米国公認会計士(USCPA)は英語が苦手でも大丈夫?「英語苦手さん」のための現実チェック

でも正直、英語が苦手で・・・。
「USCPA 英語苦手」で検索してみたけど、本当に自分でもチャレンジしていいのかわからなくて困ったな。

英語が得意スタートじゃなかった人もたくさん見てきたけれど、「英語が苦手」の中身によって、USCPAに向いている人と、やめておいた方がいい人がハッキリ分かれるんだよね。
この記事では、
- そもそも自分の「英語苦手」はどういう状態なのか
- その「英語苦手」でもUSCPAに挑戦していいのか
- 挑戦する場合、最低限ここだけはやっておいた方がいい準備
を整理していくね。
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1.結論:USCPAは「英語が苦手」でも挑戦できる人とやめた方がいい人がいる
まず、いちばん大事な結論から。

ただし、「英語が大嫌い」「一生できれば英語を見たくない」タイプはやめておいた方がいい。
もう少し具体的に分けると、あなたの「英語苦手」は、次のどちらに近いでしょうか?
あなたの「英語苦手」はどちら?
- 英語が苦手で見たくもない
→できることなら一生英語と関わりたくない。
→英語と聞くだけで気持ちが重くなる。
- 英語が得意ではないけれど、本当は使えるようになりたい
→点数は高くないが、英語アレルギーではない
→海外ドラマや海外出張にはちょっと憧れがある
この2つは、同じ「英語が苦手」でも中身が全く違うので、USCPAとの相性も変わります。
2.タイプ1:英語が苦手で「見たくもない」場合【正直、USCPAはおすすめしない】
まず、英語が苦手で「見たくもない」という場合から。
(1)なぜ「英語大嫌いさん」とUSCPAは相性が悪いのか

理由はシンプルで、
- 試験はすべて英語
- 合格後のキャリアでも英語を使う場面が多い
からです。
英語が大嫌いな場合、こんなことが起こりやすくなります。
- USCPA試験の勉強がつらすぎて 勉強が続かない
- やっと合格しても、英語を使う仕事が多くて 働き続けるのがつらい
「英語が苦手なのに、なぜわざわざ英語を使い続ける資格を取りに行くのか?」
ここが根本的なミスマッチなんですよね。
(特に、日本の公認会計士試験撤退者にありがちです)
(2)英語が大嫌いな場合に考えたい選択肢
もしあなたが、
- 英語より、日本の会計や税務を日本語で深くやりたい
- 英語に触れること自体がストレス
というタイプなら。
無理にUSCPAに行かなくても、こんな道があります。
- 日本の公認会計士・税理士・簿記1級など、日本語ベースの資格
- 経理・財務の実務経験を積んでキャリアアップしていく道

キャリアアップの手段はいろいろあるから、「英語を使う資格」にこだわらなくてもいいと思う。
3.タイプ2:英語は得意じゃないけど「本当は使えるようになりたい」場合【挑戦してOK】
一方、
- 「英語は得意じゃないけど、そんなに嫌いじゃない」
- 「いつか英語を使って仕事をしてみたい」
- 「海外や外資系の仕事に興味がある」
という人なら、英語が苦手でも挑戦してOKなタイプです。
(1)英語が得意じゃなくてもUSCPAに挑戦していい理由
英語が得意じゃなくても大丈夫な理由は、ざっくり次の通りです。
- USCPA試験は、ほぼリーディング(読解)が中心
- 文法は 中学~高校基礎レベル がわかれば十分
- 難しいのは英語そのものより、会計・監査・税務の内容
つまり、

ということです。
USCPA試験に必要な英語力の目安は、こちらの記事で詳しく解説しています。
(2)「英語は得意じゃないけどUSCPAに合格した人」に共通すること
どこが見てきた中で、英語が得意ではなかったけれどUSCPAに合格した人には、こんな共通点があります。
- 英語のミスを「恥ずかしい」と思いすぎない
- 分からない単語や表現をその都度つぶしていく地道さがある
- 「会計×英語」の勉強が好き
完璧な英語力よりも、

の方が、よっぽど大事です。
4.英語苦手さんの自己診断チェックリスト
ここまで読んで、

と思った人も多いと思います。
以下のチェックリストで、ざっくり自己判断してみてください。
(1)英語大嫌いタイプに多いサイン
こんなサインがあると「英語大嫌いタイプ」かも?
- 英単語や英文を見ると、すぐに現実逃避したくなる
- 学生時代の英語の授業が、ただの苦痛だった
- 「できれば一生、日本語だけで生きていきたい」と思っている
- 英語の動画やポッドキャストには、まったく興味がない
このあたりに強くあてはまる場合は、USCPA以外のキャリアパスを検討する方が幸せになれる可能性が高いです。
(2)英語は得意じゃないけど、まだ伸ばせそうなタイプのサイン
こんなサインがあると「まだ伸ばせそうなタイプ」かも?
- 英語でわからないところがあっても、「調べればいいか」と思える
- 英語を使えるようになった自分に、少しワクワクする
- 海外ドラマ・洋楽・海外旅行などに、ちょっと憧れがある
- 英語で仕事をしている人の話を聞くと、「いいな」と思う
こちら側に近いなら、USCPAに挑戦していいタイプです。

