アビタスキャリア(AB Career)はUSCPA転職に使える?実際に利用した感想・求人・注意点
USCPA予備校のアビタスには、USCPAの学習者や全科目合格者などを対象としたキャリアサポートがあります。
USCPAについて理解したうえで相談でき、試験の全科目合格前からキャリア相談ができるのはメリットです。
ただし、私はUSCPAの転職で、利用する転職エージェントをアビタスキャリア(AB Career)だけに絞ることはおすすめしていません。
私自身、アビタス受講生だったためキャリアサポートを実際に利用しました。
カウンセリングを受けたり、求人を紹介してもらったり、BIG4監査法人のスタッフとの懇親会に参加したりした経験があります。
一方で、USCPA試験に全科目合格したあと、希望していたBIG4監査法人の監査職は紹介してもらえませんでした。
最終的には、別の転職エージェントを通してBIG4監査法人へ転職しています。
転職エージェントによって、保有している求人や得意分野は違います。
そのため、AB Careerを利用する場合でも、他の転職エージェントと比較しながら転職活動を進めることが大切だと考えています。
私が現在、USCPA向けの転職エージェントとしておすすめしているのは レックスアドバイザーズ です。
この記事では、現在のアビタスキャリア(AB Career)のサービス内容と、私が以前アビタスの転職支援を実際に利用した経験をもとに、
- AB Careerではどんな求人を扱っているのか
- どんな転職サポートを受けられるのか
- 実際に利用してどうだったのか
- AB Careerのメリット
- 利用するときに注意したいこと
- USCPAの転職で他の転職エージェントも利用した方がいい理由
を詳しく解説します。
USCPA向けの転職エージェントを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
1. アビタスキャリア(AB Career)とは?
アビタスの公式サイトでは、転職支援窓口を「アビタス・キャリアセンター」と案内しています。
現在、転職支援サービスの専用サイトは「AB Career associates(AB Career)」という名称で運営されています。
この記事では、読者の皆さんが検索されることの多い「アビタスキャリア」という呼び方も使いながら、現在のAB Careerについて解説します。
(1)AB Careerで扱っている求人
AB Careerでは、USCPAの知識やこれまでの実務経験を活かしやすい分野を中心に求人を扱っています。
現在案内されている主な領域には、次のようなものがあります。
- 監査法人・会計事務所
- 会計監査
- 会計アドバイザリー
- IT・リスクアドバイザリー
- 移転価格・国際税務
- M&A・財務アドバイザリー
- コンサルティング
- 経理・英文経理
- 財務・連結決算
- FP&A
- 経営企画
- 内部監査
- 海外事業管理
- CFOなどの経営管理ポジション
つまり、「USCPAなら監査法人」というだけではありません。
事業会社の経理・財務や内部監査、外資系企業、コンサルティングなども含めてキャリアを考えることができます。
以前のこの記事では、アビタスキャリア(AB Career)の求人を実際に検索し、「監査法人○社」「事業会社○社」といった件数まで掲載していました。
ただし、求人件数は常に変わります。
どんな求人が現在あるのかは、転職を考える時点で確認するのが一番確実だと思いますので、現在は掲載していません。
(2)海外・グローバル関連の求人もある
AB Careerでは、外資系企業や海外関連の求人も扱っています。
私自身、以前アビタスのキャリアサポートを利用した際には、海外にある会計事務所の求人を複数紹介してもらったことがあります。
USCPAの知識や英語力を活かして、
- 外資系企業で働きたい
- 海外と関わる経理・財務の仕事がしたい
- 海外勤務を考えたい
- 国際的な会計・監査業務に携わりたい
という方なら、相談してみる価値はあるでしょう。
ただし、海外求人がいつでも豊富にあるとは限りません。
求人はタイミングによって変わるので、希望する地域や職種がある場合は具体的に伝えて確認してください。
(3)AB Careerで受けられる転職サポート
AB Careerでは、求人を紹介するだけではなく、転職活動に関するサポートを受けることができます。
たとえば、
- キャリア相談
- 求人紹介
- 応募先の検討
- 履歴書・職務経歴書など応募書類のサポート
- 面接対策
- 選考に関するサポート
などです。
