USCPAと日本の公認会計士。

どちらも「公認会計士」ではありますが、向いている人・相性のいいキャリアはかなり違います。

 

この記事では、

  • 試験の違い(ザックリ版)
  • キャリアプランの違い
  • 年齢・バックグラウンド別のおすすめパターン

という観点から、「あなたにはどっちが合いそうか」を一緒に考えていきます。

 

試験制度や科目などの「細かいスペック」は、こちらで詳しくまとめています。

 

米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験制度比較【受けやすいのは?】

USCPAと日本の公認会計士の試験制度比較
米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験制度比較【受けやすいのは?】公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士(JCPA)の試験制度の違いを「USCPAどこのブログ」のどこが徹底解説!USCPAと日本の公認会計士のどちらが受けやすい?どちらに挑戦する?...

 

米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験内容比較【簡単なのは?】

日米の公認会計士試験の内容比較
米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験内容比較【簡単なのは?】米国公認会計士(USCPA)試験と日本の公認会計士(JCPA)試験の内容を「USCPAどこのブログ」のどこが解説!日本の公認会計士合格者がUSCPA試験の学習をする場合、どのくらいの追加学習が必要なのかがわかる!...

 

この記事は、次のような人向けです。

  • USCPAと日本の公認会計士、どちらに挑戦するか決めきれずに悩んでいる人
  • 「合格しやすさ」だけえはなく、将来の働き方・キャリアを軸に選びたい人
  • 海外・国内、どちらでどんな仕事をしたいかまだ整理できていない人

 

 

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  • 自分の学歴で受験資格があるか
  • どの州から出願するのが良さそうか
  • 不足単位をどう埋めるか

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USCPAになるまでの全体像は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。

USCPAの始めかた 5ステップ
USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPAになりたい人のためのUSCPA始めかたガイド。『USCPAになりたいと思ったら読む本』と予備校3校比較で、最初にやるべき5ステップをわかりやすく解説します。...

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

  • USCPA資格の活かしかた
  • 短期合格のコツ
  • 勉強計画の立てかた

等も詳しくまとめていkます。

 

 

USCPAと日本の公認会計士のどっちを選ぶかについて、音声で確認したい人は、USCPAと日本の公認会計士どっち?試験制度・年収・キャリアの違いをどうぞ。

 

1.USCPAと日本の公認会計士のどっち?【試験の違い・キャリアの違いで選ぶ】

USCPAと日本の公認会計士 どっちがいいの?どっちがおすすめ?

 

「USCPAと日本の公認会計士、どっちがいいですか?」という質問、本当に多いです。

 

結論から言うと、

  • どちらが「上」かではなく、
  • どんなキャリアを歩みたいかによってオススメは変わる

というのがどこの答えです。

 

この記事では、

  1. 試験の違い(ざっくり)
  2. キャリアの違い
  3. 年齢・立場別のおすすめ

この3つのステップで、自分に合う方を一緒に考えていきます。

 

 

2.USCPAと日本の公認会計士【試験の違い】どっちがいい?

USCPAと日本の公認会計士の試験の違いから、どっちがいいか考える

 

USCPAと日本の公認会計士の試験の違いから、USCPAの資格を取るか、日本の公認会計士の資格を取るか考えていきましょう。

 

USCPAと日本の公認会計士の試験の違いから、どっちがいいか考える

  1. 試験をザックリ比較
  2. 「合格しやすいからUSCPA」の選びかたはアリ?
  3. 働きながら合格したいなら?

 

(1)試験のザックリ比較

細かい制度は別記事に譲って、ここでは「意思決定に効くポイント」だけをザックリ比較します。

 

USCPA試験と日本の公認会計試験の比較表

USCPA 日本の公認会計士
試験日 通年で柔軟に受験可 年数回の固定日
科目数
  1. 必須3科目
  2. 選択1科目
  1. 短答4科目
  2. 論文5科目
試験形式 MC+TBS(PCで解答) 短答+論文(記述式中心)
勉強スタイル 1科目ずつ積み上げ 複数科目を並行で勉強
目安勉強時間 1,000~1,500時間 3,000~5,000時間
合格基準 絶対評価(75点以上なら全員合格) 相対評価(合格者数を調整)
合格者の年齢 30代前後~半ばが多い 20代前半~半ばが多い

 

 

より詳しい制度比較・試験内容の違いは、次の記事で深掘りしています。

 

【試験制度の違いはこちら】

USCPAと日本の公認会計士の試験制度比較
米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験制度比較【受けやすいのは?】公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士(JCPA)の試験制度の違いを「USCPAどこのブログ」のどこが徹底解説!USCPAと日本の公認会計士のどちらが受けやすい?どちらに挑戦する?...