5.「英語が苦手」でもやっておきたい最低限の準備
「英語は得意じゃないけど、USCPAに挑戦してみたい」と思えた人向けに、最低限ここはやっておいた方がいい準備を整理します。
(1)中学英文法はサラっとおさらいしておく
まずは、
「中学英文法がほぼわからない」状態はさすがにキツイです。
- SVOCって何?
- 三単現のsってなんだっけ?
- 時制の違いがよくわからない
というレベルだと、USCPA以前に、シンプルな英文すら読めないので、問題文の意味が取れません。
とはいえ、分厚い文法書を1ページ目から真面目に読む必要はありません。
- 薄めの中学英文法の参考書や問題集を1冊サッとまわす
くらいでOKです。
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ポイントは、
- 文法オタクになることではなく
- シンプルな英文なら構造が見える状態にしておくこと
です。
(2)専門用語の英単語は、USCPAの勉強をしながら覚えればOK
一方で、


といった会計の専門用語の英単語については、事前に単語帳をガッツリやる必要はありません。
理由は単純で、
- USCPAの教材や問題を解いていくうちに
- 何度も出てきて自然と覚える
からです。
むしろ、
- 一般向けのTOEIC単語帳をやる
- ビジネス英語全般の単語を闇雲に覚える
のは、USCPAだけを考えると遠回りになりがちです。

試験で使わない英単語に時間をかけすぎないのがポイント。
6.「英語が苦手で不合格になった」は本当?よくある勘違い
USCPA受験生からよく聞く声に、こんなものがあります。
- 「英語ができないから不合格になったと思います」
- 「英語力が足りないせいでスコアが伸びません」
もちろん、英語が原因で落ちるケースもゼロではありませんが、実際に話を聞いてみると「本当の原因は会計知識不足」ということがかなり多いです。
(1)英語のせいにしたくなる気持ちはわかるけれど・・・
英語のせいではなく
- 会計の内容がそもそも理解できていない
- ルールを日本語でも説明できない状態で問題を解いている
という状態だと
- 英語でも日本語でも、どのみち解けない
ことが多いんですよね。

(2)本当に英語でつまずいている場合の対処法
一方で、
- 問題の内容は分かっているのに、英文を読むのが遅すぎて間に合わない
- 文法はわかるけれど、単語がわからなくて毎回止まってしまう
といった、「純粋に英語がボトルネックになっている」ケースもあります。
その場合は、
- 自分の弱点(文法・単語・速読・設問パターン)を特定する
- そこをピンポイントで潰す勉強をする
ことが必要です。
具体的なUSCPA試験の英語勉強法については、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ:「USCPA 英語苦手」と調べた人が決めるべきこと
最後に、この記事のポイントを整理します。
英語苦手には大きく2パターンある
- パターン1:英語が苦手で見たくもない
- パターン2:得意ではないが、本当は使えるようになりたい
タイプ1(英語大嫌い)の人
- 試験勉強も合格後の仕事も、英語が付いて回るUSCPAとは相性が悪い
- 無理にUSCPAに行くより、日本の資格や別のキャリアを検討した方が現実的
タイプ2(得意じゃないけど前向きに英語と付き合える人)
- 英語が苦手でも、挑戦してOK
- 大事なのは、完璧な英語力ではなく「英語に向き合い続けられるメンタル」
最低限やっておきたい準備
- 中学英文法はサッとおさらいしておく
- 会計の専門用語は、USCPAの勉強の中で覚えていけばOK
「英語のせいで落ちた」と思っても、一度冷静に分析を
- 実は会計知識不足の場合も多い
- 本当に英語がボトルネックなら、弱点別に対策をする
以上、「米国公認会計士(USCPA)は英語が苦手でも大丈夫?「英語苦手さん」のための現実チェック」でした。

中学英文法から逃げてきたところはあるから、まずはそこをサッとやり直してから、USCPAのことを真剣に考えてみるよ。

まずは、
- 自分の「英語苦手」の正体をはっきりさせる
- 必要なら中学英文法を軽くおさらいする
- そのうえで、USCPA予備校の説明会や資料請求で情報を集める
という順番で進めてみるといいよ。
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「USCPAってそもそもどんな資格?」「自分に向いてるの?」という段階のモヤモヤ解消に役立つと思います。
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