私が利用したときも、基本的な流れは一般的な転職エージェントと同じでした。
「アビタスだから特別な転職方法がある」というより、USCPAや会計・監査などの専門分野を理解したうえで転職支援を受けられることが特徴だと考えた方がいいでしょう。
(4)USCPA試験の全科目合格前でも相談できる
アビタスでは、USCPA試験の全科目合格前でもキャリア相談を受け付けています。
これはメリットだと思います。
USCPA試験に全科目合格してから、
「さて、どこに転職しよう?」
と初めて考える必要はありません。
学習中から転職市場について知っておけば、
- 自分の経歴ならどんな仕事を目指せそうか
- USCPAの学習がどのように評価されるのか
- 全科目合格後にどんな選択肢があるのか
- 希望するキャリアのためにどんな実務経験を積んでおくべきか
などを考えることができます。
すぐに転職するつもりがなくても、キャリアの方向性を考えるために相談してみるのもよいでしょう。
2. アビタスの転職支援を実際に利用した感想
私はアビタスでUSCPAを学習していたため、当時アビタスが提供していた転職支援にも登録していました。
現在のAB Careerになる前のサービスですので、ここからは当時の利用経験としてお話しします。
(1)キャリアカウンセリングは親身だった
アビタスのキャリアサポートでキャリアカウンセリングを受けた際には、親身になって話を聞いていただきました。
USCPAについて一から説明する必要がないのも話しやすい点でした。
一般的な転職エージェントの場合、担当者によってはUSCPAについてあまり詳しくないことがあります。
その点、アビタスのキャリアサポートでは、USCPAの学習状況を前提としてキャリアの話ができました。
ただし、担当者との相性はどの転職エージェントでもあります。
「アビタスだから必ず自分に合う担当者がつく」と考えるのではなく、実際に話して判断した方がいいでしょう。
(2)BIG4監査法人との接点を持てた
アビタスの良かった点として、監査法人などと接点を持つ機会があったことも挙げられます。
私がUSCPAの勉強をしていた頃、アビタスの新宿校で開催されたBIG4監査法人のスタッフとの懇親会に参加しました。
BIG4監査法人で働き始めて数年ほどのUSCPA試験合格者の方から、実際の仕事について直接話を聞くことができました。
当時はまだUSCPA試験を勉強している段階だったので、
「全科目合格したら、こんな仕事をしてみたい」
と具体的にイメージできましたし、学習のモチベーションにもなりました。
その後、私自身もBIG4監査法人へ転職しています。
現在もアビタスでは、監査法人・会計事務所・グローバル企業などによる採用説明会や、キャリアに関するイベントが開催されています。
こうした機会を利用できることは、アビタスの強みでしょう。
(3)海外の会計事務所の求人も紹介された
私がアビタスのキャリアサポートを利用した際には、海外にある会計事務所の求人を複数紹介してもらったこともあります。
USCPAを活かした転職というと、国内のBIG4監査法人や外資系企業を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが、タイミングによっては海外勤務につながる求人が紹介されることもあります。
海外で働くことに興味がある方は、最初から希望を伝えておくといいでしょう。
(4)希望していたBIG4監査職は紹介してもらえなかった
一方で、私にとって一番大きかったのがこの点です。
そして、予備校としてのアビタスは間違いなく一番おすすめしているのに、転職エージェントとしてはおすすめしきれない理由もここから来ています。
USCPA試験に全科目合格したあと、私はBIG4監査法人の監査職への転職を希望しました。
ところが、当時アビタスキャリアでは、私が希望する監査職の求人を紹介してもらえませんでした。
今から振り返ると、BIG4は監査職の採用をかなり絞っていた時期だったのですが、「今はUSCPAは採用していない」と言われてしまいました。
最初はアビタスキャリアだけに相談していたのですが、そこで別の転職エージェントにも相談しました。
結果として、その別の転職エージェントを通して、希望していたBIG4監査法人の監査職へ転職することができました。
これは私が転職活動をした当時の話なので、現在も同じだという意味ではありません。
ただ、私にとっては、
「1社で求人がないと言われても、それで諦める必要はない」
「1社だけの話を聞いて、それを鵜呑みにして終わりにしてはいけない」
と実感した経験になりました。
(5)当時は紹介求人の年収にも物足りなさを感じた