 

【試験内容・難易度の違いはこちら】

日米の公認会計士試験の内容比較
米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士の試験内容比較【簡単なのは?】米国公認会計士(USCPA)試験と日本の公認会計士(JCPA)試験の内容を「USCPAどこのブログ」のどこが解説!日本の公認会計士合格者がUSCPA試験の学習をする場合、どのくらいの追加学習が必要なのかがわかる!...

 

(2)「合格しやすいからUSCPA」の選びかたはアリ?

たしかに、制度や勉強時間だけを見ると、USCPAの方が「合格までのハードル」は低く見えます

  • 自分で受験日を決められる
  • 科目数が4つに絞られている
  • 1科目ずつ積み上げられる

 

ただし、

  • 英語で試験を受ける
  • 会計・監査・税法を広くカバーする
  • 州やライセンスの制度も理解する必要がある

という意味では、決して「ラクな試験」ではありません

 

どこ
どこ
「日本の公認会計士は難しそうだから、とりあえずUSCPAの方にしておこう」という決め方は、正直おすすめしない

 

両方とも「しっかり準備が必要なプロフェッショナル資格」だと考えたうえで、自分のキャリアゴールに合う方を選ぶのが大事です。

 

USCPA試験の難易度については、こちらでも詳しく解説しています。

USCPA試験の本当の難易度【合格しやすいが簡単というわけではない】

USCPA(米国公認会計士)試験の難易度 合格しやすいが簡単というわけではない
USCPA(米国公認会計士)本当の難易度は?合格率・勉強時間・英語力から徹底解説USCPA(米国公認会計士)の本当の難易度が知りたい人は必見!USCPA試験の合格率、資格偏差値ランキング、簿記1級との比較、科目別の難易度、日本の公認会計士試験との比較など徹底解説。...

 

(3)働きながら合格したいなら?

たとえば、あなたが

  • すでに社会人でフルタイムで勤務をしている
  • 仕事を辞めてまで試験勉強に専念するのは現実的ではない

という場合、試験制度の相性という意味では、USCPAに軍配が上がります

 

USCPA試験は

  • 科目合格制度あり
  • 1科目ずつ集中して勉強できる
  • 試験日も自分でコントロールしやすい

 

一方、日本の公認会計士試験は

  • 短答・論文ともに、複数科目を同時に高いレベルまで仕上げる必要があり
  • フルタイム勤務との両立はかなりハード

という現実があります。

  • USCPA:どちらかといえば社会人向け。さらにキャリアを切り開ける。
  • 日本の公認会計士:学生向け。新しくキャリアが始められる。

 

 

3.USCPAと日本の公認会計士【キャリアプランの違い】どっちがいい?

USCPAと日本の公認会計士のキャリアプランの違いから、どっちがいいか考える

 

ここからが、本来一番大事な「キャリア」の話です。

 

(1)日本の監査法人で働きたいから日本の公認会計士?

まず「日本の監査法人で働きたいから、日本の公認会計士を取る」という考えについて。

日本の監査法人で働きたいから日本の公認会計士を取る

  1. USCPAでも日本の監査法人で監査業務ができる
  2. USCPAができないのは監査報告書への署名
  3. USCPAの方が監査法人への採用は厳しい

 

①USCPAでも日本の監査法人で監査業務ができる

「USCPAは日本で監査業務ができない」という記述をネット上で見かけますが、それは誤解です。

USCPAでも日本で監査業務ができますよ。

 

監査法人では、多くのUSCPAが監査業務に携わっています。

どこも、USCPAとしてBIG4監査法人で会計監査業務をしていました。

 

