後は△△の経験を増やし、▢▢の強みを伸ばしたいと考えるようになりました。御社なら✕✕の環境があり、転職の軸に合致すると感じています。」

 

逆質問(“なんでもOK”じゃない)

逆質問は、調べた上で残った疑問か、面接の会話で出た論点の深掘りがいいでしょう。

NG:会社サイトなどに書いてあることをそのまま聞く

型:

  • 「本日伺った○○について、実際の現場では△△という理解で合っていますか?」
  • 「入社後1年で期待される成果を具体的に教えていただけますか?」
  • 「このポジションで評価される人の共通点はありますか?」

 

 

5.どこの実例:BIG4監査と外資系理の面接は、同じ“面接”でも中身が違う

どこはBIG4監査法人の監査職と、外資系の経理職の面接を受けたことがありますが、同じ“面接”でも、職種と会社で見られ方が異なりました。

体感ベースでの差を解説します。

 

BIG4監査職 vs 外資系理の面接比較表

BIG4監査職と外資系経理の面接の違いを比較します。

 

項目 BIG4監査職 外資系企業の経理職
面接の主眼 一緒に働けるか+最低限の素地 何ができるか(職務のすり合わせ)
質問の傾向 人柄・コミュ力・質問力 実務の深掘り・担当範囲の確認
逆質問 長め その場で随時確認しやすい
USCPAの扱い 資格の有無が強い前提になりやすい 資格よりも「任せられる業務」
面接の結果 早い(即日・短期)になりやすい 次プロセス(役員など)を挟みやすい

 

あくまでもどこの場合ですので、絶対にこうなるというわけではないことにご注意ください。

 

BIG4監査職の面接の場合(どこの経験)

どこのBIG4監査法人の監査職の面接の経験をお話しします。

  • 逆質問の時間が非常に長かったです。監査ではクライアントへの質問力が大切となるからではないかと思っています。
  • 志望理由や転職理由などは、USCPA合格直後に応募したこともあり、合格したから応募したのだろうくらいでサラッと流されました(ただし、転職エージェントの担当者が、事前にしっかり説明してくれていたこともあるかもしれません)。
  • BIG4監査職の場合は、会計士資格があるということが大事なので、資格があって「一緒に働きたい」と思ってもらえれば(感じがよく受け答えがしっかりしていれば)面接は通りやすいと思います(面接1回でその日のうちに内定の連絡をもらいました)。

 

USCPAのためのBIG4監査法人への転職必勝法も参考にしてください。

USCPAのBIG4大手監査法人への転職必勝法
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外資系企業の経理職の面接の場合(どこの経験)

どこのBIG4監査法人の監査職の面接の経験をお話しします。

  • 業務内容のすり合わせの時間が長く、志望理由や転職理由などを基に、任せたい業務内容について深掘りしていく場となりました。
  • 最後に逆質問をするのではなく、疑問があればその都度質問させてもらえて、お互いの認識に違和感がないか確かめ合いました。
  • 面接中に「この業務ができる人がほしくて、あなたの今までの経験や強みがあれば任せられるので採用したい」と採用したい理由を明確に教えてもらえました(即内定ではなく、直属の上司となる人→レポーティングライン上のトップ→人事部トップの3回の面接がありました)。

 

USCPAが経理へ転職するコツ【経理採用の面接で見られるポイント】も参考にしてください。

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外資系への転職面接で知らないと損な裏事情 【担当部門の面接官の立場で説明】も参考にしてください。

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以上、「USCPAの面接対策|転職面接で見られる3ポイント+質問テンプレ(自己PR/志望動機/逆質問)」でした。

困った君
困った君
転職の面接では、「転職の軸」に沿って話を進めていくのが大切だね。

あと、面接官が知りたいことをよく理解し、それを伝える必要があるね。

どこ
どこ
転職の面接では、自分を必要以上に良く見せようとすると失敗すると思うよ。

企業のいいところをみつけて「こんないいところがある会社だから働きたい」と面接でも気持ちが伝わるようにする。

そして、面接官にも自分を知ってもらって、一緒に働きたいと思ってもらえるようにリラックスして自分らしく話すようにする。

面接官も人だから、一緒に働きたいと思う人を選ぶんだよ。

だから、面接では、面接官が人事などに「こんな活躍をしてもらえそうだし、長く働いてもらえそうなので採用したい」と説明できるようなネタを示しつつ、自分のことを好きになってもらうように布石を打っていくのが大切だと思うよ。

 

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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA資格の活かし方USCPAの転職も記載しています。

 

そもそも、まだUSCPAの勉強を始めていない場合は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。

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