もう1つ、私が利用した当時に気になったのが年収です。
当時紹介してもらった求人の中には、USCPA試験に全科目合格していた私からすると、年収水準がかなり低いと感じるものもありました。
他の転職エージェントでは、それより高い年収の求人を紹介してもらえたため、アビタスキャリアだけで転職先を決めるのはやめました。
アビタスキャリアに限らず、USCPAに強い転職エージェントは、USCPAに提示する年収水準が低いと感じます。
ただし、これも当時の私の転職活動での経験です。
現在のアビタスキャリアの求人全体について「年収が低い」と言っているわけではありません。
求人の年収は、
- 年齢
- 実務経験
- 現在の年収
- 希望職種
- 役職
- 転職時期
などによって大きく変わります。
だからこそ、現在どの程度の求人を紹介してもらえるのかは、実際に相談して確認する必要があります。
3. AB Careerのメリット
ここまで私自身の経験もお話ししましたが、AB Careerにはメリットがあります。
(1)USCPAを理解したうえで相談できる
一番わかりやすいメリットは、USCPAについて理解していることです。
USCPAの学習中や全科目合格後には、
- 全科目合格前でも転職できるのか
- 全科目合格するとどの程度評価されるのか
- USCPAライセンスまで取得する必要があるのか
- 会計未経験でも転職できるのか
- 監査法人と事業会社のどちらが向いているのか
- 英語力はどの程度必要なのか
など、USCPA特有の疑問が出てきます。
USCPAについて詳しくない担当者の場合、こちらから資格や試験制度について説明しなければならない場合があります。
AB Careerなら、その前提説明を省いてキャリアの話に入りやすいです。
(2)求人の選択肢が監査法人だけではない
USCPAのキャリアは監査法人だけではありません。
現在のアビタスのキャリア支援では、監査・アドバイザリーだけでなく、経理・財務、内部監査、FP&A、経営企画、M&A、海外事業管理など幅広い領域が対象になっています。
「USCPAを取ったら監査法人へ行くべき」と最初から決めつけず、これまでの実務経験と組み合わせてキャリアを考えるといいでしょう。
(3)学習中からキャリアを考えられる
USCPAは試験に全科目合格することだけがゴールではありません。
その知識や資格をその後の仕事でどう活かすのかが重要です。
学習中からキャリアについて考えておけば、
「USCPAを取ったのに、何に使えばいいのかわからない」
という状態になりにくくなります。
転職する予定がまだなくても、自分の市場価値や将来の選択肢について聞いておくのは有益でしょう。
(4)企業や実務家との接点を持てる
求人紹介だけではなく、企業説明会やキャリアイベントなどを通して、実際に働いている人から話を聞ける点もメリットです。
私はBIG4監査法人のスタッフとの懇親会が、USCPA学習後のキャリアをイメージするうえで役立ちました。
求人票だけを眺めているより、働いている人から具体的な話を聞く方が、自分に向いている仕事なのか判断しやすいでしょう。
4. AB Careerを利用するときの注意点
AB Careerを利用するなら、次の点には注意しておきたいです。
(1)アビタス受講生だからアビタスだけ、と決めない
一番伝えたいのはこれです。
アビタスでUSCPAを勉強していると、
「転職もアビタスにお願いすればいい」
と思いやすいかもしれません。
ですが、USCPA予備校選びと転職エージェント選びは別です。
USCPA講座が自分に合っていることと、その転職エージェントが自分に最適であることは同じではありません。
AB Careerを利用しながら、外部の転職エージェントにも相談して問題ありません。
(2)求人は転職エージェントによって違う
転職エージェントによって保有求人は違います。
私自身、アビタスキャリアでは希望するBIG4監査職を紹介してもらえませんでしたが、別の転職エージェントでは紹介してもらえました。
1社から、
「今は希望する求人がありません」
と言われても、
「自分には転職できない」
という意味ではありません。
別の転職エージェントにも確認した方がいいです。
(3)同じ求人でも条件を比較する
求人が似ていても、
- 年収
- ポジション
- 業務内容
- 入社後のキャリア
- 働き方
などは確認する必要があります。
転職エージェントから紹介されたからといって、その求人が自分にとってベストとは限りません。
複数の求人や転職エージェントを比較し、自分で判断することが大切です。
(4)USCPAだけで希望の転職が決まるわけではない
USCPA試験の全科目合格やライセンス取得は、転職で評価される材料になります。