②USCPAができないのは監査報告書への署名

USCPAができないのは、日本の監査で監査報告書にサインをすること。

USCPAは、あくまでも米国の公認会計士資格だからです。

 

監査報告書へのサイン以外は、USCPAだろうが日本の公認会計士だろうが、実力次第で仕事を任されます。

USCPAが日本の公認会計士より制限される点などありません。

 

ちなみに、USCPAと日本の公認会計士の業務の違いは、以下の通りです。

USCPAと日本の公認会計士の違い

  1. USCPAは、日本の監査業務では、監査報告書にサインができない(日本の公認会計士はサインできる)。→USCPAは補助者として監査業務に従事することしかできない。
  2. USCPAは、日本の税務業務はできない(日本の公認会計士は税理士登録をし、税理士会に入会すれば、日本の税務業務ができる)。
  3. USCPAは、米国税理士の登録をしなくても、米国の税務業務ができる(日本の公認会計士は税理士登録しないと、税務業務ができない)。→USCPAは、米国税法に基づき、法人税申告書・個人所得税申告書などの作成ができる。

USCPAは監査報告書にサインをするような立場(パートナー)などにならない限り、日本の公認会計士と同じように働けるわけです。

 

③USCPAの方が監査法人での採用は厳しい

ただし、USCPAが監査法人に監査職で入所するのは、日本の公認会計士より狭き門であることは、覚えておいた方が良いです。

会計・経理の実務経験がない場合や、年齢が30代以上の場合など、何かウリがないと採用されない可能性が高いです。

 

また、基本的にBIG4の監査職では新卒採用をしません。

あなたが現在大学生で、どうしても新卒で監査法人に入りたいというのならば、日本の公認会計士にこだわった方がいいかもしれません。

USCPAならば、新卒でBIG4大手監査法人の監査職で採用されるか?

  1. 日本の監査法人で働きたいから、USCPAより日本の公認会計士の方がいいとは一概には言えない。
  2. 監査法人では、USCPAでも日本の公認会計士と同じように監査業務ができる(ただし監査報告書へのサインを除く)。

USCPAが監査法人で働くことについては、以下の記事を参考にしてください☟

USCPAの視点での各BIG4大手監査法人の違い
BIG4監査法人の序列・特徴は?就職・転職でどこがいいかUSCPAが徹底比較!BIG4監査法人の序列や特徴でどこがいいか知りたい就活生・転職者は必見!USCPA(米国公認会計士)であり、BIG4勤務経験のあるUSCPAどこが売上高・クライアント数・人員数で特徴を比較!BIG4の特徴でおすすめの選びかたも解説!...
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USCPAのためのBIG4監査法人への転職必勝法【BIG4に転職したUSCPAが解説】USCPAのためのBIG4監査法人への転職必勝法!USCPAがBIG4で採用されるにはコツがある!USCPA合格後にBIG4に転職した経験から、USCPAどこが転職成功の秘訣を解説!...
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(2)海外で働きたいからUSCPA?

つぎに「海外で働きたいので、日本の公認会計士ではなくUSCPAを取る」という考えについて。

海外で働きたいからUSCPAを取る

  1. USCPA試験の勉強だけでは海外で会計のプロフェッショナルとしては不十分
  2. USCPA試験では日本の会計基準がカバーできない

 

①USCPA試験の勉強だけでは海外で会計のプロフェッショナルとしては不十分

USCPAという試験は、広く浅く会計や監査の考え方を問われるのに対し、日本の公認会計士の試験は、深く理論的なところまで問われます。

さらに、USCPAという試験は、仕訳や計算問題などがあまり出題されませんが、日本の公認会計士の試験は、高いレベルで簿記などの実技ができる必要があります。

 

特に、実務経験のないUSCPAの場合、USCPAという試験を突破したくらいでは、浅い会計知識と簿記技能しか身についていません。

ですので、海外で会計のプロフェッショナルとして働くには心もとないです。

 

②USCPA試験では日本の会計基準がカバーできない

海外で日本人を会計のプロフェッショナルとして採用する場合、日系企業の担当をしてもらうためといった理由が考えられます。

海外では日本語が分かり、日本の会計がわかるというのが一番のウリになわけです。

 

ですが、USCPAは、日本の会計基準の理解がありません。

なので、日系企業から質問を受けたとき、対応が難しくなってしまいます。

 

海外では、日本の公認会計士で語学が多少できれば、USCPAよりもずっと評価されることも十分に考えられます。

USCPAを取ったからといっても、USCPAの資格が海外で働く際にプラスになるとは限らないことを知っておいた方が良いでしょう。

  1. 海外で働きたいから、日本の公認会計士よりUSCPA資格がいいとは一概に言えない。
  2. USCPA試験では浅い会計知識しか身についておらず、日本の会計基準も理解していないため、実務経験がない場合、USCPAという資格だけでは海外で採用してもらう根拠として弱い。

USCPAが海外で働くことについては、以下の記事も参考にしてください☟

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4.年齢・バックグラウンド別:おすすめパターン

年齢・バックグラウンド別:おすすめパターン

 

ザックリですが、どこの考える「こんな人にはこっち」のイメージを書いておきます。

 

(1)大学生~20代前半

あなたが大学生、また20代前半の場合。

  • 会計監査をメインに日本の監査法人でキャリアを始めたい

→日本の公認会計士が第一候補

  • 将来像はまだあいまいだが、海外・グローバルに関わる仕事も視野に入れたい

→日本の公認会計士+英語力UP または 後からUSCPA追加という選択肢もアリ

 

(2)20代後半~30代社会人

あなたが20代後半から30代社会人の場合。

  • 今の仕事をつづけながらキャリアの選択肢を増やしたい
  • BIG4・外資・グローバル企業の経理・FP&A・内部監査・コンサルに興味がある

→USCPAが現実的で、投資対効果も出しやすい

  • 仕事を一度離れてでも、日本の監査法人で公認会計士としてキャリアチェンジしたい

→勉強時間・年齢・生活とのバランスをよく考えたうえで、公認会計士挑戦も選択肢に

 

(3)すでに日本の公認会計士の人

あなたがすでに日本の公認会計士の場合。

日本でのベースは揃っているので、「USCPAを後から追加する」=ダブルライセンスという選択肢になりますね。

 

この場合は、こちらの記事がよりピンポイントです。

米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士ダブルライセンスの活かしかた

日本の公認会計士がUSCPAに挑戦する!「日本の公認会計士×USCPA」の活かしかた
米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士ダブルライセンスの活かしかた日本の公認会計士でUSCPAに挑戦したい方は必見!「日本の公認会計士×USCPA」のダブルライセンスの活かし方を解説。実は、活かし方は日本と海外で異なります。日本の公認会計士が合格するまでの時間と費用も説明。...

 

 

まとめ:最後は「なりたい姿」から逆算しよう

最後は「なりたい姿」から逆算しよう

 

USCPAと日本の公認会計士、どちらも素晴らしい資格です。

 

どちらが「偉い」かではなく、

  • どんな働き方をしたいのか
  • どの国・どの業界でキャリアを築きたいのか
  • 何歳から、どのくらいの時間をお金を投資できるのか

といった、「自分の条件」から逆算して選ぶのが一番です。

 

「色々考えたけれどUSCPAに挑戦したい!」という場合は、どのUSCPA予備校で勉強するのか考えてみてくださいね。

 

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以上、「米国公認会計士(USCPA)と日本の公認会計士(JCPA)どっちがおすすめ?」でした。

困った君
困った君
USCPAと日本の公認会計士と試験の合格のしやすさで決めるのはやめるね。

キャリアプランを立てて、USCPAと日本の公認会計士と、どっちの方が自分にとって良いのか考えてみるね。

どこ
どこ
USCPAとしては、日本の公認会計士ではなく、USCPAに挑戦してもらいたいのだけれど。

資格というのは評価してもらえる場所に身を置かないと、持っていてもプラスにならないからね。

難しい資格を取れば高い評価が受けられるわけではないし、国際的な資格を取れば海外で評価されるという単純なものでもない。

どれだけの時間とお金を資格の勉強に投資できるのか。

具体的に資格が今後のキャリアにどう役立つのか。

そのどちらもよく考えてから、USCPAと日本の公認会計士のどちらの資格を取るか、もしくは、どちらも取るのをやめてしまうのか、考えてみてね。

 

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