ただし、USCPAだけで転職先が決まるわけではありません。
これまでの実務経験、英語力、年齢、希望職種なども含めて評価されます。
「USCPAだからどこでも転職できる」と考えるのではなく、自分の経験とUSCPAをどう組み合わせていくかを考えることが重要です。
5. AB Careerは使える?私の結論
私の結論は、
AB Careerは情報収集やキャリア相談には利用していい
ただし、転職活動をAB Careerだけに任せることはおすすめしない
です。
AB Careerには、
- USCPAを理解している
- 全科目合格前から相談できる
- 会計・監査・グローバル分野の求人を扱っている
- キャリアイベントなどを利用できる
というメリットがあります。
一方、私自身は、希望していたBIG4監査法人の監査職をアビタスのキャリアサポートから紹介してもらえませんでした。
別の転職エージェントにも相談したことで、希望していた転職が実現しました。
その経験から、私は転職エージェントは複数利用して比較する方がいいと考えています。
AB Careerを使うか使わないかの二択ではありません。
AB Careerも使う。
他の転職エージェントも使う。
その中から自分に合う求人を選ぶ。
これでいいと思います。
6. USCPAの転職ではレックスアドバイザーズも比較しよう
USCPAを活かして本格的に転職活動をするなら、AB Careerだけではなく、会計分野に強い外部の転職エージェントにも相談してみるといいでしょう。
私が現在、USCPA向けの転職エージェントとしておすすめしているのは レックスアドバイザーズ です。
レックスアドバイザーズは、会計・税務・経理・財務分野のプロフェッショナル人材のキャリア支援に特化しています。
監査法人や会計事務所に加え、財務系コンサルティングファームや事業会社の経理・財務、経営企画、内部監査なども転職支援の対象です。
正直に言うと、私はレックスアドバイザーズを利用して転職したわけではありません。
利用体験としておすすめしているのではなく、会計分野に専門性を持つ転職エージェントとして、実際に転職したUSCPAの方の評判を見て、現時点では一番おすすめできると考えています。
AB Careerで求人を確認したうえで、レックスアドバイザーズにも相談し、
「自分の経歴なら、どんな求人を紹介してもらえるのか」
を比較してみるといいでしょう。
USCPA向けの転職エージェントをまとめて比較したい方はこちらです。
7. これからUSCPAを目指すならアビタス無料説明会へ
この記事を読んでいる方の中には、まだUSCPAの勉強を始めていない方もいるでしょう。
これからUSCPAを目指す場合は、試験制度や勉強方法だけではなく、
「USCPAを取得して、その後どう活かすのか」
まで考えておくことをおすすめします。
アビタスのUSCPA無料説明会では、USCPAの試験制度や学習方法のほか、USCPAのメリット・活かし方、卒業生の活躍事例、資格取得後のキャリアプランなどについても説明されています。
「USCPAには興味があるけれど、自分のキャリアに本当に必要なのかわからない」
という段階でも、まず情報収集してから受講するか決めればいいでしょう。
USCPA予備校を比較してから決めたい方はこちらも参考にしてください。
まとめ:AB Careerだけに絞らず転職エージェントを比較しよう
AB Careerについて、実際に利用した経験をもとに解説しました。
AB Careerには、
- USCPAについて理解したうえで相談できる
- 全科目合格前からキャリア相談ができる
- 監査・アドバイザリーだけでなく、経理・財務・内部監査など幅広いキャリアを検討できる
- 企業説明会やキャリアイベントなども利用できる
というメリットがあります。
一方で、アビタス受講生だからといって、転職エージェントまでアビタスだけにする必要はありません。
私自身、アビタスキャリアを利用しましたが、希望していたBIG4監査法人の監査職は紹介してもらえませんでした。
別の転職エージェントにも相談したことで、最終的に希望していたBIG4監査法人へ転職できました。
転職エージェントによって、保有求人も得意分野も違います。
AB Careerを利用するなら、そこで紹介された求人だけで決めず、外部の転職エージェントからも求人を紹介してもらって比較するといいでしょう。
現時点で、USCPAにおすすめしているのは、前述のように レックスアドバイザーズです。
AB Careerだけではなく、レックスアドバイザーズにも相談して、どんな選択肢があるのか確認してみてください。




